高収入の仕事にはどんなものがあるのか? 高収入の仕事22選と働くポイント
「今の仕事も好きだけど、将来的には自分のスキルを磨き、それを生かして高収入の仕事で働きたい」「働くなら、最初から高収入を目指せる仕事で働きたい」などとお考えの方もいるでしょう。
では、高収入の仕事とはいくらからなのか、高収入の仕事で働くにはどうしたらよいのか、どのような仕事があるのかご存じでしょうか。以下に記しているのは、これらの疑問について大まかに解説したものです。
● 年齢によって異なるが、一般的に高収入とは年収1000万円を超えている状態のこと。
ちなみに日本の平均年収は460万円である。
● 高収入の仕事に共通しているのは、代わりがいない、仕事の内容が重要、生活に欠かせないもの、専門の知識やスキルが必要とされるものである。
● 高収入の仕事で正社員として働くポイントは、会社の雰囲気が合っているか、仕事に対してやりがいを感じるか、常に学びを忘れない、一人で抱えずに皆で仕事をする、何事もチャレンジすること。
● 高収入の仕事に就くためには語学スキルを磨く、資格を取る、専門知識を学ぶとよい。
ここからは、高収入の仕事にはどんなものがあるのか。高収入の仕事22選と働くポイントについて、詳しく解説していきます。
高収入とはいくらから?
高収入の明確な基準はありませんが、一般的に年収が1000万円を超えていれば高収入といわれることが多いようです。ただしこれは年齢によって異なります。
例えば、新卒1年目と、社会人経験の長い40代の収入が同じだとすると、新卒1年目の人にとっては高収入といえるとしても、40代の人にとっては高収入とはいえないということです。
ちなみに日本の民間給与所得者の平均年収は460万円となっており、男女別に見てみると男性で年収569円、女性で316円となっています。これを年齢別に見ると、年齢が高くなっていくにつれて収入も高くなっていることから、年齢によって高収入といわれる金額も違ってくることが分かります。
また他には、給与所得が850万円を超えると所得税の給与所得控除額が上限でそれ以上になることがないため、年収850万円以上を高収入とする考えもあります。
高収入の仕事に共通しているもの
高収入の仕事には共通しているものが4つあります。
・代わりにできる人がいない
・仕事の内容が重要
・生活に欠かせないもの
・専門知識や専門のスキルが必要とされるもの
ここからは、上記の共通点を一つずつ見ていきましょう。
代わりにできる人がいない
代わりの人材を見つけるのが難しい仕事は、一般的に高収入になりやすいといわれています。その人が辞めた場合に他の人ではフォローできない、しづらいなど、需要に対して供給が少ないことが理由に挙げられます。
このように人材確保が難しい仕事は代わりが見つかりにくい分、給与を高くしているのです。
仕事の内容が重要
高収入な仕事には内容も重要となってきます。
医師のように人の命を預かるような医療関係などの仕事は高収入となります。また、人の命を預かるという点では、パイロットも高収入な仕事となります。
その他、自分の命の危険度が高い警察官や消防士なども重要な役割を担っていることから高収入な仕事といえます。
生活に欠かせないもの
インフラや建設といった人々の生活に欠かせない仕事も高収入である傾向にあります。これらは需要の高さや経済的安定性が関係しています。
仕事が肉体労働できつい場合は特に当てはまります。建築や製造、運送など、ハードワークで労働時間も長くなりがちな仕事においては、その対価として給料も高くなっているようです。
専門知識や専門のスキルが必要なもの
「業務」をするために必要な知識を持つ仕事も高収入となる傾向にあります。
例えば医者や弁護士は資格が必要です。この資格は「業務独占資格」といわれ、資格がなければ業務を行えません。また、これらの資格は簡単に取得できるものではありません。
このように資格取得が難しいものほど高収入の仕事に就きやすいといえます。
あまり身体を使わない高収入の仕事もある
上記の中で、肉体労働できつい仕事の場合は高収入になりやすいことを説明しましたが、中には体力に自信のない人もいると思います。肉体労働が苦手な人が、肉体的にきつい仕事に就いた場合、お金を稼ぐこともつらくなってしまいますよね。
このような人たちのために、体力的に楽に高収入につながる仕事ももちろんあります。
ここからは体力的に楽に高収入につながる仕事について紹介していきます。
