転職エージェントの面談、何を話す? 本音がいいのか、内容と準備など総まとめ

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転職エージェントの面談、何を話す? 本音がいいのか、内容と準備など総まとめ

「転職エージェントとの面談って、事前準備とかいるのかな……ラフな感じでもいいのかな……」
本格的に転職活動を始めて最初の関門になるのが転職エージェントとの面談です。

本音で話すべきかなどの疑問について本記事では以下の要点についてまとめました。

【この記事の要点】
●転職エージェントの面談では、本音で話すことが求職者にとっても利益になる
●転職エージェントの面談で話す主な内容は、転職理由、職務経歴、スキル・長所、希望する業種・職種、希望条件、転職の希望時期、転職活動の状況
●履歴書・職務経歴書を書いておくなど、あらかじめ話す内容をまとめておく
●面談の流れは、あいさつ・自己紹介→ヒアリング→求人の紹介、の順が一般的
●アドバイザーと信頼関係を築くことが転職を成功させるコツ

上記について詳しく解説します。
なお、初めから順に読んだ方が理解しやすいのですが、気になるところだけ拾い読みするだけでも役に立ちます。自由に活用してください。

そもそも本当に面談って必要なの?

「オンラインでシートに必要事項を入力するだけの方が効率的では?」と思うかもしれませんが、面談を行うことには大きな意味があります。エージェントやキャリアアドバイザーからすると、経歴や希望などを確認して疑問点をなくしておきたい、実際にやりとりすることでどんな人柄か理解したい、という思いがあります。一方、自分でも会話の中から自覚していなかった長所や価値観に気づくこともあるなど、実は面談は双方にとって非常に実りの多い時間なのです。

転職エージェントとの面談は本音一択!

本音で話した方がいいのか、もしくはどこまで本音で話したらいいのか分からないかもしれませんが、正解は「すべて本音で話す」です。企業との面接とは異なり本音で話すことはアドバイザーにとってだけでなく転職を希望する自分にとっても大きな利益になります。

その理由は、以下の通りです。

●アドバイスの内容が自分にぴったりになる
●信頼関係を築くための最低条件
●信頼できるアドバイザー探しにもなる

一つずつ見ていきます。

アドバイスの内容が自分にぴったりになる

希望の業種や職種・条件、避けたいことをはっきり伝えることでアドバイザーは求職者の希望に合った提案ができるようになります。アドバイザーに本音で話して、その転職理由をどのように企業に伝えればよいのかという視点からアドバイスをもらう方が転職は成功しやすくなるでしょう。また、ほかのエージェントを並行して利用している場合も正直に話すべきです。スケジュールを調整するときなど、伝えておいた方がよりやりやすくなります。

信頼関係を築くための最低条件

信頼関係を築くためには本音で話すことが必須です。本音で話していない感じは相手に伝わるものです。ましてやアドバイザーはたくさんの求職者に会っており、人を見るプロでもあります。アドバイザーは希望通りの転職ができるようにサポートするのが仕事ですが、なぜ転職をしたいのか根本的な理由が分からなければ適切なサポートができません。企業の採用面接とは違い、求職者を評価するわけではありませんので正直に話すようにしましょう。

信頼できるアドバイザー探しにもなる

アドバイザーの中にはこちらがせっかく本音で話しても、なかなか本音で返してくれない担当者も確かに存在します。しかしそういうアドバイザーを外して信頼できるアドバイザーを見つけるためにも役に立つので、ぜひ一度自分から本音で話してみましょう。
先ほどほかのエージェントも利用している場合は正直に伝えることをおすすめしましたが、いくつかのエージェントを登録しておくのは良いアドバイザーを探すという面においても有効な方法になります。

転職エージェントの面談で話す内容

エージェントとの面談では以下の内容を話します。

⚫︎転職したい理由
⚫︎職務経歴
⚫︎スキル・長所
⚫︎希望する業種・職種
⚫︎希望する条件と優先順位
⚫︎転職の希望時期
⚫︎転職活動の状況
⚫︎悩みの相談・分からないことの質問

