転職する時期には良い・悪いがある? おすすめタイミングで転職するメリットとは

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転職する時期には良い・悪いがある? おすすめタイミングで転職するメリットとは

「転職するならどの時期を選べばよいのだろう?」「転職に向いている時期があるのかな?」と、まさに現在転職に向けて考えている方もいるでしょう。

新卒採用と違い、一年中求人があることから「いつ転職しても同じ」と思われるかもしれませんが、転職には「適している時期」が存在します。
転職にふさわしいタイミングを押さえて活動することで効率的な転職活動が可能になり、成功する確率も高まります。

ぜひ転職活動を始める前に、転職時期についての知識を深めておきましょう。

【この記事の要約】
●転職向きのタイミングは、求人が増える1~3月、7~9月、ライバルが少ない4~5月、12月
●求人が多い時期に転職するメリットは、採用される率が高まる、希望に合った転職先を見つけられる
●求人が多い時期に転職するデメリットは、人気の企業にはライバルが多くなる、募集期間が短い企業が多い
●転職しない方がよいタイミングは、繁忙期と入社後まだ日が浅い間

転職するのに良い時期は?

転職には適したタイミングというのがあります。
しかし、それは個人のライフスタイルや状況、取り巻く環境などさまざまな要因によって変わることがあるため、自分にとってベストなタイミングを知ることが大切です。

一般的には、求人が増えやすい「1月から3月」「7月から9月」や、ライバルが少ない「4月から5月」「12月」を狙うのがポイントといわれています。また、第二新卒として転職するなら「4月」が適しているでしょう。

それぞれ詳しく説明します。

中途採用の求人が増える時期「1月から3月」「7月から9月」

1~3月は4月の入社に向けて最も求人が増える時期です。また、7~9月も下半期スタートの企業が10月入社に備えて募集を出すことから求人数が増える傾向があります。この時期に転職活動をすると多くの求人案件に触れることができます。選択肢の幅が広がり、自分に合う企業を見つけやすくなるでしょう。
ただし、求人が豊富に出回る時期は他の転職希望者も一斉に転職活動をします。ライバルが増える可能性は否めない上に経験者も多く応募してくることが予想されるため、特に未経験の業種では不利になる可能性が高くなるかもしれません。
転職したい会社についてはできるだけ多くの情報を集め、事前リサーチをしっかり行っておくことが大切です。

転職のライバルが少ない時期「4月から5月」「12月」

一般的に年度初めと年末は仕事が忙しく、在職者は転職活動をする余裕を持ちづらいことからライバルも少なくなる傾向があります。
ただし、企業も同様にこの時期は新入社員の育成や年末の労務管理などの業務に集中するため、新規の採用はしない、もしくは求人を減らすケースが多くなるでしょう。

このような状況の中で出される求人は、欠員補充や、緊急で人手が欲しいものが多くなります。個人の適性を精査するというよりも、タイミング重視で採用されることが多いので、未経験の業種でも採用されるチャンスがあるのはメリットです。

選択肢が少ないため、希望の業種や職種の求人がない可能性もありますが、もし自分に合いそうな求人が見つかればチャンスになるでしょう。

第二新卒として入社するなら「4月」

社会人経験が浅い場合は、第二新卒の枠で4月の入社を狙うのも一つです。
新卒入社の人たちと一緒に研修を受けられる可能性があり、基礎からしっかりと業務を身に付けられるでしょう。年齢も大きく離れていないため、一体感が生まれやすいというメリットもあります。
一方、企業としても教育コストや手間を削減したい意図があるため、第二新卒であっても新卒と同じ4月入社のタイミングで採用する会社は少なくありません。

転職を決める3つのタイミング

転職を決めるにはそれぞれベストなタイミングがあります。
どのような時期に転職するのが自分にとって一番良いかを見極め、そのタイミングで転職するとスムーズな転職が可能になるでしょう。

一般的に、起点となるタイミングは大きく分けて以下の3つがあります。

● 大きな仕事やプロジェクトが終わった後
● 年度が替わる時期や、異動の時期
● 年齢の節目

一つずつ見ていきますので、ぜひ自分にふさわしい転職時期を決める際の参考にしてください。

大きな仕事やプロジェクトが終わった後

大きな仕事の区切りがついたときやプロジェクトが終わったときは転職しやすいタイミングです。チームメンバーが入れ替わる時期でもあり、心機一転、次のステージに向けて気持ちの切り替えができるでしょう。一つの実績を作り上げた後はスキルもついています。市場価値が高まっているので転職にも有利です。