IT
まずはプログラマー、WebデザイナーといったIT関連の仕事です。IT関連の仕事では肉体労働がほぼありません。
IT関連の仕事にはさまざまなものがありますが、ここでは例としてプログラマーとWebデザイナーを紹介していきます。
プログラマーは、コンピューターシステムやソフトの開発をする仕事です。
プログラマーにも、入門レベルから上級レベルまでさまざまな難易度があります。基本的なプログラミングを習得するのは簡単ですが、高度なものほど習得するには学習や経験が必要になります。
給料面では初級から中級のプログラマーの平均年収は400万円から600万円です。さらに経験や実績を積むことで、年収700万円以上稼ぐこともできます。
また、Webデザイナーも肉体労働が少ない仕事です。
Webデザイナーは、Webサイトのデザインや制作などを手掛ける仕事です。
主にクリエイティビティや高いデザイン性を求められます。
給料面では経験や実績で年収は変動しますが、300万円から500万円です。
大手企業では600万円以上の年収がもらえるところもあります。
個人投資家
個人投資家とは、個人の資産を投資することで収入を得る方法です。
投資の種類にもさまざまなものがあり、例として挙げると株式、不動産投資などがあります。
個人投資家の最大の魅力としては、収入に上限はないということです。また、投資は時間や場所に縛られないため、副業としても人気を集め始めています。
ビジネスオーナー
ビジネスオーナーとは、ビジネスを生む仕事をしている人のことを指します。
ビジネスの内容としては、不動産、株式売買、ネットビジネスなどです。
ビジネスオーナーの中には、印税の入るアーティストや作家も含まれます。また、複数のお店を持つレストランオーナーもビジネスオーナーに入ります。
塾の講師
塾の講師は、特に生徒の成績向上や志望校合格などの実績を上げる、管理職になるといった場合高収入が期待できます。
授業や指導を行う際に立ちっぱなしなことはありますが、通常のオフィスワークよりは体力的な負担は少ないといえます。
ただし給与によってはばらつきがあり、高収入の講師もいれば、収入の少ない講師もいるため、高収入を目的に転職を考える場合、注意が必要です。
事務や経理
事務や経理の主な仕事はパソコン作業やデータ整理、文書作成で肉体的に負担は少ないといえます。
能力によって給与が変わるので、安定した高収入を得られることもあります。また、高収入にこだわらず、安定した収入が欲しい方にもおすすめです。
高収入を得られる仕事22選
高収入を得られる仕事は、平均年収が高い職業TOP100というランキングが作られるくらいたくさんあります。ここからは、たくさんある高収入を得られる仕事の中で、以下の22種類の仕事を紹介します。
・営業 ・公務員
・トラック運転手 ・ファイナンシャルプランナー
・工場勤務 ・薬剤師
・ビルメンテナンス ・コンサルタント
・Webマーケター ・不動産鑑定士
・施工管理 ・電車運転士
・医療用ガス配達 ・大学教授
・大学事務職員 ・パイロット
・総合商社の総合職 ・公認会計士
・MR ・医師
・銀行員 ・弁護士
それでは、一つずつ見ていきましょう。
営業
営業は、商品やサービスを顧客に売る仕事です。
企業によっては、成果に応じて報酬を得られるインセンティブがあります。この場合、扱う商品が高額であれば、インセンティブも高くなる傾向にあり、完全歩合制の営業では成果を上げた分だけ収入に反映されるため、高収入を得られる可能性があります。
コミュニケーションスキルや、情報収集・分析、相手に分かりやすく伝えるスキル、対応力など、営業では対人関係が重要となります。対人関係が得意でやる気・熱意のある人は、高収入が期待できるでしょう。
トラック運転手
トラック運転手は、商品や貨物を運ぶ大型車両やトラックを運転する仕事です。
大型車両やトラックを運転するためには運転技術、安全技術が求められます。
そのため普通免許の他、車両重量・積載量に応じて、準中型、中型あるいは大型自動車免許を取得する必要があります。また仕事内容によっては、けん引免許、危険物取扱者の資格、高圧ガス移動監視者の資格、フォークリフト運転者の資格などさまざまな免許・資格が必要になってくるため、これらを取得しておくと仕事の幅も広がります。企業によっては免許取得を支援している場合もありますので、あらかじめ調べておいた方がいいでしょう。