一つずつ見ていきます。

転職したい理由

まず今の仕事を辞めたいと思う理由についてです。企業の採用面接ではないので不満が転職の理由であっても素直に話してOKです。むしろ率直に話し、実際の面接ではどういう伝え方をしたらよいかを考えてもらった方が役に立ちます。言いづらいからと抽象的に話してしまうと、求職者がどういう働き方を求めているのか分からないので、アドバイザーもマッチする企業を紹介できません。過去にも転職の経験があればそのときの転職理由も伝えましょう。

職務経歴

次に、社名、担当業務、成果、勤務期間、マネジメント経験の有無などこれまでの職歴について話します。たまに自分を良く見せようと職歴をごまかす人がいますが、たいていの場合は採用が進んでいく中でバレます。なぜなら質問の回答に信憑(しんぴょう)性がなくなってくるからです。そして万が一内定が取れても入社後の手続きで前職の源泉徴収や年金手帳を提出することになるため、絶対にバレます。ありのままを話すことが何よりも大切です。

スキル・長所

自身の持つスキル、強み、長所について話します。資格、免許なども伝えてください。アドバイザーは求職者の持つスキルの中から転職で使えるスキルの見極めを行いますので、伝わりやすいよう事実をもとに具体的に説明しましょう。また面談のやりとりの中から、自分でも気づいていなかった強みや課題を見つけてくれることもありますので、社員として働いた経験だけでなくアルバイトやボランティアなどの経験も余すところなく伝えることをおすすめします。

希望する業種・職種

希望する業種や職種を伝えます。もちろんどんな仕事も実際に経験してみないと向き不向きは分からないものですので、面談の時点で方向性が決まっていなくても問題ありません。その代わり自分がどんな仕事観を持っているかを話しましょう。そうすることで適している仕事を考えてもらうことができます。
また関連してキャリアプランなど将来的なビジョンを聞かれることもあります。漠然としていても構わないので事前に考えておきましょう。

希望する条件と優先順位

勤務地、年収、勤務時間、休日、福利厚生、残業時間、社内の雰囲気や社風、企業規模など自身が希望する条件を伝えます。希望条件は複数あるのが普通ですが、すべてを100%満たす求人はありません。しかし絶対に譲れない条件を上位として優先順位をつけることで希望にマッチする求人を紹介してもらいやすくなります。なお条件は具体的な数値を挙げて説明してください。たとえば「年収を上げたい」が条件ならば「年収◯◯万以上」などと言い換えましょう。

転職の希望時期

いつまでに転職したいのか、という転職のデッドラインは求職者にとってもアドバイザーにとっても非常に重要です。「今すぐ」なのか「〇カ月以内」なのかで紹介できる求人が大きく変わります。ほかにも「時期は決めていないけれども良い求人があったとき」でよい人や、「まだ転職をするか悩んでいる」という人もいるでしょう。これらの場合も正直に伝えることでアドバイザーは求職者が今一番求めているベストの回答を考えることができます。

転職活動の状況

ほかのエージェントを利用しているか、これまで応募したところ、今応募しているところはあるかなど現在の状況について情報共有します。これらは素直に伝えてください。申し訳ない気がするかもしれませんが、そもそもエージェントによって保有する求人の数や種類、サポートがさまざまなので複数のエージェントを利用すること自体珍しいことではありません。むしろ伝えておくことで同じ企業への応募を防止できるのでエージェントとしても聞いておきたい情報になります。

悩みの相談・分からないことの質問

すでに転職活動を始めている場合は、その悩みがあれば相談して構いません。また、面談で出てきた話で分からないことがあった場合なども積極的に質問しましょう。分からないことがあるのにそのまま面談を進めても転職は成功しません。アドバイザーは求職者の評価をするわけではなく、どうしたら転職を成功させることができるかを考えているので、貴重な時間を無駄にしないためにもアドバイザーに対して分かった風を装うことはやめましょう。

転職エージェントの面談であらかじめ準備するもの

エージェントとの面談の前にあらかじめ用意しておくものをまとめました。

⚫︎履歴書・職務経歴書
⚫︎現職の詳細(労働時間・年収、不満など)
⚫︎希望をまとめる(業種・職種・条件など)
⚫︎疑問・悩みをまとめる

一つずつ見ていきます。

履歴書・職務経歴書

正式なものを作成する時間がない場合でも書式は問わないので、メモなどにこれまでの経歴を書き出しておきましょう。これは面談当日に漏れのないように伝えるための準備です。
経験職種、勤務期間、マネジメントなど経験、スキルや資格、成果や実績などを漏れなく書き出します。企業に応募するための書類ではないので上手に書く必要はありません。アドバイザーが面談でそのほかの意向も聞いたうえで上手に添削してくれるので安心してください。

