仕事つらい、会社辞めたいは甘えではない!けれど対処法を知って冷静な判断を

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仕事つらい、会社辞めたいは甘えではない!けれど対処法を知って冷静な判断を

この記事を読んでいる人は、仕事について何らかの悩みを抱え、会社を辞めた方がよいのではないかと少なからず感じているのではないでしょうか。
厚生労働省の「令和4年 労働安全衛生調査(実態調査)」によると、仕事について強いストレスを感じている人の割合は82.2%にものぼるそうです。
仕事がつらいと感じるのは、甘えではなく、ほとんどの働く人が感じていることです。なかでも、仕事に対して真摯な姿勢で取り組み、真面目な人ほど「つらいという理由で会社を辞めたいと考えるのは甘えではないのか」と悩んでしまう傾向が強いようです。
社会人だからつらくても我慢すべきではないかとひとりで抱え込んでしまわずに、今の状況を整理してみることをおすすめします。自身の仕事環境や人間関係などの問題点が洗い出せたら、対処して今の職場の状況の改善を試みるか、別の選択をするかを考えてみましょう。勢いで退社には踏み切らず、冷静な頭で自分にとってよりよい選択は何かを熟考してください。

ここでは、「仕事がつらい」「会社を辞めたい」と感じることのある人が、仕事や職場の状況や悩みについて考えるときの流れや、具体的な対処法などを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

詳しくは、以下の内容を紹介しています。

・「仕事つらい」「会社辞めたい」は官公庁の統計でも多数派。甘えではない
・仕事を辞めたいと思っても、無断欠勤や勢いで退職はしない
・つらい理由を整理・分析して、理由に応じて適切な対応をする
・つらい理由には、自分で対処できることとできないことがある
・対処しきれない、できる方法がない場合は、繰り返しを避ける方法で続けられる会社に転職する

<参考>
厚生労働省「令和4年 労働安全衛生調査(実態調査)」より、「結果の概要」内の「個人調査」(PDF)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/r04-46-50_kekka-gaiyo02.pdf

「会社辞めたい」は甘えではない

先に紹介した「令和4年 労働安全衛生調査(実態調査)」によると、「仕事がつらい」「ストレスを感じる」割合は8割以上と非常に高く、働く人の悩みはつきません。悩みとしてあがった具体的な内容は、「仕事の量」(36.3%)、「仕事の失敗、責任等の発生」(35.9%)、「仕事の質」(27.1%)、「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)」(26.2%)の順となりました。

仕事の量や内容に課題を感じ、対人関係に悩む割合が高いことには、共感する人も多いのではないでしょうか。仕事や職場と自分の相性を真面目に考えているからこそ悩むのです。「会社を辞めたい」と感じるのは、決して甘えではありません。
まずは、仕事や職場など自分の労働環境を見直してみて、会社を辞めることが、本当に自分にとってプラスの選択なのかをよく考えてみましょう。

会社を辞めたい場合の主な理由は?

会社を辞めたい場合の主な理由には、給与や労働条件などの待遇面や対人関係、仕事内容などの理由があります。自分が会社を辞めたい理由は、どれに当てはまるかを考えてみましょう。

・給与が安い
・人間関係がつらい
・会社に将来性を感じない
・仕事内容が合わない

・評価に不満がある
・給与以外の条件に不満がある
・職場の雰囲気、企業文化などが合わない

これらの理由、一つひとつについて解説していきます。

<参考>
厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」(PDF)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/23-2/dl/gaikyou.pdf

給与が安い

働くことの最大の目的は収入を得ることです。給与の不満は会社を辞める大きな理由になります。仕事の量や業務内容に見合った賃金を得ていない、自分より仕事量もプレッシャーも少ない仕事をしている同僚と給与が同レベルなど、仕事と給与のアンバランスはストレスや会社への不信感につながります。こういった状況では、不満は強くなる一方です。
また、会社の給与レベルが世間一般よりも低い場合も、退職を考えるきっかけとなります。この先も不満を解消できるレベルまで給与が上がる見込みが低いと感じるからです。

そして、ここ数年はインフレや円安による物価高騰が激しく、給与額が上がらなければ、実質的には収入が下がっていることになりえます。賃金が安い、上がらないことはすべての働く人にとって、仕事にもプライベートにも影響を及ぼす深刻な問題です。

人間関係がつらい

人間関係も、会社を辞めたい、仕事がつらいと感じる大きな要因です。社内で相性の悪い上司や同僚と日々接することは苦痛そのものです。
よくいえば要領がよいけれど、自分の都合ばかりを優先して面倒な業務やミスの責任を押し付ける同僚、平気で高圧的な態度を取りコミュニケーションができない上司などは、大きな悩みの種です。職場での優位性を背景に業務の範囲を超えた言動、いわゆるパワーハラスメントもあります。コンプライアンス意識がアップデートできない人が社内にいることは深刻な問題です。
さらに、取引先からの無理難題や、顧客からの一方的なクレームなども大きなストレスになりがちです。

学生時代とは異なり、職場の人間関係は自力でコントロールできないものです。人間関係によるストレスは、とくに若手社員にとって早期離職の大きな理由となっています。

会社に将来性を感じない

就職活動中はわからなかったけれど、実際に仕事をはじめてみて、自分の会社に将来性がないことに気づくことがあります。企業の目指す方向性に疑問を感じる、ビジネスの販路拡大がうまくいっていない、業績が上がっていないなどの実情が見えてくる、早めに会社を辞めた方がいいだろうと考えるようです。

また、近年は技術革新によるビジネス環境の変化が目まぐるしく、その速度についていけていないと、会社には将来性がないと感じる傾向があります。そして、企業単体ではなく業界自体が思ったよりも不景気で成長が見込めないので、自分のキャリアも方向転換した方がよいのではないかと考えるケースもあるようです。

仕事内容が合わない

現在の仕事が入社前や、社内異動の前に聞いていた内容と違う、自分にとって不得意な分野で成果が上がらず、仕事がつらくなってしまうことがあります。

一方、事前に聞いていた通りであっても、実際に仕事をしてみて、自分には合わないと気づくケースもあります。先輩社員のサポートの単純作業しか任されない、仕事を通したスキルや技術の成長がないという不満も、モチベーション低下を招きます。