近年は深刻な運転手不足もあり、需要は高く、物流業界では重要な役割を担っています。
特にトラック運転手の中でも長距離トラック、けん引車の運転手は高収入の傾向があります。
工場勤務
工場勤務は、製造や生産ラインでの仕事を行います。
工場勤務で高収入を得るには、専門スキルや知識を身に付けることが重要です。特に機械操作や製造プロセスの専門スキルは需要が高い傾向にあります。その他、工場の管理職や監督職に昇進することで高収入を得られる可能性もあります。ただし、工場勤務には体力を要する場合があること、長時間労働や夜勤などの厳しい条件を伴う場合もあります。
工場勤務は未経験でも挑戦しやすく収入も安定しているため、高収入にこだわらず、安定した収入で働きたい人にもおすすめです。
ビルメンテナンス
ビルメンテナンスは、ビルの管理や保守をする仕事です。具体的には、オフィスビルや商業施設、ホテルや病院、マンションなどの建物の維持管理をする業務を指します。
ビルメンテナンスの主な業務内容としては、衛生管理、設備管理、建物・設備保全、警備・防災の大きく分けて4つの業務があります。
資格がなければ、それほど高い年収ではありませんが、第二種電気工事士や危険物取扱者等の資格を持っていると、手当が付くため高収入が期待できます。
Webマーケター
Webマーケターは、Webを通してマーケティングを行う仕事です。
クライアントの要望をくみ取りながら、市場の変化に柔軟に対応し、戦略を練っていく必要があります。
その成果で報酬が変わるので、成果を上げれば高収入を狙うこともできます。
Webマーケターの仕事に就くには、学歴や経歴、資格の有無などは関係ないことが多いため、未経験でも目指すことができます。ただし、Webマーケティングの知識を持っていたり、Webアナリスト検定やIMA検定、ウェブ解析士などの資格を取得していたりする方が、選考の際当然有利になるでしょう。
施工管理
施工管理とは、工事現場の管理者として現場を取りまとめる重要な仕事です。
給料についてはエリアや工事の種類によって大きく異なりますが、大手ゼネコンなら年収1000万円以上になるケースもあるようです。
施工管理の仕事には現場や作業内容に関する知識を持ち、安全で円滑な工事ができるように指揮していくことが求められるため、工事現場作業員や現場監督の経験がある人が望ましいといえます。しかし、近年は人手不足のため未経験から育成する企業も少なくはありません。そのため、未経験の業界や職種で高い給料の仕事に就きたいと思っている方におすすめです。
医療用ガス配達
医療用ガス配達の仕事は、病院や在宅で治療している患者、診療所、介護施設へ医療用ガスを配達する仕事です。医療用ガスは医療目的で使用されるガスのことであり、一般的に酸素や笑気ガス、窒素などを指しています。
医療用ガスの配達は基本的に同じルートを回るので、営業活動やノルマがなく精神的にも楽に取り組めます。
給料面では都市部の方は給与が高い傾向にあり、また配達数による歩合制を導入している会社もあります。
大学事務職員
大学事務職員は、大学での職員や学生の支援、学務、予算、広報等、大学運営に必要な幅広い業務をする仕事です。大学は規模が大きく、事務処理の量も膨大なため、部門や課ごとで業務が分かれています。そのため、特定分野のスキルを身に付けることができ、事務系職種へのキャリアを広げやすく、また、未経験でも挑戦できるためステップアップとしても活用できます。あるいは管理職や専門職として地位を築いて働いていけば高収入を手にすることもできる職種でもあります。
大学事務職員は、教育機関でのキャリアを積めたり、安定した収入と福利厚生を期待できたり、また、基本的に大学の授業時間帯に合わせての勤務になるため、残業が発生しにくく、夏季休暇や年末年始などに合わせて、まとまった休みを確保しやすかったりするところも魅力の一つです。
総合商社の総合職
総合商社とは、海外との輸出入貿易を行って国内に物資を流通させる商社のうち、幅広い商品・サービスを取り扱っている企業のことを指します。そして、総合商社の総合職とは、トレーディング(貿易の仲介)や事業投資に関する企画などをする仕事です。
総合職では、幅広い業務に携われるため、さまざまなジャンルのスキルを磨くことができます。海外との仕事も多いので、語学スキルがあると高収入を見込みやすく、キャリアアップも一般職よりも速いといわれています。