また、きちんと仕事を終わらせていれば、引き継ぐ仕事の量も少なくて済むため、退職の引き継ぎがしやすくなるというメリットもあります。

年度が替わる時期や、異動の時期

3月や9月は多くの企業で新年度の体制変更に向けた人事異動が行われる時期です。社内で大きく人が動くため、この流れに乗って転職活動を始めるとスムーズでしょう。
年度替わりや定期異動のタイミングを一つの区切りとして退職する人は多く、それに伴って人員補充の目的で求人を出す企業が増加する傾向があります。
この前後の時期は転職市場に求人案件が豊富に出回るため、一般的には転職活動を始めるのに最も適していると考えられています。

年齢の節目

区切りが良いことや年代ごとに求められるレベルが変わるケースが多いことから、20代後半や30代、40代と年齢の節目で転職するケースも多く見られます。
あくまで一般論ですが、35歳を過ぎると転職が難しくなるといわれていることもあり、リミットの年齢が来る前に転職したいと考えているのかもしれません。
転職に年齢制限はありませんが、企業側も各年齢に合わせた経験やスキルを重視して採用する傾向があるのは事実です。

転職しやすい時期に転職活動をするメリットは?

自分にとってベストな転職のタイミングは、それぞれの置かれている状況やライフイベントの有無などによっても変わります。
ただし、転職しやすい時期にタイミングを合わせて転職活動を行えば、転職希望者にとってメリットがあるのは確かです。

具体的には以下の二つのメリットがあります。

● 求人が多いと採用される率が高まる
● 自分の希望に合った転職先を見つけられる

いずれも転職が成功する確率を高めるのに役立ちます。一つずつ見ていきましょう。

求人が多いと採用される率が高まる

「1月から3月」は特に求人数が多いため、複数の企業に一気に応募して同時進行で選考を進めることが可能です。1社だけに応募するよりも、複数の企業に応募する方が効率的な上、採用される確率も高まります。
また、この時期は年度の切り替わる4月入社の採用に向けて多くの選考が行われている時期でもあり、企業も採用活動に力を入れています。他の時期と比べて選考が進むスピードが速く、転職活動が長期化するリスクも少ないでしょう。

自分の希望に合った転職先を見つけられる

転職しやすい時期だと求人の数が多いので、自分の希望にかなう求人を見つけられる可能性が高まります。業界や職種に縛られずに幅広い選択肢の中から転職先を選べるのは、この時期ならではのメリットです。
求人が多い分、これまで自分の転職先として考えてこなかった案件も目に入るようになります。現職とは異なる業種にも自分の経験やスキルを生かせる仕事があるかもしれません。さまざまな求人を見ることで視野が広がりやすくなるでしょう。

転職しやすい時期に転職活動をするデメリットは?

では逆に、転職しやすい時期の転職活動にもデメリットはあるのでしょうか。

「転職しやすい時期なんだからデメリットなんてないだろう」と考える方もいるかもしれません。しかし、実は転職しやすい時期に転職活動をする場合にも、以下に挙げる二つのデメリットがあります。

● 人気の企業にはライバルが多くなる
● 募集期間が短い企業が多い

メリットとデメリットの両方を正しく理解した上で、自分に合う選択をすることが大切です。一つずつ見ていきます。

人気の企業にはライバルが多くなる

大手企業や人気の企業は必然的に応募が多くなるため、その分ライバルが増えることは覚悟しなければなりません。
このような企業は多くの応募者の中からより優秀な人材を選ぶため、選考通過のハードルが非常に高くなります。
特に大手の企業だと未経験者よりも、経験者を優先的に採用する可能性があります。わざわざ育成コストのかかる未経験者を選ばなくても、経験豊富で即戦力になれる優秀な人材がたくさん応募してくるためです。
転職を成功させるには、知名度の高い企業や誰もがうらやむような条件の良い企業は避けた方が無難です。もしどうしても人気企業を狙いたい場合は入念にリサーチを行い、自分の経験やスキルを存分にアピールできるよう工夫をしましょう。

