資格なしでの転職は可能? 無理? 成功するコツを年代別に紹介

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資格なしでの転職は可能? 無理? 成功するコツを年代別に紹介

「転職したいけれど、特に資格も持っていないし転職がうまくいくのか不安」
転職を考えている方の中にはこのように感じている方も多いかもしれません。

しかし、結論からいうと資格がない状態でも転職することは可能です!

そこで本記事では、資格がなくても転職できる理由や、成功させるためのポイントについて詳しく解説していきます。

資格なしでも転職を成功させるためのポイント
●資格がなくても転職できる理由(転職では資格よりもスキルを重視されることが多い)
●【年代別】資格なしで転職を成功させるには(ステージに合わせた転職のポイントを紹介)
●資格なしでも転職を有利に進めるコツ(資格に頼らず、スキルや企業研究、希望条件を広げることでより有利に!)
●資格なしでも転職しやすい業界(資格不要の業種や業務内容を紹介)
●転職活動に有利な資格(取得すると転職に有利な資格を業種ごとに紹介)

年代別の転職市場の状況やコツも説明していきますので、転職に不安を感じているという方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

資格がなくても転職できる理由

資格がなくても転職できる理由は主に以下の3つが挙げられます。

・職種によっては資格が不要だから
・実務経験を重視されることが多いから
・ビジネスで重要なのはコミュニケーションスキルだから

業種によっては資格が必須であることがありますが、資格が必要ない仕事も多くあります。

また、資格以外のスキルや経験を重視する企業も多いため、自分を適切にアピールすることで十分転職を成功させることができます。

職種によっては資格が不要だから

求職者としては資格の有無を気にしてしまいがちですが、一概に資格を持っていないと転職が厳しくなるとは限りません。

例えば一般事務や営業職、販売職などは資格がなくても比較的転職しやすい職種といえます。

ただし、資格を持っていなければ業務自体ができない職種も当然あります。
もしそのような職種を希望している場合は、資格がなければ最初から選考の対象外となりますので、求人を探す際はあらかじめ確認しておきましょう。