また総合商社には大企業が多く、各種の手当の多さが高収入につながっているようです。
MR
MRは英語のMedical Representativesの略称で医療情報担当者という意味です。主に製薬会社に勤めていて、医療関係者に自社の医薬品等の情報提供を行ったり、販売したりする仕事です。医薬品を扱うので、専門知識が求められます。MRには必須な資格はありませんが、公益財団法人MR認定センターが実施している「MR認定証」というものがあります。医療や医薬品による治療は常に進歩しているため、MRも常に学び、自己研鑽(けんさん)を続けていくことが必要です。
医薬品という専門性を求められる職業であるため、収入も高い傾向にあります。
銀行員
銀行員は、金融業界を代表する職業であり、お金に関するさまざまな取引をサポートしています。そして金融取引や顧客サービスを主にして、自行の利益を増やす仕事です。
銀行員の仕事は口座開設や送金などを行う窓口業務だけでなく、預金集めや融資に対するノルマが課せられる営業もあります。また、投資信託などの金融商品の販売や手形の受け入れ、国内・外国為替など幅広い業務があります。
銀行員全体の平均年収は所属する銀行や職種によって異なりますが、一般的な会社員に比べると高めの年収を見込めます。また経験によって昇進や昇給の機会もあります。
公務員
公務員の役割は、国や地方公共団体などの職員として、広く国民・住民に対して平等に働くことです。公務員の職種には、市役所の窓口業務から、学校の先生、警察官や消防士など幅広い職種があります。
公務員の給料は民間企業の平均給与を超えすぎないように設定されているため、民間企業と比べるとそこまで給料は高くありませんが、安定した給料を得ることができます。
給料は年齢と勤続年数とともに確実に上がっていき、ボーナスは勤務実績によって決まるのが一般的となっています。安定していて長期にわたって仕事ができ、年々給料は上っていくという特徴があるため、高収入につながっていきます。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーはFPの略称で呼ばれることもあり、主に生活に関わるお金についてのプランをお客さまに提案していく仕事です。FPの資格は必須ではありませんが、資格を取得しておけば実務に役立ちます。FPの資格は、国家資格のファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能士)と民間資格のAFP・CFPがあります。FP技能士には1級~3級まであり、3級であれば独学でも学ぶことができるため、未経験者におすすめです。
FPとして働く業界としては、保険業界や金融業界、不動産業界などが挙げられます。
給料は各企業の他職種の社員と同じくらいですが、個人のノルマ達成度や成績に応じて大きく変動する場合もあります。独立も可能なため、経験や能力に応じて年収アップを目指せる可能性もあるようです。
薬剤師
薬剤師は、病院や医療施設、薬局で薬の管理や調剤をすることが主な仕事です。
医師の指示に従って行い、患者さんによる正確な情報に基づいて医薬品を提供するため、高度な知識を求められるので、収入が高くなっています。
薬剤師は国家資格のため、大学の薬学部に6年間通い、薬剤師国家試験を受験しなければなりません。国家試験に合格したら、薬剤師免許を取得できるため、薬剤師として就職することができます。薬剤師としての勤務先は、調剤薬局や病院・診療所、ドラッグストア、製薬会社、国家公務員などがあり、働き方も多様であるため、年収も大幅に違いがあります。一度資格を取得すれば、自分の希望やライフスタイル合わせて働くことができるため、高収入を目指すことも可能でしょう。
コンサルタント
コンサルタントはお客さまが抱える問題を解決していく仕事です。具体的な内容としては、経営、戦略、人材といったさまざまな分野のコンサルタントがあります。コンサルタントには必須な資格はありませんが、取得していると仕事の幅が広がる可能性があるのは、公認会計士や中小企業診断士、税理士、キャリアコンサルタントなどがあります。
コンサルタントはお客さまがコンサルに見合った報酬を出してくれることで高収入を見込めます。さまざまな経験を積んで、成果を出すことができればキャリアアップを目指せます。
不動産鑑定士
不動産鑑定士とは、土地や建物の資産価値を評価する仕事です。
