「一身上の都合により退職」とは?意味や退職理由での正しい使い方を解説

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「一身上の都合により退職」とは?意味や退職理由での正しい使い方を解説

「一般的に退職する際に使われている“一身上の都合により退職”という言葉の意味や使い方についてよくわからない。この言葉にはどういう意味があるのだろうか。使い方について注意すべきことはあるのだろうか」
この記事にたどり着いたあなたは、こんな疑問を抱えているのではないでしょうか。

退職理由として「一身上の都合により退職」と伝える人は多いのですが、意味や使い方を正しく理解していない人もいます。
社会人としては「一身上の都合」の正しい意味や使い方を知り、退職願・面接・履歴書などの場面に応じた適切な表現を用いることが重要です。
適切な使い方を理解することで、円満退職や転職活動をスムーズに進めることができます。
そこでこの記事では、「一身上の都合により退職」の正しい意味や退職時の正しい使い方について解説していきます。
この記事の要約としては以下の通りです。

●「一身上の都合」とは個人的な事情を指す言葉であり、詳細な理由を伝えたくない場合に適した表現である。
●退職願・退職届・転職活動など、使用する場面によって適切な伝え方が異なるため、状況に応じた使い分けが必要。
●会社都合退職や契約満了の場合は「一身上の都合」は使えず、正しく記載しないと失業保険などで不利益を被る可能性がある
●退職理由を聞かれた際は、前向きな表現を用いることで、スムーズな転職や円満退職につながる。

それでは解説を始めましょう。

「一身上の都合」の意味

「一身上の都合」とは、個人的な事情を理由に退職する際の一般的な表現で、詳細な説明を省略することができます。ビジネスシーンや日常生活の中で、個人的な事情について詳細を伝えることがはばかられる場合に用いられます。
退職願や退職届には「一身上の都合により退職」と記載するのが一般的であり、法律上も問題ありません。
例として、結婚や出産・転職・家庭の事情・健康上の理由など幅広いケースで使うことができますが、使い方や伝え方には注意が必要です。

一身上の都合が使える場面

一身上の都合が使える場面は主に3つあります。
ここからは一身上の都合が使える場面について解説していきます。
3つの場面は以下の通りです。
・退職の意思を伝えるとき(書面・口頭)
・内定や選考を辞退するとき
・転職活動の履歴書を書くとき

それでは一つずつ解説していきましょう。

退職の意思を伝えるとき(書面・口頭)

退職願や退職届では「一身上の都合により退職」と記載するのが一般的で、詳細な理由を述べる必要はありません。これは法的にも有効な表現であり、転職・家庭の事情・健康上の理由など幅広い理由を含めることができます。
書類には簡潔に記載し、上司への口頭報告では「個人的な事情で退職を希望します」と伝えるのが望ましいでしょう。
深く理由を聞かれた場合は、「家庭の事情」や「キャリアアップのため」など、差し障りのない理由を添えるとスムーズに退職を進められるでしょう。

内定や選考を辞退するとき

就職活動時、複数の企業から内定をもらった場合、入社しない企業には辞退の連絡をする必要があります。
内定辞退や選考辞退の際、「一身上の都合により辞退させていただきます」と伝えれば、具体的な理由を述べずに済ませられます。
電話やメールで伝える場合は、感謝の意を示しつつ「諸事情により辞退させていただきます」と丁寧に伝えるのがマナーです。
しつこく理由を聞かれた場合は、「家庭の事情」や「別の道を選ぶことにしました」など、差し障りのない表現を使うと円満に進めやすくなります。

転職活動の履歴書を書くとき

転職活動の際、履歴書の職歴欄には「一身上の都合により退職」と記載し、具体的な退職理由を書く必要はありません。
ただし面接で退職理由を聞かれた場合は、「キャリアアップのため」や「新たな分野に挑戦したい」といった前向きな理由を伝えます。採用担当者に「前職と同じ理由で退職してしまうのではないか」という不安を与えないよう、相手も納得できる退職理由を伝えるようにしましょう。
また、「一身上の都合」は広範な理由を含むため、使い方次第で印象が変わる点に注意が必要です。

一身上の都合が使えない場面

「一身上の都合」は幅広い個人的な事情で使うことができますが、場合によっては「一身上の都合」が使えない場合があります。
ここからは「一身上の都合」が使えない3つの場面について解説していきます。
3つの場面は以下の通りです。
・会社都合で退職する場合
・契約期間が満了した場合
・ブランクがある場合は別の表現で