また、タスクが多く、課される数値目標が高すぎるなど、過多な仕事量で残業が多いなどは、大きなストレスになります。このような場合、会社を辞めたいと多くの方が感じるものです。

評価に不満がある

人事評価への不満は、会社を辞めたいという思いにつながる大きな要因の一つです。努力しても正当に評価されていないと感じると、モチベーションは下がってしまいます。

例えば、新しい業務に挑戦して成果を出しても評価につながらなければ、やりがいを見いだしにくいものです。自分では大きく成長したと感じていても、上司からのフィードバックが曖昧で、評価基準が不透明では、納得感を得ることができません。

また、過小評価されていると感じると、「自分の価値はここでは正しく認められないのではないか」と疑問を抱くようになります。努力しても報われない環境では、次第に意欲を失い、他の会社で自分を試したいと考えるのも自然な流れでしょう。

仕事の評価は、働く上でのモチベーションに直結します。正当な評価と適切なフィードバックがなければ、退職を考える要因になってしまいます。

給与以外の条件に不満がある

労働時間、休日、有給休暇日数などの給与以外の待遇や、職場環境が良くないことも、会社を辞めたい理由になります。とくに残業が当たりまえで定時退社はできない、できたとしても周囲によく思われないというような労働環境は、しだいに仕事がつらくなり、辞めたい気持ちが生まれる顕著な状況です。基本労働時間は、業界や企業によって7~8時間と、多少は差があるものです。労働時間が少しでも短い企業や会社に移りたくなるのも不思議ではありません。
また、カレンダー通りの祝日・休日に休めない、有給休暇の申請をするときに上司がよい顔をしない、申請はできても希望のタイミングで取得できないといったケースも不満につながります。

そして、快適に仕事を進めるための技術・管理ツールがいつまでも導入されないことも労働環境の不満のひとつです。「IT環境の整備が推進されず、工程にアナログ作業が多い」「クライアントとの間で情報をやりとりする際に、技術格差によって支障をきたしている」といった状況は、仕事に前向きに取り組む気持ちをそぎ、会社へのエンゲージメント低下につながります。

職場の雰囲気、企業文化などが合わない

職場の雰囲気や企業文化が自分の価値観と合わず、職場が好きになれないことも、会社を辞めたくなる理由です。
職場の雰囲気は企業によってさまざまですが、体育会系で縦社会的な人間関係を強要されたり、その反対に、静かで打ち解けた様子がまったくなかったりなど、職場になじめない思いが強くなるにつれて仕事もつらくなっていきます。保守的な企業風土で、何事もトップダウンで決定事項は通達されるだけ、社員の意見は汲まれない風通しの悪さが蔓延しているなども、働いていてつらい環境です。

また、最近の傾向として、長時間労働の禁止やコンプライアンスなどへの過剰な配慮が求められる「ホワイト企業化偏重」の雰囲気や同調圧力に苦痛を感じるケースもあります。同調しない人を認めない雰囲気によってやる気をそがれると感じる人も少なくありません。少し無理をする程度ならば挑戦したいと考えている人、仕事にイノベーションを求める人にとっては、成長の見込みがない仕事、ぬるま湯のような職場環境と感じられ、不満を抱くきっかけになるようです。

仕事を辞めたくなったら…まず確認

仕事を辞めたいと感じることは、誰にでもあります。しかし、事前になんの準備もせず、勢いで退職してしまうのはリスクがあります。本当に仕事を辞めるつもりなら、注意しなければならない点や確認しておくべきことは把握しておきましょう。

・無断欠勤しない
・勢いで辞めない
・ただし何もしなければ何も変わらない
・すぐに辞めた方がよい例外的なケース

これら4点をひとつずつ解説していきます。

無断欠勤しない

出勤が非常につらい場合でも、無断欠勤は絶対にしないことが重要です。無断欠勤は、社内だけでなく、取引先や顧客にも迷惑をかけてしまうことになります。社会人として問題がある人材とみなされることは、評価を下げることにつながり、不利益です。
また、無断欠勤が原因で企業や取引に不利益が生じた場合、損害賠償の対象になるリスクもあります。出勤できないほどつらい状況でも、職場への欠勤連絡だけは行うようにしましょう。

勢いで辞めない

当然のことですが、会社を辞めると収入が途絶えます。勢いで退職してしまい、蓄えが充分でない状況では転職活動に十分な期間を取れません。早く決められることを優先してそのほかの条件は妥協せざるを得なくなります。深く検討した、希望に合う転職先ではない場合、ミスマッチが起こったり、モチベーションがたもてなくなったりします。そこでも辞めたい気持ちがわいてくるでしょう。

仕事がつらい状況で、次のステージに向かってポジティブに転職活動を行うのは心身ともに負担が大きいことですが、収入は確保されている中で活動する方が、不安やストレスが少なくてすむでしょう。在職中の方が面接の際に退職理由について尋ねられてもスムーズに回答できるメリットもあります。

自分の現在の状況を整理したり、転職に向けた情報収集をしたりと、退職に向けて準備をしている間に、相性の悪い上司や同僚の方が退職する可能性もなきにしもあらずです。自然と状況が変わることもあるかもしれません。

勢いで辞めてしまうのはリスクであることを把握して、転職活動は在職中にすることをおすすめします。

ただし何もしなければ何も変わらない

勢いで退職しないことは重要ですが、それでも何もせずにいるのでは、状況がますます悪化して、どんどんストレスがたまっていくものです。それだけは避けた方がよいでしょう。何かしらの行動を起こすことで状況を改善する必要があります。

自分の労働環境や人間関係などの状況をふり返ってみて、問題点の改善につなげる方法を探ってみましょう。仕事を辞めたい理由がどこにあるのか、なぜこんなにもつらいと思ってしまうのか、その問題は仕事を辞めるほど大きなものなのか、自分の考えや問題の程度を把握します。

