英語を使う仕事まとめ! 仕事探しのポイントや就職のコツを解説
「英語を使う仕事に興味があるけど、具体的にどんなものがあるのだろうか?」
この記事にたどり着いたあなたは、そのような疑問を抱えているのではないでしょうか。
英語力に自信がある人や、英語が好きな人は、仕事を探すときに選択肢が増えると思います。
英語を使う仕事は数多くありますが、実際にどんな仕事があるのでしょうか。
そこで、本記事では、以下のポイントを踏まえて、英語を使う仕事について紹介します。
・英語を使った仕事はいろいろあるが、TOEICの点数を一つの目安に考えられる
・英語を使った仕事とはいえ、英語力だけではなくプラスαのビジネススキルは必要
・英語を使った仕事を目指す場合は、自分の英語力やスキルを把握した上で、自分の特性に合った職種を選ぶのがおすすめ
・未経験で英語を使った仕事に転職を考えている場合は、まず現職で実績を積みながら英語スキルを身に付けるとよい
仕事探しのポイントや就職のコツも紹介しますので、興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【レベル別】英語を使う仕事
英語力を生かせる仕事、英語を使う仕事は数多くあります。
この記事では、TOEIC Listening & Reading Testの点数を目安に、どのような仕事にどれくらいの英語レベルが必要かを紹介します。
目安にするレベルは、TOEIC500点、600点、700点、800点、900点の5段階に分けて紹介します。
なお、TOEICの点数の目安として、日常会話レベルは470点、ビジネスレベルは730点、ネイティブレベルは860点とされています。
仕事で英語を使う場合、少なくとも日常会話レベル以上の英語力が必要ということになるので、その点を踏まえて説明していきます。
TOEIC500点以上の英語力が必要な仕事
まず、TOEIC500点以上の英語力が必要な仕事を紹介します。
それぞれの仕事内容や想定平均年収なども含めて解説していきます。
・海外営業
・飲食店など接客スタッフ
・テーマパークスタッフ
・旅行会社(リテーラー)
・ツアーコンダクター・ツアープランナー
・ホテルスタッフ
・グランドスタッフ
上記7つの仕事に分けて説明します。
一つずつ見ていきましょう。
海外営業
TOEIC500点以上の英語力が必要な仕事の1つ目は、海外営業です。
海外企業と取引があるメーカーなどは、中小企業でも英語力が求められます。
取引先の国によって、求められる英語力は異なります。
海外営業は、一般的にTOEIC600点から700点以上が求められるといわれていまいす。
しかし、実際の求人ではTOEIC500点以上が条件の場合も少なくありません。
英語力の目安は日常会話レベルで、想定平均年収は300万円から500万円になります。
飲食店など接客スタッフ
TOEIC500点以上の英語力が必要な仕事の2つ目は、飲食店などの接客スタッフです。
大都市や観光地の飲食店やアパレル、お土産店などの接客スタッフが該当します。
実際に英語を使う場面は、商品の説明やおすすめをするとき、会計時などがあります。
英語力は必須スキルではありませんが、旅行やビジネスで来日した外国人の対応のために、英語力が求められることもあります。
英語力の目安は日常会話レベルで、想定平均年収は300万円から400万円です。
テーマパークスタッフ
TOEIC500点以上の英語力が必要な仕事の3つ目は、テーマパークのスタッフです。
テーマパーク内の接客担当や受付スタッフ、アトラクションのキャスト、施設内整備、清掃、運行管理など幅広い業務があります。
有名なテーマパークでは、外国人の客も多いため、英語で対応する機会も増えます。
英語力の目安は日常会話レベルで、想定平均年収は300万円から400万円です。
旅行会社(リテーラー)
TOEIC500点以上の英語力が必要な仕事の4つ目は、旅行会社、リテーラーです。
リテーラーとは、個人や法人、団体などの旅行客向けに商品を販売する旅行会社のことです。
例えば、一般旅行者にパッケージツアーを販売する仕事があります。
また、旅行会社の店舗のカウンターで旅行の相談に応じたり、要望を聞いたりする業務があります。
英語力がなくても就職することは可能ですが、英語力があれば外国人観光客専門の部署で働けるなど、仕事の幅が広がります。