それでは一つずつ解説していきましょう。

会社都合で退職する場合

会社都合退職の場合、「一身上の都合」と記載すると自己都合退職と誤解され、失業保険の給付条件が不利になる可能性があります。
リストラ・解雇・契約満了など、会社の判断による退職は「会社都合により退職」と明確に記載する必要があります。また、ハラスメントや職場環境の問題で退職する場合も、内容によっては「会社都合退職」となるケースがあるため、退職理由の整理が重要です。
退職理由が会社都合になるか自己都合になるかで、失業手当の給付内容や解雇予告手当の有無、転職活動の際の評価などに違いが生じるため、どちらになるか会社側にきちんと判断してもらうことが重要です。もし異議がある場合には、ハローワークに申し立てることが可能です。

契約期間が満了した場合

契約期間満了で退職する場合も「一身上の都合」と記載すると、自己都合退職と誤解される可能性があります。契約社員・派遣社員などの退職理由は「契約期間満了により退職」と明記するのが適切です。
ただし、自らが更新を希望しなかった場合は自己都合退職と判断されることがあり、会社側の意向で更新されなかった場合は「会社都合」となるケースもあります。
また、契約満了前に退職する場合は、自己都合か会社都合かで退職理由の書き方が変わるため、どちらになるかきちんと退職理由の整理をしましょう。

ブランクがある場合は別の表現で

ブランク期間がある場合、「一身上の都合により退職」とだけ書くと、理由が不明瞭なため選考で不利になる可能性があります。
履歴書や職務履歴書では、「家庭の事情により退職」「留学のため退職」など、具体的かつ前向きな表現を用いるのが望ましいです。
また面接で聞かれた場合にも、「スキルアップのための期間だった」「家庭の事情が落ち着いたため再就職を希望」など、ポジティブに伝えると採用担当者への印象が良くなります。

「一身上の都合」と書く際の例文

就職活動で提出する文書において、「一身上の都合」の書き方やポイントは、使う場合によって変わってきます。
そこでここからは、それぞれの場合の例文を紹介していきます。
例文を紹介する具体的な文書は以下の通りです。
・退職願・退職届
・履歴書・職務経歴書
・内定・選考辞退

それでは一つずつ紹介していきましょう。

退職願・退職届

例文

                 退職願
                           令和〇年〇月〇日

〇〇株式会社
代表取締役社長 〇〇〇〇さま





                                私議、
このたび一身上の都合により、勝手ながら、令和〇年〇月〇日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
 退職後の連絡先は、下記の通りです。


                 記


・退職後の連絡先住所
  〒〇〇〇-〇〇〇〇
   〇〇〇〇〇〇〇〇〇 〇-〇-〇

  電話番号     〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
  メールアドレス  〇〇〇〇〇@〇〇〇〇〇
                                 以上


                       〇〇部〇〇課           
                        (氏名)〇〇〇〇  印  

前述しているように、退職願・退職届を提出する際、個人的な事情によって退職する場合には「一身上の都合」と記載しましょう。退職願を提出する際には、「退職いたしたく、ここにお願い申し上げます」と記載し、退職届を提出する際には、「退職いたします」と言い切る形で記載します。
また、退職する旨だけでなく、退職後の連絡先を最後に記載してもyo
いでしょう。

履歴書・職務履歴書

例文
・履歴書の例文

学歴・職歴
20×××株式会社〇〇〇〇 入社
20×××一身上の都合により退職
現在に至る
以上

・職務履歴書の例文

■職務要約
20××年×月新卒で株式会社〇〇〇〇に入社しました。
(簡単な実績など)
20××年×月、一身上の都合により退職し、現在に至っています。

履歴書の場合は、職歴欄に「一身上の都合により退職」と記載するのが一般的です。
職務履歴書に書く場合も、原則として具体的な退職理由を書く必要はありません。
職務要約などに、前職に就いた時期と前職での実績などを簡単に説明し、「一身上の都合により退職」したことを記載しましょう。

内定・選考辞退

例文
・メールで内定辞退を伝える場合の例文


件名:内定辞退のご連絡  (氏名)〇〇〇〇

本文:
株式会社〇〇〇
人事部 採用ご担当者 〇〇さま

お世話になっております。〇〇と申します。
先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。

せっかく内定をいただいたところ大変恐縮なのですが、一身上の都合により、内定を辞退させていただきます。

〇〇さまには内定までに貴重なお時間をさいていただいたにもかかわらず、このようなご連絡になってしまい誠に申し訳ございません。

また、本来であれば直接お伺いしておわびを申し上げなければならいところ、メールでのご連絡となりましたこと、重ねておわび申し上げます。

末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。


(氏名)〇〇〇〇
電話番号     〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メールアドレス  〇〇〇〇〇@〇〇〇〇〇

