
Web面接攻略法|リモート、オンラインならではの準備とマナーなど注意点
「転職を考えている企業からWeb面接の案内が来たけれど、対面面接とはどう違うのだろう?」
転職活動を始めた方は、上記のようなお悩みを持っていると思います。
Web面接とはPC・スマホやタブレットを使ったオンライン面接のこと。
Web面接も対面面接も、行われる内容は基本変わりません。
過去の経歴をもとに転職理由や転職先の志望動機、自己PRの準備などを行い、その内容を踏まえて面接官が求める人材としてふさわしいかどうか質問されます。
ただ、面接の形式が異なることから生じる、Web面接ならではの注意点も複数存在します。
今回は以下に挙げるWeb面接の対面との違いを踏まえて万全に備えておきましょう。
ぜひ参考にしてみてください。
Web面接とは
Web面接とは先ほども申し上げた通り、ZoomやSkypeのようなWeb会議ツールを使用したオンライン面接です。
そのため、「ビデオ通話」ができるPCやタブレット、スマートフォンなどのデバイスとインターネット回線が必要となります。
Web面接はコロナ禍で外出が規制された際、インターネットに接続できれば面接ができるという点から急速に普及しました。
就職活動をコロナ禍以前に終了された方は利用経験が少ないかもしれませんね。

内容は対面面接と同じ
Web面接も対面面接も、基本的には志望動機、自己PRを準備して、面接官の質問に答えるといった流れに変わりはありません。
あくまで内容については面接対策を行えばほかの特別な準備をする必要はないといえます。
対面面接との違い
Web面接と対面面接はインターネットを介して行うという点が大きく異なります。
Web面接であれば移動の手間や時間が不要になり、効率良く面接を受けられるようになりました。これがコロナ禍に急速に普及した理由です。
しかし一方で、オンラインと対面との形式の違いから新たに注意点も生まれたため、ポイントを押さえておくことが大切です。
オンライン面接・リモート面接と違うの?
Web面接には、オンライン面接やリモート面接といった別の呼称がありますが、内容は転職希望者の採用可否を見極める、同じものと考えて差し支えありません。
また、別の似た言葉に「Web面談」「オンライン面談」というものがあります。
こちらはWeb面接とは意味が少々異なり、面接の前にコミュニケーションを取ることや求職者へ企業が自社の魅力を伝えることなどを目的として行われています。
Web面接と比較してカジュアルな形式です。

Web面接・オンライン面接の流れ
Web面接の基本的な流れは以下の通り、対面面接のものと変わりません。
・①企業からURLを受け取る
・②開始時間に合わせて入室
・③面接
・④終了、退出
上記4つの流れを一つずつ見ていきましょう。
①企業からURLを受け取る
まずは面接が決まったら、企業から面接の詳細メールが来ます。
内容は面接に使うツールの説明、当日に入室・ログインするためのURL・ID・パスワードなどです。
場合によっては異なる情報が記載されていたり、面接の日程メールとは別のメールで後日届いたりするため見落とさないよう注意が必要です。
また必要なツールは早めにインストールしておいて問題ありません。
直前でのインストールは通信トラブルなどの生じたときに余裕がなくなってしまうため、あらかじめアカウント設定や操作方法の確認を終わらせておきましょう。
もし、メールがなかなか届かない場合や自分のメールフォルダを探して見当たらない場合はなるべく早く連絡しましょう。念のため迷惑メールフォルダに入っていないか確認しておきましょう。

②開始時間に合わせて入室
Web面接は、先ほど申し上げた通り事前に受信したURLからログインし、入室します。
面接開始の時間ピッタリに入室してしまうのは、あまりマナーとして褒められたものではありません。
(マナーについて、詳しくは後述します。)
開始時間と同時ではなく、5~10分前に入室して待機しておくようにしましょう。
③面接
入室後、面接が開始する前にすぐあいさつを行いましょう。
面接の内容は先ほども申し上げた通り、対面で行われるものと基本変わらないため、準備してきた内容をしっかりと伝えてアピールしましょう。
面接終了時、退出時にもあいさつを忘れないよう心がけてください。
④終了・退出
面接終了後は、特に質問がなければ面接官が退出するまでいったん待ちます。
ただし、先に退出を促されることもあるため、その場合は指示に従いあいさつを忘れないようにしましょう。
お礼やあいさつは立ち上がらず、カメラに目を向けて行うようにしてください。
上記の通り、Web面接と対面面接との流れは入退室以外、特に変わらない内容となっています。
どちらも同様にしっかりと対策しましょう。
Web面接・オンライン面接ならではの準備
一方でWeb面接の形式は対面時とは異なっており、必要な準備は以下のように変わります。
・インターネット環境・デバイス
・スマホで面接はあり?