募集期間が短い企業が多い

転職しやすい時期の求人は募集期間が短いことがあります。
そのため、業種を選ぶのにあまり時間をかけられないケースも出てくるでしょう。
入社後ミスマッチを避けるためにも転職先はじっくりと吟味したいところですが、「いざ応募を決めたらすでに締め切られていた」ということもあり得ます。
もし、「4月入社を目指したい」のであれば、スケジュール上3月には内定を得ていないとならない計算になります。そこから採用選考にかかる時間を逆算していくと、3月に入ってから転職活動を始めたのでは間に合わない可能性が高いでしょう。
特に在職中は業務終了後や休日に転職活動を進めざるを得ず、現職との兼ね合いから焦りも出やすくなるため注意してください。

転職するのにあまり向いていない時期

転職しやすい時期と反対に、転職するのには向いていない時期というのもあります。
転職するのに向いていない時期に転職活動をしてしまうと採用される可能性も低くなり、結果的に労力だけを使って何ら実りなしという事態になるかもしれません。

特に繁忙期や現在の会社に入ってまだ日が浅い場合に転職するのはおすすめしません。

その理由とともにそれぞれの内容を詳しく説明します。転職活動をスムーズに進めるためにぜひ確認しておきましょう。

繁忙期

在職中の会社の繁忙期に退職を申し出るのはやめましょう。会社側を困らせてしまいます。
「どうせ退職するのだからどう思われても構わない」のではなく、たとえ退職する場合でも最後まで会社や周囲のメンバーへ配慮するのは社会人としてのマナーです。
また退職手続きや引き継ぎのための時間が十分に取れないなどのデメリットもあります。
退職時期が在職している会社の繁忙期に重ならないように、逆算して転職活動を行っていきましょう。

現在の会社に入ってまだ日が浅い

入社したものの「何か違った」という理由で、日が浅くても転職したくなる場合はありますが、誰でも新しい環境に慣れるまでには一定の時間がかかるものです。入社したばかりでミスマッチと判断するのは時期尚早かもしれません。
また、あまりに短期間で辞めてしまうと、転職先の面接でも「またすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまうリスクもあります。

ただし、入社前に聞いていた条件と違った場合などは転職して大丈夫なケースもあります。日が浅くても転職してよいか不安な場合は、一度転職エージェントに相談してみるとよいでしょう。

転職を決めたら早めの行動をする

実際に転職をするとなると、やはりそれなりの時間がかかります。
自己分析や企業分析をする準備期間が必要になりますし、応募書類の作成も選考がかかっているためそう簡単にはできないでしょう。また、自分の希望に合う求人がすぐに見つかるとも限りません。
思い立ってすぐにできるものではないため、計画的にスケジュールを立てて進めることが大切です。平均3カ月は必要と考え、ゴールから逆算して早めに転職活動を始めることをおすすめします。

ケース別で見る転職活動のコツ

ここからはケース別および年代別に分けて、それぞれの転職活動時期についてポイントを説明していきます。

まずはケース別です。「仕事が忙しいときは?」「ボーナスをもらってから転職したい」の二つのケースで考えてみましょう。
在職中だと転職活動に十分な時間は割けないかもしれません。そして、せっかく働いたのにボーナスをもらう前に辞めてしまうのはとてももったいないことです。
どのような時期に何に注意して転職するべきか詳しく見ていきます。

仕事が忙しいときは?

在職中の仕事が多忙なときは「5月のゴールデンウイーク」「8月のお盆期間」「12月の年末期間」といった長期休暇を使って転職活動をするとよいでしょう。
ただしこの時期は他の多くの企業も休みに入っているため、新たな求人は出づらいことが予想されます。そのため、自己分析や企業のリサーチをするなど下準備の期間に充てて備えておくのがおすすめです。そうすることで、いざ応募する際や希望する企業の求人が出たときに、「自分の強みは何だろう!?」などと焦らなくて済みます。
なお、長期休暇前に求人が出ていないかどうかは必ずチェックしておきましょう。

ボーナスをもらってから転職したい

賞与やボーナスをもらってから転職したい人は、「4月から6月」「10月から12月」にかけて転職活動をするのがおすすめです。一般的にボーナスは6月と12月に支給されるため、このスケジュールで動いておけばちょうど転職が決まる前くらいにボーナスがもらえる計算になります。
ボーナスには算定期間があるため支給日に在籍していなくても支給される場合もありますが、気になる方は念のため就業規則を確認しておいてください。
ただし、この時期は離職者も多い時期なので、会社の迷惑にならないように早めに行動する準備をしておくなどの配慮も必要です。

