新卒1年目でも転職できる? メリット・デメリットと転職成功のポイントを解説
新卒採用で入社した方は、企業そのものや業務内容に何かしらのギャップを感じてしまうことがあると思います。
本記事では、新卒1年目でも転職は選択肢としてあり得るのかや、実際に転職した場合のメリット・デメリット、新卒1年目で転職を成功させるコツなど、以下のポイントについてまとめました。
●新卒1年目で転職すべきケースは、仕事内容が自分のやりたいことと異なる、労働条件が聞いていた内容と異なる、会社の風土が合わない、ハラスメントがある、会社の経営状態が良くないなど
●転職すべきでないケースは、状況改善が見込める、入社半年以内である、仕事に対する自信が持てていない、周囲に影響を受けたなど
●新卒1年目の転職には心身の苦痛から解放される、選択肢が広がるなどメリットがある半面、マイナスの印象を抱かれる可能性がある、転職のハードルが高い、後悔する可能性があるなどデメリットもある
●新卒1年目の転職にはリスクがあることも理解した上で転職活動をすること
この記事では、新卒の転職を成功させたい方が知っておくべき知識を紹介します。
必要なところのみを読んでも内容をある程度把握できるようになっておりますが、流れを理解しやすい構成となっているため、最初から読むことをおすすめします。
ぜひ参考にしてみてください。
新卒1年目でも転職は可能?
新卒1年目でも、入社した企業に対して業務内容や配属先など、さまざまな要因でミスマッチを感じてしまう方は少なくありません。しかし、新卒1年目では社会人経験が浅いために転職を考えるには時期尚早という声もあります。また3年間は同じ企業に勤めてから転職するべきと考える社会人の方も多くいるため、希望する企業への転職が難しいのではと悩んでいる方もいるでしょう。
実際に、新卒1年目でも転職は可能かどうか、見ていきましょう。
新卒1年目でも転職成功を目指せる
新卒1年目での転職は、時期が早すぎるため厳しい目で見られることもありますが可能です。
新卒入社から1〜3年未満の人たちは「第二新卒」と呼ばれ、近年は第二新卒を対象とした求人が増えています。厚生労働省の公表している「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)」の数値を参考にすると、就職後3年以内での離職率は高卒37.0%、大卒32.3%と3割強となっています。
近年は「自分に合ったキャリアパスを築くための転職は望ましい」といった風潮が強まっている上に、各業界で若手の人材不足が加速していることもあって、新卒1年目であっても転職は決して不可能ではありません。
しかし一方で、目的や軸が明確でないままの転職活動には、転職活動の長期化や転職した後に企業にミスマッチを感じて後悔するなどのリスクもあるため、新卒1年目での転職は慎重に考える必要があることを理解しましょう。
新卒1年目の転職にはリスクもある
実際に第二新卒と呼ばれる転職希望者層の中でも、評価されやすいのは2~3年目の方となっています。というのも、新卒1年目の場合は社会人としての日が浅いこと、企業の採用担当者から「前の企業と同様にミスマッチを感じて辞めてしまうのでは」と早期離職のリスクを不安視されてしまうことが多くあります。そのため転職自体は可能ですが、新卒1年目という早期離職となると志望動機や転職理由を厳しく見られるため、難易度は高いのが現状です。
また、実際に転職先の企業に入社した後にミスマッチを感じてしまうと、転職した意味がなくなってしまうこともあることには注意しましょう。
若さゆえのポテンシャルや伸び代に期待するなど、ポジティブに見てくれる企業も多いため、明確な目的と意思を持った転職をできれば成功する確率は高まります。
新卒1年目で転職すべきかを判断するポイント
新卒1年目で転職すべきか悩んでいるときは、これから紹介する判断軸を基準にするとよいでしょう。
判断軸の例
・残業代が出ない、残業時間や休日出勤が想像や入社前の説明に比べて極端に多い
・目指していたキャリアの実現が難しい
・さまざまなハラスメントがある
・社風や企業の価値観に合わない
まず結論として、企業内で理不尽な扱いを受けている場合、心身への負担が大きすぎる場合、明らかに入社前と異なる労働条件の場合は、転職を検討すべきです。新卒一人の力で変えられない労働環境であるときや、企業内での部署移動などが見込めずキャリアを望んだものにできないときなど、自分の努力範囲ではない問題がある場合と考えるとわかりやすいでしょう。