・面接時の場所
・Webカメラ
・イヤホン・ヘッドセット・マイク
・ライト
・スマホスタンド
それぞれのポイントを見ていきましょう。
インターネット環境・デバイス
Web面接には、事前にインターネットの通信環境やツールの準備が必要となります。
特に回線環境が悪いと話の流れが止まって進まなくなり、最悪面接の中断もありえるため、安定したインターネット環境を準備することが望まれます。
Web面接ツール使用時では、普段の回線使用時に比べてデータ通信量が多くなるためPCの動作やWi-Fiが重くなりがちです。
無線LAN(Wi-Fi)よりは有線LANの方が通信を安定させられるため、不安であればトラブル防止のために準備しておきましょう。
ツールの準備については、会社によりWeb面接で使用するツール(アプリ)が異なることもあるため事前に送られてきたURLをチェックしておくことも肝心です。
代表的なツールはZoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどが挙げられます。
あらかじめ必要なものをインストールして、動作確認や操作方法を理解しておきましょう。
また、ほかの人の会話や通信が影響しやすい喫茶店やネットカフェなどではWeb面接を受けないこと。やむを得ない場合はレンタルスペースなど周辺環境の整った場所を選びましょう。
デバイスに関しては容量、画面の大きさ、スペックなどからPCがおすすめです。

スマホで面接はあり?
Web面接はスマホでも受けられる点がメリットの一つといえます。
ただし使い方にはカジュアルな気分、位置取りなどに気を付けなければいけません。
スマホを使った面接の手軽さから気が抜けてしまうこともあります。また、スマホを手で持って受けてはいけませんし、机の上にただ置いただけではカメラに映る自分の目線が上から見下ろすようになってしまいます。
ほかにもアプリの通知を誤って押すことや着信通知が届いてWeb面接が中断されてしまうこともあるため、どちらかというとPCの使用がおすすめです。
面接時の場所
対面の面接では転職希望者が企業に出向くケースが多く、企業側に「面接を受ける場所」を用意してもらえます。一方でWeb面接は自分で場所を用意する必要があります。
Web面接の場所はインターネット通信が安定的で、静かでほかの人がいない自宅がベストと思われます。プライバシーや情報セキュリティの面から見て、喫茶店などの出先では受けないこと。やむを得ず自宅外でWeb面接を受ける場合はレンタルスペースなど周辺環境の整った場所を選びましょう。また事前に相談するなど断りを入れておくと印象は悪くならないと思われます。
また、Web面接中の背景は無機質なものにしておくと無難です。
Webカメラ
カメラが内蔵されていないPCを使用する場合は外付けWebカメラの接続が必須となります。
性能や機種により映り方が多少変わるため、画像の鮮明さを優先的に考えましょう。
画像が鮮明であれば、面接官は明るい印象を持ちやすいためです。
PCの内蔵カメラに不安があれば、別に用意しておきましょう。
ただ、外付けのWebカメラを利用する際は必ずWeb面接に先んじて動作確認を忘れないことが大切です。特に内蔵カメラとは別に用意した場合であれば、設定を内蔵カメラから外付けカメラに変更しておきましょう。

イヤホン・ヘッドセット
Webカメラとは別の外付け機材として、イヤホン・ヘッドセットを着けることが挙げられます。
外部の音をシャットアウトし面接官の話がよく聞こえるようになるためおすすめです。
ヘッドセットが失礼にならないか気にする転職者も多いでしょう。
しかしWeb面接をより丁寧に行おうとしている、と判断されることが多いため気にしないでよいと思われます。