現職の詳細(労働時間・年収、不満など)

今の仕事についても条件面などの詳細をまとめて伝えられるようにしておきましょう。特に最新の年収・給与の情報は必須です。
また、転職を考えるからには何かしら不満があるはずですが、具体的にどのような点が不満なのかは転職活動の方針にも関わる重要な項目ですので整理しておきましょう。ただし、たとえば残業が不満なら「自分の時間を取れるようにしたい」など前向きな表現に変えて、単なる愚痴で終わらないように工夫してください。

希望をまとめる(業種・職種・条件など)

転職先に求めるものをまとめておきます。自分の中ですでに決まっていれば業種や職種を、そのほか希望する条件などを整理しておきます。希望条件には優先順位をつけ、必須の条件とできればかなえたい希望とに分けておくとアドバイザーもマッチする企業を選びやすくなるのでおすすめです。希望する内容がはっきりしているほど、提案や紹介企業の精度が上がるのでここはしっかり自己分析をして自分が求める働き方を考えておきましょう。

疑問・悩みをまとめる

アドバイザーに聞いておきたいことや悩んでいることがあればまとめておきましょう。ちょっとしたことでも気軽に相談できるところが転職エージェントを使う最大のメリットともいえます。また不安や悩み以外にも、気になっている企業の内部事情や雰囲気、転職市場の動向などを聞いておいてもよいでしょう。
転職のプロに相談する機会はそうあることではないので、日頃の疑問を解決・解消する良い機会になります。ぜひ有効に活用しましょう。

面接当日の準備・服装・髪型

面接当日は、準備しておいた履歴書・職務経歴書、あるいはそれに代わるものとメモが取れるよう筆記用具を持参しましょう。スマートフォンのメモ機能が使えればそれでもOKです。
企業の面接ではないので、服装・髪型は自由です。ただし服装や髪型はその人の第一印象を決めるので、いくらエージェントとの面談とはいえ、Tシャツ・短パン・サンダルなどは社会人として避けるべきでしょう。「身なりを整える必要がない相手」「ビジネスマナーを理解していないリスクのある人物」というメッセージを送ってしまうことにもなりかねません。とはいえスーツである必要はありませんので、少なくとも不快感を与える服装でなければOKです。おすすめはオフィスカジュアルです。

転職エージェントの面談の流れ

面談当日の流れです。
エージェントやアドバイザーによって順番は多少前後するかもしれませんが、たいていが以下の流れになります。

⚫︎あいさつ・自己紹介
⚫︎経歴や希望のヒアリング
⚫︎質問・相談など
⚫︎求人の紹介
⚫︎今後の確認

一つずつ見ていきます。

あいさつ・自己紹介

最初は簡単なあいさつから始まります。求職者とアドバイザーがお互いに自己紹介をしてから、今の仕事や経歴について詳細に話していきます。自己紹介では、現在の仕事内容や転職理由、活動状況などの概略を伝えますが、このときに逆に、エージェントの過去の実績や得意な業種などについても確認してみるとよいでしょう。自分の希望する業界に強いか、今後も信頼して一緒にやっていけそうかなどの視点で聞いてみてください。

経歴や希望のヒアリング

次に転職理由、転職を希望する時期、転職活動の状況、転職先の希望条件、職務経験、スキルや強み、将来のビジョン、プランなどを詳しく話します。特に職務経験はその業界の専門用語や業界特有の常識を前提とした説明をしてしまいがちなので、他業種の人にも分かるような説明をする必要があります。事前に家族などに話が理解できるか確認しておくとよいかもしれません。情報が正確に伝わることでスムーズに求人紹介を受けることができるようになります。

質問・相談など

最後にアドバイザーに聞きたいことがあれば質問をします。相談事を話してもよいでしょう。転職活動の中で感じていた疑問や面接中の話で分からなかったことなど何でもOKです。先にも述べましたが、転職のプロと一対一で話をするせっかくの機会なので、ここで転職に関する疑問はすべて解消してやるくらいの気持ちで臨むと良いです。分からないまま進めるよりもしっかり一つ一つ腹落ちして進める方が結果的に転職の成功率が上がります。