すぐに辞めた方がよい例外的なケース

例外的に、すぐに辞めた方がよいケースもあります。精神的に非常につらく、心身に不調をきたしているケースです。産業医やかかりつけ医に相談し、仕事を続けると症状が悪化するという診断を受けた場合には、メンタルへルスを優先する必要があります。フィジカルかメンタルかに関わらず、疾病による休職制度やケア体制が整っていない企業は退職した方がよいでしょう。

このように働き続けても成果が上がらず、健康面での問題が深刻化しそうな場合には無理をせずに退職した方が良いケースといえます。退職の準備やプロセスに不安がある場合には、行政の窓口などに相談してみるのも一つの方法です。

また、上司からのパワハラなどでメンタルが病んでしまい、「辞めたい」と言い出せない場合は退職代行サービスを検討するのもよいでしょう。

<参考>
厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html

自分で対処できること・できないこと

仕事がつらく、辞めたいと感じ、状況を良くするために行動を起こすときに知っておきたいことがあります。それは、状況改善には「自分で対処できること」と「自分ではできないこと」の2つがあると理解しておくことです。

・自分で対処できること
・自分では対処できないこと

この2つの内容や違いを知ることで、今の仕事を辞めたいと思ったときの行動をより効果的にすることができます。それぞれ詳しく解説していきます。

自分で対処できること

自分で対処できることは、自分自身の物事の受け止め方を変えてみたり、努力や工夫によって業務効率化をはかったりすることです。  
物事の受け止め方を変えてみるのは、職場の人間関係を改善する方法のひとつです。これに関しては、後述する「人間関係を改善するため」の項で詳しく紹介します。
  
例えば、与えられた仕事が勤務時間内に終わらない場合、同僚は勤務時間内に同じ仕事量をこなせているかどうかを確認してください。もし同僚がこなしているのであれば、仕事の文量には問題がないことがわかります。そこで、仕事の進め方を見直す、PCスキルの向上をはかるなどが、自分でできる対処となります。

自分に対処できないこと

自分に対処できないことは、自分の努力でどうにかできる範囲ではない点に、問題解決の糸口があるケースです。会社の仕組みや会社風土が変わらないと解決できないところに課題がある場合、自力では対処できません。

仕事量があきらかに他の人より多い場合や、他部署の仕事の進め方に課題があって生産性が低下しているなど、自分の立場では調整できないことは、上司や周囲への働きかけが必要です。また、評価制度に問題があるのは組織の課題なので、自分では対処できません。  
  

今の仕事を辞めたいと思ったらやるべきこと

今の仕事を辞めたいときにやるべきことを流れに沿って紹介します。自分で対処できることとできないことに分類して、さらに辞めたい理由ごとに、対処するSTEPを踏んでいきます。これは、現在の仕事がつらい、辞めたいと思う理由や職場の状況を整理して可視化することを目的にしています。
  
STEP(1)嫌だと思っていることを書き出す
STEP(2)嫌な順番に並べ替える
STEP(3)自分で対処できることとできないことに分ける
STEP(4)分けた結果に応じて対処する

4つのステップを順にみていきましょう。

STEP(1)嫌だと思っていることを書き出す

まずは、現在の仕事、職場について、嫌だと思っていることを書き出してください。仕事上で不安に感じていることや職場でモヤモヤしていることも含めてください。

紙やふせんに書いていくのでも、スマートフォンやPCに打ち込むのでも、自分がやりやすい方法でかまいません。内容も、深掘りする必要はありません。思いつくままに気楽な気持ちで大丈夫です。できるだけ多く書き出すことを目指してみてください。

ただし、できるだけ具体的に書くことがポイントです。もし、雰囲気や気分に関する内容といった抽象的な事柄を思いついたときには、まず書いてみて、その内容につながる具体的なエピソードも加えておいてください

STEP(2)嫌な順番に並べ替える

嫌だと思っていることを書き出したら、嫌いな順に並べてください。さらに、どうしても我慢できないこと、割り切ることや妥協することができないものには印をつけます。程度を知るだけでなく、絶対に我慢できないことと、やり過ごせなくもないことの境界が明確になり、自分の中で整理されていきます。

この手順で、我慢できない嫌なことランキングが出来上がります。割り切ったり、やり過ごしたりできる印をつけたことについては、改善の余地があるかどうかを考えてみましょう。
  

STEP(3)自分で対処できることとできないことに分ける

STEP2で作ったランキングにある項目を、自分で対処できること、できないことに分類しましょう。これによって次の2つのリストが完成します。

・自分で対処できる嫌なことリスト
・自分では対処できない嫌なことリスト
  
このリストを作ることで、仕事のつらさや辞めたいという気持ちの原因がより具体的に把握できるようになります。

STEP(4)分けた結果に応じて対処する

STEP3の 2つの結果をじっくり見てみましょう。自分が嫌だと感じる項目のうち、自力で対処できることと対処できないことの数を確認し、内容を分析していきます。

そして、何よりも、まずはリスト作成という行動を起こせたことが、大きな前進です。この行動によって、前向きな気持ちで対処するべきことに取り組めそうと思えたらポジティブな影響ですし、前向きにはなれなかったとしても、自分自身の状況を把握できたことが成果といえます。
続いて、それぞれの項目に応じた対処について紹介していきましょう。

自分で対処できることの対処の例

「自分で対処できる嫌なこと」としてよくあげられる主な項目ごとに、どのように改善するかを紹介します。自分の嫌なことに該当する項目があれば、よく読んで参考にしてください。

・仕事がわからないことだらけなら…質問する
・できないこと・時間がかかることは…勉強・スキルアップする
・人間関係がつらいなら…相手を理解する努力をする
・疲れてしまっているなら休みを取る
・プレッシャーが強いなら気持ちのゆとりを意識する
・成長の機会と捉えて努力する
4点上記について、一つずつ解説していきます。

仕事がわからないことだらけなら…質問する

仕事がわからないことだらけでほとんどの業務を手探りで進めているとしたら、とても不安な状態です。そのような場合には、上司や先輩、同僚などに質問するようにしましょう。
質問するにはコツがあります。質問する前に、何を質問したいのかポイントを整理しておきましょう。内容は仕事の流れに沿って、いつも悩んでしまうポイント、手順や方法、ルールがわからないのかなど、できるだけ具体的な言葉にするよう心がけてください。

