【例文あり】転職エージェントの提案の断り方をケース別に徹底解説! 注意点や断ることが難しいケースも
転職エージェントからの提案は、義務や強制ではなく、求職者が望めばいつでも断ることができます。しかし、「一度断ってしまうと今後のサポートに悪い影響があるかも」と不安に感じる方も多いでしょう。
実際に提案やサービスを断る方法を知っておけば、トラブルになることが少なくなります。この記事では、転職エージェントから提案された案件の断り方について解説します。
●失礼のない断り方としては、早めに伝える、断る意思を明確に伝える、選考を受ける前に断る
●断るときの注意点としては、電話・メールなどで必ず連絡する、感謝も伝える、断る理由を伝える
●自分のキャリアに合っていてしっかり向き合ってくれるエージェントなら、断らなくてはいけないような提案が少ない
転職エージェントからの提案を断っても大丈夫なのかと迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
この後は、上記について詳しく解説します。
順を追って読んだ方が理解しやすい流れになっていますが、気になるところだけを拾い読みしても参考になる内容になっています。
転職エージェントからの提案は断っても問題ない!
断って大丈夫なのかという疑問への回答ですが、結論として、転職エージェントの提案や求人紹介を断っても全く問題ありません。
むしろ、転職後のミスマッチを防ぐためには、転職エージェントの提案を断る勇気も必要です。
求人への応募の意思がないのに提案を受けたり、転職の意思がないのにサポートを受けたりすると、自分だけでなくエージェントにとっても無駄になってしまいます。
転職エージェントからの提案に対して失礼のない断り方は?
転職エージェントからの提案を断るときに、失礼のない断り方を紹介します。スムーズで失礼のない断り方を知っておくと、キャリアアドバイザーとの関係に悪い影響を及ぼさずもめたり、トラブルを避けたりすることができます。
・断るときは早めに伝える
・断る意思を明確に伝える
・選考を受ける前に断る
上記について、それぞれまとめましたので、参考にしてください。
断るときは早めに伝える
転職エージェントに提案された求人への応募を断るときは、できるだけ早く連絡することが大切です。
エージェントの担当者は採用企業との調整や求人紹介を継続的に行っているため、辞退する意思を早く伝えないと、エージェントの調整が続いてしまい無駄になってしまいます。
先送りにすると、企業から悪印象を持たれるだけでなく、エージェントにも迷惑がかかります。
また、転職の意思がない求人に応募し続けることは、あなた自身の時間と労力を浪費することにもなります。自分に合わない求人を断る勇気を持つことは、長い目で見れば成功する転職への第一歩です。エージェントとの信頼関係を保ちながら、適切に対応しましょう。
断る意思を明確に伝える
転職エージェントから提案された求人への応募を断るときには、応募しない意思と理由を明確に伝えるようにします。
例えば、仕事の内容、勤務時間など、具体的な希望とずれている理由を伝えることで、今後の提案が改善されるからです。
また、転職エージェントからの利用をやめて連絡を断る際には、なぜ利用をやめたいのか明確な理由を伝えることが大切です。
例えば、転職の理由がなくなった、他のサービスで転職活動を進めている、すでに転職先が見つかったなどが代表的な理由です。
あいまいな言い方をすると担当者との認識がずれる原因になります。理由が不明確なままだと、その後も繰り返し連絡が来ることが少なくありません。
選考を受ける前に断る
求人の提案を断る際には、企業が選考を始める前に、できるだけ早く伝えることが重要です。面接後は企業が最終的な選定を行う段階であり、採用に向けて作業が進んでいます。
この段階で断ると、企業は再度候補者を探す手間がかかり、時間的なロスや労力が生じる可能性があります。
また、転職エージェントも企業との採用活動や調整を進めているため、辞退の連絡が遅れると信頼関係にも悪影響を与えかねません。
断るときには早めに意思表示をすることで、円滑なコミュニケーションを保つことができて、双方にとって良い結果となります。
【シーン別】転職エージェントから受けた提案の断り方と活用できる例文
転職エージェントからの提案を断るときのために、断り方の例文をシーン別に紹介します。
断りたい意思をはっきりと伝えることができて、先方が納得する例文を知っていると、悩むことが少なくなるので参考にしてください。
・面談を断りたいとき
・面談後のサポートを断りたいとき
・求人紹介を断りたいとき
・選考を断りたいとき
・内定を断りたいとき
・担当者を変えてほしいとき
・サービスを退会したいとき
上記のシーン別に例文を一つずつ紹介します。
面談を断りたいとき
転職エージェントへの登録後の面談を断りたいときには、おわびの気持ちを丁寧に伝えるようにします。以下の例文を参考にしてください。
