
転職エージェントは使うべき? 向いている人の特徴や使うメリットを解説
【この記事の要約】
●転職エージェントをことさら使うべき人の特徴は、初めて転職する、キャリアプランを描けていない、自主的に転職活動を進めるのが難しい、非公開求人や独占求人を紹介してもらいたい、転職を有利に進めたいなど
●使わない方がよい人の特徴は、自分のペースで転職を進めたい、志望する企業が明確になっている、キャリアアドバイザーとのやりとりが面倒くさいなど
●転職エージェントのメリットは、無料で利用できる、専門的なアドバイスが受けられる、非公開求人の紹介を受けられる、選考対策や企業情報の提供を受けられる、各種手続きを代行してもらえるなど
●転職エージェントのデメリットは、転職エージェントごとに取り扱う求人が異なる、自分のペースで進めにくい、キャリアアドバイザーとの相性があるなど
インターネットの評判などから転職エージェントにネガティブな印象を持っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、転職エージェントを使うべきか悩んでいる人に向けて、その判断基準や利用するメリット・デメリットを紹介します。
転職エージェントを使うべきか悩んだときの判断基準
転職エージェントを使うべきか悩んだら、自分の転職スタイルに向いているかどうかを基準に判断するとよいでしょう。マイペースにやりたいのか、多少無理してでも引っ張っていってほしいのかなど、自分の方針を決めると判断しやすくなります。
転職エージェントを使うべき人の特徴
転職エージェントを使った方がよい人の特徴を説明します。逆に言えば、自力で行うのが難しいかもしれない人です。
以下のいずれか一つでも当てはまる人は、転職エージェントを使った方が転職を成功させやすくなるでしょう。
初めて転職する
初めての転職だと、右も左もわからない状態であることも多いでしょう。それを一からサポートしてもらえることは大きなメリットです。担当のキャリアアドバイザーがスケジュールを組んでやるべきことを整理してくれるので、転職活動をスムーズに進めやすくなります。何もわからなくても、キャリアアドバイザーの指示どおりに真摯に取り組めば、希望する転職ができる可能性が高まるでしょう。いつでもプロに相談できることも安心につながります。
キャリアプランを描けていない
転職エージェントは、明確に転職の意思を持っていなくても利用できるところがメリットです。漠然と転職したい、転職するか悩んでいる、という状態であってもキャリア相談が可能です。転職市場を熟知しているキャリアアドバイザーが、これまでの経験、現在の状況をヒアリングしながら、一緒に将来のキャリアプランを考えてくれます。自分以外の人に相談することで自分だけでは見えなかった強みや経験・スキルに気付けるかもしれません。
自主的に転職活動を進めるのが難しい
転職活動を自主的に行う場合には、履歴書・職務経歴書の作成から面接日程の調整まで、すべて自分一人で行わなくてはなりません。
転職活動は相応の時間がかかります。自分の時間を使って転職活動を進めないといけないため、プライベートの時間は少なくなるでしょう。現職と並行して転職活動を行うならなおさら、スケジュール調整だけで時間が取られてしまうことも考えられます。選考対策に十分な時間が割けないかもしれないことは覚悟しておきましょう。

非公開求人や独占求人を紹介してもらいたい
転職エージェントは多くの非公開求人や独占求人を抱えています。それらを紹介してほしい人は転職エージェントを利用すべきでしょう。
非公開求人や独占求人を出す企業は転職エージェントに一般より高い仲介手数料を払っています。コストはかかっても優秀な人材を確保したいと考えている企業なので、給与や待遇などが通常よりも良いケースが多いです。非公開求人や独占求人も含めてチェックした方が、悔いのない求人探しができるかもしれません。
転職を有利に進めたい
転職エージェントを利用すれば、担当者に相談しながら必要な準備ができるので転職活動を効率的に進められます。企業の人事担当者から仕入れたリアルな内部情報をもとに、より希望に合った企業を探せるでしょう。
また、応募書類は選考に通りやすいよう担当者が企業に合わせて添削してくれます。ほかにも面接対策やさまざまなサポートを受けた結果、一般の求職者より選考通過率が上がり、転職を有利に進められることは間違いありません。