求人の紹介

この後、アドバイザーがヒアリング内容をもとに求人の紹介を行います。公開・非公開両方の求人紹介をしてもらえるでしょう。場合によっては面談の後に改めてメールなどで紹介される場合もあります。もし紹介された求人が自分のイメージと違う場合は素直に伝えてOKです。アドバイザーも最初から希望にばっちり合う求人を紹介できるとは限らないので、都度伝えていくことで、徐々に希望に沿う内容の提案ができるようになっていきます。

今後の確認

最後に今後どのように進めていくか方針の確認をします。とにかくたくさん求人を紹介してほしいのか、それとも厳選して紹介してほしいのかなどです。併せてスケジュールの確認やお互いにやるべきことの確認などをして終了になります。なおエージェントによっては面接対策や応募書類の添削を行う際に2回目の面談を実施するところもありますので、必ず今後の流れは確認しておきましょう。

転職エージェントの面談を成功させるコツ

転職エージェントとの面談を成功させるには以下のようなコツがあります。

⚫︎事前に話すことをまとめておく
⚫︎言いにくいことは先に伝える
⚫︎悩みや疑問を話す
⚫︎大事なことはメモを取る

一つずつ見ていきます。

事前に話すことをまとめておく

エージェントとの面談時間を有効活用するためにも事前に話す内容はまとめておきましょう。そのために必ず準備しておくのが履歴書・職務経歴書です。といっても企業の応募書類ではないので、内容が分かればメモ書きでも構いません。何か代わるものを用意しましょう。これがないと貴重な面談の時間が事実確認をするだけで終わってしまいます。あらかじめまとめておけば、書いている内容からより深掘りした話をする余裕ができるので効率的です。

言いにくいことは先に伝える

退職の理由がリストラだった、など言いにくいことは初めに伝えてしまうことです。エージェントに話した内容がそのまま応募企業に伝わることはありませんので安心して大丈夫です。ほかのエージェントも使っている場合はそれも伝えておきましょう。
そのほか、転職する決意がまだできておらず、今回は相談だけのつもりで面談にきた、という場合も初めに伝えておきましょう。ただしこれはできれば面接の予約を入れる時点で伝えておくのがベストです。

悩みや疑問を話す

悩みや疑問を持ったまま転職活動を進めることは不安などの原因になりかねません。そして不安を持ったまま面接を受けても内定するのは難しいでしょう。
エージェントは相談係の一面も持っています。キャリアアドバイザーに質問・相談することで不安も解消できるので、メンタル面にもプラスになりモチベーションも上がります。また、企業にアピールする内容や方法といった具体的な悩みや疑問の場合は、解消することで活動内容自体も改善できるので一石二鳥です。

大事なことはメモを取る

面談の中で、アドバイスやコツなど転職のプロにだからこそ聞ける有益な話がたくさんあるはずです。ただ聞いているだけでは集中しているつもりでも耳から流れていってしまうので、大事なことは必ずメモを取りましょう。真剣にメモを取る姿はアドバイザーに対して「真剣に聞いている」という熱意のアピールにもなります。もちろんそのほかやらなければならないこと、タスクの期限なども書き留めて忘れないようにしましょう。

転職エージェントの面談で絶対にやってはいけないこと

常識的なことばかりですが、転職エージェントの面談でやってはいけないことは以下の通りです。

⚫︎ウソをつく、隠しごとをする
⚫︎コミュニケーションが成り立たなくなる態度を取る
⚫︎終了時間になっても続けようとする
⚫︎アドバイザーを口説く

一つずつ見ていきます。

ウソをつく、隠しごとをする

経歴や応募状況、退職理由などについてウソをつく、もしくは隠しごとをすることです。
万が一、経歴詐称があった場合や重複応募があった場合は大きな問題になります。応募企業からは内定取り消し、エージェントからはそれ以降の対応がNGになるでしょう。場合によっては訴訟になることもあります。
また転職活動に関することでの隠しごともNGです。ウソ同様、希望に合った提案ができなくなります。エージェントとの信頼関係に響くことはすでに述べた通りです。

