自分のペースでできる仕事ってどんなもの? 仕事選びのポイントも解説

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自分のペースでできる仕事ってどんなもの? 仕事選びのポイントも解説

「転職先を探している中で、自分のペースでできる仕事があったらいいなと思うようになったけれど、自分のペースでできる仕事にはどんなものがあるのか。どうやって探したらいいのか。実際のところ自分は向いているのだろうか」
この記事にたどり着いたあなたは、こんな疑問を抱えているのではないでしょうか。

この記事では、自分のペースでできる仕事の特徴や仕事の探し方などを詳しく解説していきます。解説の要約は以下の通りです。

●自分のペースでできる仕事の特徴は、働く場所や時間を選ばない、人間関係に縛られない、自分の仕事に集中できる、締め切りやノルマがない、業務の裁量権がある
●自分のペースで仕事をするポイントは、仕事の優先度を明確にする、最低限のコミュニケーションは取る、業務を抱え込みすぎない
●自分のペースで仕事ができる企業の特徴は、フレックスやリモートワークの制度を取り入れている、社員の裁量に任されている部分が多い
●自分のペースでできる仕事に転職するコツは、会社に求める条件を明確にする、業界や職種を決める、経験やスキルが生かせる企業を探す

それでは解説していきましょう。

自分のペースでできる仕事の特徴5つ

ここでは自分のペースでできる仕事の特徴について解説していきます。
5つの特徴は以下の通りです。

・働く場所や時間を選ばない
・人間関係に縛られない
・自分の仕事だけに集中できる
・納期や締め切り、ノルマなどがない
・業務の裁量権がある

上記に示した特徴に当てはまることが多いほど自分のペースで進めやすい仕事ということになります。
それでは一つずつ解説していきましょう。

働く場所や時間を選ばない

自分のペースでできる仕事の特徴として最初に挙げられるのは、働く場所や時間を選ばないということでしょう。勤務先まで行く必要がなく、自宅やカフェなど好きな場所で仕事ができます。そして勤務時間においても固定された時間帯ではなく、早朝や夜間、または昼からなど、自分の好きな時間に仕事を始め、終わらせることができます。
これらはコロナ禍を機に在宅勤務が普及してから、ニーズが高まっている働き方の一つです。

人間関係に縛られない

職場で仕事をしていると、上司に仕事を追加でお願いされたり、後輩のミスに対応したりと周りの状況に気を配らなければならない場合があります。上司や後輩の仕事の進捗に左右されると、なかなか自分のペースで仕事ができません。そのほか、誰かと協力して一つの仕事に取り組むことが苦手な人は、協調性を求められる仕事を任された際、ストレスを感じてしまい、うまく仕事ができない状況になることもあると考えられます。
上記のような他人の影響を受けないのは、自分のペースでできる仕事の特徴といえるでしょう。

自分の仕事だけに集中できる

与えられた仕事に集中できる環境は、自分のペースで仕事がしやすいといえます。
例えば複数人で一つのプロジェクトに取り組むようなケースだと、周りとコミュニケーションを取りながら連携して仕事を進めなければいけません。そうすると、周りの影響を受けてしまい、思うように仕事が進まず、また、自分の理想通りの結果とならないということもあり得ます。
自分の仕事だけに集中できる環境であれば、仕事の進捗も自分で調整できる上、自分のやりやすいように仕事ができるため、質の高い仕事が可能になるでしょう。

納期や締め切り、ノルマなどがない

職種は限定されますが、営業など具体的なノルマがある仕事は、慣れるまでプレッシャーに感じることもあるかもしれません。特にノルマがある仕事の場合は、慣れるまでの間にストレスを抱えてしまい、続けることが難しくなる可能性もあります。
ノルマがない仕事は求人を探していく中で、多数あるかと思いますが、納期や締め切りはほとんどの仕事にあります。そのため、納期や締め切りについて融通が利くかどうかは事前にしっかり調査をすることが重要です。

業務の裁量権がある

業務を進めるたびに誰かの許可が必要な場合だと、自分のペースで仕事を進められない原因になります。
基本的な業務の流れをある程度教わった後、自分でスケジュール管理をし、自分の好きなように仕事を進められると、自分の裁量権で自分のペースで仕事ができるでしょう。ただし、自分の裁量権で仕事ができるようになるためには、責任感や一定の経験とスキルが求められます。