内定・選考を辞退する際にも、「一身上の都合」を使うことができます。
複数の企業から内定をもらった場合、入社しない企業には辞退の連絡が必要となります。
一般的には、内定のお礼とともに「一身上の都合で辞退する」旨を伝えましょう。
また、メール以外に電話で内定辞退を伝える場合にも「一身上の都合」を使うことができます。

退職理由を聞かれた場合の対処法

履歴書や職務経歴書などを作成する場合には、前職の退職理由として「一身上の都合」を使えますが、面接で退職理由を聞かれた場合は一般的に「一身上の都合」を使いません。
そのため、面接の際は、採用担当者に納得してもらえるような退職理由を伝えることが大切です。
ここからは退職理由を聞かれた場合の対処法について解説していきます。
具体的には以下の通りです。
・法律上詳細を伝える義務はない
・転職面接の際は別の切り口で伝える必要がある
・内定辞退した際も詳細は言わなくていい

それでは一つずつ解説していきましょう。

法律上詳細を伝える義務はない

退職を申し出る際、どのように伝えるか悩む人も多いと思いますが、退職理由は個人的な事情であり、法律上、詳細を説明する義務はありません。
「一身上の都合」と伝えるだけで問題なく、具体的な理由を聞かれても答える必要はありません。
ただし、面接や円満退職を考慮し、差し障りのない範囲で前向きな理由を伝えるのが望ましいでしょう。
状況によっては、本音と建て前、一身上の都合をうまく使って伝えることが、円満退職の近道につながるでしょう。

転職面接の際は別の切り口で伝える必要がある

転職面接では「一身上の都合」とだけ伝えると不十分で、具体的な理由を前向きに伝える必要があります。
例えば「キャリアアップのため」「新しいスキルを習得したい」など、ポジティブな表現を心がけると好印象を与えやすくなります。
ネガティブな理由(人間関係の問題や給与への不満など)は避け、成長意欲を示す伝え方を工夫することが大切です。
採用担当者にマイナスなイメージを与えないように、相手が納得できるような退職理由を考えて伝えましょう。

内定辞退した際も詳細は言わなくていい

内定辞退の際も「一身上の都合により辞退させていただきます」と伝えれば、詳細な理由を説明する必要はありません。
しかし、企業側として「今後の採用活動の参考にしたい」と考えているケースもあり、辞退する理由を深く聞かれる可能性もあります。もししつこく理由を聞かれた場合でも、「諸事情により」や「家庭の事情で」など、差し障りのない表現で対応すれば問題ありません。
トラブルを避けるためにも、他社に入社すると決めた場合、できるだけ早めに誠意を持って辞退の意思を伝えることが重要です。

【状況別】退職理由の書き方例文

転職の状況によっては「一身上の都合」を使えず、具体的な退職理由が必要な場合もあります。
ここからは、3つの状況別に退職理由の書き方について例文を交えて紹介していきます。
具体的な内容は以下の通りです。
・業種や職種を大きく変更した場合
・転職回数が多い場合
・離職期間が長い場合
・やむを得ない場合は自己PR欄などで補う

それでは一つずつ解説していきましょう。

業種や職種を大きく変更した場合

例文

もともと私は〇〇業界に興味を持っていました。
前職でも〇〇業界に何か関わることができればと考えていましたが、そのような機会や業務内容に恵まれませんでした。

本来やりたかったこの業界に深く関わることができる仕事に就きたいと思いから、退職の決断に至りました。

業種や職種を大きく変更した場合、採用担当者としてはなぜ変更したのか理由が気になるところです。その理由を納得できる形できちんと伝えることで、採用のハードルが下がる可能性があります。
上記の例文のように、前職に就いたままでは本来やりたかった仕事ができなかったため退職に至ったことを伝えるのが無難でしょう。

転職回数が多い場合

例文

学歴・職歴
20×××〇〇株式会社 入社
20×××結婚に伴い退職
20×××株式会社〇〇〇 入社
20×××出産に伴い退職
20×××〇〇〇株式会社 入社
20×××親の介護に伴い退職
以上

転職回数が多い場合、「一身上の都合により退職」という理由だけで納得してもらうことは難しいといえます。
そのため、より具体的な退職理由をそれぞれ書いておく必要があります。
何度も転職を繰り返していたとしても、採用担当者が納得できる理由があれば、マイナスなイメージを持たれる可能性も低くなります。

離職期間が長い場合

例文
・病気治療が理由である場合

20××年×月ごろから体調が優れない毎日が続き、病院へ診察に行ったところ、医師より〇〇(病名)を患っているとのことで、長期にわたる休養が必要であるとの診断を受けました。