建物だけでなく、その地域の環境や社会情勢などの条件も含めて、不動産価値判断ができる唯一の資格でもあります。不動産鑑定士として働くためには、国家資格の不動産鑑定士試験に合格しなければなりません。需要は高いですが、不動産鑑定士試験の合格率は5%程度と低く、資格取得が難しいため、高収入となる傾向があります。
不動産鑑定士は、数が少なく、資格保有者にしかできない独占業務があるため、不況時でも給料面が安定しやすいというメリットもあります。
電車運転士
電車運転士とは、人や貨物を乗せた電車を運転する仕事です。電車運転士は多くの人や荷物を安全に目的地に運ぶため、日々の点検や安全管理が欠かせません。また、天候や踏切のタイミング、正確な時刻といった高度なスキルと専門知識も求められます。
電車運転士として働くためには、各鉄道会社に就職し、運転士として配属され訓練を積み、専門的な国家資格の「動力車操縦者運転免許」を取得する必要があります。
給料に関しては、勤務する鉄道会社の規模や経験年数などによって、大きな差が出やすくなっています。地方の鉄道会社よりも都市部の大手鉄道会社の方が給与水準は高い傾向にあり、年齢とともに収入アップもしやすくなっています。また、より高度な運転技術を要する新幹線の運転士は、在来線で働くよりも給料は上がります。
大学教授
大学教授は主に大学で学生に勉強を教える仕事です。学生への教育は、自分の担当する科目講座を持ち、ゼミや卒論等を指導することもあります。一般的に、大学や国から研究費をもらい、自身の研究テーマに沿って研究活動も行っています。
大学教授になるためには、「博士号取得→博士研究員(ポスドク)→助教→講師→准教授→教授」というように6つのステップがあります。
大学教授の年収は一般的な社会人と比べるとかなり高い傾向にあります。比較的有名で人気のある教授になり、自身の論文等が有名になるとメディアで取り上げられることもあり、副収入につながります。飽くなき探求心や忍耐力がある方には、とてもやりがいのある仕事といえるでしょう。
パイロット
パイロットは、飛行機やヘリコプターの操縦をする仕事です。航空会社の旅客機以外にも、警察の捜査や輸送、ドクターヘリなどさまざまなところで需要があります。
パイロットになるためには、国家資格の「事業用操縦士」、または「定期運送用操縦士」が必要となります。パイロットは安全に飛行することが最大の使命であり、責任が重く、緊張感が伴う職業です。人々の命を預かる責任ある仕事であるため、一般的な職業と比べると年収はかなり高くなっています。また、パイロットは搭乗すると航空手当で基本給の8割が別途支給されるので高収入となります。
公認会計士
公認会計士は企業や個人の財務の状況を把握して、評価をし、税務申告なども行う仕事です。
公認会計士になるには実務が必要で資格取得が難しいとされています。公認会計士は国家資格であり、年齢や学歴などの制限はありませんが難易度は司法試験に次いで高く、相当な勉強量が必要です。
財務や会計の専門知識が必要なため公認会計士は市場価値が高く、その報酬も高くなっているようです。また、実務経験を積んで専門性やスキルを磨くことでさらなる収入アップにつなげることも可能です。
医師
医師の仕事は、大きく二つに分けられ、患者さんの病気やケガの診療・治療を行ったり、手術をしたりする臨床医と基礎医学の研究を通して医学の発展に貢献する研究医がいます。主に臨床医は、診療料によって収入は異なるが高収入を得られる仕事であるといえます。また、イレギュラーなことや時間外対応もあるので、給与が高い傾向にあります。
医師の収入は平均的な会社員よりもかなり高めではありますが、医師になるためには相当な努力が必要であり、人の命に関わる責任の重さを背負い、肉体的にも精神的にも負担が大きな仕事となっています。
弁護士
弁護士は法律の専門家として、刑事事件や民事事件に関するトラブルの相談業務や法的手続きを行い、問題解決に向けてサポートする仕事です。弁護士になるためには、難関といわれる司法試験に合格する必要があります。司法試験の受験資格を得てから5年以内に合格しなければならず、さらに受験回数は3回までと時間と回数が限られていることから、十分な勉強を続けていかなければなりません。
弁護士は法律の専門家であるため、一般的な会社員よりも収入は高くなっています。
しかし、人の問題やトラブルを扱うので心身の疲労が大きいという点もあります。
働き方で高収入を目指すなら?