新卒1年目で転職すべきケース

以下に当てはまる方は、新卒1年目で転職を検討してもよいケースです。
・仕事内容が自分のやりたいことと異なる
・労働条件が聞いていた内容と異なる
・会社の風土が合わない
・ハラスメントがある
・会社の経営状態が良くない
それぞれ具体的にどのように考えるのか、確認してみましょう。
仕事内容が自分のやりたいことと異なる
新卒入社をして実際に働いてみて、仕事内容が自分に合っていない、自分がやりたい仕事と異なると気づいたときは、転職を検討してもよいと判断してください。
就職活動のときに見られる求人内容はあくまで見込みであり、仕事内容や配属先が入社前に聞いていたものと違うこともあります。また、他にも実際に働いてみて営業のノルマが厳しすぎるなど、心身の疲労があまりに大きい場合や、自分のキャリアプランに合っていない場合は、転職がおすすめです。
労働条件が聞いていた内容と異なる
新卒で入社した企業の残業や休日出勤が多い場合や、聞いていたのと違う部署に配属されたなど労働条件が自分の聞いていた話と異なる場合があります。
特に、労働条件は企業全体の改革が必要となるため自分の力で変えることが難しく、休日出勤や残業で休む時間がなくなってしまうと、長く続けてもその分心身への負担も大きくなってしまうという問題があります。
そういった場合には新卒1年目での転職活動を考えてみてください。
会社の風土が合わない
OB・OG訪問や企業の採用HPなどで情報収集を行っても、会社の風土や実際の労働環境は入社してみないとわかりません。毎日の出社や業務作業の中で会社の雰囲気や人間関係にストレスを感じる場合は、出社自体がストレスになるため転職を検討した方がよいでしょう。
転職先での社風について情報収集を欠かさず行い、後悔しない転職をしたい場合は、企業の内部情報まで詳しく持っている転職エージェントの活用がおすすめです。
ハラスメントがある
企業内で上司や同僚からパワハラ・セクハラなどのハラスメントがあるときに、周囲に相談しても改善しない場合は、転職を検討すべきです。
ハラスメントがあると、身体的・精神的ストレスによって新卒1年目から体調不良に陥り、そのまま働けなくなるなど深刻化する可能性があるため軽視せず注意が必要です。明らかな法令違反がある場合には労働基準監督署に相談することも視野に入れつつ、転職活動を考えてみてください。
会社の経営状態が良くない
新卒入社した企業が業務に必要な経費を出してくれないなど、明らかに会社の経営状態が悪化していると判断できる場合は、転職を検討します。サービス残業の常態化や給与未払いとなってしまう前に、早めの判断が必要です。
経営状態が悪化しているかどうかを判断するのが難しい方は、以下を参考にしてみてください。
・希望退職を募っている
・赤字決算や粉飾
・部署のトップが次々と辞めていく
・カラーコピーの禁止など極端な経費の節約を強いられる
・給与が遅配される
新卒1年目で転職すべきではないケース
以下のようなケースでは、新卒1年目でも転職するべきではないことがあります。
・状況改善が見込める
・入社半年以内である
・仕事に対する自信が持てていない
・周囲に影響を受けた
自分が当てはまっている方は実際に詳細を確認して、転職活動を始めるか否かの参考にしてみてください。
状況改善が見込める
職場の現状に対して不満を抱えている場合は、上司や役職者に相談することで状況を改善できることがあります。その場合は、転職を思いとどまった方がよいでしょう。
例えば「希望部署の配属でなかった」場合は、研修の終了とともに再配属が決定されたり別の部署やチームに配属しなおしてもらえたりすることがあります。また、「やりたい仕事と違った」場合や「目指したいキャリアプランの実現が難しい」場合には思い切って企業内での異業種へのキャリアチェンジを受け入れてくれる企業も存在します。
まずは社内の人に相談してみてください。
入社半年以内である