利用できるマニュアルや社内検索ツールがある場合には、それを使って調べてみてから質問するのも効果的です。理解するために努力していることが相手にも伝わって、よい質疑応答になるでしょう。

適切なタイミングで質問することもポイントのひとつです。相手の状況を見たり聞いたりしてから質問させてほしいことを伝えて時間を取ってもらい、具体的な質問をするようにしましょう。時間を割いてもらっていることを念頭に置くと、わかりやすく伝えようという意識が働きます。ビジネスマナーにかなった対応で印象もよいです。

社内で導入しているチャットツールがあれば活用するのもよいでしょう。

できないこと・時間がかかることは…勉強・スキルアップする

スキル不足のためにできないことや時間がかかることがある場合は、勉強や練習によってスキルを習得することが必要です。可能であれば、仕事のスピードアップのコツについて上司や先輩からアドバイスを受けてみましょう。
できることが増えて仕事に自信がつくとモチベーションがあがります。業務が効率化すると残業が減り、ストレス軽減にもつながるでしょう。

少しずつステップアップして達成感や成長を実感できるよう、無理のない、あまり高すぎない目標をさだめて、ひとつずつクリアしていくのも効果的です。達成にかける時間や労力を小さくし、成功体験を積むことで、継続して努力できるようになります。着実に目標を達成して、モチベーションを上げていきます。

人間関係がつらいなら…相手を理解する努力をする

職場内の人間関係がつらい場合は、上司や同僚から投げかけられる言葉や態度を、必要以上に気にしすぎてはいないかと振り返ってみてください。相手の淡々とした物言いが特徴なだけで、とくに冷たい態度をとろうとしたわけではないかもしれません。苦手意識をもっている相手の言動には、普通以上に敏感になってしまうこともあるものです。
苦手な人だけでなく、周囲の人達の人柄や、コミュニケーションのパターンを観察することもおすすめです。相手の言葉や態度から受ける印象が変わるかもしれません。

ただし、残念ながら、相手を理解する努力をしてみても改善しない場合もあることは事実です。そのような場合には、あくまで職場だけの人間関係だからと割り切ることもひとつの方法です。人間関係の悩みはひとりで抱え込んでも解決しません。悩みすぎることは避けましょう。

疲れてしまっているなら休みを取る

仕事で疲弊してしまっていると感じたら、心身ともにリフレッシュするための休息を早めに取りましょう。また、から、仕事で疲れすぎないようにすることも大切です。無理をするより、自分のペースを大切にしながら働く方が、長期的に見ても良い結果につながります。

政府は、働く人の心身のリフレッシュを図ることを目的として、2019年4月から、すべての企業で、年10日以上の年次有給休暇を付与された従業員には、時季を指定して年5日は取得させることを義務付けました。
出典:厚生労働省    年5日の年次有給休暇の確実な取得わかりやすい解説
https://www.mhlw.go.jp/content/000463186.pdf

また、もちろん有給休暇は付与された日数、すべてを取得する権利が従業員にはあります。職場の同僚に遠慮して「有給休暇を取りにくい」と感じる方もいるかもしれませんが、休暇は働く人の健康や生活のために設けられたものです。遠慮せずに活用し、しっかりと休息を取りましょう。

プレッシャーが強いなら気持ちのゆとりを意識する

責任の重い仕事を任されてプレッシャーを感じてしまい、仕事を辞めたいと思うこともありでしょう。
労力と報酬が見合っていないと感じると、プレッシャーとともに不満や疲労が蓄積しやすくなります。入社1~2年目のうちに重い責任を課されるケースもあり、その負担が大きければ、モチベーションを維持するのは難しいでしょう。

こうした状況では、気持ちのゆとりを意識することが大切です。完璧を求めすぎず、自分ができる範囲に集中することで、精神的な負担を軽減できます。すべてを一人で背負い込むのではなく、周囲と協力しながら進める意識を持つことも重要です。

また、適度な休息や気分転換を取り入れ、仕事以外の時間も充実させることで、心に余裕が生まれます。気持ちのゆとりを意識すると、プレッシャーの中でも冷静さを取り戻すことができ、仕事への向き合い方も前向きに変わるでしょう。

成長の機会ととらえて努力する

嫌なことや不安のうち、自分の努力で対処可能なことは、自分のなかに原因があることがほとんどだと気づかれたのではないでしょうか。
不安や嫌だと思うことがあるのは、成長の余地があることだと捉えることもできます。不安や疑問を抱くことは、情報感度が高く感性豊かなことの表れでもあります。
また、仕事で嫌なことを克服することは、成長の機会といえます。もしも、現在の会社を辞める決断をしても、身についたスキルや努力は次のステップでも活かせるはずです。

自力では無理でもほかの人なら変えられることの対応例

自力では対処できなくても、他の人ならば状況を変えられることもあります。対応例はどれも周囲に相談することが必要なので、どのような手順で何を相談するかを解説していきましょう。

・仕事がきつい、大変なら…上司に相談する
・仕事が合わないなら…異動を希望する
・評価結果への不満は…理由を確認する
・ひとりで悩まず、信頼できる人に相談する

これら4つの対応例について、ひとつずつ見ていきます。

仕事がきつい、大変なら…上司に相談する

周囲の同僚と比較して仕事量が多すぎる場合や、仕事内容があまりにもハードできつい場合には、上司に相談してみましょう。仕事量や仕事内容の変更は、自分の独断ではできません。

ただし、相談する前に、自分なりに業務の効率化の検討や、仕事に前向きに取り組むなどの努力をしておきましょう。上司には、困難に直面していること、大変だと感じていることを具体的に伝えて、仕事量や内容の調整を依頼します。

仕事が合わないなら…異動を希望する

仕事の内容が自分の適性と合わない場合や、努力しても成果が上がりそうにない場合、自分の強みが活かせる職場への異動を希望することは、前向きな行動です。異動の希望を出せるように、社内の各部署がどのような業務を担当しているのか、どの部署ならば自分の適性に合った業務があるのか、普段から関心をもってリサーチしておきましょう。