高収入を得られる仕事22選はいかがでしたか?興味が湧いた仕事が見つかったでしょうか。高収入を得られる仕事はどれも一筋縄ではいかないものが多かったですね。
高収入を目指すなら次の二つのことにも注目してみましょう。
・役職・管理職になる
・フリーランスになりスキルや専門性を磨いていく
それでは、一つずつ見ていきます。
役職、管理職になる
高収入を目指す働き方の一つとして、役職や管理職になることが挙げられます。役職や管理職は基本給が高くなり、役職手当も付くため高収入を目指すことができます。
管理職は会社の経営目標に沿って、指示を出し、組織マネジメントや部下の指導・育成などを担っています。役職とは、代表取締役社長も含め何らかの役職を担う人の呼び方です。
もちろん役職や管理職に就くには、長期にわたっての経験や仕事の成果が必要となります。
フリーランスになりスキルや専門性を磨いていく
仕事の専門性やスキルを磨いてフリーランスになるのも、高収入を目指せる働き方の一つです。しかし、会社員のように毎月決められた収入ではないので、自分の努力や営業の力も必要となってきます。
顧客を得て、努力した分だけ報酬がもらえるので、高収入につなげることもできます。
フリーランスは常に専門性やスキルを磨き続ける努力が必要になってきますが、個々のライフスタイルやライフステージの状況に応じた働き方で高収入を得られるというところも大きなメリットとなっています。
高収入の仕事で正社員として働く際の5つのポイント
高収入の仕事の職場で正社員として就職・転職したいと考えている人も多いと思います。ここからは、高収入の仕事の職場で働く際に知っておきたいポイント5つについて説明します。
・会社の雰囲気が合っているか確認をする
・仕事に対してやりがいを感じられるかを考える
・常に学びスキルアップしていくことを忘れない
・一人で仕事を抱えずに振り分けて行う
・何事にもチャレンジする意識を持つ
それでは一つずつポイントを見ていきましょう。
会社の雰囲気が合っているか確認をする
高収入の仕事に正社員として就職する際は、会社の雰囲気や社風が自分に合っているかをきちんと確認することが大切です。高収入の仕事だからといって会社のことを何も調べずに就職してしまうと、いくら条件上は高収入でも「何か合っていない」と感じてしまい、それが原因で高収入にならない可能性もあります。
短期離職を防ぐためにも、入社後のギャップが生じる可能性はないか、自分に社風が合っているかどうかなど事前に情報をしっかり収集するようにしましょう。
仕事に対してやりがいを感じられるかを考える
高収入の仕事に就職する前に、仕事に対して本当にやりがいを感じられるかを考えることが重要です。
収入の条件だけで入社しようとしていまんせんか。もし「高収入の仕事である」ということだけで就職してしまうと、入社後のギャップを感じたり、仕事へのモチベーションを維持できなくなったりして、短期離職してしまう可能性も考えられます。
短期離職しないようにするためにも、自分に合っていて、本当にやりたい仕事であるかをしっかり見極めた上で、高収入を目指した方がよいでしょう。
常に学びスキルアップしていくことを忘れない
高収入の仕事に就職した後も、現状に満足せず、常に専門性を磨き、スキルアップしていくことが継続的に高収入を得ることにつながります。
高収入の会社に入っても何もしないでいると収入が落ちる可能性もあります。
さらなるキャリアアップや収入アップを目指すためにも、常にスキルアップを意識して専門性の高い資格を取得したり、業界の動向を探ったり、時代に合わせた知識やスキルを得たりして、学び続けることを忘れないように、自分の能力を高めていきましょう。
一人で仕事を抱えずに振り分けて行う
一人で仕事を抱えてしまうと精神的なストレスになってしまうため、同僚や部下に振り分けるなど、チームで仕事を行うことも大切です。そうすることで効率的に仕事ができ、高いパフォーマンスを発揮できるので、高収入にもつながっていきます。
ただし独りよがりにならないように注意も必要です。自分が主となって仕事を振り分け、進めていたとしても、同僚や部下と協力して仕事をこなしていくことが重要です。