自分のペースで仕事をしている人の特徴6つ

ここからは、自分のペースで仕事をしている人の特徴について解説していきます。
自分にも当てはまるかどうか考えながら見てみてください。
6つの特徴は以下の通りとなります。

・自分の裁量が大きい仕事をしている人
・一人で完結する仕事をしている人
・クリエイティブな仕事をしている人
・感性を生かす仕事をしている人
・持久力が必要な仕事をしている人
・やりたい仕事をしている人

それでは一つずつ解説していきましょう。

自分の裁量が大きい仕事をしている人

自分のペースで仕事をしている人は、自分の時間軸の中で生きているので、周りの人に流されずに仕事ができます。また裁量のある仕事であれば、納期を自分でコントロールできるため、自分のペースで仕事を進められます。
例えば、自分で自分の仕事をコントロールできる自営業や自分の裁量が大きい仕事をしているサラリーマンの人、プロセスよりも結果が重視される営業職の人も自分のペースでできる仕事をしている人といえるでしょう。

一人で完結する仕事をしている人

自分のペースで働いている人は、人と協調することが苦手な人も多い傾向にあります。人と協調することが苦手な人は、一人で完結できる仕事のほうが誰かと協力するよりも、マイペースで取り組めます。また、一人で完結できる仕事をするためには、自己管理ができる精神力も必要となります。周囲からの影響はないため、自分でモチベーションを保てるように自分で自分を励ますことも大事です。職種の例としては、職人系の仕事が当てはまります。

クリエイティブな仕事をしている人

自分のペースで働いている人の特徴の一つには、他人とは違う視点を持ち、自分なりのこだわりがあることです。このような人は、型にはまった仕事よりも自分が良いと思えるものを突き詰められるクリエイティブな仕事に向いています。自分が良いと思えるものを作ることは、大いに楽しみを感じて仕事ができるでしょう。
職種の例としては、商業的な場合も含めデザイナーやカメラマンなどがあります。
これらの仕事は満足度が高い傾向にありますが、納期に縛られることもあるため注意が必要です。

感性を生かす仕事をしている人

画家や小説家など、芸術作品の作家のように感性を生かす仕事をしている人も、自分のペースで仕事をしている人といえるでしょう。このような人の中には、特定の分野において驚異的な能力がある人もいます。また、アーティストのように特別な感性を持っている人も、マイペースで仕事ができます。
感性を生かす仕事をしている人は、自分を信じて作品を作り出せる精神力があるため、自分のペースで働きたいという人にはとても合っているといえます。

持久力が必要な仕事をしている人

研究や長期プロジェクトなど、周りに流されずに集中を維持できる人も自分のペースで働いているといえます。特に研究職は、専門的な知識も必要であり、成果が出るまでに長い年月を要する場合もあります。自分のペースで進められる仕事であると同時に、持久力が必要な仕事であるといえます。
データ分析なども持久力が欠かせず、マイペースにコツコツと進められる仕事になります。

やりたい仕事をしている人

やりたい仕事をしている人は、自ら主体的に仕事に取り組んでいます。やりたい仕事が向いている仕事であった場合、仕事へのモチベーションも高く、結果も出すことができる可能性があり、周囲からの信頼も得ることができます。こうしたことが、マイペースで仕事ができていることへつながっています。
ただし、必ずしもやりたい仕事が自分に向いている仕事であるということはないので、注意が必要です。やりたい仕事で、かつ自分に向いている仕事を見つけることは簡単ではなく、社会人経験を経て知ることもあるため、焦る必要はありません。

自分のペースで仕事ができる人が持っている長所3つ

ここからは自分のペースで仕事をする人が持っている長所について解説していきます。
3つの長所は以下の通りです。

・自分の意見がある
・徹底的に仕事に取り組む
・ストレスと上手に付き合える

自分に当てはまりそうな長所はあったでしょうか?
それでは一つずつ解説していきましょう。

自分の意見がある

自分のペースで仕事をしている人は、自分の意見を表現できる人がほとんどです。
自分の考えをしっかりと持っているため、人に流されることがなく、違和感を持ったことに対しても自分で考えて結論を出そうとします。そのため、人に合わせたり、押し切られたりしてしまうことも少ないでしょう。
また、人と自分の意見が違うのは当然と考えるので、人の意見も取り入れられるような、柔軟な考え方ができます。