年代別で見る転職のポイント

次に年代という長期的な尺度で考えた場合に、それぞれの転職に適した時期について、ポイントを交えて紹介します。

同じ中途採用であってもどの年代で転職するかによって転職しやすい時期というのは異なるものです。それは、20代であればポテンシャル、30代なら経験とスキル、40代ならマネジメントなど、企業が応募者に期待するポイントが年齢ごとに違うことが影響しています。

20代から60代まで年代ごとに一つずつ説明します。

20代

20代は将来に向けてキャリアを磨く時期です。さまざまなことに挑戦しながら経験を積んでいくのに適している年代のため、未経験でも飛び込める職種は多いでしょう。
これまでの経験から自分の強みや得意とすることを洗い出し、志望する職種で積極的に学んでいく姿勢や意欲をアピールするのがポイントです。

また、キャリアが浅い場合は「第二新卒」もしくは「フリーター」と見なされることもあります。「第二新卒」と判断されれば有利ですが、アルバイトや派遣の経験しかない場合は、ある程度経験を積んでから転職した方がよい場合もあるでしょう。

30代

30代は管理者やリーダーといった役割に就く時期でもあります。今まで積み上げたスキルをさらにスキルアップさせていく時期ともいえるでしょう。
この時期の転職は即戦力としての活躍が求められます。そのため、採用選考ではこれまでに築いた実績やリーダーシップなどの能力を最大限にアピールしていくことがポイントになります。

また、欠員補充などで採用される確率も高い年代なので、いつ募集が出てもすぐに対応できるように日頃から準備をしておくことも大切です。チャンスを逃さないようにまめに求人をチェックする習慣をつけておきましょう。

40代

40代はキャリアのピークを迎える時期です。30代よりもさらに上をいくスキルや能力を発揮して、上級管理職や高度な専門職に就く人も多くなってきます。
転職市場においても高いポジションでの採用を検討する企業が増えるため、高度な専門性に加えてマネジメント能力や経験が問われるケースが増えるでしょう。部下を統率しつつ、より高い目標に向かって会社全体をリードしていける人材であることが求められます。

志望する企業に対しては、どれだけの実力を持って企業をリードしていけるかという貢献度合いを明確にアピールすることが大切です。

50代

50代では今までの長いキャリアを生かして後進の社員の育成や組織の戦略策定に関わることが多くなるでしょう。また現職にとどまらずに、取締役や顧問、シニアコンサルタントとして転職する道もあります。ただし50代の転職は採用状況が厳しく、長期化する可能性もあるため、できるだけ早めの行動をおすすめします。

転職活動では、これまでに築き上げた業界内のネットワークを生かしてリファラル採用を活用するのも効果的です。リファラル採用とは信頼関係に基づく紹介採用制度で、豊富な経験と人脈がある50代の強みが生かせる転職手段です。

60代

昨今は「人生100年時代」ともいわれ、60代でもまだまだ現役で働くことを希望する人が多くなりました。
60代が人生で獲得した経験やスキルには他の世代にはない深い重みがあります。それらを後の世代に伝えていくことがこの年代の一番の役割になるでしょう。
転職でも、自分の経験やスキルを用いて的確にアドバイスを行い、次の世代に知識やスキルを受け継いでいくことが求められます。顧問や非常勤、メンターなどとして活躍することもできるでしょう。スキルを生かして60代にしかない価値を生み出せれば、採用される可能性も高まります。

転職時期についてのQ&A

最後に、転職する時期について多く寄せられるQ&Aを6つ紹介します。

● 社内で異動が決まったけど転職したい
● 近々結婚の予定があるが結婚と転職ならどちらが先?
● 出産前と出産後のどちらのタイミングで転職すべき?
● 業界によって固有の有利な時期はない?
● 転職活動にかかる平均的な期間は?
● 転職しやすい年代は?