医師からの助言もあり、治療を受けるため20××年×月に退職に至った次第です。
現在は完治しており、勤務に支障はありません。

・資格取得・スキルアップが理由である場合

これまでの仕事でより専門的に活躍するために、〇〇の資格を取得したいと考えました。
しかし、前職の職場環境では、資格の取得やスキルアップのための勉強時間を取ることができませんでした。
そのため、学習する時間を確保したいと思い、退職に至った次第です。
20××年×月、〇〇の資格を取得しております。

離職期間が長くなると、採用担当者に「この空白期間に何をしていたのか」と疑問に思われてしまい、社会人として復帰できるのか心配もされてしまいます。
そのため、離職期間が長くなった場合には、具体的に理由を記載することが大切です。
上記の例文のように、病気治療が理由である場合には治療に専念していたことを記載し、現在は治療が完了していることを記載するとよいでしょう。また、資格取得・スキルアップが理由である場合には、離職していた間に資格取得したことを記載しましょう。

やむを得ない場合は自己PR欄などで補う

家庭の事情や健康上の理由での退職など、やむを得ない場合は、履歴書の自己PR欄や職務履歴書でカバーするのが有効です。
「家庭の事情が落ち着いたため、再び自身のスキルを生かして貢献したい」など、前向きな姿勢を示す表現が望ましいでしょう。
ブランクがある場合にも、「この期間に〇〇の資格を取得」「自己研鑽(けんさん)に努めた」など、成長のための時間だったことを伝えると好印象を与えられます。そしてこのブランク期間に取得した資格や自身の成長が、今後のキャリアにどのように生かせるのかも記載するとさらに評価を高められるでしょう。

転職面接で退職理由を聞かれた場合の注意点

退職理由は、中途採用の面接でよく聞かれる質問の一つです。
このとき採用担当者が気にしているのは「入社後すぐに辞めてしまわないか」という点です。
ここからは採用担当者に不安を与えないように、受け答えの際注意するべき5つの点について解説していきます。
具体的な内容は以下の通りです。
・ウソの理由を言わない
・言わないことを決めておく
・働く目的やキャリアプランとの一貫性を持たせる
・愚痴だけではなく具体的な行動まで説明する
・前向きな姿勢と熱意を示す

それでは一つずつ解説していきましょう。

ウソの理由を言わない

面接の際、採用担当者から高評価を得られるようにと、ウソの退職理由を作り上げてしまう人も少なからずいます。
しかし転職面接では、退職理由に関してウソをつくと、入社後に発覚し信頼を失うリスクがあります。
面接で退職理由を聞かれた際には、ネガティブな理由を避けつつ、「キャリアアップのため」「新しい挑戦をしたい」など前向きな表現で伝えるようにしましょう。
人間関係のトラブルや会社への不満が理由の場合でも、冷静に「より良い環境でスキルを生かしたい」とポジティブに言い換えるのがポイントです。

言わないことを決めておく

転職面接では、退職理由の中でも言わないことを事前に決めておくと、余計なトラブルを防げます。前述しているように、退職理由の詳細をすべて伝える必要はありません。
例えば「給与が低かった」「人間関係が悪かった」などのネガティブな内容は避け、前向きな理由に言い換えます。
事前に伝える内容を整理し、簡潔かつ一貫性のある回答を準備しておくと、スムーズな受け答えができます。

働く目的やキャリアプランとの一貫性を持たせる

退職理由を伝える際は、働く目的やキャリアプランと一貫性を持たせると説得力が増します。
例えば「スキルアップのため」「より専門性の高い業務に挑戦したい」など、応募先の仕事と結びつく理由を述べるのが効果的です。
「前職で〇〇の経験を積んだので、次は△△に挑戦したい」と具体的に伝えると、採用担当者に前向きな印象を与えやすくなります。
スムーズに志望動機につなげられるように、キャリアプランや働く目的が応募企業に入社することで実現できるかどうかしっかり確認しておきましょう。

愚痴だけではなく具体的な行動まで説明する

退職理由を話す際、職場への不満や愚痴で終わらないよう、自身が取った具体的な行動も説明することが重要です。
例えば「業務改善の提案をしたが実現が難しく、より挑戦できる環境を求めた」など、前向きな姿勢を示すと好印象につなげられます。
改善するために努力したことは大げさなものでなくても構いませんので、単なるネガティブな話ではなく、「改善のために努力したが限界を感じたため、転職を決意した」という流れを意識して伝えることがポイントです。