徹底的に仕事に取り組む

自分のペースで仕事をしている人は、自分のペースを守ることを基本として、仕事にはきちんと取り組んでいます。自分なりのこだわりがあるので、仕事の質にはこだわりがあります。成果の質も高いため、職場での信頼も厚い傾向にあります。また、仕事のクオリティを上げるために、知識やスキルを高めることにも積極的です。

ストレスと上手に付き合える

自分のペースで仕事をしている人は、しっかりした自分の考えを持っています。そのため、周りを気にしすぎることがなく、人は人、自分は自分と割り切れることなどからストレスを感じにくい傾向にあります。
もちろん、落ち込んだり、ネガティブな感情になったりすることはありますが、そういった場合の気分転換の方法もたくさん知っています。このように自分のペースで仕事している人はストレスと上手に付き合いながら、仕事に取り組んでいるのです。

自分のペースで仕事ができる人が持っている短所3つ

ここからは自分のペースで仕事ができる人が持っている短所について解説していきます。
3つの短所は以下の通りです。

・納期の感覚が鈍いことがある
・チームワークが苦手
・こだわりが強すぎる

短所とその解決策も一緒に解説していきますので、自分にも当てはまる短所があった場合はぜひ参考にしてみてください。
それでは一つずつ解説していきましょう。

納期の感覚が鈍いことがある

自分のペースで仕事をしている人は、自分なりに考えて仕事を進めることは得意ですが、仕事に夢中になってしまうと、納期や工数の感覚が抜けてしまう人もいます。自分のペースで仕事をしていても、納期を守る人はたくさんいます。その中で納期が守れないと非常識な人だと思われることもあります。そのため、基本的なルールは守るように心がけましょう。

チームワークが苦手

自分のペースで仕事をしている人、または自分のペースで働きたいと思っている人は、他の人と協力して取り組む仕事が苦手な傾向にあります。単独行動は得意なため、高い成果を出すことができます。しかし、他の人と協力して話し合って調整したりしながら仕事を進めるということになると、苦手な人が多い傾向にあります。
チームワークが苦手な人は、一人で作業する時間が長い仕事や自分の裁量権が多い仕事を選ぶことをおすすめします。

こだわりが強すぎる

自分のペースで仕事をしている人の特徴として、こだわりが強すぎるという点があります。自分なりのこだわりがあることは良いことですが、こだわりが強すぎると仕事に悪影響を及ぼすこともあります。例えば、細かいところまで時間をかけすぎてしまって納期に間に合わなかったり、やり方が変わるとやる気をなくしたりといったような弊害が考えられます。
こうしたことにならないように、成果に強く関わらない部分はこだわりを弱めるなど、優先順位を明確にして仕事を進められるようにしましょう。

自分のペースで働きやすい職種22選

ここからは自分のペースで働きやすい職種について解説していきます。
22種類の職種は以下の通りです。

・事務職           ・デバッガー
・営業            ・自営業
・データ入力         ・代行業
・コールセンター       ・ネットビジネス
・ドライバー         ・農業・漁師
・ポスティング        ・図書館司書
・ビルメンテナンス      ・データアナリスト
・警備員           ・研究職
・Webデザイナー       ・法務
・ライター          ・自宅教室・サロン
・エンジニア         ・職人

それでは一つずつ解説していきましょう。

事務職

事務職には、一般事務、営業事務、医療事務などがあります。一般事務や営業事務は書類作成や来客・電話対応などが中心となりますが、医療事務ではそれだけでなく、受け付けや患者さんの応対、会計業務まで行う場合があります。
仕事の流れとしては、ルーチンワークが主体の場合と、上司や営業からタスクを振られてスケジュール調整しながら行う場合があります。目標やノルマはなく、仕事に慣れれば無理なく進められるようになります。

営業

営業の仕事は、対象になるお客さまや営業スタイルによって仕事のやり方が異なります。そのスタイルはさまざまで、お客さまが法人企業なのか、個人なのかでも対応は異なりますし、決まった顧客へのセールスもあれば、テレフォンアポインターによるもの、お客さまにアポイントを取らずに飛び込みを行う新規開拓などもあります。そのほか、自社製品の販売や、自社サービスによるソリューション提案などについては、求められるスキルも変わってきます。
会社によっては営業一人ひとりに裁量権を持たせるところもあり、そういう場合は成果重視となるので自分のペースで仕事を進められることも可能です。