また、Bluetooth接続式のイヤホンやヘッドセットではなく、有線接続の可能なものを選ぶと充電を気にしないで済みます。
マイク
イヤホンやWebカメラに内蔵されている場合が多いため、特別マイクを付ける必要は基本的にはありません。
ただし、より自分の声を明瞭にするためにも、マイク内蔵のものやマイクと合わさった一体型のイヤホン・ヘッドセットを選ぶようにしましょう。
ライト
内蔵カメラや外付けカメラを用いて、自分の映像での照明量は十分か確認しましょう。
特にWeb面接用ツールに映るカメラ越しの自分が暗く見えることはよくあります。
部屋全体が暗くなってしまうことや、背景と窓との位置関係で逆光になってしまう場合にはキャッチライトの導入も一つの手です。
ライト自体は必須ではなく、自身の部屋の照明や窓との位置関係を調節して明るい映りになれば大丈夫です。円形のリングライトが定番となっています。
光の色を変更できるものもあるため、白飛びしていないか逐次カメラで確認して調節しましょう。
スマホスタンド
Web面接でスマホを使用する場合は……
・スマホは横位置で使う。
・位置を固定・安定させること。
・スマホは普段使っていて大きさも小さいため、準備をおろそかにしがちだが適切な準備が必要。
……といった注意点があります。
このためにもスマホスタンドが必須です。
面接を受ける際のマナーを守るためにも、必ず準備しておきましょう。

Web面接・オンライン面接のマナーと注意点
ここまではWeb面接の流れや準備について見てきました。
しかし、Web面接のマナーについて小出しにしてきたと思います。そこで改めてWeb面接のマナーについてまとめておきます。
Web面接ではオンラインならではの面接官に配慮するべきポイントがあります。
・服装は対面面接と同じ
・何分前に入室する?
・開始・終了時のあいさつ・お礼を忘れない
・目線は画面ではなくカメラへ
上記の内容が必ず守りたいマナーとなっています。
それぞれの要所を確認していきましょう!
服装は対面面接と同じ
Web面接と対面面接とでの服装は変わりません。
基本的には対面での面接と同じく、指定がなければ上下スーツ着用のフォーマルな身だしなみが求められます。上だけスーツで下はジャージ、などの失敗例は多々あるため必ず上下そろえておきましょう。
男性はネイビーなどの濃い色のスーツに白無地のシャツ、そして派手すぎないネクタイがおすすめです。
女性の方はジャケットと白めで淡い色のシャツやブラウスを着ると明るい印象で効果的です。
服装自由、私服やラフな服装を指定されたとしても、ジャケットなどを羽織りオフィスカジュアルで参加します。
顔回りは明るい印象にするためマスクは外すこと。着用する必要がある場合は派手すぎる色を避けましょう。
また、髪で顔の輪郭を隠さないこと。女性はお辞儀をしたときに髪が顔にかからないように、まとめておきます。
ロングヘアなら一つ結びやハーフアップなど、就活の際に用いた髪型でOK です。
メイクはナチュラルメイクが基本ですが、Webカメラを通すと顔が暗く写ることがあり、全体的に暗い印象になったり、表情が読み取りにくくなったりしてしまいます。対策として、Tゾーンや目の下、顎にハイライトを入れるのがおすすめです。
特に目の下はしっかりとハイライトを入れて、チークは頬の外側に入れると効果的。
アイシャドウも明るいベージュにすると目元がくすまずに写ります。
血色をよく見せるため、チークやリップもオレンジやコーラル系が好まれます。
メイクが終わり次第、一度カメラを通して自分の顔を確認しましょう。
アクセサリーは結婚指輪とオフィスで使うような時計であれば可能です。
TPOをわきまえた身だしなみを心がければ面接官に悪印象を与えることはないため、安心して面接に臨みましょう。
何分前に入室する?
