仕事が終わらない人の特徴とは? 対処法やNG行動について解説

転職検討中

仕事が終わらない人の特徴とは? 対処法やNG行動について解説

「自分の仕事がなかなか終わらない……」。そう悩む人は多いでしょう。

決してサボっているわけではないのに一向に終わる気配が見えない状況が続くと、ストレスがたまって今よりもっと仕事の能率が下がってしまう可能性があります。プライベートにも影響を与えかねません。

本記事では、仕事が終わらない人の特徴や対処法、仕事を早く終わらせるためにやってはいけないNG行動について紹介します。

【この記事の要約】
●仕事が終わらない人の特徴は、完璧にこなそうとしたり業務効率化ができなかったりとさまざま。
●完璧主義を捨て、人に頼ったり整理整頓を心がけたりするなどの対策を取ることで、仕事が終わらない状況を改善できることも。
●マルチタスクで仕事を回したり、仕事の重要度の高い業務を後回しにしたりするのは、仕事が終わらない原因となる。
●仕事が終わらないストレスは、まずストレスの原因を書き出してみよう。プライベートでは仕事を忘れて気分転換を図ることも大切。

仕事が終わらない人の特徴とは?

仕事が終わらない人には共通して以下のような特徴があります。

● 完璧に仕事をこなすべきと考えている
● 他人に頼れない
● 仕事の全体像や役割を理解できない
● スケジュールを管理できていない
● 業務効率化ができない
● 仕事に集中できない
● 作業環境が整っていない
● 周囲とコミュニケーションが取れない
● 業務の優先順位が理解できない
● 周囲の情報が多すぎて業務に集中できない

上記のいずれか、もしくは複数に当てはまる人も多いのではないでしょうか。
一つずつ見ていきます。

完璧に仕事をこなすべきと考えている

完璧主義の人は細部にこだわりすぎて仕事が遅くなることがあります。
完璧にこなそうとするあまり結果だけでは納得がいかず、より高い品質を目指すうちにいつしか時間とのバランスが取れなくなります。気付けばいつも納期に追われている、間に合わない、ということが起こり得るでしょう。
100点でなく80点の出来でよい仕事なら、オーダー通り80点で終わらせて、さっさと次の仕事に取り掛かった方がはるかに効率的かつ評価されやすくなります。もちろん100点が求められる仕事も中にはありますが、そのような仕事ばかりではないからです。
仕事のスピードとクオリティとのバランスを見極めることが重要です。

他人に頼れない

責任感が強すぎる人は、周囲に助けを求めずに仕事を抱え込む傾向があります。チームワークが苦手で、すべてを自分一人で完結させようとする人もいるでしょう。
しかし、周りを頼らずに自分だけで仕事をすると、失敗したときの責任もすべて自分が背負うことになり、大きなストレスがかかります。
自分でないとできない仕事もあるかもしれませんが、そのような仕事ばかりではないはずです。仕事が多いときは、自分でなければできない仕事とそうではない仕事を選別し、他の人でもできる仕事は思い切って他人を頼ってみるのも大事なことです。

仕事の全体像や役割を理解できない

業務の全体像や自分の役割が理解できていないと、モチベーションが低下しやすくなります。モチベーションが下がると仕事の能率が悪くなり、いつまでも仕事が進まない状況に陥る可能性があります。入社したてでまだ業務に慣れていないときに起こりがちな状況です。
自分の役割や全体像を理解せずに働き続けても、作業が漫然と進むだけで、効率が悪くなります。達成したいゴールが見えておらず、どれだけ仕事を進めても会社や上司が求めるクオリティや業務内容からズレてしまうことも考えられます。
自分が何のためにどんな役割を担っているかわからないと、効率化を図ったり業務の優先順位を考えたりすることもできないでしょう。仕事が終わらないさらなる要因になりかねません。

スケジュールを管理できていない

それぞれの業務に対してどれくらい時間が必要になるか把握できていないと、仕事がダラダラ続く原因になります。また、時間がかかる業務に締め切り間際になって取り掛かってしまい、間に合わなくなることも考えられるでしょう。
A業務に〇時間、B業務に△時間というように、必要な作業を具体的にイメージして、時間単位の細かいところまでスケジュールに落とし込むのが時間管理の基本です。具体的な時間割ができていないと、急な仕事や会議が入ったときに対応できません。納期遅れやパフォーマンス低下につながりやすくなってしまいます。