何事にもチャレンジする意識を持つ
高収入の仕事に就くときには、常に新しいことにチャレンジする意欲を持つことも重要です。
何事でもすぐに行動できる力を持っていると、仕事のチャンスを人よりも早くつかむことができます。常に新しい情報に興味を持ち、チャレンジすることを忘れないようにしましょう。
高収入の仕事に就くためにするとよいこと
高収入の仕事に就くためには、事前にしておくといいことが3つあります。
・語学スキルを磨く
・資格の取得
・専門知識を学ぶ
これらを事前にしておくことで、選考の際有利に進めることができ、仕事に就いた後も生かすことができるでしょう。
それでは、ここからまた上記のことについて、一つずつ説明していきましょう。
学スキルを磨く
語学スキルを磨くと、高収入の仕事での需要が高くなります。最近はグローバル化が加速しており、語学スキルの需要はますます上がっていくと考えられます。
例えば、IT、公務員、航空業界でも需要は高くなっており、語学スキルがあるというだけで優遇されることも多いようです。
また語学スキルがあるだけで最初から収入を上げてもらえることもあるため、高収入の仕事に就く前に身に付けておくことをおすすめします。
資格の取得
専門的な分野で高収入を狙うなら資格を取得するのもいいでしょう。
公認会計士、一級建築士、薬剤師など専門知識が高度なほど収入が高い傾向にあります。資格取得が困難な場合もありますが、自分が興味を持ってその仕事に就きたいと思っているのであれば、まずは資格取得を目指すことで自然とその仕事への知識やスキルが身に付くためおすすめです。
専門知識を学ぶ
資格が不要でも、高収入な職業もあります。資格が必要ないとしても、専門の知識を学ぶことは大切です。例えば、システムエンジニア、投資家、記者になるのは独学で勉強したりすることも必要になってきます。その他、どの職業であってもそれぞれ自分が興味を持った職業の専門知識をあらかじめ学んでおくことは最も大切だといえます。
高収入の仕事に役立つ8つの資格
資格を取得することで、仕事の幅が広がったり、昇給の可能性が高くなったりするというような、高収入の仕事をするために有利な資格が8つあります。
ただし資格によっては費用や時間がかかったり、学校で専門的な勉強をする必要があったりするものもあるため、資格取得はよく検討した上で目指すことをおすすめします。
ここからは、高収入の仕事に役立つ8つの資格について、一つずつ見ていきましょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーの資格には、国家資格と民間資格を含めて複数の資格が存在します。国家資格は、ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)があり、民間資格としては、AFP(アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー)とCFP(サーティファイドファイナンシャルプランナー)があります。
資格試験の受験資格は、受験する試験によって異なります。FP技能検定の3級は誰でも受験することができますが、2級は3級の合格者であることと、2年以上の実務経験があることなどが条件となります。また受験費用は資格によって異なりますが、約15000円~40000円の費用がかかります。
ファイナンシャルプランナーの資格は金融や保険業界での需要があるので、高収入の仕事に応募しやすくなります。
また、顧客の信頼を得るのが第一のため、資格取得が信頼にもつながっていきます。
宅地建物取引士
宅地建物取引士の資格は宅地取引関連の企業に必ず必要な国家資格です。
受験資格は特になく、性別、年齢、国籍、学歴等は一切関係ないので、誰でも受験することができます。受験料は7000円ですが、合格後の登録などにかかる費用が約65000円かかります。合格率は13%~17%であり、難易度が高い試験といえます。
宅地建物取引士は不動産のキャリアや仕事が大きくなっていく可能性があり、不動産業界では需要が高い資格です。