Web面接では時間開始の5~10分前に入室しておきます。
先に入室しておくことでカメラ写りの最終確認も可能です。
また、面接開始時間とは別に入室時間を指定されている場合もあるため、あらかじめ案内メールを隅々まで確認しておきましょう。
面接官が入室を確認次第、会話が始まることも少なくありません。
通信トラブルなど何かしらの問題が起きる可能性もあります。
事前にツールのインストールやアカウント設定など、必要な準備は早い時期から済ませておくことで余裕を持って臨むことが得策です。
開始・終了時のあいさつ・お礼を忘れない
面接開始時や入室時に面接官のログインを確認できたら、「本日、面接を受けさせていただきます〇〇です。よろしくお願いいたします」といった形でフルネームを名乗りあいさつを行います。目線はカメラに向けましょう。
また、面接終了時にも「本日はお時間をいただき、ありがとうございました。」などお礼を欠かさないこと。
これらのあいさつやお礼のとき、お辞儀は座ったままカメラに頭頂部が映らない程度で大丈夫です。
目線は画面ではなくカメラへ
対面での面接と同様に話をしている人を注視してしまうと、カメラの位置関係上、モニター画面越しでは別の方向を見ているように感じてしまいます。
あいさつから、相手を見ているアピールとしてカメラに目線を向けましょう。
マナーでもありますが、好印象につながるコツでもあります。
ぜひ意識してみてください。
Web面接・オンライン面接ならではの確認・練習
対面面接とは違い、面接官はカメラを通して転職希望者を見ています。
そのため、カメラ越しでも好印象を保つためのコツや面接中のトラブルを避けるための注意点は対面面接とWeb面接とでは少し異なってきます。
・背景選び
・カメラ写りの確認
・表情・笑顔の作り方
・話し方
一つずつご説明いたします。
背景選び
Web面接の背景では先ほども申し上げた通り、できるだけ無機質で余計なものが映りこまないようにするのが無難です。
例えば洗濯物が干してあるなどの生活感を見せないことを心がけましょう。
背景は白や無地の壁を選ぶのが最適です。
また、窓から差し込む日光が逆光になってしまわないか、カメラの映像を見て確認しましょう。
ほかにもバーチャル背景やぼかしを使用する場合は白無地を背景にしておくことが大切ですが、データ量が大きくなることや顔周辺の輪郭がぼやけてしまうなどの点からあまりおすすめしません。
カメラ写りの確認
面接のURLへの入室前にカメラの映像を確認しておくことで、面接官への印象を下げないようにできます。
自分の顔や姿がクリアか、目線の高さ、表情、身だしなみ、背景に余計なものはないか、部屋はうるさくないか、逐一チェックします。
スマホやタブレットでWeb面接に臨むのであれば、面接中見下ろす形のアングルになっていないか確認しましょう。
映像内に自分の上半身と顔が収まり、目とカメラの高さが合うことで印象アップを狙えます。
背景が白以外の色である場合は、背景と同系色のスーツを着ないようにすることもちょっとしたポイントです。

表情・笑顔の作り方
Web面接のような画面越しのやりとりでは、表情がわかりづらいため、普通にしていても不愛想や無表情に思われてしまうことがあります。
無表情やノーリアクションではなく、面接官にちゃんと話の伝わっていることをアピールするため、対面面接に比べてより意識的に表情を作りましょう。
にこやかで明るい表情ができているか、カメラ越しの映像を見てどう見えるのか先に練習しておくようにしましょう。
話し方
音声についても同様で、対面より聞き取りづらくなるため普段より大きくはっきりとした声で受け答えができるようにします。
また、通信によりタイムラグが発生する場合があるため、相づちを打つタイミングを見計らい、質問の回答時には一問一答で端的な論理展開をできるとスムーズです。
明るい表情でハキハキとした話し方からスマートな印象を与えられるよう、Web面接ツールに付随しているマイクチェック機能で事前に練習しておきましょう。
接続などのトラブルがあった際
どうしてもトラブルはつきものです。特に通信トラブルは自分に非がない場合であっても起こることがあります。
声が聞こえない、通信不良で途切れたといったトラブル時には速やかに面接担当へ連絡します。面接に使用しているツールのチャット機能で連絡できる場合もあるため、焦らず落ち着いて対応しましょう。
PCなどのデバイストラブルであれば別のデバイスに変更する旨や、必要があれば再度日程調整をお願いすることなどの連絡を欠かさないでおきましょう。もしもの不安があれば、Web面接の日程調整のときに対応を確認してもよいかもしれません。
また、自分のせいではなくても相手側の心情を考え、「申し訳ございません」と一言おわびを入れることは忘れないようにしましょう。
万が一のため、会社の代表電話番号や面接官・担当者の連絡先をメモしておくことがおすすめです。
Web面接・オンライン面接でよく聞かれること
形式が異なる点以外に、Web面接と対面面接とで聞かれる内容は変わりません。
実際、聞かれる内容は以下のようになっております。
・自己PR
・志望動機
・退職理由
・カンペやメモはあり?なし?