新卒1年目の中でも、入社してから半年と経っていない方は、研修や育成に時間を当てられるため、やりたい仕事ができない可能性があります。転職すべきかどうかの判断材料が少ない場合も考えられます。パワハラやセクハラ、給与未払いが続いているなどよほどの事情がない限りは転職を見直すべきでしょう。転職希望先の企業に「すぐ辞めるのではないか」「自身で改善できたのではないか」といったマイナスな印象を抱かせてしまいます。そうなってしまうと転職活動がうまくいかず長期化の原因となることもあるため、採用担当者が納得できる転職理由でない場合には一度踏みとどまってみてください。
仕事に対する自信が持てていない
入社してから仕事で思うような成果が出せていない、失敗が多くて自信を喪失しているというケースであっても、転職活動を始めるには時期尚早な場合があります。仕事で成果を出せるようになる時間は人によって異なるため、新卒1年目で判断するのはまだ早いでしょう。また、転職活動時にも面接官から「自らの課題に対して適切な解決へ導けない」「忍耐力が足りない」といったマイナスの評価をされる可能性があります。
周囲に影響を受けた
信頼する先輩や同僚から職場の悪口や転職についての話を聞いた場合や、実際に転職を成功させた話を聞いた場合には、自分も転職したくなります。しかし、こういった一時的な動揺や憧れで転職を決意しても、転職を成功させにくく、後悔する可能性があります。人と自分のキャリアに区別を付け、周囲の意見に流されることなく、本当に転職するべき理由があるのかきちんと状況を冷静に判断しましょう。
新卒1年目で転職するメリット・デメリット

新卒1年目で転職することには、メリットとデメリットの両方が存在しています。
どちらの方が自身にとって重要か、しっかりと確認してください。
新卒1年目で転職するメリット
新卒1年目での転職するメリットは、二つです。
・心身の苦痛から解放される
・選択肢が広がる
この少ないメリットに当てはまるか、実際に転職したい理由、ご自身のケースなどさまざまな要因から、転職するべきか否かの判断を下しましょう。
心身の苦痛から解放される
新卒者は、高校や大学生活と比較して今までとはまったく異なる日々を送る中で、想像を超える緊張やストレスにさらされているでしょう。その環境から離れることで、心身の疲弊から解放されるという点はメリットです。特に、労働環境のミスマッチやハラスメントなどで心身が疲弊している場合は、転職のメリットが大きな働きをしてくれます。
選択肢が広がる
実際の社会人経験のない新卒での就職活動では、企業の採用情報などをもとにした業界研究や企業研究を十分に行っていたとしても、想定の範囲内でしか就職先を判断できませんでした。転職の場合は、新卒では挑戦できなかったキャリア採用への挑戦が可能になることや、一度社会を経験したことにより、企業の業務内容などで視野を広げられる人もいる点ではメリットがあります。
新卒1年目で転職するデメリット
・マイナスの印象を抱かれる可能性がある
・転職のハードルが高い
・後悔する可能性がある
新卒1年目での転職のデメリットは上記の3点です。
デメリットの方がメリットよりも多いため、本当に転職すべきか見極める必要があります。
マイナスの印象を抱かれる可能性がある
前述したように、新卒1年目での転職には「忍耐力がないのではないか」「すぐに辞めてしまうのではないか」と、企業の採用担当者にマイナスの印象を抱かれやすいというデメリットがあります。
新卒1年目ではまだ社会人経験の少ない人材というのが世間一般の評価です。実際に入社してから短期間での転職活動に踏み切っていることや、社会人として一から教えていく必要があるという育成コストの面からも、企業側は慎重に判断します。特に、入社半年以内の転職だとあまりに前職の期間が短すぎるとして、ネガティブな評価になりやすいため注意が必要です。また、転職活動を行った履歴は履歴書や職務経歴書に記載することとなるため、今後の転職活動にも影響が出る可能性があることを理解しましょう。
転職のハードルが高い
転職活動では前職に入社してから転職までの期間が早いほど印象が悪くなりやすく、採用されにくくなる傾向があります。これは企業側としても転職希望者をせっかく受け入れた後、育成を始めてもすぐに離れられてしまうと困るためです。また、新卒採用の直後は求人数が少なくなることがあるため、そもそも倍率が高くなりやすいという点もハードルの高さにつながっています。