転職活動に関わるエージェントのサポートや提案などを断る場合には、ビジネスマナーに沿った丁寧な文面を心がけることをおすすめします。
株式会社〇〇〇〇
キャリアドバイザー◎◎様
お世話になっております。先日、貴社のサービスに登録した○○です。
○月○日の日程で調整くださった面談をキャンセルさせていただきたく、ご連絡いたしました。
諸般の事情で状況が変わりましたので、面談を見送りたいと思います。
お手数をおかけしますが、こちらの都合で大変申し訳ありません。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
上記は、面談を断るときの簡潔な例です。
面談を断るだけでなく、転職エージェントのサービスを断りたいときには、次の例文のように、その旨も明記します。
株式会社〇〇〇〇
キャリアドバイザー◎◎様
お世話になっております。先日、貴社のサービスに登録した○○です。
○月○日の日程で調整くださった面談をキャンセルさせていただきたく、ご連絡いたしました。
諸般の事情で状況が変わりましたので、面談を見送りたいと思います。
転職を希望する業界に強みを持つ別のエージェンシー様と転職活動を進めることにいたしました。サービス自体も退会させていただきたいと思います。
貴社のサービスへの理解が足りておらず恐縮です。
お手数をおかけしますが、こちらの都合で大変申し訳ありません。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
面談後のサポートを断りたいとき
転職エージェントと面談をした後で、今後の転職サポートや提案を断るときの例文を紹介します。
面談をしてくれたキャリアアドバイザーまたは担当者に、時間を取らせたことへの感謝をまずは伝えます。
そして、今後のサービスを断りたいことと、その理由をしっかりと述べるのがポイントです。
株式会社〇〇〇〇
キャリアドバイザー◎◎様
お世話になっております。先日、面談のお時間をいただいた〇〇です。
先日の面談では、◎◎様から貴重なアドバイスをいただき大変参考になりました。
ありがとうございます。
大変恐縮なのですが、貴社のサービスの利用を中止させていただきたいと思います。
社内の人事異動で、希望の部署に移ることができる可能性が出てきました。
今回は、転職活動を見送って、現在の会社でのキャリアアップを図るつもりです。
お時間をいただいたにも関わらず、こちらの都合で、途中でお断りすることになり申し訳ありません。
なにとぞよろしくお願いいたします。
面談後にサポートを断る場合には、まずは面談のお礼を伝えるようにします。
そして、サポートを断ることを率直に伝えてかまいません。あいまいな書き方は避けましょう。
断る理由は、転職活動をやめて現在の職場での勤務を続ける、別のルートで転職先が決まったなど、具体的かつ簡潔に書くことで、先方も納得しやすくなります。
転職活動に関わるエージェントのサポートや提案などを断る場合には、ビジネスマナーに沿った丁寧な文面を心がけることをおすすめします。
求人紹介を断りたいとき
紹介された求人の企業や職種に興味がないときには、紹介を辞退できます。
応募する意向がないことと、その理由を明確に伝えます。
次に紹介される求人が、自分の希望や関心に合うものになるよう、しっかりと文面で伝えましょう。
株式会社〇〇〇〇
◎◎様
お世話になっております。〇〇です。
今回は、求人をご紹介いただき、ありがとうございます。
紹介いただいた、◆◆社の求人の内容を拝見して検討いたしましたが、今回は応募を辞退させていただきます。
辞退の理由は、募集の職種と勤務地が私の希望条件とは合わない点です。
ご提案の職種ではなく、面談時にお話しした職種でご提案をお願いします。
また、通勤時間が1時間半近いことも、見送らせていただく理由の一つです。通勤時間は1時間までの職場を希望しております。
引き続き、なにとぞよろしくお願いいたします。
まずは、求人を紹介してくれたお礼を伝えます。
そして、応募しないという意思をはっきりと伝えます。次に、どのような点が希望条件と合わないかを具体的に伝えます。そうすることで、紹介してもらう求人が自分の希望と近づいていきます。
転職エージェントによっては、面談をしたキャリアアドバイザーとは別の担当者から求人を紹介されるケースもあります。
紹介してくれた担当者の名前を確認して、名前を間違えないようにします。
選考を断りたいとき
応募を断るときと、応募後の進行中の選考を断るときの例文をそれぞれ紹介します。
まず、応募を断る場合には、紹介してくれたエージェントに速やかに、辞退の意思を伝えましょう。
株式会社〇〇〇〇
◎◎様
お世話になっております。〇〇です。
今回は、求人をご紹介いただき、ありがとうございます。
紹介いただいた、◆◆社の求人の内容を拝見して検討いたしましたが、今回は応募を辞退させていただきます。
辞退の理由は、◆◆社の事業内容や募集されている職種が、希望と合わない点です。
取り急ぎご連絡いたします。
なにとぞよろしくお願いいたします。
