志望動機の作り方を知って、面接官の好印象を勝ち取ろう!

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志望動機の作り方を知って、面接官の好印象を勝ち取ろう!

転職先に志望動機をどう伝えればよいのか、そこに悩む人は多いものです。伝え方がわからず、ありきたりな内容になったり、企業への熱意が伝わるか不安になったりすることもあるでしょう。しかし、志望動機は面接官が重視するポイントの一つ。整理し、的確に伝えることで、好印象を与えることができます。大切なのは、自己分析で「転職の目的」を明確にし、企業研究を通じて「なぜこの会社なのか」を言語化することです。本記事では、誰でも実践できる志望動機の作り方を解説します。

下記本記事の要約です。
●面接で志望動機を聞かれる理由は、企業や業界への意欲の高さと人間性を知るため、自社とマッチするかを判断するため。
●志望動機を作成するには、まず自己分析を行い、企業研究をして「その会社でなければダメ」な理由を探ったら入社後のキャリアプランにつなげる。
●効果的な志望動機は、具体的な経験や実績に基づき、熱意と一貫性があるもの。
●自分の言葉で誠実かつ具体的に志望動機を表現することで、その企業で働く意欲と適合性を明確に示すことができる。
本記事を通して、自信を持って志望動機を作れるようにサポートします。

志望動機で一番伝えるべきは価値観とそのエピソード

志望動機では、自分の価値観とそれを裏付ける具体的なエピソードを伝えることが重要です。面接官は、あなたの価値観が企業のミッションや文化と一致しているかを見ているので、過去の経験を通じて、自分がどのようにその価値観を大切にしてきたかを伝えましょう。エピソードを選ぶ際は、その経験が現在のキャリア目標や志望動機につながることを意識することが大切です。そうすることで、面接官に強い印象を与え、説得力のある志望動機を伝えることができます。

転職理由とは異なる点に注意

転職理由と志望動機は、明確に区別して伝えることが重要です。転職理由は「なぜ前職を辞めたのか」という過去の話が中心ですが、志望動機は「なぜこの会社で働きたいのか」という未来への期待や熱意を示すものです。面接では、前職を辞めた理由ばかりを強調すると、ネガティブな印象を与える可能性があります。新しい職場でどのような目標を実現したいのか、どのように貢献できるのかを具体的に説明することで、前向きな志望動機として伝わります。

転職面接で志望動機を聞かれる理由

それでは転職面接で志望動機を聞かれる理由にはどんなものがあるのでしょうか。企業が何を明確にしたいがためにこの質問をするのか、知っておく必要があります。下記にその理由をまとめました。

・企業や業界への意欲の高さを知るため
・人間性を知るため
・自社とマッチするかを判断するため
一つずつ詳しく見ていきましょう。

企業や業界への意欲の高さを知るため

面接で志望動機を聞く理由の一つは、企業や業界への意欲の高さを確認するためです。面接官は、応募者がどれだけ情熱を持っているかを志望動機から判断します。また、業界の課題や企業のニーズを理解しているかも重要なポイントです。単に「興味がある」だけでなく、業界の動向を踏まえた上で、自分がどのように貢献できるかを伝えることで、より説得力のある志望動機になります。

人間性を知るため

面接で志望動機を聞くもう一つの理由は、応募者の人間性を知るためです。面接官は、志望動機を通じて価値観や個性、職場での振る舞い方を推察します。また、志望動機には仕事に対する姿勢や動機が表れるため、それが真摯(しんし)なものであるかどうかも重要な判断材料となります。

自社とマッチするかを判断するため

面接で志望動機を聞く理由の一つに、応募者が自社とマッチするかを判断する目的があります。面接官は、志望動機を通じて企業の文化や価値観と合致しているかを確認します。また、応募者の考えやキャリアの方向性が企業の目標と一致しているかを見極めることも重要です。企業と応募者の相性が良ければ、長期的な活躍が期待できるため、採用成功の鍵となります。

【4ステップで完成!】志望動機の作り方

企業が志望動機を聞く理由には、仕事への意欲や人間性を知り、自社とマッチするかを判断するためということがわかりました。ここからは志望動機を作っていくための4ステップを解説していきます。