面接官は転職希望者の採用の可否を判断するために質問をしてきます。履歴書・職務経歴書など、提出済みの書類に書いた内容を確認してベースとして誠実に答えましょう。
自己PR
自己PRの内容はそのまま自分を採用することで企業にプラスになることの説明です。
自分の強み、なぜ志望先の企業で働きたいのか、強みをその企業ならどのように生かせるか。
職務経歴書に書き出した前職までの経験や成績、現在持っているスキルや資格をもとに具体的で論理的かつ端的に答えましょう。
このとき、志望動機も少し織り交ぜて話せるとストーリーができてわかりやすい自己PRになります。
事前提出書類をどのように書いたか少し不安であれば、提出したものをあらかじめ印刷しておくことも一つの手ではあります。
しかし、紙を見続けて話していると印象はあまりよろしくありません。
見る場合はちらっと見る程度に収めるか、面接前に確認しておき、応募企業の求めるニーズを満たしていることをアピールしましょう。
ディスプレイが広ければ、画面に映し出しておいてもいいでしょう。
志望動機
志望動機と自己PRの共通事項として「自分のスキル・経験から来る強みや希望を、志望企業の業務につなげる」ところがあります。
面接官が見ている点は主に「転職希望者の能力・意欲・人物」の3点です。
志望度の強さ・会社の社風とのマッチ具合を面接官に訴えるためにも、企業研究を重ねて志望企業の事業内容への共感や理解をアピールする準備が必要です。
自分がどのように貢献できるかを話すのも大切ですが、なぜその志望企業でなければいけないのか、その企業独自の魅力や価値を理解していると示せる準備を心がけましょう。

退職理由
面接官側としては、転職希望者の能力の次に気になるのが「すぐに辞めてしまわないか」という点です。
転職理由の内容と自社の状況を比較して、退職した際の状況がもう一度自社内で起こらないかを確認したいのです。
例えば転職理由が「職場の雰囲気が悪く、環境を変えようと思った」といった内容であれば、面接官はまた人間関係に悩むなどして辞めていってしまうかもしれない懸念を抱きます。
そのため、自分が積極的に職場環境を変えようとした行動や努力を語りましょう。
辞めた理由が人間関係であればすべてを話す必要はありませんが、努力をしたことを伝えないとネガティブなイメージにつながりかねないことは留意してください。
また、キャリアプランと志望動機に一貫性を持たせることも重要です。
転職先でどんなキャリアや成長を遂げたいのか、面接官が自社企業とマッチしていると判断しやすく、かつ長く勤める予定であることを伝えてポジティブな印象にしましょう。
カンペやメモはあり?なし?
Web面接・オンライン面接であればこそできるカンペやメモの用意ですが、ガイドメモ程度の使い方に収めておくことが無難に思われます。
カンペを読み上げている間はおおよそ棒読みになってしまったり、昨今のカメラだと目線を追えてしまったりと不自然な挙動をしてしまいます。
また、用意する場所も目線の高さをカメラにキープできる位置にしましょう。
紙媒体でも電子媒体でもどちらも使用できるとは思いますが、対面面接ではやらないようなカンペの作成は控える方がよいです。
直前に準備・確認するべきこと
事前準備とは別に、Web面接開始の直前でのみ準備できることや、再度確認した方がよいものもあります。
・端末の準備(起動・接続・充電など)
・マイク・イヤホンの作動
・カメラ写り
・アカウント名・アイコンの設定
・無関係なアプリなどの通知オフ
・トラブル発生時の相手の連絡先
一つずつポイントを見ていきましょう。
端末の準備(起動・接続・充電など)
Web面接で使用するデバイスの起動・接続・充電は忘れてはいけません。
Web面接ツールの使用時は映像データを長時間やりとりするため、デバイスがまず通常通りの起動をするか、インターネットの接続は安定しているか、充電は持つかなど確認しましょう。
念のため、電源は可能であればデバイスにつないでおきましょう。
トラブルに備えて余裕を持ってデバイスの調整を行うことが大切です。
また、ほかのアプリやソフトは閉じておくとよいでしょう。
マイク・イヤホンの作動
デバイスに付随している、または外付けで使用するマイク・イヤホンは上手く作動していますか?