英語力の目安は日常会話レベルで、想定平均年収は350万円から450万円です。
ツアーコンダクター・ツアープランナー
TOEIC500点以上の英語力が必要な仕事の5つ目は、ツアーコンダクター、ツアープランナーです。
国内外のパッケージツアーを企画する仕事です。
ツアーのルートや滞在時間などのスケジュール管理や宿泊先などの詳細決め、交通機関や宿泊の手配をする業務もあります。
海外ツアーの企画には、現地の情報収集が必要になるため、英語力が必要とされます。
また、同行したツアーの渡航先で、トラブルが発生した場合に対応ができるレベルの英語力が必要です。
英語力の目安はTOEIC500点以上で、想定平均年収は400万円から500万円です。
ホテルスタッフ
TOEIC500点以上の英語力が必要な仕事の6つ目は、ホテルスタッフです。
ホテルの宿泊客の対応をする仕事です。
業務内容は、宿泊、料飲、宴会、管理・営業、調理の5つに分類されます。
宿泊部門と料飲部門では、外国人のお客さんと接する機会が多いため、英語力が必要です。
特に、外資系ホテルには多くの外国人客が訪れるので、採用される時点で一定の英語力が求められるケースがあります。
英語力の目安はTOEIC500点以上、なお、宿泊部門と料飲部門では600点以上が望ましいとされています。
想定平均年収は300万円から400万円です。
グランドスタッフ
TOEIC500点以上の英語力が必要な仕事の7つ目は、グランドスタッフです。
空港でのチェックインや搭乗手続き、到着後のお客さまをサポートする仕事です。
働く場所柄、日常的に外国人客と接する機会が多く、英語力は欠かせません。
そのため、応募条件にも一定以上の英語力を設けていまです。
英語力の目安はTOEIC550点以上で、想定平均年収は300万円から400万円です。
TOEIC600点以上の英語力が必要な仕事
次に、TOEIC600点以上の英語力が必要な仕事を紹介します。
・児童英会話講師
・特許技術者
・貿易事務(通関士)
・キャビンアテンダント
上記4つの仕事に分けて説明します。
一つずつ見ていきましょう。
児童英会話講師
TOEIC600点以上の英語力が必要な仕事の1つ目は、児童英会話講師です。
0歳から小学校6年生までの子どもに英語を楽しく学んでもらうため、絵本や歌、ダンスやゲームを取り入れて指導する仕事です。
主な職場としては、英会話スクールや英語保育所、小学校などがあります。
児童英会話講師は、外国人講師との円滑なコミュニケーションが必要なため、一定の英語力が求められます。
英語力の目安はTOEIC600点以上で、想定平均年収は450万円から550万円です。
特許技術者
TOEIC600点以上の英語力が必要な仕事の2つ目は、特許技術者です。
特許技術者とは、特許を出願するための書類や、出願後に必要な書類の作成など、特許出願の補助を行う職種です。
海外に特許出願する場合や、海外の特許に関する情報を調べる場合に英語力が必要とされます。
英会話力よりも、英文読解力が要求されることが多いのが特徴です。
英語力の目安はTOEIC600点以上で、想定平均年収は500万円から600万円です。
貿易事務(通関士)
TOEIC600点以上の英語力が必要な仕事の3つ目は、貿易事務、通関士です。
貿易書類の作成やチェック、通関などの手配、出荷や納入の管理など、輸入に関する業務を行います。
貿易書類の8割以上が英語で書かれているため、英会話力よりも、英語の読み書き能力が必要です。
英語力の目安はTOEIC600点以上で、想定平均年収は600万円から700万円です。
キャビンアテンダント
TOEIC600点以上の英語力が必要な仕事の4つ目は、キャビンアテンダント(客室乗務員)です。
旅客機に乗り、乗客に機内サービスを提供したり保安業務を行ったりする仕事です。
具体的な業務には、機内食や飲み物の提供、非常時設備の案内、離着陸前の安全確認などがあります。
外国人客の対応や、外国人クルーとの会話で英語を使用するため、採用条件としてTOEIC600点以上の英語力を求めている企業がほとんどです。
ただし、キャビンアテンダントは人気職種で、新卒でも倍率が100倍を超えることもあります。