他にも、新卒入社での条件に比べて年収が下がったり勤務地が希望するものとは離れてしまっていたりと、希望する条件に合う企業がなく妥協しなければならないケースが多いということもあります。後悔しない転職をするためにも、ハードルの高さには気を付けて転職活動を検討してください。
後悔する可能性がある
先に述べた通り、新卒1年目での転職活動はマイナスなイメージを持たれやすく、そのため転職先に選べる企業の条件が前職よりも悪くなってしまうことで、「転職しなければよかった」と後悔する可能性があります。例えば基本給与が下がってしまったり、残業時間や休日出勤が多くなってしまったりなどです。
他にも新卒1年目だと任せられる仕事も限られており、希望する仕事ができなかったり成果が残せなかったりすることは、多いという話もあります。
転職活動を決めるには経験や情報が不足しているため、その時の感情だけで転職しないよう、判断を急ぎすぎないことが大切です。
新卒1年目の転職を成功させるためのポイント
新卒1年目での転職を成功させるポイントは以下の通りです。
・就活とは別だということを理解しておく
・転職理由をはっきりさせる
・自己分析やスキルの棚卸しをしておく
・業界・企業研究を深める
・条件を絞りすぎない
・キャリアビジョンを明確にする
・転職エージェントを活用する
・転職活動中は離職しない
上記を押さえて、転職活動を成功させましょう。
就活とは別だということを理解しておく
新卒1年目での転職は時期が就職活動に近いとはいえ、就活と同じ感覚で転職活動をすることは避けるべきです。違いとしては新卒採用ではなく中途採用の枠になることが挙げられます。そのため、今までの業務経験と志望企業の業務内容に関連付けて自身の強みやスキルといった魅力、志望動機をアピールする必要があり、難易度が新卒よりも上がります。また、企業研究についてもインターンなどがなくなりすべて自分自身で行うことになるため、新卒の就活ではなかった差が個人の経験や転職活動での努力により生まれやすいという点には注意しましょう。
転職理由をはっきりさせる
新卒1年目でも転職活動をするべきケースでも記述したように、企業にとって新卒1年目での転職希望者はマイナスなイメージを持たれやすく、その分転職理由を厳しく見られます。まずは自己分析や企業分析を深め、自分の努力ではどうにもならないような、あるいは自身のキャリアの展望を考える上で今の会社ではダメな理由を明確にする必要があります。
その上で、どのような企業や条件を求めるのかを明らかにしておくことも重要です。
「年収は下がったとしてもやりたい仕事に就きたい」「パワハラやセクハラのない企業に就職したい」など、転職理由を明確にすることで転職先に求める条件も可視化されるため、転職後のミスマッチが起こりにくくなるというメリットもあります。
自己分析やスキルの棚卸しをしておく
転職を成功させるには、自己分析や自身のスキルの棚卸しが重要です。しかし新卒1年目での転職では社会人経験が未熟で仕事上のスキルや成果を強調しにくく、特筆するべきスキルがまだない状況にあることが少なくありません。そのため、新卒1年目での転職では自己分析に重点を置くとよいでしょう。
自己分析が甘いままだと、職理由を明確にすることができず、どのような企業や条件を求めるのかをはっきりさせられないため、転職先でもまたミスマッチを感じてしまったりキャリア形成がうまくいかなかったりと、早期離職につながってしまうため注意が必要です。
失敗経験も含めて自己分析を行い、自身の性格や考え方から向いている仕事を見つけ、自分のスキルや熱意がどのように企業に貢献できるかを伝えることが、転職成功のカギとなります。
業界・企業研究を深める
転職活動において業界・企業研究を行うときは、年収や福利厚生といった情報に加え、企業風土や事業内容の実態まで念入りにリサーチしましょう。集めた情報と自己分析した内容であるどのような企業や条件を求めるのかを照らし合わせることで入社後のミスマッチを防げる他、応募書類や面接においてアピールすべきポイントの見当も付けやすくなります。
情報リサーチの方法としては企業の公式HPや採用HPの他に、説明会に行くという手段もあります。また、転職エージェントは企業とのつながりがあるため、ぜひ利用してみてください。
条件を絞りすぎない
自己分析を行った結果、転職先の企業への希望条件が多すぎると、条件にマッチする求人自体が見つからない可能性があります。特に基本給の高さや残業時間の少なさなど待遇面を選好みして人気企業や大手企業だけにこだわると、転職活動がうまくいかなくなり長期化につながってしまうため注意しましょう。