求人の応募条件に特定の資格の取得が記載されていない場合は、弱気にならずどんどん応募していくことをおすすめします。

実務経験を重視されることが多いから

転職のための資格取得を考える方も多いかもしれませんが、看護師などのような資格・免許が必須の職種以外であれば、資格取得が必ずしも近道になるとは限りません。

新卒者が資格を持っていた場合はやる気の裏付けとして評価が上がる場合もありますが、20代後半から求職者に求められているのは実績や実力です。

すでに実務経験がある上で関連する資格を取っていた場合は強みとなりますが、実務経験を伴わない資格は意味がないこともあります。

ビジネスで重要なのはコミュニケーションスキルだから

ビジネス上のスキルの中でも、特に重要だといわれているのがコミュニケーション能力です。

業務上の報告・連絡・相談をはじめ、上司と部下の関係部署間の連携から社外の関係者との関係構築など、必要とされる場面が多岐にわたるスキルです。

仕事を円滑に進める上で必須のコミュニケーションスキルは中途採用・未経験採用共に、経験の有無にかかわらず重視する企業が増えてきているのです。

採用側の企業は資格の有無よりも、上司や部下との連携がスムーズにでき、さまざまな状況で臨機応変に対応できる能力を持つ人材を求めていると考えられます。

【年代別】資格なしで転職を成功させるには

ここからは資格なしで転職を成功させる方法を詳しく解説していきます。

資格なしで転職を成功させるには、年代によって企業が重視するスキルも異なるため、しっかりとポイントを押さえておく必要があります。

資格なしで転職を成功させるための年代別ポイント
・20代前半の場合
・20代後半の場合
・30代の場合
・40代以降の場合

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

20代前半の場合

20代前半の若手の転職で、最も重視される点がポテンシャルです。

特に実務の経験が浅い20代前半は、入社してからの成長に期待して企業は採用していますので経験の浅さは大きなデメリットにはなりにくい年代です。

応募書類や面接で業務を通して成長していけることがアピールできれば、転職を有利に進められるでしょう。

たとえ資格がない場合でも、人間性の魅力や長期的に働く意志などが企業側に伝われば、転職が成功しやすくなります。

資格を持っていないという点で企業から評価が下がるということはまずないといえるでしょう。

20代後半の場合

20代後半の転職は資格なしであってもほぼ問題なく行うことができます。

20代前半と異なる点は、20代後半はある程度社会人経験も積んで業務スキルも備わっている年代ということです。

基本的なマナーや仕事の進め方を備えているため、企業としては一から育成のコストをかけずに成果が出せる人材を20代後半に求めるようになります。

資格なしであっても、前職で得たスキルや経験が生かせる企業であればスムーズな転職活動が可能です。

ただし20代後半から未経験の業種に転職したい場合には、資格を持っていた方がよいケースもあります。

資格なしの未経験の場合、企業から業界の知識がないと判断されてしまう可能性が高いためです。

もし20代後半で未経験の業種に転職したいという場合は、知識の証明として資格を持っておくと有利に働くでしょう。

30代の場合

30代の採用はキャリア採用が中心となります。

キャリア採用とは即戦力人材を採用することで、管理職ポジションへの期待を込めた経験者を受け入れることが多いのが現実です。

ポテンシャルを期待される20代とは違い、即戦力となる人材か、過去の知識や経験を生かせる人材か、という部分を重視されます。

そのため、経験のない業界や異職種への転職の難易度は高くなってくる年代ですので、しっかりと準備をして臨む必要があります。

また、30代後半になると人を管理するマネジメント力なども期待されるスキルです。

これまでの実務経験から、マネジメント力へつなげられる経験やエピソードを整理しておきましょう。

もし30代で未経験業界への転職を考えているのであれば、これまでの経歴や実績の棚卸しをしっかり行い、異業種でも通用するアピールポイントを整理することが大切です。

40代以降の場合

40代以降の場合、キャリアが長い人はこれまでの経験を生かした転職を考えることが重要です。

転職を決めた理由の説明を求められることが予想できるため、採用担当者が納得できる答えを用意する必要がある点も想定して対策しておきましょう。

このとき、実際の理由がネガティブなものであったとしても前向きな形に言い換えて意欲のアピールにつなげることが大切です。

40代以降で未経験職種に転職する場合、その企業での長期的なキャリア形成が見込めない点を懸念されるため、内定を避けられる傾向にあるので注意が必要です。

自己のスキルや経験を十分にアピールしつつ、未経験の職種でも学ぼうとする謙虚さと適応力を示すとよいでしょう。

資格なしでも転職を有利に進めるコツ

資格がない転職であっても有利に進めるにはいくつかのコツがありますので、しっかりと押さえて転職活動に生かしていきましょう。

資格なしでも転職を有利に進める5つのコツは以下が挙げられます。
・今あるスキルをアピールする
・志望する企業を研究する
・過去の実務経験や能力をアピールする
・希望条件を幅広く設定する
・複数の転職サイト・エージェントを利用する

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

今あるスキルをアピールする

資格が必要な業種でなければ、転職で重視されるのは経験やスキルといった実際の力量です。

採用担当者へ今持っているスキルをしっかりアピールできるかどうかがとても重要なのです。

そのためにも、前職で得た経験や得意なスキルなど、応募先の会社にアピールできる自分の長所をあらかじめ洗い出し、整理しておくとよいでしょう。

また、業務に直結する専門の知識や機械操作といったスキル以外にも、比較的どの業界でも求められる一般的なスキルがないかどうか探してみましょう。

もし「自分で考えるのではスキルがどうしても見つからない」という場合は、転職エージェントや、キャリアアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。

志望する企業を研究する

企業は書類・面接選考を通じて自社への理解度を確かめていますので、志望先の研究は不可欠です。

志望先の事業内容や職場環境を理解しないまま選考に進んでしまうと、志望度や仕事への意欲が弱いと思われ不採用の可能性が高くなります。

一方で徹底的に志望先を研究していると、企業のビジョン・ミッション・企業文化などを深く理解できるため、選考時に適切なアピールが可能になるでしょう。

志望先の研究方法は以下の4つが挙げられます。
 ・企業のWebサイトやSNSを調査する
 ・職員や業界関係者からの情報を収集する
 ・社長が出している書籍を読む
 ・企業説明会・セミナーに参加する"