Step1. 自己分析を行い価値観やストーリーを洗い出す
Step2. 企業研究をして自分なりの感想をまとめる
Step3. 「その会社でなければダメ」な理由を探る
Step4. 入社後のキャリアプランを明確にする

一つずつ解説していきます。

Step1. 自己分析を行い価値観やストーリーを洗い出す

志望動機を作るファーストステップは、自己分析を行い、自分の価値観やストーリーを洗い出すことです。志望動機を明確にするには、まず自分が大切にしている考えや、キャリアにおいて重要だった経験を整理することが不可欠です。このプロセスを通じて、自分が何を重視し、どのような環境や業務内容が合っているのかを理解できます。自己分析を徹底することで、企業との接点が明確になり、説得力のある志望動機を作る基盤となります。

Step2. 企業研究をして自分なりの感想をまとめる

志望動機を作成する次のステップは、企業研究を徹底し、自分なりの考えをまとめることです。企業の文化やビジョン、業績、市場での位置づけなどを調査し、それが自分のキャリアとどう結びつくのかを整理しましょう。単なる企業の説明ではなく、「この企業だからこそ働きたい」と思える理由を見つけることが大切です。事業内容や価値観への共感を深めることで、より説得力のある志望動機が生まれます。

Step3. 「その会社でなければダメ」な理由を探る

さらに志望動機を深めていくため、次のステップでは「この会社でなければならない理由」を明確にすることが重要です。そのために、企業の独自性を詳細に調査し、他社では得られない価値や魅力を探りましょう。企業の文化や成長機会、提供する価値などを分析し、それが自分のキャリア目標や価値観とどう一致するのかを整理します。このプロセスを通じて、説得力のある志望動機を作ることができます。

Step4. 入社後のキャリアプランを明確にする

志望動機を締めくくるためには、入社後のキャリアプランを明確にすることが重要です。具体的な目標や成長計画を描くことで、企業でどのように貢献できるのかを伝えやすくなります。この段階では、自分のスキルをどのように発展させ、企業の目標達成にどう貢献できるかを具体的に示しましょう。面接でこのビジョンを明確に伝えられると、企業への意欲や将来の可能性をアピールできます。

差別化できる志望動機で役に立つテクニック

自分なりの志望動機になっているか、それは他の転職者と差別化できているかがより志望動機を際立たせる要素になります。ここでは差別化できる志望動機で役に立つテクニックについて紹介していきます。

・原体験を盛り込んでオリジナルのエピソードを作る
・自分の仕事の軸と企業の強みがマッチしていることをアピールする
・PREP法を用いてわかりやすく伝える

一つずつ詳しく見ていきましょう。

体験を盛り込んでオリジナルのエピソードを作る

志望動機に独自性を持たせるためには、自分の体験や印象深い出来事を盛り込むことが効果的です。例えば、その業界に興味を持つきっかけとなった経験や、価値観が形成された出来事をエピソードとして織り交ぜましょう。これにより、面接官にあなたの動機がより具体的に伝わり、他の応募者と差別化できます。個人的な背景を踏まえた志望動機は、説得力が増し、印象に残りやすくなるため、選考でも有利になります。

自分の仕事の軸と企業の強みがマッチしていることをアピールする

志望動機では、自分のキャリアの軸と企業の強みがどのように一致しているかを明確に示すことが重要です。例えば、「顧客志向を大切にしたい」という軸があるなら、企業の強みである高品質なサービス提供とどう結びつくのかを説明しましょう。これにより、自分が企業に貢献できる可能性や、長期的に活躍できるビジョンを伝えられます。企業との相性が伝われば、採用後の活躍を期待されやすくなります。

PREP法を用いてわかりやすく伝える

志望動機を明確に伝えるために、論理的な構成で話すことが重要です。そのために有効なのがPREP法です。まずPoint(主張)として志望動機を述べ、Reason(理由)でその背景を説明します。次に、Example(具体例)を加えて説得力を高め、最後にPoint(再確認)として志望動機を強調すると、伝わりやすくなります。

