
資格なしでも就職できる? おすすめの業界や就職のコツを徹底解説
現在、無資格で就職活動をしている人の中には「資格がないと就職できないのでは?」と不安を抱いている人もいるかもしれません。
しかし、実際のところ、無資格かつ未経験でも就職は可能です。資格を持っていない求職者は意外にたくさんいますので安心してください。
ただし、スムーズに就職するには、無資格でも就職しやすい業界や就職活動のコツを押さえておくことをおすすめします。
【この記事の要約】
●資格なしで就職できる職種は?
●資格なしで就活するポイントは?
●就職する際におすすめの資格は?
おすすめの資格を取りに行くのもよし、資格なしでも就職できる業界を探すのもよしです。この記事では、今、資格がない人でも就職活動を成功させるポイントをまとめました。
なお、この記事は最初から順に読むことで理解がしやすい構成になっていますが、時間がない人は気になるところだけピックアップして読んでも十分に役立ちます。ぜひ参考にしてください。
資格と就職の関係について
就職活動において多くの人が気にする「資格」ですが、実際に就職にはどの程度影響するのでしょうか。
● 資格なしでできる仕事は存在する?
● 資格の有無を重視しない企業もある
● 資格が就職を左右するケースがあるのも事実
一つずつ見ていきましょう。
資格なしでできる仕事は存在する?
結論からいえば、無資格でも就ける仕事はあります。例えば、営業職や事務職、介護職などなら特別な資格を持っていなくても就職は可能でしょう。自分の希望する条件で就職先を絞り過ぎなければ、無資格であることが大きく就活に響くことはないといえます。
一方で、資格を取得することで就活が有利に進められるケースがあるのは事実です。ただし、資格保有=採用というわけではないので、過度に気にすることはありません。
資格の有無を重視しない企業もある
応募者が持つ資格よりも個性や情熱を重視する企業は存在します。そのため、資格だけに意識を取られているとかえって就活に不利になることもあるでしょう。
例えば、資格取得にこだわるあまり就活をする時期そのものが大幅に遅れてしまうようなケースです。何年も資格を取るために努力を重ね、ようやく取得できたときには年齢的に不利、という結果にならないとは限りません。入社後に資格を取得するチャンスもあります。就きたい仕事の求人に「必須保有資格」と明示されていない限りは、同時並行で就活を進めるか、先に就職することに集中してみてはいかがでしょうか。くれぐれも「資格を取らないと就活を始められない」とは考えないように気を付けてください。
資格が就職を左右するケースがあるのも事実
無資格でも就職できるケースがある一方で、資格の有無が就職を左右するケースがあるのも事実です。例えば、応募者の間で資格の他に優位となる能力やスキルの差がない際には、資格の有無が選考の決め手になることもあり得るでしょう。特に多くの応募者が殺到する人気企業では、ライバルが多くなるため資格を持っていないと不利になりやすいといえます。また、弁護士や薬剤師など、そもそも資格がないとその仕事に就けない職業もあります。
資格なしでも就職しやすいおすすめの業種
ここからは資格がなくても就職しやすいおすすめの業種を紹介します。
● 営業職
● 介護職
● 飲食店のホールスタッフ
● 事務職
● システムエンジニア・プログラマー
● 歯科助手
● コールスタッフ
● 郵便局員
● 美容スタッフ
● 保育補助
一つずつ見ていきます。

営業職
営業職は資格なしで始められる代表的な職種です。そもそも営業の仕事に就くのに決まった資格は存在しません。実力・結果重視のため、特段の資格がないことは不利になりにくいと考えられます。ただし、資格とは異なりますが、ある程度のコミュニケーション力や問題解決力は求められます。他にも対人力や提案力なども営業に必要なスキルといわれており、これらの能力が高ければ高いほど就職には有利に働くでしょう。
一方、営業といっても、実際にはインサイドセールスやルート営業など業務には種類があります。それぞれの種類に即した業界の知識は必要ですが、入社後に社内研修を経てから実務に入ることが一般的なため、未経験でも安心できます。
介護職