転職エージェントを使うべきではない人の特徴
一方、転職エージェントを使う必要があまりないか、どちらかというとデメリットの方が大きく、エージェントの利用に適していない人の特徴を説明します。
以下に具体的なタイプを紹介しますので参考にしてください。
自分のペースで転職を進めたい
転職エージェントの中には、サービス提供期間が決められているケースがあります。実際に転職しようと思ったときにサービスが終了していたら意味がありません。今すぐ転職を考えているわけではない場合は、まだ利用しない方がよいでしょう。
また、なかなか転職に踏み切れずにいると転職を急かしてくるアドバイザーもいます。自分のペースでじっくりと転職を進めたい人は、転職エージェントを利用するとストレスになるかもしれません。
志望する企業が明確になっている
転職したい業界や職種の希望があり、「この求人に応募する」と決めている場合は、転職エージェントに頼らなくても問題はないかもしれません。ただし、念のため選択肢を増やしておきたいというような場合は、保険として登録しておくのも一つの方法です。
そのほか、応募書類の添削やアドバイス、実際の面接で聞かれる質問を想定した実践的な面接対策などのサポートを受けたい場合も、やはり転職エージェントは使った方がよいでしょう。
キャリアアドバイザーとのやりとりが面倒くさい
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求職者ときめ細かなコミュニケーションを図りながら転職支援を行います。求職者の人物像や希望を正しく知ることでよりマッチ度の高い企業を紹介できるからです。そのため、転職活動中は何をするにもその都度キャリアアドバイザーに報告する必要があります。このやりとりを手間に感じる人には、転職エージェントは向かないかもしれません。
ジョバディは転職サイトとしての一面も持ちつつ転職エージェントのサポートも受けられる新スタイルの転職エージェントです。ジョバディなら効率的に選考が可能で、各種サービスを自由にカスタマイズできるため、エージェント利用に関するストレスは大幅に減らせるでしょう。

転職エージェントを使うメリット・デメリット
転職エージェントは頼りになる存在です。しかし、どうしても合わない人もいます。
転職エージェントを使うべきか悩んだら、まず利用するメリット・デメリットについて正しく理解することが大切です。その上で自分の転職スタイルに合うかどうかを判断するとよいでしょう。メリットとデメリット、それぞれについて詳しく解説します。
転職エージェントを使うメリット
転職エージェントを使うと、主に以下のようなメリットが受けられます。
● 無料で利用できる
● 専門的なアドバイスが受けられる
● 非公開求人の紹介を受けられる
● 選考対策や企業情報の提供を受けられる
● 各種手続きを代行してもらえる
これらに魅力を感じた人は転職エージェントの利用が合っているかもしれません。
一つずつ詳しく説明します。
無料で利用できる
基本的に、転職エージェントに対して求職者側がお金を払うことはありません。非営利団体ではないにも関わらず、サービスのほとんどを無料で受けられる理由は、転職エージェントのビジネスモデルにあります。転職エージェントは求人を掲載している企業側から人材の入社が決まるごとに成果報酬が入るため、求職者は無料で利用できる仕組みになっているのです。
また、職業安定法により、転職エージェントの事業者は一部の例外を除いて求職者から手数料を徴収してはならないと定められています。転職エージェントによっては、一部有料サービスも含まれている場合もありますが、求人紹介や選考のサポートなどの基本的なサービスはどの転職エージェントでも無料です。
専門的なアドバイスが受けられる
転職エージェントには、転職に関する専門的知識を豊富に持つキャリアアドバイザーが在籍しています。転職のプロから助言をもらえることは転職エージェントを使う醍醐味(だいごみ)です。
ほかにも、キャリアアドバイザーは企業の人事担当者とつながりがあり、一般の求職者が知り得ない転職市場や業界、企業のリアルな実態を知っています。
未経験の業界や職種でも、その業界をよく知るキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれるため、目指しやすくなるでしょう。