志望動機を作成する際の注意点

具体的に志望動機を作成していく上で、下記のことに注意しましょう。

・抽象的に表現せずに具体的に作る
・熱意が伝わるようにする
・一貫性を持たせたストーリーにする
・自分の言葉で書く

一つずつ詳しく見ていきましょう。

抽象的に表現せずに具体的に作る

志望動機は、抽象的な表現ではなく、具体的に作ることが重要です。「成長したい」「貢献したい」といった一般的なフレーズだけでは、面接官に意欲が伝わりにくくなります。企業の強みや自分の経験を具体的に挙げ、「どのように成長したいのか」「どのように貢献できるのか」を明確に示しましょう。具体性のある志望動機は、企業理解の深さや真剣さを伝え、説得力を高める効果があります。

熱意が伝わるようにする

志望動機を作成する際は、単に情報を列挙するのではなく、「なぜこの企業で働きたいのか」という強い動機と情熱を伝えることが大切です。企業の特徴や魅力に触れながら、自分がどのように共感し、どんな形で貢献したいのかを具体的に述べましょう。熱意が伝わる志望動機は、面接官に「この人は本気で入社を望んでいる」と感じさせることができます。真剣さが伝われば、採用の可能性も高まります。

一貫性を持たせたストーリーにする

志望動機を語る際は、一貫性のあるストーリーを意識することが重要です。過去の経験、現在のスキル、そして将来の目標が論理的につながるように構築しましょう。一貫性があると、面接官は「この人は明確なキャリアプランを持っている」と判断し、企業での長期的な活躍を期待しやすくなります。志望動機に説得力を持たせるためにも、自分の成長と企業のビジョンがどのように合致するかを明確に伝えましょう。

自分の言葉で書く

志望動機は、ツールに頼らず自分の言葉で書くことが大切です。他人の意見や一般的なフレーズ、生成AIを使うと、表面的な内容になり、面接官の印象に残りにくくなります。自分の経験や価値観をもとに、感じたことや考えを素直に表現しましょう。そうすることで、あなたの個性や本当の思いが伝わり、説得力が増します。

【理由別】志望動機の例文

ここからは志望動機の例文について紹介していきます。理由別に紹介していくので、自らのシチュエーションに近いものなどぜひ参考にしてください。

・商品・サービスに魅力を感じた場合
・働く環境に魅力を感じた場合
・人間関係や風通しの良さに魅力を感じた場合

一つずつ詳しく見ていきましょう。

商品・サービスに魅力を感じた場合

・例文
私が貴社を志望するのは、常にユーザー視点を大切にしたサービス展開に共感し、多くの人に寄り添う化粧品販売に貢献したいと考えたためです。私は化粧品が好きですが、敏感肌のため購入する際に慎重になります。そこで、貴社の口コミサービスを活用し、実際のユーザー評価を参考にしながら選んでいました。その過程で貴社の求人情報を目にし、口コミを活用したマーケティング事業にも興味を持ちました。貴社のBtoBマーケティングは、ブランドとユーザーをつなぎ、ニーズに即した商品開発を支援する点で、化粧品業界にとって大きな可能性を持つと感じています。入社後は、肌に悩む人が安心して化粧品を選べる環境を整え、購買のハードルを下げるサービスの提供に貢献したいと考えています。

・ポイント
自身の経験をもとに商品やサービスにどう魅力を感じたかを具体的に記載できているのがポイントです。また、入社後にどのように自信が貢献できるのかについても言及しており、業界への意欲を感じます。

働く環境に魅力を感じた場合

・例文
貴社を志望する理由は、表彰制度や働き方に魅力を感じ、自分の挑戦を続けながら、互いに認め合い成長できる環境に引かれたからです。私は、努力が評価されることでモチベーションが高まり、課題や指摘にも前向きに取り組める性格です。大学時代に空手部の部長を務め、部員同士でお互いの強みを認め合う文化を築くことに注力しました。その一環として、各自の得意技を伸ばす時間を設けた結果、部員の技術向上につながり、団体戦での入賞も果たしました。この経験から、貴社のように社員の努力を表彰し、適正に評価する制度があることに共感しています。入社後は、どんな業務にも挑戦し続けるとともに、仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら会社の成長にも貢献していきたいと考えています。

・ポイント
自身の人間性が企業の社風や働く環境にマッチする理由について、具体例を踏まえて説明しているのがポイントです。実際に目に見える結果を出し、それを伝えることも、より人間性を理解してもらえるポイントになるでしょう。