介護業界は加速する高齢化の影響により人手不足が深刻な業界です。そのため、資格なしの未経験者でも大いに歓迎している現状があります。
主な仕事は入浴介助や食事介助ですが、食事配膳や施設清掃など直接体に触れない業務もあります。事業所によっては教育や資格取得の支援制度が充実しており、介護職としてキャリアアップを目指すことも可能です。介護職員初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士と働きながらキャリアを積んでいくのが一般的なため、就職の段階において資格の有無は問いません。ただし、介護業務の中でも訪問介護は資格が必要ですし、2024年4月より認知症利用者の介護に「認知症介護基礎研修」が義務化されたことは覚えておきましょう。
飲食店のホールスタッフ
飲食店のホールスタッフも無資格で就職が可能です。来店したお客さまを席へ案内したり、注文を聞いて料理を運んだりします。メインは接客業務になるため、対応力やコミュニケーション能力、察する能力が高い人におすすめです。
ちなみに、調理を担当するキッチンスタッフであっても調理師免許は必須ではありません。そのため飲食店には資格不要の求人が多くあります。もし、調理師免許を取得したければ、実務を2年以上経験すれば調理師試験が受験可能になります。入社してから経験を積んで免許を取得するとよいでしょう。
ただし、自分で飲食店を開業するとなると話は別です。「食品衛生責任者」と「防火管理者」の二つの資格が必要になるので注意してください。
事務職
事務職は、基本的なパソコンの操作ができれば資格なしで就ける仕事です。ExcelやWord、PowerPointが使えればより役立つでしょう。ただし特別な資格は必要ありません。もし秘書技能検定やMOSなどの資格を持っていれば自分のスキルを証明しやすくはなりますが、必須ではないのでこだわらなくても大丈夫です。
事務職の主な仕事内容は、データ入力や資料作成、電話応対や来客応対などの業務全般です。一般事務や営業事務、医療事務などいろいろな種類の事務職があり、それぞれ仕事内容が異なります。そのため、入社してからギャップを感じないためにも、就職時はイメージだけでなく具体的に何を行うのか確認しておくことをおすすめします。

システムエンジニア・プログラマー
IT業界は人手不足のため、資格不問・未経験者歓迎の求人が頻繁に見受けられます。また、業界として資格よりも実務経験が重要視される傾向があるのも特徴的です。変化の激しい業界のため、資格取得時の知識に依存せず、変化に柔軟に対応できる人が求められます。
仕事内容は、システムエンジニアがシステムの設計書を作り、プログラマーはそれをもとにプログラミングを行います。IT技術は日々進歩しており、常に新しい技術を学び続けなければなりません。学習意欲や知的好奇心があることは必須の条件といえるでしょう。
IT市場は今後もさらに拡大を続ける見込みです。それに伴いIT職の需要も上がり続けるため、将来的にも安定している仕事です。
歯科助手
歯科助手も、資格なし・未経験から応募できる仕事の一つです。歯科助手も比較的人手不足の傾向にあり、一定のニーズがあります。
主な仕事は、患者の誘導や器具の準備、予約の受付など歯科医師のアシスタントをすることです。ただし、抜歯や口腔(こうくう)内の治療といった行為は禁止されており、これらの行為は医師にしかできません。
一方、同じ歯科医院で働く仕事として歯科衛生士がありますが、こちらは歯科助手と違って国家資格が必要な専門職です。厚生労働省が指定した学校で3年履修したのちに国家試験を受験する必要があるので間違えないようにしましょう。歯科衛生士になれば、スケーリングやフッ素塗布、歯ブラシ指導などの歯科予防処置・保健指導・診療補助が可能です。
コールスタッフ
コールスタッフの主な仕事は、商品・サービスに対する問い合わせや注文に電話で対応することです。特別な資格やスキルは必要なく、トークスクリプトと呼ばれるマニュアルに沿って対応するため、未経験者OKの求人がほとんどです。また、デスクワークが中心となるため、体力に自信がない人にもおすすめできます。