プログラミングに関する資格
プログラミング系の仕事では、資格がなくてもプログラマーやエンジニアとして働くことができますが、ソフト開発やWeb開発ではプログラミングに関する資格を持っていることで需要が高まります。
プログラミング系の資格には、基本情報技術者試験やJavaプログラミング能力認定試験、PHP技術者認定試験など、さまざまな資格があります。その難易度も初心者向けのものから上級者に向けたものまで、資格によってさまざまです。
就職先で取得していた方が有利となるもの、キャリアアップにつながるもの、自分が開発したいものなど、必要な資格を選んで取得するとよいでしょう。
中小企業診断士
中小企業診断士とは、中小企業の経営者などからの依頼に応じて、企業の経営内容を診断し、改善方法を提案する仕事です。
中小企業診断士の資格は、経営コンサルティングに関する唯一の国家資格です。
資格取得の流れは、第1次試験→第2次試験→第2次口述試験→実務補習となっています。試験の最終合格率は約4%で、公認会計士や行政書士よりも難易度が高いとされています。
中小企業診断士は、今後もコンサル業界や経営支援で需要が高まっていくと予想され、経営コンサルやアドバイザーとして持っているとよい資格です。
一級建築士
一級建築士は、建物の設計、施工ができる資格です。この資格を持っていることで、建設に関する高度な知識や専門知識があると思ってもらえます。
一級建築士になるためには、学生の場合は、大学・専門学校で指定科目を修了し、試験に合格した後、実務経験を積み、登録申請をします。社会人の場合は、建築系の学校で学び卒業すること、実務経験を積んで二級建築士試験に合格して免許登録することの二つの方法で受験資格を得られます。
一級建築士は建築関連の学歴または資格のある人のみが受験することができる、専門性の高い資格であるため、試験の合格率は10~20%程度と資格取得の難易度は高めです。合格実績の高い試験対策講座を利用して対策することも、1回の試験で合格するために必要なことです。
社会保険労務士
社会保険労務士は企業の人事や労務管理や労働・社会保険に関して、諸監督署に関係書類を作成・提出したり、社会保険に関するアドバイスを行ったりする仕事です。この資格は国家資格であり、持っていることで労働法や社会保険の知識が付くのでコンサル会社や法律事務所で働くこともできます。
受験資格は、大卒や短大卒、高等専門学校卒や所定の専門学校を卒業した人、または社会保険労務士や社会保険労務士事務所、それに弁護士、弁護士法人の補助で事務経験が3年以上ある人です。試験は全科目において1発で合格ラインを超える必要があるため、合格率は約6.9%と難易度の高い資格となっています。
取得は簡単にできない資格ですが、社会保険総務士はさまざまなリスクを管理するため需要が高く、高収入が見込めます。
公認会計士
公認会計士は上記でも触れたとおり、国家資格であり、医師・弁護士と並んで国家三大資格の一つに挙げられます。受験資格は特になく、誰でも受験でき、試験内容は、1次試験の短答式試験と2次試験の論文式試験があります。合格率は、1次試験が約15%、2次試験が約40%となっており、全体的な合格率は、約7.6%と難易度は高めです。
公認会計士の資格を持っていると、会計の専門家として企業や個人の財務申告や高度な知識を必要とする仕事を任せてもらえます。また、専門性や責任から高収入を得られる仕事になっています。
薬剤師
薬剤師国家試験の受験資格は、6年制大学薬学部を卒業していること、外国の薬学校を卒業しているか、外国で薬剤師免許を取得していること、平成18年度から平成29年度までの間に大学に入学し、4年制の大学を卒業した後、大学院で薬学の修士課程または博士課程を修了していることの3つがあります。合格率は約68.4%となっています。
薬剤師は経験やスキルによって給料は異なるものの、高収入を得られる業種の一つです。また、医療の仕事ですが比較的肉体労働も少なく疲労のストレスもないというのも魅力の一つです。
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