人間関係や風通しの良さに魅力を感じた場合

・例文
貴社を志望する理由は、社員の皆さんが目標に向かい、顧客に真摯に向き合う姿勢や人柄の良さに魅力を感じたからです。私は「明るい性格やコミュニケーション能力を生かし、良好な人間関係の中で成果を出せる仕事」を大切にしたいと考えています。この考えの背景には、大学の軽音サークルでの経験があります。新入部員同士でバンドを組む中で、意見がまとまらず進行が難航するグループもありました。私のバンドでは「まず相手の意見を否定せず聞く」ことを意識し、お互いを尊重しながら一つの目標に向かって取り組んだ結果、先輩方から評価をいただき、卒業ライブへの参加や新たなバンド結成の機会に恵まれました。短期インターンで貴社の社員の方々と働いた際、常に目的をすり合わせ、顧客に必要な商品を届ける姿勢に感銘を受けました。私も入社後は、この姿勢を大切にし、チームと会社の成長に貢献したいと考えています。

・ポイント
短期インターンを通して、自ら経験することで実際に人間関係や風通しの良さに気づいていることがポイントです。このように外からの情報だけでなく、自ら情報をつかみにいく積極的な行動は、意欲を感じられ高評価を得やすいでしょう。

【職種別】志望動機の例文

ここからは職種別に志望動機の例文を紹介していきます。紹介するのは以下の職種です。自分が目指す職種を中心にぜひ参考にしてみてください。

・営業職の場合
・企画職の場合
・販売職の場合
・研究職の場合
・事務職の場合
・接客職の場合
・新卒の場合
・第二新卒の場合
・転職の場合

一つずつ詳しく見ていきましょう。

営業職の場合

・例文
貴社を志望する理由は、より多くの企業が貴社のサービスを活用し、業務の効率化を実現できるよう支援したいと考えたからです。大学2年生から1年間、コンサルティング会社で営業インターンを経験し、その際に貴社の顧客管理ツールを導入しました。当初はExcelで管理していましたが、貴社のサービスを利用することで作業時間が約半分に短縮され、データの可視化も容易になり、分析精度が向上しました。この経験から、貴社のサービスが業務効率の向上に大きく貢献することを実感しました。入社後は、自身の体験を生かし、業務改善に課題を抱える企業に対して適切な提案を行い、貴社のサービスの価値をより多くの企業に伝えていきたいと考えています。

・ポイント
企業のサービスを自らが体験し、経験から価値を感じていることがポイントです。営業はサービスの価値を取引先に伝える仕事ですので、自ら経験して価値を明確に理解していることは大きなアドバンテージになります。

企画職の場合

・例文
貴社を志望する理由は、自分に合ったシューズで快適に走る楽しさを、多くの人に届けたいと考えたからです。私自身、中学生から陸上競技を続けていますが、最初は長距離練習のたびに足の痛みに悩まされ、走ることが苦痛でした。しかし、高校時代に先輩から勧められたシューズを試したところ、痛みが軽減され、競技を続けることができました。この経験を通じて、シューズの重要性を実感し、ランニングの魅力を再認識しました。入社後は企画職として、高品質なランニングシューズの開発に携わるだけでなく、SNSを活用してユーザーの悩みを収集し、ブランドの魅力を発信することで、多くの人に走る楽しさを伝えたいと考えています。

・ポイント
企業のビジネスを通じて顧客に何を届けたいかという企業選びの理由と、入社後やりたいことが具体的に書かれているのがポイントです。また、自分の陸上経験という企業との接点も述べられているのも好印象です。

販売職の場合

・例文
貴社を志望する理由は、食品を通じて多くの人に笑顔を届けたいと考えたからです。私は以前から貴社の店舗によく通っており、商品のおいしさだけでなく、スタッフの方々の気配りや丁寧な接客に魅力を感じていました。就職活動を通じて、貴社がスタッフ教育や研修を徹底し、接客の質を高めていることを知り、そのクオリティの高さに改めて感銘を受けました。入社後は、販売の基礎をしっかりと学び、私自身もプロフェッショナルな接客スキルを身に付けることで、お客さまに心温まる時間を提供し、食事の場をより特別なものにできるよう努めていきたいと考えています。