もちろん電話応対のスキルは必要になりますが、入社後の研修で業務の流れを学んでから仕事に移るのが一般的ですので安心してよいでしょう。
コールスタッフの仕事は多種多様な業種で募集があります。小売り・通信販売、金融・保険業、ライフライン、運送、旅行など、派遣される業種ごとに商品知識が増えていくのもコールスタッフの仕事のやりがいになっています。
郵便局員
郵便局員も学歴不問、未経験歓迎の場合があります。日本郵政グループに採用されたのち、郵便・銀行・保険のいずれかの業務を行うことになります。三つのうちどの業務に配属されるかによって仕事の役割や内容が異なるため、応募の際は慎重な確認が必要です。もし、郵便局の窓口業務を担当する場合なら、コミュニケーション力や提案力がある人が向いているでしょう。
また業務の特性上、証券外交員や生命・損害保険募集人、ファイナンシャルプランナーなどの資格があると仕事のレベルが上がることから、入社後研修は積極的に行われています。受験料補助のサポートもあるため、入社してから社内制度を利用して資格を取得していくことをおすすめします。

美容スタッフ
美容スタッフも資格なしで目指せる仕事の一つです。化粧品の提案やタッチアップを行いながら販売する仕事で、デパートやドラッグストアなどに勤務します。
自分の好きなブランドの美容スタッフになれば自社商品を社割で購入できる特典があるので、化粧品や美容分野に興味・関心がある人にはおすすめです。また対面販売のため、人と話すのが好きな人やコミュニケーション能力に自信がある人にも特性があるでしょう。
スキルは入社後に実務経験を重ねながら身に付けられます。美容スタッフに大切なのは資格やスキルよりも「美しくなる手助けをしたい」という熱意です。
その他、シフト制の職場が多いため、平日に休みを取りたい人にも適しています。
保育補助
保育補助も資格不要で就ける仕事です。仕事内容は、園内の清掃や園児の昼寝の見守りといった保育士のサポート業務が中心になります。あくまでも「サポート」であるため、保育士資格などは不要です。
ただし、保育園や幼稚園など保育現場で働くことになるため、子どもが好きであることは必須の条件になるでしょう。「保育士資格はないけれども、保育の現場で働きたい」という人にもおすすめです。資格のいらない保育補助から始めて、働きながら保育士資格を取得する人もいます。
また、保育園は開所時間が長く、シフト制を組んでまわしているところが多くあります。比較的シフトの自由度が高い傾向にあるため、家庭と両立しやすいのもメリットです。
【参考】資格必須となるのは資格免許職
資格免許職とは資格なしでは就くことができない仕事のことです。「資格があった方が有利」「働きながら資格を取得していく道もある」といった性質の仕事とはまったく異なりますので注意してください。
資格免許職は幅広い分野に存在しますが、代表的なものは以下のとおりです。
<代表例>
美容師/医師/看護師/弁護士/薬剤師/建築士
上記の仕事は専門的なスキルや高度な知識が必要とされ、資格取得までの難易度自体が高いのが特徴です。また、受験資格を得るために、大学や専門学校などの通学が必須のケースも多くあり、資格取得までに多くの時間と費用を要します。もし、社会人になってから資格免許職へ就職を希望する場合には相当の覚悟が必要です。
資格なしでスムーズに就活するポイント
資格なしでもスムーズに就活するポイントを説明します。
● 業界や業種にこだわり過ぎない
● 業界や企業に対してしっかり分析する
● 面接対策をしっかり行う
● 自己分析を済ませておく
● 関連知識やスキルを習得しておく
● 就職支援エージェントを利用する
一つずつ見ていきます。
業界や業種にこだわり過ぎない
資格なしで就活する際は、業界や職種にこだわり過ぎないように心がけましょう。経験や資格が問われない求人は、多様な職種や業界にわたって存在します。選択肢が多いため、ある程度は希望の業界や職種に絞る必要はありますが、絞り過ぎには注意してください。あまりにも応募条件を限定的にしてしまうと選べる求人の数が減ってしまい、選考を受けられる機会も少なくなります。そうなると就職すること自体が難しくなってしまうかもしれません。特定の分野への強いこだわりをなくせば、内定を得やすくなります。