新卒採用の直後は求人数が少なく、そもそも第二新卒の枠での中途採用を狙う場合は2~3年社会人経験を積んだ方が採用されやすいことを踏まえても、まずは転職理由を明確にして必要な条件に優先順位を付けることが大切です。
キャリアビジョンを明確にする
転職では自己分析を重ねる中で、将来どのようなキャリアを形成したいのかを明確にする必要があります。「〇年後には起業したい」「〇〇分野で新規事業を立ち上げたい」「〇歳までにはこのポジションに就きたい」といった将来像のイメージを具体的にし、そのキャリアを実現できる企業を探すことで、ミスマッチが生じにくくなります。
転職エージェントを活用する
新卒1年目の場合、社会経験の未熟さから、そもそもまだ社会についての理解が浅く、どのような業界・職種があるのか知らないケースも多くあります。スキルや経験もないため、転職時の強みとなるものが他の転職希望者より不足しているという点でも、転職市場において新卒1年目では何かと不利となります。
そういった不利な点を補うためにも、転職に臨む際は転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントにはそれぞれ得意分野があり、特定の業界に強いエージェントや第二新卒の転職活動に特化しているエージェントなどさまざまです。また、企業とのつながりも強く情報を多く持っていることや、転職サポートとしての経験豊富です。
他にもキャリアアドバイザーのサポートを受けることで、自身のキャリアプランを明確にしやすくなり、最短で理想の転職をつかみ取れることも少なくありません。
困ったときにはぜひ活用してみてください。
転職活動中は離職しない
パワハラなどの酷いハラスメントや、休日出勤の繰り返しによる転職のための時間がないことなど、やむを得ない理由がない限り、転職活動は在職中にすることをおすすめします。
これは転職活動がうまくいかなかった場合に、長引いて職歴に空白期間が生じれば採用面で不利になってしまうためです。こうなると採用に至るまでの期間が長くなり、その分また不利になり、悪循環に陥ってしまいます。
他にも、安定した収入源がないと焦りが生まれて、転職の条件が緩くなり、転職後に後悔してしまうケースもあります。
それとは別に、「転職活動によって勤め先と他の企業との比較ができるようになり、転職をやめた」といったケースも少なくありません。自身の今いる立ち位置を見直すきっかけにもなるため、転職活動は在職中に行いましょう。
新卒1年目の転職活動で選考を突破するためアピール方法

転職では就活とは異なり中途採用となるため、今までの仕事面での実績をアピールすることが求められます。しかし、新卒1年目では何を伝えるべきか悩んでしまうケースが少なくありません。
ここでは、経験が浅くても選考で好印象を残せるアピールの内容を紹介します。
・転職しやすいタイミングを狙う
・実績や成功体験を伝える
・困難を乗り越えたエピソードを伝える
・自分を採用するメリットを伝える
・長期的なキャリアビジョンを描く
転職しやすいタイミングを狙う
大前提として転職活動はタイミングが大切なため、採用されやすい時期を把握しておきましょう。新卒1年目での転職であれば、第二新卒として転職活動を行うことになります。第二新卒の採用ニーズが高まる時期は二つあり、一つは4月に入社予定だった新卒者の内定辞退や早期離職によって人材不足が起きる7~9月、もう一つは、新卒採用と併せて4月入社を見込んで求人が増える1~3月が狙い目です。
実績や成功体験を伝える
新卒1年目であっても実績や成功体験があれば、積極的に伝えることが採用へつながります。履歴書に書けるのであれば記入し、面接では積極的にアピールします。このとき、ただ成果や成功体験を伝えるのではなく、努力した過程とそうして得た経験を伝えることが大切です。結果だけではなく、その過程や取り組みについて具体的に細かく述べると、人となりや仕事への向き合い方を評価してもらいやすく、熱意やこれからのポテンシャルに期待して採用されることの多い第二新卒であっても有効なポイントとなっています。
困難を乗り越えたエピソードを伝える