データ入力

データ入力は、手書きデータやアンケート回答などの資料作成、音声データの文字起こしといった作業のことです。パソコンやビジネスソフト、ネット環境などが整っていることは最低限必要ですが、隙間時間を活用して働ける、いつでもどこでも自由に仕事を行うことができることが魅力です。また、一人で作業するので人間関係に悩むこともなく、精神的にも安定して仕事を行うことができます。

コールセンター

コールセンターでの仕事は、製品やサービスに関してのお客さまからの問い合わせや要望に応える仕事です。お客さまとは、主に電話やメール、またはチャットなどで対応しています。
直接会って説明することはできないため、言葉だけでより分かりやすく対応することが求められます。
基本的には一人でお客さま対応をするため、業務に集中できます。
また、お客さまからの感謝の言葉をやりがいに仕事をしている人も多いようです。

ドライバー

ドライバーの仕事には、タクシーやトラック、バスや宅配のドライバーなどさまざまな種類のものがあります。その中でも、長時間一人きりになれるトラックドライバーなどは、自分のペースで仕事ができます。
ドライバーは基本的に運転に集中するため、人と話すことなく黙々と仕事がしたい人におすすめとなります。
社交的な人であれば、タクシーやバスなどコミュニケーションが発生する仕事のほうが向いているかもしれません。種類はたくさんあるので、自分の性格に合わせて職種を選ぶとよいでしょう。

ポスティング

ポスティングは、家やオフィスを回ってポストにチラシを入れる仕事です。給与は一般的に出来高制または時給制となっています。特別なスキルや経験は不要、未経験からでもできる仕事です。
基本的に一人で行動するので、人間関係に縛られる心配はなく、働く時間や日数も自由に自分で決められることが多く、ダブルワークも可能です。これらのことも踏まえると、ポスティングも自分のペースでできる仕事であるといえます。

ビルメンテナンス

ビルメンテナンスはビルの設備点検や保守を行う仕事です。ビル内の管理センターのモニターを見ながらの管理、巡回、トラブル対応などの業務があります。
働き方としては、早番や遅番などがある24時間対応なので勤務時間は不規則となる場合が多いようです。トラブル対応がなければ、基本的にはルーチンワークで決まった人とのやりとりが多い仕事となります。また人間関係に縛られることもありません。場合によっては、第二種電気工事士や危険物取扱主任者などの資格を取得する機会もあり、スキルアップもできます。

警備員

警備員は、施設や工場などの点検や巡回、工事現場などの交通誘導などが主な仕事となります。勤務場所によって異なりますが、人間関係に縛られることは少ないでしょう。
また、締め切りやノルマはなく、目の前の仕事に集中できます。ただし、外での仕事が多く、雨風や暑さ、寒さなど天候や気候の影響を受けやすいため、体力勝負の仕事となる可能性が高いでしょう。
定時に帰りたい人や自分のペースで仕事をしたいという人に向いている仕事といえます。

Webデザイナー

Webデザイナーは、ホームページやECサイト、スマホアプリ、オンラインゲームなどのデザインを作成する仕事です。Photoshopなどの画像編集ソフトの操作やドキュメントの読解力、コーディングやプログラムの知識などへスキルを広げていくのが、一般的なキャリアパスとなります。
締め切りはありますが、スキルアップすればフリーランスになって活躍することも可能です。
そうなると、場所や時間にとらわれず、自由に仕事できるスタイルがかなえやすくなります。
クリエイティブな仕事がしたい人や、マイペースで職人気質のある人におすすめです。

ライター

ライターは、クライアントから依頼を受けて広告や商品紹介、取材記事などを作成する仕事です。
ジャンルはITや美容、エンタメなどさまざまですので、自分の得意なジャンルを選んで仕事することも可能となります。
フリーランスで仕事をする人も多く、自由度は高くなります。複数の媒体をかけ持っていたり、会社員として編集やディレクションも兼ねて働いていたりと、働き方もさまざまです。
締め切りや納期はありますが、自分の裁量でできる仕事になります。

エンジニア

エンジニアはアプリやソフトウエアなどの設計や開発を行う仕事です。専門的な知識と技術が必要であり、常に最新情報の勉強が欠かせない仕事でもあります。
自身のスキルや経験、プロジェクトの規模にもよりますが、個人で完結する案件と、チームを組んで行う案件があります。
個人でもチームを組んでいても、取引先やほかのエンジニアとのコミュニケーションは求められるため、人間関係に左右される可能性もあります。
近年はコロナ禍の影響もあり、リモートワークの仕事も増えていて、場所に制限されずに働ける場合もあります。