そのため、未経験からの転職に挑戦する場合は、難易度が非常に高いことを踏まえておきましょう。
英語力の目安はTOEIC600点以上で、想定平均年収は500万円から600万円です。
TOEIC700点以上の英語力が必要な仕事
次に、TOEIC700点以上の英語力が必要な仕事を紹介します。
・海外留学サポート
・仕入れバイヤー
・中学・高校の英語教員
・商社
・弁理士
・ファンドマネージャー
上記6つの仕事に分けて説明します。
一つずつ見ていきましょう。
海外留学サポート
TOEIC700点以上の英語力が必要な仕事の1つ目は、海外留学サポートです。
留学先の選定や、入学やビザの手続き、帰国後のキャリア相談など、海外留学する学生を幅広くサポートする仕事です。
留学先の現地の学校と、電話やメールで連絡を取ることが多い職種です。
英会話力や英語の読み書き能力など、英語力が総合的に求められ、自身に留学経験があることが求められます。
英語力の目安はTOEIC750点以上で、想定平均年収は500万円から600万円です。
仕入れバイヤー
TOEIC700点以上の英語力が必要な仕事の2つ目は、仕入れバイヤーです。
小売店で販売する商品を製造元から買い付ける仕事です。
市場の動向をチェックして、これから売れ行きが伸びそうな商品を適切なタイミングで買い付けます。
海外での商品の買い付けや交渉時に英語を使います。
ビジネスの場で英語を使うため、ビジネスレベルの実践的な英会話力が必要になります。
英語力の目安はTOEIC700点以上で、想定平均年収は550万円から660万円です。
中学・高校の英語教員
TOEIC700点以上の英語力が必要な仕事の3つ目は、中学校、高校の英語教員です。
中学校や高校で英語を教える仕事で、当然、教員免許も必要です。
学習指導要領に沿って英語の授業を行い、場合によっては、クラス担任や生活指導などを担うことがあります。
現在公立高校の約半数では、日本語を使わず、英語だけを使った英語の授業を行っています。
英語力の目安はTOEIC700点以上で、想定平均年収は550万円から650万円です。
商社
TOEIC700点以上の英語力が必要な仕事の4つ目は、商社です。
国内外から製品を購入し、企業に対して販売する仕事です。
商社は、海外企業と取引している企業も多く、交渉には英語力が不可欠です。
海外に拠点を置いて、駐在する商社もあります。
英語力の目安はTOEIC750点以上でビジネスレベルが求められます。
想定平均年収は、専門商社の場合500万円から700万円ですが、総合商社の場合は700万円から1000万円まで上がります。
弁理士
TOEIC700点以上の英語力が必要な仕事の5つ目は、弁理士です。
弁理士は、国家資格で、写真やデザイン、論文などの知的財産に関する専門家のことです。
特許や商標登録の出願代行、権利侵害などの相談を受けることもあります。
特許技術者と業務内容は似ていますが、国家資格の弁理士の方が高い英語力が求められます。
その分、高収入の傾向があり、独立することも可能です。
英語力の目安はTOEIC700点以上で、想定平均年収は650万円から700万円です。
ファンドマネージャー
TOEIC700点以上の英語力が必要な仕事の6つ目は、ファンドマネージャーです。
ファンドマネージャーとは、投資に関する専門家で、投資家から預かった資産を運用して利益を上げる仕事をします。
社会情勢や海外市場の情報を収集、分析するため、高度な英語力が必要になります。
投資に関する専門用語の語彙力も必要です。
英語力の目安はTOEIC750点以上のビジネスレベルで、想定平均年収は800万円から900万円です。
TOEIC800点以上の英語力が必要な仕事
次に、TOEIC800点以上の英語力が必要な仕事を紹介します。
・インハウス通訳・翻訳
・社会人向け英会話講師
上記2つの仕事に分けて説明します。
一つずつ見ていきましょう。
インハウス通訳・翻訳
TOEIC800点以上の英語力が必要な仕事の1つ目は、インハウス通訳、翻訳です。
企業内での通訳や翻訳を担当する仕事です。
海外取引先との会議の通訳や、海外取引先向けの書類の翻訳を行います。
英語を読む、聞く、書く、話すの4技能全てできる必要があります。
英語力の目安はTOEIC800点以上で、想定平均年収は500万円から600万円です。
社会人向け英会話講師