また、自分の適性や強みを、希望している部署で発揮したいという考えをストーリーとしてまとめられると、異動希望を申請する際に上司や人事担当者に伝わりやすくなります。

評価結果への不満は…理由を確認する

人事考課や評価に納得がいかず不満がある場合は、評価をフィードバックする機会などで理由を確認しましょう。不満をぶつけるのではなく、あくまで理由を確認したいという冷静なスタンスで、どのような成果や業績が評価されているかと評価基準について尋ねるようにします。

成果や業績として評価できると思う内容を自分でもまとめておくことで、評価者と自分の認識のずれを確認することができます。人事考課については、双方の認識間になるギャップをなくすことが、改善や修正につながります。

ひとりで悩まず、信頼できる人に相談する

自分では対処できない、改善できないことについては、ひとりで抱え込んでも解決しません。職場で改善できる立場の人や、それに近い人に相談するようにしましょう。

自分の努力で解決すべきことについても、信頼できる相手がいれば相談してみましょう。何らかのヒントやアドバイスをもらえる可能性があります。

会社が設置している社員の悩み事の相談窓口や、産業医との面談の機会などがあれば、それらを利用してみることも解決策を得る選択肢のひとつです。

すぐに変えるのが難しいことの対応例

仕事を嫌いになった理由のなかで、すぐに変えることが難しいことにはどのように対応するとよいかを考えてみましょう。すぐに変えることが難しいということは、会社の制度や社内の労働環境など、会社の経営層の指示や決裁が必要なことが主になります。

・職場環境などの改善は…上司に相談・提案する
・パワハラなど違法行為は…担当窓口などに相談する
・評価基準や規定への不満は…上司に相談・提案する
・改善が難しいなら…転職を検討する

このような項目への対応について、それぞれ解説していきます。

職場環境などの改善は…上司に相談・提案する

職場環境の問題は、業務効率を低下させる要因なので、上司に相談・提案してみることも選択肢の一つです。どのように仕事の生産性を下げているかを具体的に上司に伝わるように相談してみます。
企業によっては、改善のためのアイデアをインセンティブ付きで募集していることもあり、積極的に改善しようとする企業姿勢の表れといえます。

改善案を導入することで生産性が向上する案は日頃から考えておいて、提案の機会を逃さないようにしたいものです。

・作業効率を上げるために適切なスペースやレイアウト
・作業効率が上がる備品やツール
・PCのスペックや、安定したネット環境、セキュリティ
・ルーチン業務を効率化するSaaS

これらは導入の必要性や緊急性を日常的に考えておきましょう。

パワハラなど違法行為は…担当窓口などに相談する

職場内で、上司や先輩社員が優位な立場を利用してパワハラを行った場合には、人事や総務などが設置している窓口などに相談するようにしましょう。
業務に関する指導の範囲を超えた干渉はいじめです。身体的な暴力もハラスメントです。コンプライアンスに反する行為を受けた場合だけでなく、目撃した際にも報告しましょう。自分が直接の被害者ではなくても、ハラスメントを行う人が社内にいるのは大きなストレスになります。

弁護士・労基署への相談先例:「労働基準監督署へ申告」と「弁護士へ無料相談」の違い:残業代請求やハラスメントの相談先を解説

問題行為を5W1Hで記録する、スマートフォンなどで録音・録画して証拠を残しておくことは、相談窓口が状況を把握するのに役立ちます。

評価基準や規定への不満は…上司に相談・提案する

評価基準や社内規定に不満がある場合も上司への相談・提案が必要になります。評価基準があいまい、実績や成果を評価するものになっていないなどの場合、「どのような実績を評価するのか」「具体的で明確な基準が必要」など提案するようにしましょう。

例えば、プロジェクトの担当数や新規顧客獲得数、成約件数といった「数」だけが評価の対象で、プロジェクトや顧客ごとの収益が考慮されていないとしたら問題です。一つひとつの収益は大きくなくても件数だけが評価されていたら、収益が大きく負荷の重いプロジェクトを担当した人は評価されないことになります。「数のみでなく、業務プロセス上の他の要素も基準にするべき」というような、客観的で納得感のある提案ができるとよいでしょう。

改善が難しいなら…転職を検討する

このような相談や提案をするには、それなりの努力や行動が必要です。熱量をもって改善に向けた手を講じても、上司が取り合ってくれない、企業風土として改善が難しい場合には、転職を検討します。
  
以前は「1ヵ所に就職したら3年は勤めた方がよい」といわれていましたが、現在では数年での転職も珍しいことではなく、仕事の環境改善やキャリアアップのために必要ならば、前向きに検討することはよしとされるようになりました。
  
ただ、自分でできる対処をまったく行わず、自分ではできないことも周囲に相談しないよりも、何らかの行動を起こすことがおすすめです。「会社に働きかけたが変わらなかった」という場合でも、原因を深く突きつめ、改善に向けて行動を起こした経験は、仕事に対する真摯な姿勢として転職活動中にプラスに働くことでしょう。

すぐにできる気分転換の方法

仕事がつらいときには、心身の疲労がたまっています。少しでもつらさを軽減するために気分転換の方法をもっておきましょう。仕事がつらい理由に対処する気力を養うためにも疲労回復が必要です。これから紹介する気分転換の方法を活用してください。

・コーヒーやお茶などを飲んで休憩する
・ストレッチや軽い運動をする
・仮眠を取る
・趣味の時間を持つ
・連休など思い切って休みを取る

ひとつずつ見ていきましょう。

コーヒーやお茶などを飲んで休憩する

コーヒーやお茶などを飲んで休憩するのは、一息入れるときの定番の気分転換方法です。カフェインには頭をすっきりさせる働きやストレス緩和作用があるので、疲労で気分が沈みがちになったときに飲むには最適です。ただし、取り過ぎは健康に影響があるため、文量には注意しましょう。