上記の例文のように簡潔な文章で迅速に断ることがポイントです。
求人を紹介したエージェントのキャリアアドバイザーや担当者も、募集している企業との次の調整に移ることができます。
タイミングが遅れることで、エージェントと企業の関係性に影響が出ることもあるので、留意しましょう。
次に、応募後の選考辞退についての例文を紹介します。
原則として、応募後の選考辞退は好ましくありません。求人を紹介された時点で内容を検討して応募前に断るようにします。
とはいえ、他の企業で内定が出た、面接を受けてみて求人票の内容とギャップがあったなど、やむを得ない事情が起こる可能性もあります。
そのような場合には、すぐにメールや電話で担当者に伝えます。
応募後の選考辞退を連絡するときには、丁寧に状況が伝わる書き方を心がけます。
株式会社〇〇〇〇
◎◎様
大変お世話になっております。〇〇です。
平素より、転職活動のアドバイスやサポートを親身にしてくださり、感謝しております。
大変心苦しいのですが、現在、選考中の◆◆社について、今後の選考を辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。
辞退の理由としましては、実際に1次面接でお話を聞いた際に、私の希望する職種でのキャリア開発が難しいと感じたことです。
こちらの都合での辞退となり、申し訳ございません
面接でお会いした社員の方のお話は大変興味深い内容でしたし、丁寧に対応してくださり大変感謝しております。
◆◆社の採用ご担当者様にも、よろしくお伝えください。
◎◎様にもご迷惑をおかけして、申し訳ありません。ご尽力いただいたことに大変感謝しております。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
応募した企業の採用担当者と、転職エージェントの担当者の双方が時間を割いてくれたことへの感謝と、途中で辞退することへのおわびを明記するようにしましょう。
内定を断りたいとき
内定の辞退を伝えるときには、転職エージェントだけでなく、内定を出してくれた企業にも、誠実な対応が必要です。
辞退を申し出る理由をわかりやすく説明して、選考プロセスへの感謝を示します。
株式会社〇〇〇〇
◎◎様
大変お世話になっております。〇〇です。
平素より、転職活動のアドバイスやサポートを親身にしてくださり、感謝しております。
今回〇〇ご尽力いただいた、◆◆社の内定についてご連絡しております。
大変、恐縮なのですが、内定を辞退させていただきたいと思います。
理由は、私が直接応募していた第一志望の企業から内定が出ましたので、そちらに入社が決まったためです。
第一志望は、直接応募の選考のみを実施している企業でしたが、◎◎様の日頃のアドバイスが大変参考になりました。
◆◆社の内定を辞退することになってしまい、申し訳ございません。
◎◎様にも、◆◆社の採用担当者の方にも貴重なお時間をいただいたことに大変感謝しております。
なにとぞよろしくお願いいたします。
担当者を変えてほしいとき
担当者としっくりいかない、他の担当者に変えてほしいときの例文を紹介します。
「相性が合わない」「別の方向からアプローチしたい」などの理由で、転職エージェントの担当者を変えてもらうことは可能です。
担当者本人ではなく、問い合わせ窓口に連絡するのが一般的です。
株式会社〇〇〇〇
ご担当者様
お世話になっております。貴社の転職サポートに登録している〇〇と申します。
現在、キャリアアドバイザーの◎◎様にご担当いただいて、丁寧なサポートを受けています。
しかし、希望の業界へ迅速に転職をしたく、できるだけこまめに連絡をくださる担当者の方に変更をお願いできますでしょうか。
可能であれば、希望の業界に実績のある、別の担当者様とお話しする機会をいただければと思っております。
お手数をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
上記の例文は、エージェントの担当者からの連絡が遅いことから、もっとこまめに連絡をくれる担当者に変えてほしいという内容です。
クレーム的な書き方ではなく、プラスの要素を持った別の担当者を希望するという書き方をするのが、ビジネス文章でのポイントです。
サービスを退会したいとき
転職サービスを退会したいときの例文を紹介します。
退会後、しばらくして、また利用することもあるかもしれないので、失礼のない形の文面を使います。
今後、使う可能性はないと思われる場合もあるかもしれませんが、円満に退会するのがビジネスマナーとしておすすめです。
また、多くのサービスは退会時のフォームが用意されていいます。退会理由を文章で入力する必要がある際に例文の表現を参考にしてください。
株式会社〇〇〇〇
◎◎様
大変お世話になっております。〇〇です。
平素より、転職活動のアドバイスやサポートを親身にしてくださり、感謝しております。
諸事情から、貴社のサービスを退会させていただきたく、ご連絡いたしました。
いろいろとご尽力くださり、ありがとうございます。