非公開求人の紹介を受けられる
転職エージェントに登録すると、一般には公開されていない「非公開求人」に応募できます。非公開求人は、一般公募だと応募が殺到する人気職種や、競合他社に知られたくない重要プロジェクトのメンバーなどの求人を募集する際に企業が採る方法です。大手企業や優良企業も多いのですが、転職エージェントから紹介されないと知ることもできません。また、応募できる人が限られるため、キャリアや経験がマッチしさえすれば採用される可能性が高いのも特徴です。
選考対策や企業情報の提供を受けられる
転職のプロから応募書類の添削や面接対策などコツを押さえた転職活動のサポートを受けられます。
キャリアアドバイザーは企業側の採用ニーズや採用担当者の目に留まる効果的なアピール方法をよく知っています。採用担当者側の目線を想定した客観的な意見がもらえることで、より有利に選考を進められるでしょう。これは面接対策でも同じです。転職エージェントは、企業の採用担当者とコミュニケーションを取っており、面接官の雰囲気や社内の空気感などを把握していることがあります。それを踏まえて模擬面接をしてもらえることもメリットです。企業サイトや外からでは知り得ない内部の情報を集められるため、内定後のミスマッチも大幅に減らせるでしょう。

各種手続きを代行してもらえる
企業とのやりとりや内定後の交渉などはキャリアアドバイザーが代行してくれます。
応募手続きや面接日程の調整は1社だけでも面倒ですが、複数社に応募している場合は日程が重ならないように調整が必要なためなおさら大変です。転職エージェントを使えばそれらのやりとりもすべてお任せできます。
内定後には、自分からは言い出しにくい年収や待遇などの条件交渉も行ってくれるので、妥協することなく希望どおりの転職をかなえることができるしょう。
転職エージェントを使うデメリット
転職エージェントには以下のようなデメリットもあります。
● 転職エージェントごとに取り扱う求人が異なる
● 自分のペースで進めにくい
● キャリアアドバイザーとの相性がある
それぞれ詳しく説明しますので、気になる点があるか確認してください。
転職エージェントごとに取り扱う求人が異なる
転職エージェントの求人は、それぞれのエージェントが営業をかけたり、コネクションを使ったりして集めています。そのためエージェントによって取り扱う求人案件が異なります。自分が登録したエージェントで取り扱っている求人しか応募できないため、希望する職種や業界に強いエージェントを見つけることが何より大切です。
エージェント選びからしっかり見極めて活用していくことで、理想の求人に出合える可能性が高まります。
自分のペースで進めにくい
転職希望者が理想の企業に転職できるようサポートすることが転職エージェントの仕事です。まだ転職するか決めかねている場合であっても、転職エージェントに登録した限りは、基本的には転職する前提で話が進むものと考えておいた方がよいでしょう。転職エージェントは多くの企業と転職希望者をマッチングさせることで報酬が入る仕組みになっています。キャリアアドバイザーが転職を急かしてきたとしても、ある程度は仕方のないことといえます。
転職の希望条件や時期については、キャリアアドバイザーとしっかりと話し合うことが大切です。納得しないまま転職が進んでしまうことのないようコミュニケーションをしっかり取って進めましょう。
キャリアアドバイザーとの相性がある
実力の有無に関係なく、キャリアアドバイザーも一人の人間なので相性の良し悪しはもちろんあるでしょう。なるべく希望する担当者を付けてもらえるように、転職エージェントに登録する際には、「男性/女性の担当者を希望」「○○分野の転職に強い方を希望」などの希望を備考欄に書いておいてもよいかもしれません。そしてもし、担当者と相性の悪さを感じた場合には、早めに担当変更を依頼するべきです。言い出しにくいかもしれませんが、転職エージェントを使う以上、担当者との相性は転職の成功に大きく影響します。合わない担当者、なんとなくしっくりこない担当者と転職活動を続けた場合、最終的に自分の希望とは異なる転職になってしまう恐れもあります。
転職活動の流れ
転職エージェントを使うか使わないかで、転職活動の流れは大きく変わります。