飲み物と一緒に甘いものを食べるのもおすすめです。糖分補給をすることで身体や脳の疲労が回復でき、集中力を持続させて仕事に取り組めるようになります。

ストレッチや軽い運動をする

首肩や腰などは、とくにデスクワーク中に疲れを感じやすい部位です。ストレッチや軽い運動をすることは、凝りをほぐして血行をよくします。身体のこりをほぐすだけでなく、気分もすっきりします。

また、ウォーキングもおすすめです。ランチや会社帰りに少しの時間でも歩き、深呼吸することでリフレッシュできます。有酸素運動は脳にもよいといわれており、気分転換に適しています。

仮眠を取る

眠気におそわれる、集中力が途切れるなどの症状があるときには、短時間の仮眠が効果的です。リモートワークを採用している企業が増え、集中力を維持するのが難しいと感じている人は多いようです。
自宅なら楽な姿勢で仮眠をとることもできます。オフィスでも、最近では休憩時間なら仮眠を許可している会社もあるようです。仕事中の疲労回復として試してみてはどうでしょうか。
ただし、長く寝過ぎてしまうとかえって怠さが取れなくなることもあるので、15~20分程度が仕事中の仮眠に適しているといわれています。

仮眠の前にカフェインを取っておくと目覚めがスッキリするという説もあるそうです。カフェインが睡眠の邪魔にならない体質の人は試してみてください。

趣味の時間を持つ

いくら集中が大事だからといって、仕事だけに向き合い続けていると煮詰まってしまうこともあります。趣味の時間を確保してメリハリをつけることも、よい仕事をするための気分転換のひとつです。ゲームをしたり、映画やドラマ、バラエティ番組などの動画を見て楽しんだり、スポーツをしたりと、好きなことに関心を向けましょう。料理を作る、写真を撮るなど、目に見える成果がある趣味もよいでしょう。

あえて仕事を忘れる時間を持つことは、仕事とプライベートを明確に分けられます。仕事で気になることや嫌なことがあっても、忘れられる時間があればストレスの低減に役立つでしょう。生活の中に、仕事が終わった後のお楽しみがあることは、仕事へのモチベーションにもつながります。

連休など思い切って休みを取る

祭日と週末をつなげたり、夏休みに有給休暇を組み合わせたりして、思い切って連休の休暇を取ることも、リフレッシュにつながります。業務に支障のない範囲にするのはもちろん、仕事との兼ね合いもあるかと思いますが、有給休暇の取得率向上は企業の義務でもあります。休みを取ることに罪悪感をもつ必要はありません。
たまった疲労を回復して気分転換をするためにも、計画的に連休を取るようにしましょう。

すぐにできる仕事のミスを減らす方法

仕事がつらくなる背景に、ミスによって自信を失い、社内にいることが気まずく感じるというケースがあります。すぐに始められて即効性のあるミスの低減方法を紹介しましょう。例をあげていきますので、ぜひ活用してください。

・ツールを使う
・メモを取る
・こまめに確認する
・教わったり調べたりしたらすぐ自力でやってみる
・作業環境を整理整頓する

ひとつずつ見ていきましょう。

ツールを使う

スマートフォンやPCなどの業務で使う端末やソフトウェアには、チェックリストやカレンダー、アラームなどの業務サポートする機能があります。チェックリスト通知機能などを活用すれば、抜け漏れやうっかり忘れを防ぐことができます。仕事の精度を上げるために活用をおすすめする機能です。
その他、ルーチン作業を効率化する業務ツールがインストールされている場合もあります。業務で使用可能なツールを上手く活用して、時間短縮をこころがけましょう。

メモを取る

仕事の手順や、教わったこと、受けた指示などはメモに取るように習慣づけします。その場では手早く走り書きでもよいでしょう。その後、復習を兼ねて自分でノートにまとめたり、PC上のドキュメントとして整理したりしておきます。
手順や引き継いだ業務内容は、まとめた後でまめに見返して覚える習慣が必要です。自分が見返すのに便利なスタイルでまとめます。

こまめに確認する

ミスを予防するには、手順や進め方や注意点などを、社内マニュアルや自分でまとめたノートでこまめに確認することが効果的です。人間の記憶は思った以上にあいまいなものなのです。記憶を過信して、間違った方法や手順で進め続けてしまわないようにしましょう。
また、マニュアルやノートを確認しても判断がつかないイレギュラーなケースでは、遠慮したり面倒がったりせずに、先輩や上司にすぐ相談しましょう。
  

教わったり調べたりしたらすぐ自力でやってみる

仕事の手順や方法を教わったり調べたりしてメモや記録をとったら、試しに、そのメモを見ながら自力で行ってみます。実際に行うことで、実務の手順やスムーズに進める流れが確認できます。
手順や方法を知った直後のタイミングで行うことがおすすめです。復習になり、ポイントがつかみやすくなります。スキルの定着にも役立つでしょう。

作業環境を整理整頓する

デスク周りやPCのフォルダなど、作業環境を整理整頓します。
効率よく整理するためには、分類ルールを作り、置き場所を決めておきましょう。必要なものをスピーディーに取り出すことができます。場所を決めておかないと、必要な時にどこにあるのかわからず、探し回らなければならずストレスになります。
整理整頓の方法として、ジャンルごとに分類するのが原則ですが、毎日・毎週といった使用頻度の高いものをまとめる、ジャンルは違っても同じ作業の中で使うもといったくくりでまとめるのもひとつの方法です。
作業環境の整頓は日々行って、わかりやすい状態をキープするようにしましょう。

##仕事を辞めてもよい理由
仕事を辞める理由の中には、現職を続けていると解決できないものがあります。次のような理由は、仕事を辞めることを前提に解決を考えてもよいでしょう。

・人間関係で悩んでいる
・労働時間が長く、生活に支障をきたしている
・ライフスタイルが大きく変化した
・会社の社風が合わない・経営が不安定
・職場が原因で精神に不調をきたした
・1年働いて、仕事内容が自分に合ってないと気づいた

上記について、それぞれ見ていきます。

人間関係の悩みの解決が困難

人間関係の問題は努力によって改善できることもありますが、状況によっては難しい場合があります。あからさまないじめがなくても、新人に仕事をきちんと教えない、特定の人を孤立させるような雰囲気がある職場では、働き続けることが大きな負担になります。