転職活動に関する貴重なアドバイスや、キャリアの棚卸しなど、さまざまなサポートに改めてお礼を申し上げます。
また、転職活動を再開することになりましたら、お世話になることもあるかと思います。
なにとぞよろしくお願いいたします。
転職エージェントの提案を断るときの注意点
転職エージェントの提案を受けたくないときの、断り方の注意点をまとめました。
断り方に留意することで、双方納得できるコミュニケーションを心がけます。
また、サービスの退会を伝えるとき、再度同じサービスのサポートを受ける可能性もあるので、良い印象を残せるようにしましょう。
・電話やメールなどで必ず連絡する
・キャリアアドバイザーに感謝の気持ちを伝える
・断る理由を伝える
上記について、一つずつ見ていきます。
電話やメールなどで必ず連絡する
転職エージェントの提案を断る際には、放置せずに早めに電話かメールで、断りの意思を伝えることが重要です。
もし、転職活動を続ける意思があるのに放置すると、キャリアアドバイザーに転職意思がないと判断されて、次の良い求人が紹介されなくなる恐れがあります。
転職活動に悪い影響が出ないように、提案を断るときには速やかに連絡をします。
また、転職エージェントの提案やサービスを今後受けないときには、これまでのお礼と共に退会の意思を伝えます。
キャリアアドバイザーに感謝の気持ちを伝える
求人の提案を断るときや、サポートの休止申請をする際には、次回から利用することや休止後の利用再開も考えて、良好な関係を維持することが大切です。
アドバイザーも人間ですので、転職希望者に対して良い印象や悪い印象を持つことがあります。転職活動を共に進める上で、感謝の気持ちがなければ、良い求人を紹介してもらうことが難しくなります。
転職エージェントとの関係は、一度サポートを断って終わりではなく、長期的なパートナーとして考えましょう。
断る理由を伝える
紹介された求人が興味や希望条件に合わない場合は、理由を添えてはっきりと断りましょう。
利用者の中には、紹介を断るのは悪いことだと思い、あいまいな態度で受け入れてしまう人も少なくありません。応募してから断るのはかえってよくないので、紹介された時点で断るようにしましょう。
アドバイザーは、あなたの希望条件に合いそうなものを選んでいるのですが、それが本当に興味のあるものかどうかは別問題と考えましょう。
求職者側が、興味のある仕事の内容や企業名などを具体的に伝え、次の紹介がマッチする内容になるようにしましょう。
転職エージェントからの提案を断ることが難しいケース
選考が始まっている面接終了後に断るのは原則NGです。選考途中で断ると、企業と転職エージェントの関係に悪影響を与える可能性があります。
また、内定承諾後に断るのも同様に良くありません。どうしても選考途中で辞退したい場合は、断る理由と経緯をしっかりと伝え、謝罪の言葉も添えることが重要です。
これにより、企業やエージェントとの関係をできるだけ良好に保つことができます。
【提案を断らないために】自分に合う転職エージェントの選び方
転職エージェントに登録する前に、自分に合ったエージェントなのかどうかを確認しましょう。そうすることで、提案の内容が希望に合わず断ることを減らすことができます。
転職エージェントには、それぞれ特徴があり、得意な業界やサポートのスタイルも異なります。
・求職者にしっかりと向き合ってくれるのかを確認する
・自分のキャリアに合う転職エージェントを選ぶ
それぞれについて、まとめました。
求職者にしっかりと向き合ってくれるのかを確認する
転職エージェントを選ぶ際は、求職者に親身に対応してくれるかどうかを確認しましょう。登録後、丁寧なヒアリングを行い、キャリアの棚卸しや相談に乗ってくれるかどうかは大切なポイントです。
キャリアアドバイザーとの面談は、自分の強みを知る良い機会になります。
親身に寄り添う対応をしてくれるサービスであれば、希望条件に合う求人を提案してもらいやすくなるので、断ったり悩んだりせずに済むでしょう。
特に、初めて転職する方や転職に悩みや不安がある方は、ヒアリングと面談のサポートが充実したエージェントを選ぶことをおすすめします。
自分のキャリアに合う転職エージェントを選ぶ
転職エージェントにはそれぞれ得意分野があります。
若手のサポートが得意なサービスもあれば、ハイクラスの転職支援に強いエージェントもあります。また、特定の業界や職種に特化したエージェントも少なくありません。
さらに、エージェントの規模によってサポートの範囲も異なります。多くの案件を紹介してもらいたい場合は、大手の総合型エージェントがおすすめです。
一方、専門性の高い業界への転職を希望する場合は、専門特化型エージェントを活用するとよいでしょう。
転職エージェントの提案を断る際によくある質問
転職エージェントの提案を断る際によくある質問について、まとめました。
よくある質問を事前に知っておくと、いざというときに悩むことがなくなります。
・断ると今後のサポートに影響は出ますか?