TOEIC800点以上の英語力が必要な仕事の2つ目は、社会人向け英会話講師です。
英会話教室で社会人向けに英語を教える仕事です。
生徒の状況に合わせて指導プランや習熟度チェック、成績表の作成も行います。
ビジネス英語の習得を目的に通う受講生が多いため、それ相応の英語力は必要です。
英語力の目安はTOEIC850点以上で、想定平均年収は450万円から550万円です。
TOEIC900点以上の英語力が必要な仕事
次に、TOEIC900点以上の英語力が必要な仕事を紹介します。
・通訳者
・翻訳者
・語学系大学・専門学校英語教員
・各種コンサルタント
・英文速記者
上記5つの仕事に分けて説明します。
一つずつ見ていきましょう。
通訳者
TOEIC900点以上の英語力が必要な仕事の1つ目は、通訳者です。
通訳者は、ビジネス通訳、国際会議やシンポジウムでの通訳、国際放送の同時通訳など多岐にわたる場で活躍できます。
高い英語力だけでなく、各業界の専門知識、世界各国の歴史や文化、宗教など幅広い教養も必要です。
英語力の目安はTOEIC900点以上で、想定平均年収は600万円から700万円です。
翻訳者
TOEIC900点以上の英語力が必要な仕事の2つ目は、翻訳者です。
翻訳者の仕事には、小説や歌詞などの文芸翻訳、ビジネス文書などの実務翻訳、ドラマや映画の映像翻訳などがあります。
通訳者と同様に、各業界の専門知識、世界各国の歴史や文化、宗教などの幅広い教養が求められます。
英語力の目安はTOEIC900点以上で、想定平均年収は600万円から700万円です。
語学系大学・専門学校英語教員
TOEIC900点以上の英語力が必要な仕事の3つ目は、語学系大学、専門学校英語教員です。
語学系大学や、語学系の専門学校で英語を教える仕事です。
働く場所は、英語に特化した教育機関なので、高いレベルの英語を指導する力が必要です。
英語の授業以外にも、指導計画やテストの作成、採点も行います。
外国人教員とのやりとりも、英語でのコミュニケーションが必要です。
英語力の目安はTOEIC900点以上で、想定平均年収は550万円から650万円です。
各種コンサルタント
TOEIC900点以上の英語力が必要な仕事の4つ目は、各種コンサルタントです。
企業が抱える経営課題を調査、分析し、解決策や改善策を企業に提案する仕事です。
必ずしも英語力が必要なわけではありませんが、英語力があれば、外資系企業の担当や海外進出のプロジェクトを任される可能性があり、仕事の幅が広がります。
英語力の目安はTOEIC900点以上で、想定平均年収は800万円から900万円です。
英文速記者
TOEIC900点以上の英語力が必要な仕事の5つ目は、英文速記者です。
英語で行われる会議やインタビューの内容を、同時進行で文章として記録する仕事です。
働く場所としては、大使館などの国際機関や外資系企業などがあります。
高い英語力だけでなく、会議やインタビューの内容を理解する能力や、幅広い教養も必要です。
英語力の目安はTOEIC900点以上で、想定平均年収は450万円から550万円です。
英語を使う意外な仕事
上記で、英語力が必要な仕事について紹介してきましたが、その他にも英語を使える意外な仕事はいくつかあります。
ここで、英語を使う意外な仕事について解説します。
・ITエンジニア
・秘書
・経理
・法務
・人事
上記5つの仕事に分けて説明します。
一つずつ見ていきましょう。
ITエンジニア
英語を使う意外な仕事の1つ目は、ITエンジニアです。
ITエンジニアは、社外の人とコミュニケーションを取る機会もあり、海外企業との取引がある場合は、そのやりとりで英語を使います。
外資系企業のITエンジニアとして勤めている場合も、同僚や上司が外国人ということがあり、英語を使う可能性はあります。
秘書
英語を使う意外な仕事の2つ目は、秘書です。
社会のグローバル化によって、秘書も英語を使う場面が増えています。
英語力があれば、海外企業とのやりとりで通訳することができ、仕事の幅が広がります。
また、外国人役員の秘書になる場合は、英語力が必要不可欠です。
経理
英語を使う意外な仕事の3つ目は、経理です。
取引先の企業によって、英語が必要になる場合があります。
勤め先が海外企業と取引がある場合、国際基準の会計や税務に対応して業務を進める必要があります。