また、人事異動の見込みがない組織では、人間関係の悩みを抱えたまま長期間働かなければならず、精神的なストレスが蓄積します。努力しても状況が改善されない場合、無理に耐え続けるより、転職を視野に入れることも選択肢の一つです。

労働時間が長いのが当たり前、生活に支障

労働時間が長いのが当たり前になっている職場では、仕事とプライベートのバランスを取ることが難しくなります。人員増加や業務の効率化といった改善策が取られず、残業や休日出勤が常態化していると、心身ともに疲弊してしまうでしょう。

また、会社全体の意識が低く、長時間労働を前提とした環境では、業務の能率も低下しがちです。休息が十分に取れなければ集中力が低下し、生産性が落ちるからです。その結果、ますます労働時間が増え、悪循環に陥ることも考えられます。

プライベートの時間が確保できず、生活がままならない状況が続くのであれば、健康や生活の充実を守るためにも、一度立ち止まって考えるべきでしょう。

ライフステージの変化

ライフステージの変化に伴い、働き方を見直す必要が出てくることがあります。育児、介護、さらには家族の転勤に伴う転居など、仕事以外の環境が大きく変わることも珍しくありません。

こうした変化に対応するためには、労働時間や働く場所の調整が必要になります。現在の職場で柔軟な働き方が難しい場合、新たな環境を求めて次のステージへ移行することも選択肢の一つです。

ライフスタイルに合った働き方を選ぶことは、仕事の充実度だけでなく、人生全体の満足度にも関わります。環境が変わるタイミングは、自分にとって最適な働き方を考える良い機会でもあります。

会社の社風が合わない・経営が安定しない

会社の社風が自分に合わないと、働き続けることに不安が生じて前向きになれないものです。体育会系の厳しい上下関係や、逆に規律が緩すぎる環境など、企業文化や雰囲気に違和感を覚えると、仕事へのモチベーションも下がりやすくなります。

また、会社の業績が低迷し、離職が続いている場合や、業界自体が縮小傾向にある場合は、将来性を慎重に見極める必要があります。市場の変化に対応できていない企業にとどまり続けることは、キャリアの成長にとってもリスクとなるでしょう。

働く環境や企業の安定性は、長く仕事を続ける上で重要な要素です。社風が合わず居心地が悪いと感じ、会社の将来が不安な場合は、新たな職場を考えるタイミングかもしれません。

仕事が原因で、メンタルに不調

仕事が原因でメンタルに不調をきたす人は増加しています。厚生労働省の令和2年(2020年)の患者調査によると、精神疾患を有する総患者数は約615万人に達しました。これは過去の調査と比べても大幅な増加となっており、働く環境が心身に与える影響の大きさがうかがえます。
出典:厚生労働省 精神保健医療福祉の現状等について
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001374464.pdf

職場でのコミュニケーションの問題や人間関係のトラブル、過度なプレッシャー、長時間労働などが積み重なると、心身の健康を損なうリスクが高まります。こうした状態が続くと、仕事のパフォーマンスが落ちるだけでなく、日常生活にも支障をきたしかねません。

もし強いストレスを感じ、体調に影響が出ているならば、無理をし続ける必要はありません。環境を変えることで状況が改善する場合もあります。

1年以上働き、仕事内容が向いていないと気づく

実際に働いてみないと、仕事が自分に合っているかどうか、わからないことも多いものです。1年以上働いてみて、仕事内容が自分に向いていないと実感することもあるでしょう。得意なことや強みを生かせない環境では、成長の実感が得られず、モチベーションも下がりがちです。

また、働くうちに新たにやりたい仕事や将来のキャリアの方向性が見つかることもあります。こうした気づきは、自分にとってより良い選択をするための大切なサインです。今の仕事を続けることがベストではないと感じたなら、環境を変えることも選択肢の一つです。

辞めずに済む自分に合う職場の特徴

仕事がつらい、辞めたいと感じるのは甘えではなく、向き合って対処するべきことです。仕事や職場に向き合って考える際には、現在の職場が自分に合っていて、改善できれば辞めずにすむのかどうかをよく考える必要があります。次の項目について振り返ってみましょう。

・業務内容が自分の強みに合っている
・業務内容が積極的に取り組める
・社風・企業理念などが自分に合っている
・会社の方向性が自分のキャリアプランに合っている
・待遇・労働条件などが希望を満たしている  
  
上記をすべて満たす必要はありません。該当するものがあるかを確認していきましょう。ひとつずつ解説していきます。

業務内容が自分の強みに合っている

現在担当している業務内容が自分の強みや長所に合っていると、手際よくこなせて、ミスの少ない仕事ができます。達成感をもちやすいのでモチベーションも上がり、さらにスキルアップしていくこともできる、よいスパイラルになるでしょう。

とくに好きではないが嫌いでもない仕事で、自分の能力が発揮できているというケースも、実は珍しいことではありません。食わず嫌いではありませんが、任された仕事を行ってみたら意外に自分に合っていることを発見することもあります。

関心があって好きなことが、自分の強みに合っていれば幸運ですが、憧れの業界や好きなことだけにこだわって現実とのギャップに悩んでしまうおそれもあります。好きかどうかよりも、合うかどうかの方が重要なことも、仕事ではありえるのです。

業務内容が積極的に取り組める

業務内容が自分の興味や関心のある分野にマッチしている場合は、勉強やスキルアップのための努力にも積極的に取り組むことができるでしょう。
未経験なのに高い実力が求められるような状況でも、チャレンジする意義のある仕事であれば、業務内容が合わないというつらさを感じることは少なくなります。

社風・企業理念などが自分に合っている

社風や企業理念などが自分の価値観と合っている職場は、辞めるにはもったいない職場だといえます。コーポレートサイトに掲載されている企業ビジョンや経営方針、経営者のメッセージなどには目を通しておくことをおすすめします。
入社前は社内の雰囲気まではわかりにくいですが、求人の企業説明欄やネットの口コミもチェックしておくなど、情報収集をします。
社内の雰囲気がどうにも合わなくてつらいということがないのが望ましいです。