志望する企業の研究は会社選びの方針になるだけでなく、結果として面接官に好印象を与えることができ、採用されやすくなりますのでしっかりと準備をしておきましょう。

過去の実務経験や能力をアピールする

企業が求職者に求めているものとしては、資格よりも職務経験やスキルのほうが重視されています。

応募したい業種に関連する強みをうまくアピールできれば、転職活動を有利に進められるはずです。

そのためには、応募先の企業がどのような能力・スキルを持つ人材を求めているのかを理解することが重要なのです。

その上で、自身の経歴の中から応募先業務にマッチする経験や生かせるスキルを、履歴書や職務経歴書でしっかり伝えましょう。

たとえこれまでの経歴が応募先の仕事と直接関連性がない場合でも、業務に生かせるスキルは必ずあるはずです。

特に未経験の仕事への転職を目指す場合は、本人の「ポテンシャル」も大きなアピールポイントとなります。
意欲の高さや前向きな姿勢も積極的に打ち出していくとよいでしょう。

希望条件を幅広く設定する

求人を検索するときは、希望条件にこだわりすぎず幅広く設定して探すとよいでしょう。

希望条件を狭めると、自分のキャリアや経験に合った求人も見逃してしまう可能性があります。

特定の業界や職種にこだわらず、自分のスキルや経験が生かせる職種を幅広く探すと、選択肢の幅が広がります。

また転職市場の状況や求人数に左右されずに探せるので、転職活動を柔軟に進められるのもメリットです。

複数の転職サイト・エージェントを利用する

転職エージェントや転職サイトは企業とつながりがあり、非公開求人や優良求人を紹介してもらえるチャンスがあります。

特に各転職サイトが提供している転職エージェントは、面接対策や履歴書の添削などのサポートがあり、転職する上での心強い味方になるはずです。

また転職サイトや転職エージェントにはサービスによって強みを持つ業界やサポートがあります。

転職エージェントを複数併用することで、より多角的な視点から転職のアドバイスが聞けるのでおすすめです。

紹介してくれる求人数が増えるメリットもあるので、転職活動の際にはぜひ複数利用しましょう。

資格なしでも転職しやすい業界

ここからは資格なしでも転職しやすい業界について詳しく解説していきます。

資格が必須ではなく、未経験採用も多い業界であれば自分のスキルをしっかりアピールすることで内定の可能性を高めることができるでしょう。

資格なしでも転職しやすい業界は以下が挙げられます。
・介護・福祉業界
・事務職
・営業
・接客・販売
・IT・Web関係

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

介護・福祉業界

高齢化社会の影響で人手不足が深刻となっている介護職は、資格なしの未経験者を歓迎している傾向にあります。

企業によってはさまざまな教育・支援制度が充実している事業所もあり、資格なしからキャリアアップを目指せる業界です。

ただし訪問介護事業所で働く場合、基本的には「介護職員初任者研修」以上の資格が必要となります。

介護職の主な仕事内容は、お年寄りの入浴介助や食事介助などとなりますので、人によっては仕事が合わないと感じる場合もあるでしょう。

食事の配膳や清掃のように、施設利用者の体に触れない業務を担当することもありますので、応募の前に業務内容を確認しておきましょう。

事務職

事務職は資格がなくても転職しやすい業種の一つです。

中には経理業務や人事業務など、さまざまな分野で業務を行うこともあります。

事務職に必要とされるスキルや経験は、幅広い業種や企業で共通して求められるため、全体的に求人数が多い傾向にあるのも狙いやすいポイントです。

また、特定の専門知識や資格が必要とされることが少ないので、未経験者でも比較的転職しやすい業界です。

ただし、資格は必要ではなくても、基本的なPCスキルやビジネスマナーが必要となる点のみ注意が必要です。

営業

基本的に営業職に資格は不要ですので、資格の有無で落とされることは少ないでしょう。

ただし一口に営業といっても、飛び込み営業やテレアポ以外にも営業職には幅広い種類があります。

例えば電話やメールを通して営業するインサイドセールスや、既存の顧客を担当するルート営業などの違いがあります。

営業職は自社の商品やサービスを顧客にアピールして、契約・購入につなげる仕事です。

そのため、顧客との関わり方やニーズに合った提案が大切なため、コミュニケーション力や問題解決力が求められます。