コミュニケーションが成り立たなくなる態度を取る

アドバイザーに対して高圧的な態度を取ったり、必要な質問に答えたりしないなど通常のコミュニケーションが取れないケースです。サポートの質も悪くなりますし、そもそもそれ以前に、エージェントの継続利用自体が難しくなる場合もあります。
当然、信頼関係にも悪影響を及ぼします。エージェントにとって求職者は「お客さま」ではありますが、もし継続支援不可と判断されればエージェント側から断られる可能性もあることを知っておいてください。

終了時間になっても続けようとする

アドバイザーの多くは多忙です。たくさんの求職者の対応をしています。面談終了時間が過ぎてもお構いなしに話し続けるのはアドバイザーを困らせるだけでなく、「ルールを守らない人」「自分勝手」という印象を与えかねません。決められた時間内に話がまとまるよう事前にしっかり準備しておくことが大切です。もし予想以上に話が盛り上がった場合などで話し切れなかった分は、メールや電話など後ほどほかの方法で解決するようにしましょう。

アドバイザーを口説く

ごくまれに転職エージェントを出会いの場として使う人がいますが絶対にやめてください。アドバイザーと一対一でやりとりを重ねるからといって、あくまでもビジネス上の関係であり、プライベートに立ち入ること、そのきっかけになるようなことは厳禁です。もしそのような行為をした場合、担当者を代えられる、もしくは強制退会になる可能性があります。エージェント運営会社は登録者と担当者との恋愛を一切禁止しているので注意してください。

アドバイザーと信頼関係を築くには?

アドバイザーと信頼関係を築くには以下のポイントに注意するとよいでしょう。

⚫︎熱意を伝える
⚫︎対等なパートナーだと考える
⚫︎不満や愚痴のはけ口にしない
⚫︎努力してもうまくいかないなら交代してもらう

一つずつ見ていきます。

熱意を伝える

できるだけ早く転職したいという意欲を伝えると印象が良いです。アドバイザーも、熱意のある人は特に助けたいと思う傾向があります。
また転職は熱意のある人ほど成功する可能性が高く、自分の担当する求職者の転職はアドバイザーの実績にもなります。自然とサポートも手厚くなるでしょう。
転職を急いでいない場合は仕方ないですが、その場合でも「転職に向けてのアドバイスが欲しい」など積極性をアピールするとよいでしょう。

対等なパートナーだと考える

エージェントと求職者は対等な関係であり、パートナーであると考えましょう。自分が転職に成功することは、お互いにとってメリットであり、かつお互いのミッションでもあるからです。一方的にサービスばかり要求する「お客さま気分」にはならないように注意してください。
そもそも転職するのは自分です。エージェントを頼りにするのはよいですが、依存してはいけません。自分でやるべきことはやる、ということを忘れないでください。

不満や愚痴のはけ口にしない

アドバイザーも人間なので、不満ばかりの人と関わるのはいくら仕事とはいえモチベーションが上がりません。また、「これだけ不満を言うのだから、転職先でも何かと不満を感じて結局すぐに辞めてしまうのではないか」と思われ、自信を持って企業に紹介できない人物のレッテルを貼られてしまう可能性もあります。
不満があったという事実を伝えるのは問題ありませんが、言い方を工夫するなどそれだけにならないように注意してください。

努力してもうまくいかないなら交代してもらう

いくら自分の側から信頼関係を築く努力をしても、相手にその気がなければうまくいきません。その場合は素直に事務所に連絡して担当者を交代してもらいましょう。今の担当者の何がいけなかったのか、どうして欲しいのか、を伝えることでより相性の良い担当者をつけてくれる可能性が高まります。ただし安易に担当変更を繰り返すのはおすすめしません。引き継ぎしているとはいえ毎回初対面の相手では転職活動がふりだしに戻ってしまうからです。

面談後の流れはどうなる?