業務効率化ができない

毎日似たようなルーティンワークにもかかわらず作業に時間を取られて仕事が終わらない場合は、業務を効率化する余地があると考えられます。工夫せずに同じやり方を繰り返していても、仕事を早く終わらせることはできません。
クリエイティブさが求められる仕事と違い、事務作業は工夫次第でいくらでも効率化できるものです。
定期的に作業フローを見直して省ける作業やまとめられる作業がないか検証することは非常に重要です。

仕事に集中できない

集中力がないと、作業効率が下がってしまい、いつまでも仕事が終わらないことが予想されます。特に睡眠不足は集中力低下を招き、疲労が増加します。その結果、生産性が落ちたりアイデアが思い浮かばなかったりと、どんどん仕事のスピードが落ちていくでしょう。また、普段起きないような業務ミスも増える可能性があります。
仕事の効率を上げるには集中力が不可欠です。
どうしても集中できないときはいったん業務を中断し、休息することをおすすめします。たとえ短い期間であっても思い切って気分転換ができれば、集中力はかなり回復するでしょう。

作業環境が整っていない

デスク周りやインターネット環境の整備状況は、仕事の効率に大きな影響を与えます。
インターネットの環境が悪くすぐに回線が途切れるなど、仕事に専念できる環境が整っていないといちいち集中力が途切れて仕事が進まなくなるでしょう。
また、なくしものや必要な書類などがどこにしまってあるかわからず、探し出すだけで一苦労というような場合も、無駄に時間と労力を取られてしまいます。
どこに何があるかわからないような物理的に散らかった状態は、精神的にも悪影響を及ぼす恐れがあり、さらに仕事を遅らせる要因となることもあります。

周囲とコミュニケーションが取れない

上司や同僚とのコミュニケーション不足が原因で、仕事が終わらないケースもあります。
組織で働いている以上、自分で仕事を選ぶことはできません。どのような仕事をどれくらい与えられるかは会社や上司の判断に委ねられています。
もし今、キャパシティオーバーの仕事を抱えているのであれば、周りとのコミュニケーションが足りていたか振り返ってみてはいかがでしょうか。
自身の進捗状況を上司にうまく伝えられないと、正しい評価が得られず、キャパシティを超えた仕事が割り当てられる可能性があります。
また、同僚も含めコミュニケーションが取れていないと、自身の抱えている仕事の状況や悩みを理解してもらえないため、周りの手助けを得るのも難しくなるでしょう。

業務の優先順位が理解できない

どの仕事から手を付けるべきか正しい判断ができなければ仕事が滞るかもしれません。「余裕があるスケジュールだったはずなのになぜか残業ばかりしている……」という場合は、仕事の優先順位が付けられていない可能性があります。
複数の業務が割り振られてパニックになったときも、仕事の順番を考えられなくなりがちです。目の前の仕事を優先し、本当に重要なタスクが後回しになる結果、残業しなければ間に合わない事態を引き起こします。
抱えている業務の締め切りを確認し、優先順位を付けてから業務に取り組むことが重要です。

周囲の情報が多すぎて業務に集中できない

情報が多すぎると、集中力が散漫になり、作業効率が低下する原因になります。
現代は情報社会です。SNSの通知や人の声がけ、ネットからの情報など、無数の情報にあふれています。仕事中もスマホの通知音が気になって業務に集中できなかったり、声をかけられるたびに業務を中断させられて先に進まなかったりすることが頻繁に起こるでしょう。
情報収集は大切ですが、あまりに情報が多すぎると、どれがもっとも重要な情報なのか判断がつかなくなる危険性があります。優先順位付けが難しくなり、仕事を遅らせる要因になるかもしれません。

仕事が終わらない職場環境の特徴

前述の通り、仕事が終わらないのは自分のやり方によるところももちろんありますが、決してそれだけが原因ではありません。
以下のような職場環境の場合は、どれだけ個人が工夫をして仕事の効率を上げたとしても、仕事が終わらない可能性があります。