今すぐは無理でも、経験を積んでスキルアップすれば、将来的に希望の職に転職できる可能性も十分にあります。最初から高望みしないことがポイントです。

業界や企業に対してしっかり分析する
資格なしの状態から就職活動を成功させるには、業界・企業分析も非常に重要です。応募先に関する知識が多ければ多いほど「自社への志望度が高い」という印象を与えやすくなるでしょう。無資格での就活では専門的な知識やスキルをアピールしにくいため、代わりに志望度の高さや就業意欲、企業とのマッチ度を強くアピールしていく必要があります。使い回しの印象がないオンリーワンの志望理由を準備するためにも業界・企業分析は重要と覚えておきましょう。
また、企業研究を深めていくと志望企業に対する自分自身の熱量も比例して上がりやすいという効果もあります。業務内容や経営方針、競合他社の情報などは事前に把握してから選考に臨むことがおすすめです。
面接対策をしっかり行う
面接対策をしっかりしておくことも重要です。採用担当者はさまざまな切り口の質問から応募者の人柄ややる気を推し量り、会社に合う人材かどうかを判断しようとします。応募者としても、面接という限られた時間内に、応募企業と自分がいかにマッチしているかを明確に伝えられるよう準備をしておく必要があるでしょう。特に志望理由は面接中に必ず聞かれる質問です。多くの会社がある中でなぜ自社を志望するのか、ということは企業にとって最も知りたいポイントになります。もし自社でしか実現できないことが志望理由なのであれば、入社への意欲は高いものと判断できるからです。先に述べた企業研究をもとに、オンリーワンの志望理由を準備しておきましょう。
自己分析を済ませておく
資格なしで就職を目指す場合は、自己分析も非常に重要なポイントです。応募者が自身の長所や短所をしっかり理解した上で、それらをどのように職場で生かしていくつもりなのか、などを企業側は知りたいと考えています。
自己分析の方法はいくつかありますが、過去の経験を振り返りながら得意なこと、興味があること、価値観などを見つけていくのがおすすめです。過去の出来事の中で自分は何を思ったか、どのような行動を取ったかなどを思い出し、メモに書き出しましょう。いくつかの出来事を検証するうちに、自分が無意識に選択してきた共通パターンが見えてくるはずです。この自分の指針に合致する会社を選べば、マッチする可能性も高くなるでしょう。
関連知識やスキルを習得しておく
資格とは異なりますが、事前に関連する知識やスキルを身に付けておくことが就職に有利に働くケースもあります。
学習方法には、自学自習、専門学校の利用、通信講座などがあり、自分に適したものを選ぶことが重要です。無理なく続けられるものを選びましょう。
自己学習は自分のペースで学べることがメリットです。経済的にも負担がなく、自由度が高い半面、疑問などがあっても自力で解決する必要があります。学習プロセスが長引く可能性はあるでしょう。
自己学習と反対の特徴を持つのが専門学校に通学するパターンです。専門学校では知識やスキルを体系的に学べる環境が整っており、より実践的に学べます。また指導者がいるため疑問点もすぐに解決できますが、費用の投資は必須です。
自己学習と通学の中間に位置する通信講座は、自宅など好きな場所で学習できるのが強みです。学習スケジュールを管理する必要はありますが、多忙な人でも無理なく学べるのはメリットといえます。

就職支援エージェントを利用する
資格なしの状態から就職するには、就職支援エージェントを活用するのも一つの方法です。
専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを通じて最適な求人を紹介してくれるため、資格の要不要を都度自分で確認する必要がなくなります。自分では気付けなかった強みが見つかることもあるでしょう。資格不問、未経験者歓迎の求人はたくさんありますが、自分に合う求人を探すことは簡単なことではありません。自分一人ではなかなか進まない就職活動でも、就職支援エージェントを使うことで効率的に進めることができます。
また、キャリアアドバイザーのサポートを受けながら就職活動を進めることができるので精神的な負担も大きく軽減されるでしょう。