海外担当者との連絡や打ち合わせ、経理書類の作成など、英語を使う場面も多くあります。
法務
英語を使う意外な仕事の4つ目は、法務です。
経理と同じく、海外企業との取引がある場合は英語力が必要になります。
契約書などの書類は英語になりますので、英語の読み書き能力も必要です。
また、海外企業との間で法務トラブルが起きた場合は、英語で対応する必要があります。
人事
英語を使う意外な仕事の5つ目は、人事です。
日本企業でも、外国人を採用する会社が増えています。
採用面接の際、日本語でのコミュニケーションが難しければ、英語を使って細かいニュアンスを伝える必要が出てきます。
また、海外拠点で人事に携わる場合は、書類作成についても英語が基本です。
英語を使う仕事に役立つ資格
英語を使う仕事に就きたいと考える場合、資格を持っていると自信を持って挑戦しやすくなりますよね。
ここで、英語を使った仕事を希望する場合に役立つ資格を紹介します。
・実用英語技能検定(英検)
・TOEIC
・TOEFL
・国際資格
上記4つの資格に分けて説明します。
一つずつ見ていきましょう。
実用英語技能検定(英検)
英語を使う仕事に役立つ資格の1つ目は、英検です。
受験者数が非常に多い検定なので、すでに取得している人もいるかもしれません。
英検は、リーディング、ライティング、リスニングに加え、面接によるスピーキングがあり、総合的な英語能力を測る検定です。
なお、就職活動でアピールできるのは、英検2級以上です。
TOEIC
英語を使う仕事に役立つ資格の2つ目は、TOEICです。
TOEICは、日常生活やビジネスにおける英語能力を測るテストです。
上記で紹介したように、TOEICの点数を採用基準にしている企業も多いです。
テスト結果は合否ではなく、スコアで表示されます。
外資系企業など、グローバル企業への就職を目指すにはTOEIC700点以上の取得を目指しましょう。
TOEFL
英語を使う仕事に役立つ資格の3つ目は、TOEFLです。
TOEFLは、英語が母国語ではない人が対象の試験で、英語コミュニケーション能力を測るテストです。
海外の大学へ進学する際の評価基準になることもあります。
留学を目指す人が積極的に受験しているテストで、ビジネスに関する専門的な用語も使われているため、就職活動でもアピールできます。
国際資格
英語を使う仕事に役立つ資格の4つ目は、国際資格です。
専門的な国際資格の取得は、海外でも通用するため就職には非常に有利に働きます。
評価が高い分、国際資格の取得は難易度が高めです。
下記で、具体的な国際資格について解説します。
・国際連合公用語英語検定試験(国連英検)
・米国公認会計士(USCPA)
・公認内部監査人
・経営学修士
上記4つの資格に分けて説明します。
一つずつ見ていきましょう。
国際連合公用語英語検定試験(国連英検)
1つ目は、国際連合公用語英語検定試験(国連英検)です。
国際社会での活躍が可能なレベルのコミュニケーションスキルを問われる試験です。
国際問題に関するテーマがメインになるため、国際情勢や時事問題の知識も求められます。
特A級からE級までの6つの階級があります。
米国公認会計士(USCPA)
2つ目は、米国公認会計士(USCPA)です。
米国公認会計士(USCPA)は、米国の会計士資格です。
AUD(監査・証明)、BEC(ビジネス)、FAR(財務会計)、REG(諸法規)の4つの科目から構成されます。
外資系企業の経理業務や、監査法人、会計事務所、コンサルティング会社などで役立ちます。
合格率は、50%前後です。
公認内部監査人
3つ目は、公認内部監査人です。
公認内部監査人は、内部監査の能力を証明する国際的な資格です。
内部監査の基礎、内部監査の実務、内部監査に関連する知識の3つのパートから構成されます。
合格率は、10%から15%程度です。
経営学修士
4つ目は、経営学修士です。
経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位です。
組織の経営に必要な人的資源管理、財務会計、オペレーション、マーケティングなどのテーマを体系的に学ぶことが必要です。
国内外のビジネススクールでも学習できますが、スクールによって合格の難易度は異なります。