Web面接ツールやPCのソフトでマイクを通した音声やイヤホンの聞こえ具合をもう一度確かめておくと安心です。
できる限りノイズは入らないようにマイクボリュームの調節を繰り返しましょう。
カメラ写り
メイクや服装はWeb面接本番と同じにし、映りをチェックします。
明るすぎて白飛びしていないか、逆に部屋の照明が足りていないか、逆光はないかなどカメラはチェックポイントの多いため、時間のあるときに準備をしておきましょう。
また、スマホの場合は横向きにしてスタンドを使用し、目線と同じ高さまでカメラがくるよう忘れずに。
アカウント名・アイコンの設定
Web面接で使用するツールのうち、プライベートで使用している場合はアカウントやアイコンがビジネスシーンにそぐわないことがあります。
例えば実名ではない、写真が完全なプライベート用である、メールアドレスがそのままIDになっているなどですね。
表示されるアカウント情報やアイコンを確認し、アカウント名は氏名、アイコンは履歴書の写真などのフォーマルなものに変更しておきましょう。
無関係なアプリの通知オフ
Web面接中になんらかのSNSの通知がスマホから鳴ってしまわないよう、使用しないアプリの通知は切っておくのがマナーです。
対面面接と気を付けるべきポイントは同じで、TPOを踏まえた設定に変更しておくか、不安であればスマホの電源や通知自体を切っておくことがおすすめです。
トラブル発生時の相手の連絡先
万が一のトラブルが起きたときには、相手方に速やかな連絡を行うことを心がけてください。
トラブルの内容とその対応も面接官側に何かしらの印象を与えることになり、それ以上に迷惑をかけてしまっているため素早い対応が求められます。
ペーパーレスの時代ではありますが相手方の連絡先は紙にメモしておくと、デバイス自体にトラブルが生じたとしても間違いなく連絡できるためおすすめです。

Web面接・オンライン面接で印象をよくするコツ
ここからはWeb面接・オンライン面接で自分をより好印象な人物に見せるためのコツをお話していきます。
・顔にライトを当てて明るく見せる
・カメラの高さを調節・固定する
・声の大きさ・ジェスチャーは大きめに
・タイムラグに配慮する
それぞれの特徴としてはやはりWeb面接ならではの注意点と共通した内容になっています。
オンライン上の面接であることをチャンスに変えていきましょう。
顔にライトを当てて明るく見せる
髪を整えて顔を出すだけでなく、実際に顔へライトを当てることで明るい印象を与えられます。前述の通り、専用のライトを購入・使用しても問題ありませんし、家にあるものでの代用や窓のカーテンを開け、日光が当たるようにしてもよいと思われます。
映り方は何度もチェックし、カメラ目線の高さを保てる位置や姿勢を探しましょう。
カメラの高さを調節・固定する
カメラの高さは目線の高さです。
スマホでWeb面接を受ける際の注意点や、カメラ写りのポイントで前述したように、カメラで映っている映像が見下ろしている構図になっていないか事前にチェックしましょう。また、顔回りから上半身までバストアップの形で映っていないかも確認しましょう。
イメージとしては証明写真の程度まで体が見えていれば大丈夫でしょう。
声の大きさ・ジェスチャーは大きめに
オンライン特有の声の聞こえづらさや表情のわかりづらさは必ず対策をしてください。
声に関しては普段より意識的に大きく、はっきりと話すことが大切です。
また、面接官の質問やその返答ではジェスチャーや相づち、表情をより大きく、明るい印象を持たせられるようにしておきましょう。
事前に映り方を確認し、大げさすぎないが投げやりでもないちょうどいい塩梅を見つけましょう。
タイムラグに配慮する
Web面接に使用するツールはデータ通信量が大きく、PCに負荷がかかったり通信が少し遅れたりと音声にタイムラグが発生することがあります。
そういった際には相手方の話を相づちの代わりにうなずきながら黙って聞き、自分の話す番まで聞いている姿勢を見せ続けながら待つことも必要です。
相手が話し終えた後は一呼吸置き、続きがないか確認してから話し出すようにしましょう。
また、面接官もタイムラグがあることを察知しているため、話し終えたらこちらから「以上です」と付け加えるとよいでしょう。
Web面接のアドバイスもジョバディにおまかせ!
Web面接の内容は、基本的には対面と変わりません。
変わるのはカメラの映り方、声や表情の届き方、事前準備などとなっています。
これらすべてに共通しているのは「面接官に悪印象を与えないように」気を付けること。
対面面接と本質はあまり変わりません。
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