会社の方向性が自分のキャリアプランに合っている

事業の方向性や提供しているサービスなど、会社が展開しているビジネスが自分のキャリアプランと合っていれば、そこで成長していくことができます。会社が注力する事業は、社会の流れや成長戦略によって変化するので、入社後も動向はチェックしておきましょう。将来性を感じられて自分に合っていると思えるとしたら、辞めるには惜しい職場です。
また、自分のキャリアプランに合う業界や職場が多くない場合も、退職や転職は慎重に考えた方がよいでしょう。次のステップに進むことが難しいと、転職先が決まるまでの間はブランクになってしまいます。勤めている会社で経験を積んでおいた方が、キャリアプランにもメリットになります。

待遇・労働条件などが希望を満たしている

給与・勤務時間・休日などの待遇や労働条件は、事前に、できるだけ詳しく調べて、自分の希望と合致しているか確認しておきます。求人情報やネットの口コミなどを参考にして、待遇や条件面をしっかり確認することが、企業にとっても応募する側にとっても重要になります。
現在の職場の待遇・労働条件が希望を満たしていて、世間一般よりも恵まれていると感じるのであれば、働き続けられる重要な要素を満たしているといえます。辞めない方がよい可能性も高いので、より慎重に検討しましょう。

辞めたいと思わずに済む仕事の探し方

仕事がつらい、辞めたいと思わずに済む仕事を探すには手順があります。応募する前の自己分析や応募する際の確認などを6つに分け、流れに沿って行っていくとよいでしょう。

STEP(1)自己分析する
STEP(2)仕事に求める条件をリスト化する
STEP(3)リストアップした条件に優先順位を付ける
STEP(4)今の仕事を選んだ時の失敗だった点を見つける
STEP(5)優先順位を満たす仕事を探す
STEP(6)応募・面接の際は、社内の雰囲気も見る

項目別に、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
  

STEP(1)自己分析する

自分に合った仕事や職場を選択するために、まずは自己分析を行います。次の項目を書き出してリスト化することで、自分の適性や傾向を把握します。
  
・好きなこと、得意なこと
・嫌いなこと、苦手なこと
・性格、特性
・スキル、資格
・行っていて楽しいこと、楽しくないこと
・仕事でうまくいったこと、失敗したこと など

STEP(2)仕事に求める条件をリスト化する

業務内容や業界といった仕事に関わる大きな枠組みや、待遇・労働環境などの個人のレベルなど、さまざまな切り口から「仕事に求める条件」を細かくリスト化します。次のような項目について、希望する内容を書き出していきます。

・仕事内容
・業界
・職種
・勤務時間
・休日
・勤務地
・勤務形態、リモート、出社など
・有給休暇
・福利厚生

STEP(3)リストアップした条件に優先順位を付ける

リストアップした仕事に求める条件の優先順位を付けていきます。順位付けした後に、絶対譲れないこと、できるだけ譲りたくないこと、場合によっては妥協できることの3段階に線引きしていきます。

できあがったリストで、順位や、譲れないことと妥協できることなどを見渡して、現在の仕事を選んだときから、自分の考える優先順位が変化していないかも確認します。実際に仕事をする中でつらい経験をして、仕事に求めるもの、大切にしたいことが変化しているかもしれません。変化があったとしたら、以前就職活動をした際と同じ業界や企業ではなく、仕事選びの方向性や選択肢を変える必要があるかもしれません。

STEP(4)今の仕事を選んだ時の失敗だった点を見つける

つらいと感じる今の仕事や職場を選んだときの失敗だった点を見つけてみます。今の仕事を選んだときのプロセスを思い出しながら、どのような条件を事前に確認しなかったのか、妥協してしまったのかなど考えてみます。次の仕事や職場を選ぶときに重視するポイントを明確にし、自身の考えを整理していく作業です。
今の会社を選んだ当時としては条件に合った選択だったけれども、経験や価値観の変化によって、仕事に求める条件も変わったのではないか、という可能性も考慮しましょう。

STEP(5)優先順位を満たす仕事を探す

仕事の条件の優先順位や、譲れない条件に合った業種・職種について考えます。また、今の仕事がつらい理由も考えて、譲れない条件を改めて見直すことも必要です。作成した条件をもとにして求人をチェックし、条件に合う仕事や職場を探します。条件に合う求人については、その企業の公式サイトから口コミまで、細かな内容もチェックしてみましょう。条件に合って、企業に問題もなさそうであれば、応募を検討します。
最近は、転職者向けに応募前のカジュアル面談やオンライン説明会を実施している企業もあります。参加してみると、企業の雰囲気や実際の業務、現在力を入れている事業内容など、実情に近い情報が得られるいい機会になるでしょう。

STEP(6)応募・面接の際は、社内の雰囲気も見る

応募した企業で面接に進めたら、社内の雰囲気も把握するようにしましょう。社風や働き方のスタイルについても積極的に聞き取り、職場見学が可能かも尋ねてみるとよいでしょう。
SNSやネットの口コミやレビューなども参考になりますが、発信者の個人的な思いも含まれているものです。ネットの情報だけを見てすべてをうのみにはせず、自分自身の目や耳で実際のところを探ってみるようにしましょう。

よく考えても辞めたいと思ったらジョバディへ!

仕事がつらい、辞めたいと感じたときに、自分にとってプラスな選択をするための方法を紹介してきました。よくよく考えて、やはり今の会社は辞めて次の仕事を探すという結論に至った際には、仕事探しのノウハウのあるエージェントの利用もおすすめです。

就職支援サービス「jobuddy+(ジョバディ)」は、希望条件に合った仕事探しを成功させる心強い味方です。キャリアアドバイザーが在籍しており、転職活動の支援を行っています。準備段階でも、自己分析や仕事の条件の優先順位付けなどの工程でサポートを受けられます。実際に応募する際の提出書類作成にもアドバイスが受けられ、面接対策の支援も行っています。サービスは無料です。まずは気軽に転職相談をしてみてください。