結婚や出産などのライフイベントと重なった場合や業界別のおすすめ時期など、興味がある方も多いのではないでしょうか。

一つずつ見ていきます。

社内で異動が決まったけど転職したい

異動辞令が出てすぐに転職するのか、それとも異動したのちに転職するのかによっても状況は変わります。しかしいずれにせよ、他にやりたい仕事がある場合は転職しても大丈夫です。異動が決まったからといって転職できないことはありません。

ただし、「異動先が嫌だから」という理由だけで転職するのはおすすめしません。
同じ転職をするにしても、この理由では次の志望先企業にも「自社でもまた同じことをするのでは?」と疑われてしまう可能性があります。

本来であれば、転職は異動が決まる前か、異動した後数年働いてから行うのがベストです。
もともと転職の希望があるのなら、異動が出る出ないにかかわらず、人員配置が換わる前の時期に動くことが大切です。

近々結婚の予定があるが結婚と転職ならどちらが先?

結婚を控えている場合は、結婚の準備や引っ越しで慌ただしくなることが予想されるため、できれば結婚後の生活に慣れて落ち着いてから転職する方がよいでしょう。

絶対に結婚前に転職してはいけないというわけではありませんが、結婚は一般的に取り巻く環境や人が大きく変化します。ストレスがかかりやすい状態になりますので、避けた方が精神的にも楽です。
また、現職を続けていると会社によっては結婚祝い金や結婚休暇がもらえる場合もあり、新婚旅行を考えている人にも好都合でしょう。

結婚の予定はあるもののまだまだ数年先という場合は先に転職しても構いませんが、数カ月後に結婚を控えているような状況ならしばらく待つことをおすすめします。

出産前と出産後のどちらのタイミングで転職すべき?

出産の予定がある場合は、ぜひ出産後に転職しましょう。

出産前に転職しても入社してすぐに産休に入ることになります。せっかく覚えた業務が無駄になる上、業務を教えてくれた周りのメンバーにも迷惑をかけることになります。
企業としても欠員補充にも即戦力にもならない状態の人を採用するとは考えにくく、転職活動をしても成功する可能性は低いでしょう。

出産後には子育てが待っています。生活の変化とともに、転職先に求める条件が変わることはよくあることです。転職したい気持ちと出産が重なった場合には、現職で育児休暇などを利用した上で、復帰する段階になったときにあらためて転職を検討するのがベストです。

業界によって固有の有利な時期はない?

絶対に有利というわけではありませんが、業界によって採用に積極的になる時期はあります。どの業界も繁忙期や年度の切り替わりの時期には多くの人手が必要なため、そのタイミングに備えて募集が出ることが多いでしょう。
例えば、教育業界なら4月からの新学期に備える意味で1~2月に、旅行業界なら旅行者が増えるお盆や年末の長期休暇に備えて6月、10月に求人を出すなどの傾向があります。

ちなみに、この時期は応募者も増えるというデメリットがありますが、そもそもの求人数が増えるため、結果として採用される可能性は高まるといえるでしょう。

転職を希望する業界に積極採用している時期があれば、その時期に合わせて転職活動するのも良い方法かもしれません。

転職活動にかかる平均的な期間は?

転職活動にかかる期間には個人差がありますが、一般的に1~3カ月程度といわれています。よって、自分が新しい会社で働き始めたいと考えている時期をゴールとし、その3カ月前くらいから転職活動を始めるとよい計算になります。
ただし、転職に関する情報収集や業界・企業研究、自己分析などの事前準備にはできるだけ時間をかけた方がよいため、この3カ月間とは別に考えてください。本格的に転職活動をスタートする3カ月前よりも前に準備しておくのがスムーズに進めるコツです。
また、スケジュール上はまだ転職活動を始める時期ではない間も、求人だけは見ておくことをおすすめします。転職の感覚がつかめるようになり、後々プラスになります。

転職しやすい年代は?

一般的に転職は20代半ばから30代半ばまでが最も成功しやすいといわれています。
柔軟性があって吸収力が高い上、育成にコストをかけても会社に貢献してくれる時間が長いとことから、どの企業でも採用されやすいでしょう。

一方、30代半ば以降になるとスキル以外にもマネジメント経験などが問われるようになり、難易度が高くなる傾向です。

ただし求人に年齢制限を設けることは原則として禁止されているほか、ミドルやシニア世代でも転職できた実例は多くあります。近年は経験豊富で実力があれば年齢に関係なく採用する企業も増えており、チャンスは広がっています。
転職を成功させるには先に述べた年代別のポイントを参考に、自分に合うアピールをすることが何より大切です。

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一般的に転職に適している時期はあるものの、その時期が誰にとっても最適とは限りません。それぞれの置かれている状況やライフプランによっても異なるため、自分にとってのベストを見つけることが重要です。

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