前向きな姿勢と熱意を示す

退職理由を伝える際は、「次の仕事でどう成長したいか」を明確にし、前向きな姿勢と熱意を示すことが大切です。
例えば「前職で培った〇〇のスキルを生かし、さらに△△の分野で挑戦したい」といった具体的なキャリアプランを伝えると好印象につなげられます。
企業が知りたいのは「なぜ辞めたか」ではなく「なぜ当社で働きたいのか」なので、応募先の仕事への意欲を強調することが重要です。
自信なさげに振る舞わず、できるだけ自信を持って明るく答えることを心がけましょう。

【退職理由別】転職面接で退職理由を聞かれた場合の答え方

転職面接で退職理由を聞かれた場合、退職理由によって答え方のポイントが違います。
ここからは例文とともに、退職理由別に退職理由を聞かれた際の答え方について解説していきます。
具体的な内容は以下の通りです。
・給料や年収が原因の場合
・雇用形態が原因の場合
・残業の多さが原因の場合
・経営方針が原因の場合

それでは一つずつ解説していきましょう。

給料や年収が原因の場合

例文

前職場には約5年勤めており、毎年の売り上げ目標も達成してきました。しかし、給料が入社時とほとんど変わらず、賞与もありませんでした。

同じ部署に先輩社員が〇〇名在籍しており、昇進も見込めない状況でした。

そんな中で自身の人生設計を考えた際、将来家庭を持つためにもより高い収入を得て、充実した働き方をしたいと思い、転職を決意しました。

退職理由が給料や年収が原因である場合、採用担当者に「お金のことしか考えていない」「会社を批判している」と捉えられないように注意しましょう。
例文のように「高い収入を得て充実して働きたい、将来家庭を持ちたい」といった前向きな目的に変換して伝えると上記のような印象を持たれることはないでしょう。また、昇給や昇進が見込めないという点も退職理由として説得力があるといえます。

雇用形態が原因の場合

例文

前職では、〇〇部の派遣社員として勤務していました。仕事内容では、正社員の方とほぼ同じ仕事を任せてもらえていたのですが、派遣社員ではさまざまな制限もあり、深く関わることができないことが多々ありました。正直な気持ち、その制限を感じるたびに落胆していました。

このような経験から、もっと主体性を発揮して精一杯働きたいと考え、正社員として責任を持って働ける職場へ転職しようと決意しました。

雇用形態が退職の原因で、現在正社員を目指している場合、「もっと仕事を頑張りたい」「スキルアップしたい」というような前向きな姿勢を前面に出して伝えることが大切です。
また、正社員で頑張りたいというやる気とともに、今まで主体的に仕事をしていたことや正社員としての責任を自覚しているということもアピールするとよいでしょう。

残業の多さが原因の場合

例文

これまで〇〇〇としてのスキルアップのため、業務後に勉強会や交流会に積極的に参加してきました。

しかし前職では終電までの残業と月に2回以上の休日出勤が常態化し始め、スキルアップに費やす時間を確保できなくなっていました。そのため、フレックス制やリモートワークなど新しい働き方ができる環境に身を置きたいと考え、転職を決意しました。

退職理由が残業の多さが原因である場合、「残業が多かった」という理由だけではなく、「残業が多かったためスキルアップに時間を取ることができなかった」など、「残業がなかったときの時間の使い方」や「どのように働いたらもっと活躍できたのか」というようなことを前向きに伝えるようにしましょう。
残業が多いと感じるかどうかは、その人の主観が大きく影響します。
採用担当者も残業が多いと感じるような具体的な情報があれば、納得してもらえるでしょう。

経営方針が原因の場合

例文

前職では営業を担当していましたが、〇〇業界に特化した経営方針であったため、顧客の9割以上が〇〇業界でした。

もっとさまざまな業界にも挑戦してみたいと思い、親和性の高い企業への営業を提案してみましたが、人員の問題などもあり、受け入れてもらえませんでした。

そこで、さまざまな業界のクライアントを持ち、営業職に高いコンサルティングスキルが求められる職場でスキルを高めたいと思い、転職を決意しました。

退職理由が会社や部署の経営方針に不満があったという場合、会社の考えについて否定するなどのネガティブな言葉ではなく、例文に示したような前向きな伝え方をするように心がけましょう。
実際に不満に対して自分がどのような行動や提案を行ったのかなどまで伝えられると、採用担当者に「問題解決に主体的に考えて行動できる人である」という印象も与えられます。

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ここまで「一身上の都合により退職」について解説してきましたが、理解を深めることはできたでしょうか。
「一身上の都合により退職」は、基本的に個人的な事情による退職理由すべてに使うことができますが、面接の際には採用担当者を納得させる退職理由を用意しておく必要があります。
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