自分が転職エージェントを使うべきかどうかわからない人は、先に述べたメリット・デメリットを読んだ上で、具体的な転職活動の流れ・プロセスをチェックしてみるとよいでしょう。
以下に、転職エージェントを使う場合と使わない場合、それぞれの流れを紹介します。どちらのプロセスが自分のスタイルに合っているかという観点で確認してみてください。

転職エージェントを使う場合
転職エージェントに登録してから、転職先企業に入社するまでの流れ・プロセスは以下のとおりです。
- 転職エージェントに登録する
- 転職エージェントから面談日程の連絡がくる
- キャリアアドバイザーと面談(キャリアの棚卸し、転職希望条件の確認等)
- 求人紹介を受ける
- 応募書類の作成(添削サポートあり)
- 応募
- 面接日程調整
- 面接(対策サポートあり)
- 内定、退職、入社(条件交渉サポートあり)
転職エージェントを利用すると、エージェント登録後の求人紹介や企業情報の提供、応募手続き、入社手続きや各種条件交渉などはすべてキャリアアドバイザーが行います。そのため、転職希望者は選考書類を用意したり、面接を受けたりするだけで済みます。面倒な手続きや調整はすべてエージェントにお任せできるので、働きながらでも転職活動を進めやすいでしょう。さらに応募書類の添削サポートや模擬面接といった面接対策もあり、選考を通過するようバックアップしてくれます。
転職エージェントを使わない場合
転職エージェントを使わずに、自分で転職活動を進める場合の流れ・プロセスは以下のとおりです。
- 自己分析、企業研究をする
- 求人検索
- 応募書類の作成
- 応募
- 面接日程調整
- 面接
- 内定、退職、入社
転職エージェントを利用しない場合は、上記すべてを自分一人で行う必要があります。自己分析やキャリアプランの方向付けも、客観的な意見がもらえないため、自分の認識・判断だけが頼りです。企業情報や転職市場の動向などは企業サイトなど外から見える範囲でしか情報が得られません。転職エージェントを利用している転職組とはどうしても情報量に格差が出てしまうことは避けられないでしょう。
当然、応募書類の作成や面接に向けての選考対策サポートもありません。企業との日程調整や内定後の条件交渉も自分で進めなければならず、うまくいかないこともあるでしょう。その一方で、他から指図されることもなく、すべて自分の裁量でマイペースに進められるメリットはあります。
転職エージェントを使わずに転職活動を成功させるポイント
もちろん転職エージェントを使わなくても転職を成功させる人はいます。ただし、これまで説明してきたとおり、すでに転職したい企業が明確に決まっている場合を除いては、いろいろな意味で大変かもしれません。それを踏まえても自力で転職を考えている場合は、これから紹介するポイントを押さえて転職活動を行うことが大切です。
自己分析・企業研究をしっかりと行う
転職エージェントを利用しないのであれば、その分時間をかけて徹底的に自己分析と企業研究を行う必要があります。転職後によく起こるミスマッチは自分の適性と企業の特性にずれがあることで、希望する働き方や理想のイメージと実態の間にギャップが発生することが原因です。入社後のミスマッチをなくすために、正しい自己分析と企業研究が必要になります。
自己分析は、家族や友人、信頼できる知人などに協力してもらい、できるだけ客観的なアドバイスをもらうようにしましょう。また企業研究は、企業サイトをくまなくチェックするほか、企業説明会に参加する、OB・OG訪問、会社見学などできる限りの方法を駆使してください。

転職先の条件を決めておく
転職先に求める条件があいまいなままだと、その企業が自分に合っているかどうかわかりません。合わない企業に応募しても、時間を無駄にするだけです。
自分にぴったりな求人を探すために、まずは希望の条件や転職の目的を整理しましょう。箇条書きでよいので思いつくままメモに書き出して、自分のニーズを見える化します。次に、メモに書かれた条件を見ながら同じような内容をまとめ、優先順位の高いものから順に番号を付けておきましょう。
多くの企業に応募する
転職エージェントが保有しているような非公開求人や独占求人には応募できないため、代わりに応募の手段や応募する企業数を増やしておくべきです。