デバッガー

デバッガーとは、開発中のアプリの不具合を見つける仕事です。不具合を発見した場合、プログラマーなどに依頼して、修正してもらい、再度動作確認するなど、不具合がなくなるまで行います。
派遣やフリーランスで働く人が多く、基本的に一人で行う仕事が多いため、人間関係に悩まされることも少ないといえます。
人間関係が苦手な人や仕事に黙々と取り組める人におすすめです。

自営業

自営業は、自分のペースで仕事ができますが、成果を出さないと生活を維持できない可能性もあります。周りに流されず、仕事をコントロールし突き詰めていく精神力が必要になります。
自由度が高い分、リスクも大きい仕事であるということをきちんと認識しておくようにしましょう。
特定の資格があると独立しやすいこともあるため、資格取得から始めるのもいいかもしれません。
また、事業を始める前に、関係する専門知識を学び、市場調査を行ってビジネスチャンスを見極めることが重要です。

代行業

代行業とは、家事代行や運転代行、デリバリーやペットの世話などさまざまな種類の代行業があります。代行業の一種としては、「なんでも屋」や「便利屋」などもあります。
登録性の代行業で働く場合、自分の都合のいい時間に働くことができます。
近年、代行のニーズは高まっているため、自分が興味を持っているものや得意なことがある人はチャレンジしてみるのもいいでしょう。また副業や兼業として働く選択しもあります。
運転免許が必要な場合も多いため、運転免許は取得しておいたほうがいいでしょう。

ネットビジネス

ネットビジネスは、アフィリエイトや転売、ECサイト運営などインターネットを使って収入を得る仕事全般のことを指しています。
収益を得るのは簡単ではありませんが、軌道に乗れば年収1000万円を目指すことも可能な仕事です。
年収1000万円とまではいかなくても、平均的年収を得ることができる可能性は大いにあります。
インターネットやデジタルツールに詳しく、分析力がある人、組織に縛られずに働きたい人などにおすすめです。

農業・漁師

農業も漁師も、自然が相手なのでハードな業務となることもありますが、人間関係に縛られることは少ない職業といえます。そして自らの経験や判断を基に仕事をするという点では、自分のペースでできる仕事ともいえます。農業ではトラクター免許、漁師では一部の大型漁船の船舶免許など、大型特殊免許や環境関連の資格を持っていると働き始めやすいかもしれません。
農業・漁師の仕事は、未経験からも従事でき、最近では移住に伴って働き始める人も多くいます。自然が好きな人や地方で体を使った仕事がしたい人におすすめです。
また、人が生きていく上で不可欠な一次産業なので、やりがいがあります。

図書館司書

図書館司書は、コツコツと丁寧に仕事をするタイプに向いているといえます。
勤務先は、市や区、学校内の図書館といった公的な施設であることがほとんどです。そのため、安定して落ち着いた環境で仕事ができます。情報検索能力やコミュニケーションスキル、ITスキルなどのスキルを持っていると働きやすいでしょう。
読書が好きな人や丁寧で細かな仕事が得意な人、利用者に親切に対応できる人におすすめの仕事です。

データアナリスト

データアナリストとは、組織や企業などが保有しているさまざまなデータの収集と分析を行う仕事です。専門知識は必要ですが、データと向き合い成果を出す職人要素の強い仕事となっています。
データアナリストによって収集・分析されたデータは、主にビジネスの意思決定や戦略に利用されます。そのため、依頼元がデータに基づいた判断を下すことができるように、分かりやすく可視化して報告することもデータアナリストの役割です。
論理的思考が得意で、分析や数字に強い人におすすめです。

研究職

研究職は、化学や生物学、薬学、医学など、それぞれの専門知識が必要となります。そして、実験や研究では細かい作業も求められます。
成果を出すまでには長時間かかる場合もあれば、決められた期日までに成果を出さないといけない場合もあります。企業などにおいての研究成果は新製品の開発につながるため、社会に役立ちたい人、一つのことに没頭できる人におすすめです。
研究内容によっては、チームで協力することやコミュニケーションを取ることが必要になることもありますが、自分の仕事に集中して自分のペースで進められる場合もあります。研究成果を出すまでの長期間、忍耐力やモチベーションが維持できる精神力も必要です。