資格がない状態での履歴書の書き方
履歴書には「免許・資格欄」があります。しかし、特に資格を持っていない場合にはどのように書けばよいのでしょうか。
具体的には以下二つの状況が考えられます。
● まったく資格がない場合
● 資格を取得中の場合
それぞれ説明します。
まったく資格がない場合
資格や免許がない場合、履歴書の資格欄には「特になし」と書きます。特になしという言葉の響きが悪いイメージを抱かせるのではないかと気になる人もいるかもしれませんが、心配はいりません。特になしと記入するのは一般的なことであり、これを理由に選考を落とされることはないので安心してください。むしろ何も書かずに空欄のままにしておく方が、書き忘れと誤解されてマイナスの印象を持たれる可能性があるでしょう。
なお、印象を良くするために虚偽の履歴を書く人がまれにいますが絶対にNGです。企業の人事担当者は数多くの志望者を見てきています。虚偽を書いても面接時の質問などですぐにばれてしまい、かえって面接官の心証を悪くします。
資格を取得中の場合
資格を取得するつもりで勉強中であったり、試験を受けて合否の通知待ちであったりする場合は資格欄に記入してもOKです。記載することでやる気や向上心をアピールでき、単に「特になし」と書くよりもポジティブな印象を与えることができます。なお、履歴書に書いた資格については面接で必ず指摘されるので、取得理由や活用方法などは説明できるようにしておきましょう。
合否待ちの場合は「資格名と取得予定」、未受験で勉強中の場合は「勉強中」と書きます。ちなみに「取得予定」という表現は合格の可能性が濃厚であるときに使用するものですのでそれ以外で使わないよう注意してください。
免許や資格について書いた後は「以上」を書き忘れないことも大切です。
就職のためのおすすめの資格
資格がなくても就職はできますが、資格があればより有利に就職できる可能性はあるでしょう。
そこで、就職するのに役立つおすすめの資格を紹介します。
● TOEIC
● 簿記
● MOS
● FP技能検定
● ITパスポート
● 秘書検定
● 運転免許

TOEIC
TOEICは英語でのコミュニケーション能力を測るテストで、合否ではなくスコアで評価されます。世間の認知度が高く、教材が書店やネットで数多く販売されており、受験しやすいテストです。昨今は外資系以外でも英語力が評価されており、TOEIC L&R Testを採用の指標にしている企業が見受けられます。
TOEICのスコアを履歴書に書くならば、その時点での平均点をリサーチし、平均に達しているかどうかを確認しましょう。最低でも600点以上が望ましいといわれています。もし平均点以下ならばマイナスアピールになってしまいます。
TOEICのスコアは就職活動だけでなくキャリアにも大きく貢献するので受験して損はないでしょう。
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簿記
日商簿記検定とは企業のお金や物の出入りを管理する知識を問う資格です。事務・経理関連の業務に活用でき、コスト意識の養成にもなるでしょう。
簿記検定は1級~初級までありますが、初級と3級は基本レベルです。履歴書にかけるレベルは3級からといわれていますが、就職でアピールするなら一般的な評価基準である2級が欲しいところです。2級があれば経理職での採用を考えてもらえるでしょう。
さらに1級が取得できれば税理士試験の受験資格が与えられます。ただし、2級と1級のレベルの差は大きく、いきなり難易度が上がります。経理のスペシャリストを目指すのでなければ、2級を取得したのちは別の資格に挑戦した方が就職には役立つかもしれません。
おすすめ情報記事:とらんきーブログ
MOS
MOSとは「Microsoft Office Specialist」の略で、マイクロソフト社公認の資格試験です。スペシャリストとエキスパートの二種類があります。Word、Exelなどについてのスキルや知識を証明する資格で、合格すれば認定証がもらえます。オフィスワークを希望する人には、スキルの証明に役立つだけでなく、実際に仕事で役立つスキルが身に付くのでおすすめです。