公開されている求人は、誰でも応募することができるため、ライバルとなるほかの応募者が多くなる可能性があります。倍率が高くなるため、人気案件だと書類選考で足切りに遭うこともしばしばあるでしょう。一つの条件にこだわりすぎず、幅広く求人をチェックして間口を広げておくことが大切です。
スケジュール管理を行う
転職活動が長引けばモチベーションが下がりやすくなります。そのため、あらかじめ転職活動のゴールを設定し、それまでのスケジュールを逆算して計画しておきましょう。
また、スケジュールは計画だけでなく管理も非常に重要です。しっかり管理しておかないと、面接をダブルブッキングしてしまったり、提示された日程で調整が付かず再調整が必要になったりすることがあります。企業から「管理能力がない」と判断されないように注意してください。
自分に合った方法で求人を探す
求人探しにはいろいろな方法があります。主な求人の探し方とその特徴について紹介いたしますので、自分に合う方法で応募の選択肢を増やしておきましょう。近年新しく出てきた求人探しの方法も紹介しますので参考になれば幸いです。
ただし、転職エージェントのように希望さえ伝えれば勝手に向こうから求人案件がやってくるような便利な方法はありません。すべて自分から積極的に探す必要があることは覚えておいてください。
転職サイト
転職サイトでの求人探しは、もっともオーソドックスな方法です。転職エージェントのように転職活動のサポートは受けられませんが、希望条件やキーワードで絞り込んで探せるので、効率的に求人を見つけられます。仕事の合間などの隙間時間にスマートフォンからでも転職活動を進められる手軽さも魅力です。また、チェックした企業に一括応募できたり、サイト上で応募書類の作成ができたりする転職サイトもあるので活用してもよいでしょう。
ハローワーク
ハローワークの窓口でも求職者の相談には応じてくれますが、対応する職員は転職のプロではありません。すべての企業の詳細情報に精通しているわけではないので、自分にマッチしていない企業を紹介される可能性はあります。
また、ハローワークの求人情報は無料で掲載できるため案件数が多く、全国に拠点があるので、U・I・Jターン希望者も地方の求人情報を入手しやすいでしょう。しかし一方で、ブラック企業もまぎれているので注意が必要です。

企業のホームページ
中途採用の求人情報を自社サイトの採用ページに掲載している企業を見つけて、ダイレクトに応募する方法です。
直接応募は、わざわざ自社サイトに訪問して採用情報を確認しないと応募できない方法のため、志望度の高さや入社意欲、熱意をアピールできます。転職サイトから応募してくる人の中にはとりあえず応募してくる層が含まれていますが、そういった応募者を最初から選別できるのも企業としてはメリットが大きいでしょう。
リファラル採用
友人や知人が勤めている企業を紹介してもらう方法です。
そもそも友人や知人が働いている会社のため、仕事内容や人間関係、ワークライフバランス、給与などの実態を十分に把握した上で応募できます。また、自分のことをよく知っている友人知人からの推薦も受けられるため、マッチングの精度も高められるでしょう。ただし、内定辞退などネガティブな状況になった際には、紹介してくれた友人知人の手前、断りづらい可能性はあります。
SNS
最近ではビジネスSNSのほか、日常的に使っているSNSから企業の人事にコンタクトを取ることも可能です。人事担当者との交渉はすべて自分でしなければなりませんが、SNSを使い慣れている人にとっては、メールや電話よりもハードルが低い応募方法かもしれません。
SNSからのダイレクトメッセージであれば、自分のアカウントがそのまま自己PRになるので、プライベートな投稿をビジネスにつなげたい人には向いているでしょう。
イベント
業界団体や転職支援企業が開催する転職イベントに参加し、出展企業とのコミュニケーションを通じて興味を持った企業に応募する方法もあります。気になることがあれば各企業の採用担当者にその場で質問ができるので効率的です。ほかにもキャリアアドバイザーに相談できるコーナーがあったり、セミナーなどで転職活動のコツ・ノウハウを学んだりすることもできます。応募手段のほかにも参加するメリットが大きいのがイベントの特徴です。
職業訓練校や学校からの紹介
ハローワークの職業訓練校や、資格学校からの紹介で応募することもできます。