英語の読解力、ライティング力、議論をする力が必要です。
英語を使った仕事に就くためのポイント
英語を使う仕事に就くには、どんなことをやっておくべきか気になると思います。
ここで、英語を使った仕事に就くためのポイントを解説します。
・専門学校・短大以上を卒業する
・英語を使ったインターンシップやビジネス研修を経験する
・英語を使ったボランティアに参加する
・自分の英語レベルと生かしたい技能を確認する
・実践的な英語力を身に付ける
・英語以外のスキルを身に付ける
上記6つのポイントに分けて説明します。
一つずつ見ていきましょう。
専門学校・短大以上を卒業する
英語を使った仕事に就くためのポイントの1つ目は、専門学校、短大以上を卒業することです。
上記で紹介したような英語を生かした仕事に就くには、英語力だけでなく、専門学校卒、短大卒以上の学歴を採用条件に設けている場合が多いようです。
大学、短大、専門学校への入学を検討する際は、事前に文系か理系どちらで学びたいかをはっきりさせてから選ぶことをおすすめします。
英語を使ったインターンシップやビジネス研修を経験する
英語を使った仕事に就くためのポイントの2つ目は、英語を使ったインターンやビジネス研修に参加することです。
このような経験は、自分の語学力やコミュニケーションスキルを試す機会になります。
また、社会人に必要なマナーやスキルを学ぶことができ、業界の雰囲気や実態をある程度知ることもできます。
英語を使ったボランティアに参加する
英語を使った仕事に就くためのポイントの3つ目は、英語を使うボランティアに参加することです。
国際ボランティアに参加することで、ネイティブの生の英語に触れることができます。
翻訳や観光案内など、日本でできる国際ボランティアもあります。
海外の文化や考え方の違いを理解することにもつながります。
自分の英語レベルと生かしたい技能を確認する
英語を使った仕事に就くためのポイントの4つ目は、自分の英語レベルと生かしたい技能を確認することです。
あなたが就きたい職種が決まっている場合、そこで求められる英語力や業務スキルを確認しましょう。
英語力はTOEICなどで測定できます。
自分の英語レベルと求められるスキルがかけはなれている場合、その差を埋める必要があることに気付けます。
実践的な英語力を身に付ける
英語を使った仕事に就くためのポイントの5つ目は、実践的な英語力を身に付けることです。
英語力を生かせる企業が求めるのは、ビジネスの場でも通用する英語コミュニケーション能力です。
そのため、単に英単語を暗記するのではなく、実際のビジネスシーンで英会話ができるかどうかが重要です。
英語のコミュニケーション能力を身に付けるには、国際ボランティアやオンライン英会話も有効的です。
英語以外のスキルを身に付ける
英語を使った仕事に就くためのポイントの6つ目は、英語以外のスキルを身に付けることです。
英語を使う仕事では、英語力はもちろん、ビジネスの基礎となるスキルも重視されます。
具体的には、プレゼン力や協調性、専門的な知識や技術が必要な業界もあります。
職種によっては、語学と別に資格が必要な場合もあります。
志望する企業や職種に必要なスキルを分析し、それを身に付けることが大切です。
英語を使う仕事を選ぶときの2つのポイント
英語を使う仕事を選ぶときには、自分の適性に合ったものを選ぶことが大切です。
ここで、英語を使う仕事を選ぶときのポイントを解説します。
・外資系と日系のどちらが合っているか
・適性に合った職種を選ぶ
上記2つのポイントに分けて説明します。
自分に合っているかどうかを考えて、一つずつ見ていきましょう。
外資系と日系のどちらが合っているか
英語を使う仕事を選ぶときのポイントの1つ目は、外資系企業と日系企業のどちらが合っているかということです。
求人に応募する前に、外資系企業か日系企業のどちらが自分に合っているかを考えておきましょう。
両者の大きな違いは風土です。
外資系企業は自主性重視、日系企業はマニュアル型の傾向があります。
それぞれのメリット、デメリットも踏まえて選びましょう。
適性に合った職種を選ぶ
英語を使う仕事を選ぶときのポイントの2つ目は、適性に合った職種を選ぶことです。
英語を使う仕事の種類は多いです。
数多くの職種の中から、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