法務

法務は契約書の作成やチェック、著作権などの権利の侵害がないかなどの管理が主な仕事となります。法務で働くためには、法律や法務に関連する学士号を取得する必要があります。また関連する資格としては、ビジネス実務法務検定、行政書士資格などがあります。
専門知識が必要で求人も少ないので、難易度は高い職種ではありますが、法務部がある企業はある程度大きな企業であることが多いため、安定した職場でコツコツマイペースに働きたい人におすすめです。

自宅教室・サロン

ピアノや書道などの習い事や、ネイルサロン、マッサージなど美容系のサロンなど、特定の技能や資格がある人が向いている仕事です。資格があって自宅で教室やサロンを開いて働きたい人にもおすすめの仕事です。教室やサロンを開くにあたって、専門分野に関連する資格や知識を取得したり、教材やレッスンプランなどを作成したりと、開業するまでに準備することは多くあります。
基本的には自営業となるため、人間関係のしがらみもなく、マイペースに仕事ができます。

職人

基本的にものづくりは一人の時間が多く、マイペースに働くことができます。職人の中でも、一人の時間が多いのは、伝統工芸品の職人、造園職人、靴職人などになります。ただし、職人は修業から始まるため、修業期間はマイペースに働けないこともあります。
そのため、修業や下積み期間など独り立ちするまでの時間も楽しめる人、積極的に職人の技を覚えていこうとする人におすすめです。
職人も独立した後は、自営業となるため、自営業としての基礎知識を身に付けることが必要です。

自分のペースで仕事をするためのポイント3つ

ここからは、自分のペースで仕事を進められるようになるためのポイントについて解説していきます。
3つのポイントは以下の通りです。

・仕事の優先度を明確にする
・最低限のコミュニケーションは取る
・業務を抱え込みすぎないようにする

それでは、一つずつ解説していきましょう。

仕事の優先度を明確にする

仕事が軌道に乗り忙しくなってくると、タスクが増えてきます。与えられたタスクをやみくもにこなすだけだと、締め切りに間に合わなくなる可能性が出てきてしまいます。
締め切りに間に合わなかったり、トラブルを起こしてしまったりということが続くと、周囲からの信用を失ってしまい、それと同時に仕事も失ってしまうかもしれません。
それを回避するためにも、重要度と緊急度でタスクの優先順位を付けて仕事を進めるようにすることが大切です。

最低限のコミュニケーションは取る

コミュニケーションを取ることが苦手であっても、仕事を円滑に進めるためにコミュニケーションは欠かせません。コミュニケーションは過度に取りすぎても、取らなさすぎてもトラブルの元となります。コミュニケーションを過度に取りすぎると目の前の仕事に集中できず、人間関係に縛られてしまい、自分のペースで仕事ができなくなってしまう可能性があります。
最低限でも報連相を意識したコミュニケーションを取るように心がけましょう。

業務を抱え込みすぎないようにする

仕事をしていく中で、次々業務が増えていくと、いつの間にかキャパシティオーバーの状態になってしまう可能性があります。キャパシティオーバーになってしまうと、周りに迷惑をかけてしまいます。
周りに迷惑をかけないようにするためにも、自分のキャパシティを正確に把握して、時には仕事を断ることも必要です。
最初の希望として挙げた「自分のペースで仕事をする」ためにも、必要以上に業務を抱え込まないように注意しましょう。

自分のペースで仕事ができる企業の特徴2つ

ここからは、自分のペースで仕事がしやすい企業の特徴について解説していきます。

近年、基本的な業務内容は変えられないとしても、自分のペースで働きやすいように環境や仕事の進め方を整えている企業が増えてきています。
このような企業の特徴は以下の2つとなっています。

・フレックスやリモートワークの制度を取り入れている
・社員の裁量に任されている部分が多い

それでは一つずつ解説していきましょう。

フレックスやリモートワークの制度を取り入れている

自分のペースで仕事をする条件として時間や場所の自由度を高めるなら、フレックスやリモートワークがおすすめです。
フレックスであれば時間に、リモートワークであれば場所に縛られず働くことができます。
自分の希望として、働く時間を自由に選びたい場合は、フレックスタイム導入企業、場所にとらわれず働きたい場合は、リモートワーク導入企業を選ぶとよいでしょう。
求人を探す際には、フレックスやリモートワークがある企業であるか、あらかじめ調べておきましょう。