しかしその一方で、これらは特別な資格を取得しなくても実務を行う中で自然と身に付くスキルでもあります。そのため、せっかくMOS資格を持っていたとしても、企業によっては特別視されず、アピールにならない場合もあることは知っておいた方がよいでしょう。
おすすめサイト:初心者でも安心のパソコン教室 わかるとできる
FP技能検定
ファイナンシャルプランナー(FP)とは、お金を通してライフプランを立てる専門家です。クライアントのお金にまつわる悩みや疑問を、貯金、株式投資、税務、保険といった専門知識を駆使してサポートをします。
検定は1級から3級まであり、国家資格の一種です。就職で有利になるのは2級以上ですが、2級を受験するためには、以下のいずれかの条件をクリアする必要があります。
・FP3級を合格する
・AFP認定研修を受講する
・2年以上の実務経験がある
実務経験がない場合は、AFP認定研修を受講するのが一番手早い方法ですが、いずれにせよやや時間は要します。なお、3級は合格率8割以上のため、さほど難しい試験ではないといえるでしょう。

ITパスポート
ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識を有することを証明する国家資格で、情報処理技術者試験の一つです。IT化が進む日本において、業界や職種を問わず幅広い企業で求められています。ITエンジニアの入門としても推奨されている資格であり、合格率は比較的高めです。中には小学生でも取得しているケースもあるほどです。就職の際には単体でアピールするのではなく、なりたい職業に合わせて他の資格も同時に取っておくとよいでしょう。
もしIT業界への就職を狙うならば、より専門的な「基本情報技術者試験」を併せて取得した方が有利です。基本情報技術者は、ITエンジニアにとって必要な知識が学べるので就職してからも役に立ちます。
秘書検定
秘書技能検定は社会人基本のマナーや文書作成能力が問われるスキルです。主に事務職において多く用いられますが、各種ビジネスシーンにおける適切な立ち振る舞いを学べるため、事務職以外でも取っておいて損はありません。ホテルやブライダルなどホスピタリティを重視する業界を目指す場合においても非常に役に立ちます。
秘書検定には3級~1級+準1級の4種類がありますが、就職において有利とされているのは2級以上です。多くの人が3級から受検しますが、二つの級を併願できるため、同時に2級も受検するのが一般的です。なお、準1級は中堅秘書を対象としており、二次試験に面接があります。取得できればより高度な知識を有している証明になるでしょう。
運転免許
運転免許があれば幅広い職域へアプローチできます。例えば営業職では車の運転は必須となる場合が多くありますが、運転が必須とまでいわなくても免許を持っていると有利な職種は少なくありません。
運転免許は普通免許が基本ですが、運送業など職種によっては中型や大型免許が求められることもあります。運転が好きな人であれば、運転すること自体を仕事にできる職種もたくさんあるのでおすすめです。運転中は自分だけの空間・時間を維持できます。人付き合いが苦手な人でも楽しく仕事ができるでしょう。
ただし、運転免許を取るには教習所の利用が必須となるため、費用は必ずかかります。時間も必要であり、最短でも1カ月程度はかかると見込んでください。
【参考】就活に有利な資格と有利にならない資格
資格が就活に有利になるかどうかは、難易度と業界への関連度がポイントになります。
取得難易度が高かったり、応募している業界に関連が深かったりする資格は就職に有利です。他の応募者と差別化でき、アドバンテージを取ることができます。熱意や将来性のアピールにもなるでしょう。
一方、有利になりにくい資格は、合格率の高い資格や応募している業界に関わりが深くない資格です。資格試験の合格率が高ければ、他の志望者との差別化が図れません。例えば、英検3級や漢字検定2級などを持っていても中学高校レベルの難易度のためアピールになりません。また、業界に関わりのない資格も即戦力としての説得力が出ないので役に立たないでしょう。

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