自己分析をして転職活動の面接準備をしても、新卒1年目では明確な実績がない方が多いと思われます。そういったときのアピールとして有効なのが、困難を乗り越えたエピソードです。新卒入社してから現在までに仕事で体験した困難を、どのように工夫して乗り越えたのかを説明すると、「実際に入社してから困難があっても乗り越えられる忍耐力がある」や「周りの人と協力して対応力を高めて問題を解決できる」といった点を評価してもらえます。
自分を採用するメリットを伝える
他の社会人と比べて経験の少ない第二新卒の採用では、キャリアや経験は他の年長者に勝てないため実績やスキル面を重要視する即戦力としての採用はあまり多くはなく、むしろこれからの育成を経ての活躍を見込んだポテンシャルが評価されます。そのため、雇った後の職場にどのようなメリットがあるかを伝えるためには、人柄や意欲面を強調すると効果的です。例えば感謝された経験があれば、そこから得た学びや人格面での強みをアピールすることができるでしょう。
長期的なキャリアビジョンを描く
転職活動を行う上で、新卒1年目であれば特に払拭しておかなければいけないのが企業の採用担当者にある、離職の懸念です。5年後、10年後のキャリアビジョンが明確な人は必要なスキルなどの面でミスマッチを回避でき、離職のリスクが低いとみなしてもらえるため、キャリアビジョンを明確に伝えていきましょう。具体的に、転職先の企業でどのように仕事へ向き合い、将来どうなっていたいのかを伝えるのが重要です。
新卒1年目の転職における注意点
新卒1年目での転職には、以下のようなポイントに注意しましょう。
・年収アップは難しい
・人事が納得できる転職理由を用意する
・アピールできる情報が少ない
・選択肢を狭めすぎない
・手順を踏んで退職する
先ほどのコツと共通する部分もあるため、新卒1年目の転職市場での弱み強みを理解して実際に対策を立てておきましょう。
年収アップは難しい
前述したように、新卒1年目は、転職で年収アップさせることは難しいというのが現実です。スキルや経験が少ないと、即戦力として需要のある企業に条件交渉ができません。転職後の年収はよくて前職と同等か、もしくは少し下がることは覚悟しておきましょう。もし年収がアップする場合は、逆に休日出勤や残業などの労働時間が増えたり、もしくは成果主義で結果を維持できなければ賃金を維持できなかったりなど、今よりも労働環境が悪くなるリスクがあります。そのため年収アップを狙う場合は、他の人よりも優れたスキルや経験を身に付けることが不可欠ということを理解しておきましょう。
人事が納得できる転職理由を用意する
転職において、企業の採用担当者が懸念するのは転職希望者の早期離職です。新卒1年目を含めて第二新卒での採用にはポテンシャル採用がメインとなっていることが多く、育成にコストをかけてでも将来の人材として雇いたいという企業の思惑があります。そのため「やりたい仕事ができない」「社内の雰囲気が合わない」など、転職理由をマイナスなイメージでそのまま伝える転職希望者の心証は当然悪くなります。企業側は転職理由を聞くとき、今までの意思決定や行動を振り返って反省し、前向きに改善できる人かどうかを判断しようとしているため、前向きな転職理由を伝えるのがベストです。
転職理由の前向きな言い換え例
「私の前職では職場全体として個々人の成績がすべてといった雰囲気が非常に強く、チームでプロジェクトを動かすときにも上司はチェックのみを行い同僚や先輩とはあまり良い協力関係を築き上げるのが難しい状態でした。その空気の中では私が最大限に努力しても、人とのコミュニケーションを取って問題解決をするスキルを生かせないと思い、今回転職を決意しました」
アピールできる情報が少ない
何度も述べてきた通り、新卒1年目での転職は第二新卒としての中途採用になることが多い一方で、他の転職希望者と比べて実務での経験が少ないため、履歴書や職務経歴書、面接でアピールできる情報が少なくなりがちです。とはいえ、空欄ばかりの職務経歴書を提出したり、アピールポイントがなかったりするなど転職活動の内容が雑になってしまうのはもちろん避けるべきです。実績が少ないのは第二新卒を受け入れる企業側としても把握して承知の上と割り切り、仕事に対する姿勢や問題解決のために工夫したことをアピールして、積極的な意欲を示しましょう。
選択肢を狭めすぎない