学校によっては選考対策やつながりのある企業の紹介をしてくれることがあるので、自分の希望する求人があれば相談してみるとよいでしょう。毎年一定数を企業に就職させている学校もあり、転職を有利に進められる可能性があります。ただし、学校で取得する資格やスキルと無関係の企業からは求人がこないため、まったく違う業種へ転職したい場合などには使えない方法です。
転職エージェントを使うときのポイント
初めての転職だったり、働きながら転職活動をしたりする場合は、転職エージェントを使うことをおすすめします。希望する業界や職種が明確で、知識も十分にあるなどでない限り、自分一人で転職を成功させるのは難易度が高いからです。
転職エージェントをうまく活用して転職を成功させるために、意識すべきポイントを紹介します。

総合型・特化型の両方を活用する
転職エージェントには、大きく分けて総合型・特化型の2種類があります。
総合型はすべての業種・職種の求人を取り扱っており、求人案件数も膨大です。選択肢を狭めず、いろいろな業界を見た上で転職先を決めたいと考える人や、どのような業界が向いているのかまだわからない人におすすめです。
一方、特化型は特定の業種や職種に特化した求人を扱う転職エージェントで、その業界・職種に精通したキャリアアドバイザーから深い情報を得られます。専門的スキルを生かして転職したい人に向いています。
それぞれタイプが異なりますが、最初はどちらか一方だけに登録するのではなく、両方の転職エージェントに登録して活用することが大切です。
自分に合った転職エージェントを選ぶ
転職エージェントは、年代やキャリア、エリアなどによって、ターゲットにしている利用者が異なります。自分の状況に合ったエージェントに登録しないと、求人紹介を受けられない可能性があります。例えば、フリーターの人がハイクラス転職専門の転職エージェントに登録しても紹介される求人はないでしょう。
近年、転職エージェントの種類は増え続けています。いかに自分の状況に合うエージェントを見つけるかが鍵になります。
求人が多い転職エージェントを選ぶ
取り扱っている求人数が多い転職エージェントほど、応募が分散されて倍率が下がるため、選考に通過しやすくなるでしょう。また求人数が多いということは、比例して自分の希望する条件に合う求人も多くなるということです。たとえ一つの選考がうまくいかなかったとしても次を紹介してもらえるのはメリットといえます。
ただし、求人数はあくまで一つの指標です。求人数だけを基準にするのではなく、総合的な満足度も含めて選ぶことが大切です。
サービスの評判を確認しておく
いくら大手が運営するサービスでも自分に合うとは限りません。
転職エージェントに登録する際は、実際に利用した人の口コミや評判を確認することをおすすめします。ネットの口コミにはネガティブな感想も含まれますが、一つの意見をうのみにするのではなく、なるべく多くの感想を読むようにしてください。そうすることで、転職エージェントの全体像が見えてきます。
転職エージェント次第で転職成功率は大きく変わります。慎重に選びましょう。
積極的にサービスを利用する
キャリアアドバイザーに転職に対する本気度を伝え、優先的に対応してもらえるよう努めてください。キャリアアドバイザーは一人で多くの求職者を担当しています。優先度の高い求職者から順に良い求人を紹介していくため、後回しにされないようアピールすることが大切です。希望やキャリアをしっかりと伝える、こまめにキャリアアドバイザーと連絡を取る、選考対策をしっかりと行うなど、積極的にサービスを利用するようにしましょう。

転職エージェントを使うべきか悩んだらジョバディがおすすめ
転職エージェントを使うべきかどうかは人によって異なりますが、無料で利用できるので、選択肢を広げるために登録だけしておくのも一つの方法です。
jobuddy+は転職エージェントでありながら、転職サイトとして使うこともできるいいとこ取りのサービスです。利用するサービスも自分の転職スタイルに合わせて自由にカスタマイズできるため、転職エージェントを使うべきか悩んでいる人でも使いやすいでしょう。また、独自開発のシステムにより求人紹介から選考までが自動化され、待ち時間なく進みます。面倒なスケジュール管理も自動管理機能や自動日程調整機能で漏れがありません。
利用者の負担を最小限に抑えたジョバディで転職を成功させましょう。