転職エージェントとの面談後の一般的な流れは以下の通りです。

⚫︎求人紹介
⚫︎書類添削・面接対策
⚫︎応募・書類選考
⚫︎面接
⚫︎内定・退職交渉
⚫︎入社準備・退職
⚫︎入社・入社後フォロー

一つずつ見ていきます。

求人紹介

面談中に紹介される場合もありますが、面談の内容をもとに選ぶのに時間がかかる場合や改めてじっくり精査したいような場合は求人紹介が面談後になることもあります。
もし紹介された求人が希望とズレていると感じた場合は遠慮せず素直に伝えてOKです。それを繰り返すことにより、だんだん精度が高くなっていきます。エージェント側もいくら面談で求職者の希望を聞いたとはいえ、一回で納得のいく求人を出すのは難しいものです。

書類添削・面接対策

書類選考を通過できるような書類作りや、採用したくなるような面接の受け答えの練習などをしてくれます。これは数々の転職ノウハウを持ち、企業の人事担当者とも密に連携が取れる転職エージェントだからこそできることです。たとえ不慣れでもアドバイザーによるサポートがあるので安心です。
ほかにも選ぶ企業によっては過去の面接で聞かれた質問を事前に教えてもらえたり、面接後の感想を人事担当者から聞いてきてくれたりもします。

応募・書類選考

企業への応募はエージェントが代行してくれるのが普通です。エージェントの推薦がある分、個人で応募するよりも適性があると判断してもらえる可能性が高くなるでしょう。また選考もいきなり面接ではなく、その前に企業内で書類選考を行うことが多いです。エージェントによっては応募の前に、エージェント内で書類選考をする場合もあります。無事面接まで進んだ場合は、エージェントが日程を調整してくれるのでお任せしましょう。

面接

面接前には模擬面接や各種対策をしてくれるのが一般的です。過去に聞かれた質問や適切な答え方などを教えてくれ、万全の体制で本番に臨めるようにバックアップしてくれます。またエージェントによっては、面接に同行したり同席したりする場合もあるので緊張しがちな人にとっては心強いでしょう。面接後は企業にお礼状を書いてくれたり、人事担当者からのフィードバックを返してくれたりと、たとえ不採用でも次に生かすサポートが満載です。

内定・退職交渉

晴れて内定が出たら、いよいよ退職と入社に向けた準備に入ります。上司への上手な説得方法のアドバイスや退職時期の調整など現在の職場を退職するサポートもエージェントの仕事です。強い引き留めに遭う可能性もあるので、困ったときはぜひ積極的にエージェントを頼りましょう。
また自分では言い出しにくい内定先企業での具体的な給与や待遇もアドバイザーが交渉してくれるので諦める必要はありません。入社日の調整も任せましょう。

入社準備・退職

入社日の調整、入社後の条件の調整など、事務的な交渉はエージェントがやってくれます。その間に入社後に必要なものを準備したり、必要になる知識を勉強したりして新しい生活に備えましょう。
自分のことだけに専念できるのもエージェントを使うメリットです。
退職日当日は、少し早めに出社して身の回りの片付けやあいさつメールの作成、借りていた物の返却などをします。私物を持ち帰れるよう大きめの紙袋と職場に配るお菓子を持参するとよいでしょう。

入社・入社後フォロー

いよいよ入社です。エージェントによっては、入社した企業に確実に定着してもらうために入社後もフォローしてくれるところがあります。入社が決まるとエージェントは企業から報酬を得ますが、万が一すぐに退職した場合は返金しなければならないと決められています。ほかにも紹介した人材の早期退職や解雇はエージェント会社の信頼を損ねることになりかねません。そのため入社後も引き続き不満がないかヒアリングし、問題があれば解消するといったアフターフォローを行っています。

ジョバディの面談で本音で話して転職を成功させよう!

今回は転職エージェントの面談で話す内容、準備について解説しました。転職エージェントは転職を成功させるという同じ目標を持ったパートナーです。アドバイザーと本音で話して二人三脚で進める転職活動は一人でするより効率的です。

ジョバディはキャリアアドバイザーも在籍しています。一からサポートしてもらうことも、必要なポイントだけサポートしてもらうことも可能です。

対面の面談でのサポートはもちろん、電話面談でもアドバイスしてもらえます。

ジョバディは30秒で終わる会員登録から、最適な求人の紹介、質問に答えるだけのラクラク自動選考、アドバイザーサポートが受けられる面接対策から面接&内定獲得まですべてのサービスが無料で受けられます。安心のサポートにより、短期で結果が出やすいのもジョバディの特徴です。

ジョバディはキャリアアドバイザーとともに本音で相談してくれるあなたを待っています。まずは登録から始めてみてはいかがでしょうか。

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