入社後は社内研修をクリアしてから実務経験に入ることが一般的ですので、未経験の方にもおすすめの業種です。

接客・販売

飲食や販売業界などの接客・販売系も転職しやすい業界です。

接客や販売系は常に人手不足のことが多く、求人数が多いためです。

また特定の資格を求められない場合が多く、資格なしでの転職がしやすいところも大きなメリットでしょう。

未経験歓迎の求人数も多く、接客や人と話すことが好きという方に向いている職業でしょう。

ただし、サービス業は土日祝日や夜間などに出勤する場合が多いため、転職先を探すときは自分の希望条件を明確にしておくことが重要です。

自分のライフスタイルに合った職場を探すこともポイントになります。

IT・Web関係

IT業界で働くには資格を持っているかよりも、スキルがあるかどうかの方が重要視されます。

未経験の場合は自主的に勉強をして、あらかじめスキルを身に付けておくことが重要です。

たとえ資格を持っていなくてもスキルがあれば即戦力として見なされ、転職活動を優位に進められるでしょう。

またWebマーケティングなど、前職が営業職であればなじみやすい職種も多数あります。

社内研修の手厚さは企業により異なりますが、研修制度が充実している企業で資格やスキルを取得し、将来的にはフリーランスとして独立するなどさまざまな道が開けるのもこの業界の魅力といえるでしょう。

転職活動に有利な資格とは

資格取得は転職において必ずしも必要ではありませんが、持っていることで有利となる資格もあります。

ここからは転職を考えている方へおすすめの資格を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

転職活動に有利な資格3つ
・【経理職】日商簿記
・【IT系】ITパスポート
・【一般事務】MOS

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

【経理職】日商簿記

日商簿記は多くの企業から評価されていて、社会的に信頼性の高い資格の一つです。

また、簿記を理解することにより基礎的な経営管理方法や分析力が身に付くため、転職先を選ぶときに会社の業績などを把握できるのもメリットです。

簿記を取得することで転職を有利にするなら、2級以上を取得しておくとスキルとして評価してもらえるのでおすすめです。

日商簿記2級を保有していることは「企業活動や会計実務を踏まえたレベル」のスキルの証明となりますので面接でも有利に働きます。

特に製造業の経理に転職したい場合は「工業簿記」が出題範囲に含まれるため、簿記2級は必須の資格といえます。

【IT系】ITパスポート

IT業界の入門編ともいえる国家資格です。

ITを利活用するすべての社会人が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる資格です。

出題分野は情報リテラシーや個人情報保護経営全般、IT管理・IT技術と多岐にわたります。

未経験からエンジニアへの第一歩を目指す人はもちろん、社会人としてITを効果的に活用するためにも大いに役立つ資格ですので知識も無駄にならないでしょう。

自治体や大手企業によってはITパスポートの取得を奨励しているところもあるので、取得しておいて損をすることはない資格です。

【一般事務】MOS

多くの企業で採用されているMicrosoft Office製品の操作スキルを認定する資格です。

汎用性の高さから、仕事の成果・効率アップにつながるとして企業からの評価も高い資格です。

事務職を志望する場合、データ入力や資料作成などパソコンを使う業務が中心となることから、取得しておいて損はない資格です。

またMOSを取得することで実践的なソフトの操作方法が身に付くため、勉強自体がスキルアップにもつながるのも大きなメリットです。

試験はWord・Excel・Access・PowerPoint・Outlookの5種類のソフトから科目ごとに受験可能なので、業務で使用されているアプリケーションから取得することもできます。

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資格がなくても、企業が重視する人物像やスキルを理解してポイントを押さえた転職活動をすることで転職の成功につなげられます。

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