・ポイント
実際に志望企業の店舗をよく訪れており、販売スタッフの印象の良さを述べているのが好印象です。自分の強みがどうサービスに生かされるかを説明できるとなおよいでしょう。

研究職の場合

・例文
貴社を志望する理由は、「食事を通して家庭に健康を届ける」という理念に共感し、より健康的な食品を提供したいと考えたからです。私は大学2年生の頃、研究に没頭するあまり食生活が乱れ、体調を崩した経験があります。短期間で体重が増え、慢性的なだるさを感じるようになりました。しかし、食事を見直し貴社の製品を取り入れたことで、体調が改善し、健康の大切さを実感しました。入社後は研究職として、忙しい中でも手軽に健康的な食事を取れる製品の開発に携わり、多くの人々の健康を支えられるよう貢献したいと考えています。

・ポイント
企業理念への理解と、そこに共感した理由が実体験とともに述べられているのがポイントです。応募先企業のニーズに合う専門技術を持っている場合は、それを伝えられるとより好印象を得られるでしょう。

事務職の場合

・例文
貴社を志望する理由は、自分の強みを生かし、裏方として会社を支えたいと考えたからです。私は数字を扱うことや細かい作業が得意で、簿記1級を取得しており、会社経営に関する計算業務にも対応できます。また、貴社は〇〇市にとって欠かせない商業施設の一つであり、私自身も日常的に利用し、支えられてきた存在です。そのため、今度は自分が裏方として貢献したいと思い、志望しました。入社後は事務職として、正確かつ迅速に業務を遂行し、会社の円滑な運営をサポートするとともに、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えています。

・ポイント
多岐にわたる事務職の仕事内容を把握した上で、仕事内容にマッチする自分の強みをアピールできている点が好印象です。また業務に役立つ資格を取得している点も企業にとっては安心材料となるでしょう。

接客職の場合

・例文
私は多くの人におもてなしがしたいと思い、貴社を志望しました。これまでに何度も家族で貴社のホテルに宿泊したことがあります。その際のホスピタリティやおもてなしに感銘を受け、素晴らしい思い出となっています。私は幼い頃から他人に喜んでもらえたり、うれしい気持ちになってもらえたりすることで充実感を覚える性格です。そのため、貴社で働き多くの人をおもてなししたいと思いました。学生時代にデパートでアルバイトをしていた経験を生かし、多くの人を笑顔にしたいと考えています。

・ポイント
これまでの自分の原体験を志望動機に盛り込み、一貫性のあるストーリーに仕立てられているので、「この企業で働きたい」という熱意が伝わる内容になっています。また学生時代に接客業をしており、経験があることもアドバンテージになるでしょう

新卒の場合

・例文
貴社を志望する理由は、説明会でお話を伺った社員の皆さまが「お客さまを支援したい」という強い思いを持っていることに共感したからです。私は留学生支援サークルに所属し、来日間もない留学生のサポートを行っています。友人から「日常会話はできても、書類手続きなどで困ることが多い」と聞き、力になりたいと思ったことがきっかけです。不便や疑問に寄り添いながら支援するのは根気のいる作業ですが、「新しい環境で快適に生活できるようにしたい」という思いで取り組んできました。貴社の社員の皆さんが持つお客さまへの姿勢に強く共感し、私も同じ思いで貢献したいと考えています。

・ポイント
社員の方々の熱い思いにどうして魅力を感じたのかを説明する際に、留学生サポートに取り組んでいるという、自身の実体験をもとに説明していることでより説得力が増しています。それにより、この企業で働きたいという熱意が伝わる内容になっています。

第二新卒の場合

・例文
貴社を志望したのは、自分のプログラミングスキルを生かし、開発に携わりたいと考えたからです。学生時代に学んだ技術を生かす機会を求めていましたが、前職では営業部に配属されました。しかし、与えられた環境でまず成果を出すことを優先し、1年半後に営業成績トップを獲得。その実績をもとに、開発職への転職を決意しました。貴社の開発商品には、私が得意とする〇〇の技術が使われており、今後の市場拡大が期待されています。入社後は、開発現場でスキルを発揮しながら、営業経験を生かして市場拡大にも貢献したいと考えています。