・メールと電話のどちらで断るべきですか?
・断る場面によってメール・電話の内容を変えた方がいいですか?
・断った後もしつこい場合はどのように対処すればいいですか?
上記について、一つずつ見ていきます。
断ると今後のサポートに影響は出ますか?
提案を断っても求人紹介に影響はありません。転職活動を進めるためには、求職者の気持ちが最優先です。
「断ったから求人を提案しない」といったことはないので安心してください。
これは、求人紹介を断る場合も、キャリアアドバイザーの変更を希望する場合も同じです。転職エージェントは求職者の最良の転職をサポートするための存在ですので、自分の気持ちを正直に伝えることが大切です。
メールと電話のどちらで断るべきですか?
基本的にはメールで断るほうが適しています。断る理由やお礼の気持ちなどを文章で説明しやすいのが、その理由です。
ただし、面談の日程が迫っている場合や、メールでの連絡が返ってこない場合は、電話で断った方がよいでしょう。
たとえ転職コンサルタントが別の面談中で出られなくても、必ず着信を残して折り返しを待つことが大切です。メッセージの録音が可能であれば、要件と折り返しの電話を待つ旨を残すようにします。
断る場面によってメール・電話の内容を変えた方がいいですか?
断る場面によって、メールや電話の内容は、それぞれ適したものにアレンジすることをおすすめします。
冒頭と最後のあいさつ文は、定番の文章を使って、必要であれば感謝など、自分の気持ちを書き加えましょう。
冒頭と最後のあいさつ:
株式会社〇〇〇〇
◎◎様
大変お世話になっております。〇〇です。
平素より、転職活動のアドバイスやサポートを親身にしてくださり、感謝しております。
**本文
なにとぞよろしくお願いします。
提案された求人を断るときには、理由を添えて、はっきりと応募の意思がないことを伝えます。
提案された求人を断るときの本文の例:
紹介いただいた、◆◆社の求人の内容を拝見して検討いたしましたが、今回は応募を辞退させていただきます。
辞退の理由は、◆◆社の事業内容や、募集されている職種が、希望と合わない点です。
取り急ぎご連絡いたします。
その他、シーン別の例文を前のセクションで紹介していますので、参考にしてください。
断った後もしつこい場合はどのように対処すればいいですか?
転職後も何度も連絡が来る場合は、転職の意思がないことをメールで伝えるか、退会手続きをします。
メールで転職しない意思を伝えても連絡が続く場合は、いったん退会することをおすすめします。
退会すれば登録情報が削除され、それ以降の連絡が来なくなります。
転職エージェントならジョバディ
今回は、転職エージェントの提案の断り方と、断るときのシーン別の例文を紹介しました。
転職活動を成功させるには、自分に合ったエージェントを選ぶことが大切なポイントです。
相性の良いエージェントであれば、希望の求人を紹介してくれる機会が多く、断ることもほとんどないからです。
ジョバディはキャリアアドバイザーが在籍していますので、業界情報収集やキャリア診断などのサポートをしてくれます。
サポートのタイプにも、「ひかえめ」「ほどよく」「せわやき」と自分の温度感にあったタイプを選べる機能があります。
自分のスタイルに合った転職活動をしたい方は、ぜひジョバディに登録してください。