社員の裁量に任されている部分が多い

自分のペースで働くためには、マニュアルで細かく決められているような仕事ではなく、裁量権与えられた仕事だと、自由度が高くなります。裁量権が大きくなると、自分で試行錯誤して業務に取り組む必要がありますが、その分やりがいもあります。そして成果が出たときは大きな達成感を得られるでしょう。
しかし、裁量権が大きい仕事は責任も大きくなります。その点も注意ながら、自分に合った企業を探してみましょう。

自分のペースでできる仕事に転職する3つのコツ

ここからは、転職先を探すポイントについて解説していきます。
自分のペースでできる仕事に転職する3つのコツは以下の通りです。

・会社に求める条件を明確にする
・業界や職種を決める
・経験やスキルが生かせる企業を探す

それでは、一つずつ解説していきましょう。

会社に求める条件を明確にする

自分のペースで働けるとはいっても、転職先に求める条件は人それぞれ異なります。
まずは自分が何を求めているのかを明確にするために、紙などに具体的な条件を書き出してみましょう。そして条件を書き出したら、絶対に外せない条件と、妥協できる条件に分けてみましょう。
自分の希望にすべて当てはまる企業を探すのは、現実的ではありません。ある程度の妥協点を見つけ、報酬や福利厚生など、長く働くための基本的な条件を見落とさないように注意しながら探してみましょう。

業界や職種を決める

転職先に求める条件がある程度決まったら、業界や職種を決めましょう。基本的には、これまでの自分の経験が生かせる業界や職種がよいでしょう。同業界・同職種に転職することによってキャリアアップや報酬アップにもつながります。
ただし、新しいことにチャレンジしたい場合は思い切って異業種へ挑戦してみてもいいでしょう。その場合、同業界・同職種に転職するよりも、転職難易度が高くなるので注意しましょう。

経験やスキルが生かせる企業を探す

前述でも少し触れましたが、転職でキャリアアップや報酬アップにつなげたいのであれば、過去の経験やスキルが高く評価される企業を探してみましょう。過去の経験やスキルを高く評価してくれる企業であれば、転職の成功率も高くなります。
満足できる転職をするためにも、自分のスキルを生かせる企業を探すと同時に、望むキャリアプランをかなえられるかどうかも考えながら探してみましょう。

自分のペースでできる仕事を探す方法3つ

ここからは、自分のペースでできる仕事の探し方について解説していきます。
仕事を探す3つの方法は以下の通りです。

・ハローワーク
・転職サイト
・転職エージェント

それでは一つずつ解説していきましょう。

ハローワーク

ハローワークは、公共職業安定所の通称で、国が設置している公的な機関です。ハローワークでは、職業紹介だけでなく、職業訓練やセミナーなど、さまざまなサービスが用意されています。
これらは無料で、幅広い支援が受けられます。
ハローワークにはキャリアカウンセラーもいるため、自分のペースでできる仕事について相談してみてもよいでしょう。

転職サイト

インターネットが使える環境であれば、転職サイトで自分の求人を探すことができます。
求人を探す際には、キーワードをいくつか使って求人を絞っていきましょう。
自分に合いそうな企業を狙うことで、成功率を上げられます。ただし、転職サイトでの転職活動は基本的に自分一人で行うことになります。履歴書や面接のサポートなどがないため、転職に自信がある人におすすめです。

転職エージェント

転職エージェントは民間の企業が提供しているサービスで、求職者に合った求人を無料で紹介しています。転職についての利用者の悩みや不安も、エージェントを活用することで、専任の担当者が相談に乗ってくれたり、選考対策をしてくれたりするところがメリットです。
企業とのやりとりも代行してくれるので、初めて転職する人も安心して利用できます。

自分のペースでできる仕事探しはジョバディにご相談を

今回は自分のペースでできる仕事について解説してきましたが、理解を深めることはできたでしょうか?
仕事探しの方法には、前述した通り、ハローワークや転職サイト、転職エージェントを活用する方法など、さまざまです。
どの方法で仕事探しをしたらいいか迷った際には、ぜひ一度ジョバディに相談してみてください!
ジョバディでは、3万件以上の豊富な求人と、転職を楽にする機能でより良い就労をサポートします。
経験豊富なキャリアアドバイザーに、自分のペースでできる仕事についてご相談いただければ、ご自身に合ったアドバイスをしたり、どのように就職活動を進めていけばいいか、すべきことを指導してもらえたりするため、安心してご利用いただけます。
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