・ポイント
第二新卒の志望動機では、仕事だけでなく学生時代の経験も交えることがポイントです。学生時代の経験をどう生かし、それを今後のキャリアにどうつなげるかを記載しているのが好印象です。

転職の場合

・例文
貴社の持ち運びやすさと多機能性を兼ね備えた製品を愛用しており、デザイン開発を通じて人々の生活を豊かにしたいと考え、志望しました。学生時代はデザインを専門に学び、前職ではクライアントのブランディングやコンセプトを消費者に伝えるデザイン業務に携わっていました。しかし、今後はデザインだけでなく、市場に出るまでのマーケティング工程にも関わり、より広い視点で商品を届ける仕事をしたいと考えるようになりました。貴社の魅力ある製品をより多くの人に知ってもらうため、ブランディングの強化や商品PRまで一貫して担えるマルチプレイヤーとして挑戦したいと考えています。

・ポイント
学生時代の経験を前職で生かしていたことを説明していることや、その上で転職後にはどのように活躍していきたいかを具体的に説明できていることがポイントです。

志望動機に対するよくある質問と回答例

最後に志望動機に関するよくある質問と回答例について説明していきます。志望動機を作る際に多くの人が不安に思う点ですので、ぜひ参考にしてください。

・業界を志した理由
・キャリアプランについて
・他に受けている企業の有無
一つずつ詳しく見ていきましょう。

業界を志した理由

業界を志した理由を伝える際は、個人的な動機や体験を交え、働きたいと思った具体的な瞬間を述べることが大切です。例えば、特定の製品やサービスに感銘を受けた経験、または自身の課題を解決してくれたことがきっかけになったエピソードなどが有効です。さらに、業界のトレンドや課題を踏まえた上で、自分がどのように貢献できるかを説明しましょう。過去の経験やスキルを生かして、どのように業界の発展や課題解決に寄与できるのかを具体的に伝えることで、志望動機に説得力を持たせることができます。

キャリアプランについて

キャリアプランを伝える際は、短期的・長期的な目標を具体的に述べ、それが企業のビジョンとどのように結びつくかを明確にすることが重要です。短期的には、入社後に必要なスキルを磨き、実務を通じて専門性を高めることを目標にします。例えば、〇〇の技術を習得し、△△のプロジェクトに貢献したいといった具体例を挙げるとよいでしょう。長期的には、自身の成長とともに企業の発展にも寄与できるようなポジションを目指し、業界の課題解決や新たな価値創出に貢献する意欲を示すと、面接官に将来性を感じてもらえます。

他に受けている企業の有無

他の企業の応募状況を聞かれた際は、正直に答えつつ、面接中の企業に対する関心の高さを強調することが大切です。例えば、「同業界の企業を数社受けていますが、特に貴社の〇〇という強みや社風に魅力を感じ、志望度が高いと考えています」といった形で答えるとよいでしょう。他の応募についての詳細を控えめにしつつ、「どの企業の選考にも真剣に取り組んでいる」と伝えれば、誠実な姿勢を示せます。重要なのは、比較の話になりすぎないよう、あくまで「貴社を志望している理由」を明確に伝えることです。

志望動機の作り方で悩んだらジョバディにご相談ください

志望動機を作成する際は、自己分析を行い、自分の価値観や強みを明確にすることが重要です。次に企業研究を通じて企業のビジョンや強みを理解し、「その会社でなければならない理由」を具体的に考えます。さらにキャリアプランを示し、企業での成長と貢献の意欲を伝えられるとなおよいでしょう。また、個人的なエピソードを交え具体的に表現することで説得力が増し、一貫性を持たせることで面接官に納得感を与えられます。

もし志望動機を作ろうと思ってもうまくいかない場合は、ジョバディを活用しましょう。ジョバディはあなたの希望に合わせてキャリアアドバイザーに相談できるため、カウンセリングや面接を通して志望動機の作成もサポートしてくれます。さらに、面接設定なども簡単に行うことができるため、選考や面接に不安を抱えている方でも、具体的なアドバイスや転職に関する専門的なアドバイスが受けられ、自信を持って転職活動を進められます。

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