一人で黙々と業務をする仕事もあれば、コミュニケーションを取る機会が多い仕事もあります。
必要とされる英語力も職種によって異なるため、得意な分野を生かせる職種を選ぶのがおすすめです。
英語を使う仕事に未経験で挑戦するためにできること
未経験から英語を使う仕事に挑戦することはハードルが高いと感じるかもしれません。
高いハードルがあるからこそ、事前にできることはやっておきたいですよね。
ここで、未経験から英語を使う仕事に挑戦するためにできることを解説します。
・英語の資格を取得する
・仕事の実績を積む
・英語を使ったアルバイトをしてみる
・キャリアビジョンを明確にする
・外国人の集まる地域で仕事を探す
・就職支援サービスを利用する
上記6つの項目に分けて説明します。
一つずつ見ていきましょう。
英語の資格を取得する
未経験から英語を使う仕事に挑戦するためにできることの1つ目は、英語の資格を取得することです。
上記で紹介したような、英検やTOEICなど一般的に知られている英語の資格を取得しておくと、英語力の評価につながります。
職種によっては、業務に特化した資格があるため、自分の目指す業界を調査し、必要に応じて資格を取得しておきましょう。
仕事の実績を積む
未経験から英語を使う仕事に挑戦するためにできることの2つ目は、仕事の実績を積むことです。
経験したことがある仕事で、英語を使うのもおすすめです。
営業事務職の経験者が貿易事務職を目指すなどの例が挙げられます。
志望する英語を使う職種が未経験の場合、ハードルが高いのですが、すでに経験のある職種で仕事を探すとマッチしやすく、ハードルも下がるでしょう。
英語を使ったアルバイトをしてみる
未経験から英語を使う仕事に挑戦するためにできることの3つ目は、英語を使ったアルバイトをすることです。
まずは、アルバイトから始めて経験を積むのも一つの方法です。
観光地の旅館やホテルのスタッフ、観光ガイドなどはアルバイトの募集も多く見られます。
アルバイトとして英語を使った仕事の経験を積んで、正社員にステップアップするのもよいでしょう。
キャリアビジョンを明確にする
未経験から英語を使う仕事に挑戦するためにできることの4つ目は、キャリアビジョンを明確にすることです。
英語を使う仕事に就いて、将来的にどうなりたいのか、何をしたいかなど、キャリアビジョンを明確にしてから仕事を探しましょう。
英語を使う仕事に就きたい理由を深掘りすることで、英語を学ぶ意欲も高まります。
ミスマッチを防ぐためにも、目標を明確にしてから行動することをおすすめします。
外国人の集まる地域で仕事を探す
未経験から英語を使う仕事に挑戦するためにできることの5つ目は、外国人が集まる地域で仕事を探すことです。
観光地や大都市など、外国人が集まりやすい地域は、英語力の需要が高くなっており、その分、英語を使う仕事が見つかりやすくなります。
就職支援サービスを利用する
未経験から英語を使う仕事に挑戦するためにできることの6つ目は、就職支援サービスを利用することです。
就職のプロに相談することで、英語を使う仕事を見つけやすくなります。
また、自分の英語レベルや適性に合った仕事を紹介してもらうことも可能です。
履歴書や面接対策など、就職活動を総合的にサポートしてもらえるので、おすすめです。
英語を使った仕事探しはジョバディにご相談ください
ここまで、英語を使う仕事について、具体的な職種や就職するためのポイントを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
英語を使う仕事は数多くあるため、どの職種に就くか、絞るのが難しいかもしれません。
どの職種に就くかを考えるための手段に、転職エージェントの活用があります。
その転職エージェントの一つとして、ジョバディへの登録をおすすめします。
ジョバディにはキャリアアドバイザーが在籍していますので、あなたの目的に応じた求人を紹介してもらえます。
自分の適性や、英語力に合った仕事探しのアドバイスももらえます。
他にも、面接対策や書類作成など各種相談を受けることもできます。
ホームページから、簡単にオンライン相談の予約をできますので、英語を使う仕事に就くことを目指している人は気軽に相談してみてくださいね。