新卒1年目での転職では、基本的には1社しか経験していないため、「この業界は厳しい」「この職種はきつい」と少ない経験だけで転職先の選択肢を狭めてしまうことがあります。
しかし、実際には同じ業界・業種でも企業によって労働条件が大きく異なるため、1度の経験だけで同業界・業種を選択肢から外すことはあまりおすすめできません。また、経験業界・業種は選考で有利になりやすいということから、もし仕事自体は自分の肌に合っていたり不満がなかったりするのであれば、転職先の候補としてぜひ検討してみてください。
手順を踏んで退職する
新卒1年目とはいえ、転職が成功して退職するときには、後任者への引き継ぎを行ってから退職する必要があることには注意しましょう。また、現在の職場で引き止めや退職時期の交渉をされてすぐに辞められない場合もあります。そのため、転職成功時にはいきなり辞めるのではなく、あらかじめ引き継ぎなどを済ませてから退職するようにしましょう。もし退職時や入社時期を自分で管理するのが難しい場合は、転職エージェントを活用することがおすすめです。転職後のアフターサービスとして転職先との交渉の代行や、スケジュール調整を行ってもらえます。
新卒1年目の転職で活用したい相談先

もし転職するべきか否か迷ったときには、以下の方々に相談してみてください。
・転職エージェント
・母校のキャリアセンター
・ハローワーク
初めての転職活動で不安が多い場合、転職に特化した相談先を活用しながら進めるのがおすすめです。
転職エージェント
新卒1年目にもっともおすすめなのが、既卒や第二新卒を対象とした転職エージェントです。転職エージェントやサービスでは相談者のキャリアプランや希望条件をヒアリングし、求人情報の提供や履歴書の書き方、面接対策のアドバイスなど転職活動のすべての段階で支援を行ってくれるため、利用者は転職を成功させやすくなります。無料で利用できる点もうれしいのですが、重要なのは転職エージェントそれぞれに得意な業界や企業のジャンルが存在しているということ。第二新卒をメインターゲットとしてサービスを展開している転職エージェントを活用することで、初めての転職であってもより条件の良い企業に入社できるでしょう。とはいえ、内容は企業によって異なるため、自分に合った転職エージェントを選ぶことが大切です。
母校のキャリアセンター
大学や専門学校、資格訓練校などのキャリアセンターは、既卒者の転職支援も行っています。新卒1年目での転職であっても、まずは自己分析のときにキャリアプランを考える必要がありますが、そういった将来の内容も通い慣れた学校であれば相談しやすいこともあるでしょう。また、情報提供や求人の提供、履歴書・面接の指導なども行っていることがあり、母校のキャリアセンターは第二新卒の転職相談先としておすすめです。
ただし、卒業してから一定期間以上経った既卒者にはサポートを提供しない場合があるため、事前にHPや電話などで確認しておきましょう。
ハローワーク
ハローワークは国の公的な雇用サービス機関であり、雇用に関する情報提供や職業紹介などのサービスを提供しています。中でもハローワークには「新卒応援ハローワーク」というサービスがあり、そこでは新卒・第二新卒向けの就活支援ナビゲーターが個別に付き、求人情報の提供や面接練習、履歴書の見直しなど転職エージェントと同様のサービスを行ってくれるため、第二新卒の転職活動にもおすすめです。
ただし、転職エージェントの方が転職成功時のインセンティブがあるため、ハローワークと比べて熱心なサポートを受けやすい場合があります。
どちらが自分に合ったサービスか、両方同時に活用してみてもよいかもしれませんね。
新卒1年目の転職ならjobuddy+がおすすめ
新卒1年目でも、状況によっては転職した方がいい可能性があります。自分だけでは解決できない問題として心身に影響が出ている場合や希望するキャリアを形成できない場合は、第二新卒として新しい道に進むのも選択肢の一つとして転職を検討してみてください。ただし、新卒1年目の転職には時期尚早すぎるというデメリットや他の第二新卒と比べて特筆できるスキルや経験が少ないというリスクがあるため、プロのサポートを受けることが大切です。
転職活動に不安がある方はプロのサポートにジョバディを利用してみてください。
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