● 人手不足である
● 割り振られる業務が多い

一つずつ見ていきましょう。

人手不足である

人手不足だと業務をさばくために長時間労働や残業、休日出勤をしなければならなくなります。一時的なものであればよいですが、常態化すると労働環境の悪化につながる恐れがあり、大変危険です。
人手不足の原因は、少子高齢化や人件費削減、繁忙期など、会社によってさまざまですが、労働環境の悪化は離職率を高め、さらに人手不足が深刻化することも考えられます。早い段階で何らかの対策を取る必要があるでしょう。
人手不足の問題は会社全体で取り組むべき課題です。採用を強化する、ワークシェアリングを検討するなど職場環境の改善が求められます。

割り振られる業務が多い

割り振られる業務量が多いのは人手不足やもともとの仕事量が多すぎるせいもありますが、そもそも会社が残業を前提にしたスケジュールを組んでいる可能性も捨てきれません。また、確認書類やマニュアルが複雑すぎても、業務効率が低下してしまうでしょう。
キャパシティを超えた業務量の割り振りが常態化すると、タスクに追われ続ける悪循環が生まれ、やがて仕事の効率が低下することが懸念されます。
繁忙期などやむを得ない場合もありますが、タスク量が増える時期に備えて会社が事前に採用を増やすなどのコントロールができていないケースもあります。

仕事が終わらないときの対処法

いつまでも仕事が終わらないと、精神的にもつらくなります。
そんなときはぜひ以下の対処法を試してみましょう。

● 完璧主義を捨てる
● 業務を他の人に割り振りマニュアルを作成する
● 業務で求められていることを理解する
● 仕事に集中できる環境を作る
● スケジュール管理を徹底する
● 業務効率化を図る
● 整理整頓を心がける
● 一時的にリフレッシュできる環境を作る
● 仕事の優先順位を付ける
● 人とコミュニケーションを取る
● 異動や転職を検討する

一つずつ見ていきます。

完璧主義を捨てる

真面目な人ほど完璧にやらなければならないと考え込む傾向があります。仕事が終わらないため不安な気持ちになりがちですが、会社の仕事をすべて一人で抱え込む必要はまったくありません。組織の仕事はチームで進めるものです。自分がいなくても業務は回るぐらいの気持ちで臨むと楽になれます。
割り振られた業務にすべて100%の力で取り組むのではなく、強弱を付けて重要な仕事に注力することが大切です。完璧を求めすぎてはいけません。

業務を他の人に割り振りマニュアルを作成する

他の人に任せられる業務はいっそお任せして、進捗の管理とチェックだけを行うようにすればかなり負担が減らせます。
また、定期的に発生するタスクは早めにマニュアルを作成しておくのがおすすめです。他の人でも作業できるように準備しておけば、効率良く仕事が回るでしょう。部署異動の際にも引き継ぎの手間が省けて便利です。
なお、マニュアルは一度作ったら終わりではなく、いつでも活用できるように都度アップデートさせておくことが大切です。

業務で求められていることを理解する

業務で求められていることを理解するのは仕事を早く終わらせるためにとても重要です。
例えば自分のタスクはプレゼン資料の作成だとしても、会社の求めるゴールはプレゼンの成功にあります。資料の完成はそのための手段に過ぎません。自分の役割の先にある目標がわかれば、仕事のやり方も変わります。得意・不得意もわかるようになるでしょう。苦手な部分では周囲の協力を仰ぎ、また得意分野では時間短縮を図ることで仕事を早く終わらせられるようになります。
自分の現状を客観視し、余裕を持って仕事を進めることが大切です。

仕事に集中できる環境を作る

仕事に集中できる環境を作ることも仕事を効率的に進めるのに役立ちます。それには25分作業をして5分休憩をするポモドーロ法が集中力向上に効果的でしょう。
「ポモドーロ」とは25分の作業時間と5分間の休憩時間を繰り返す時間管理術です。短時間の休憩を挟みながら作業を繰り返すことで精神的な疲労を減らし、集中力の維持につながるといわれています。
今はYouTubeにもたくさんのポモドーロ用BGMがアップされており、簡単に実践が可能です。森や雨、波の音などさまざまな音楽を使ったポモドーロがあるため、興味があれば一度検索してみるとよいでしょう。

スケジュール管理を徹底する

スケジュール管理を徹底するには、まずタスクリストを作成し、各作業時間を見積もることから始めます。正確に見積もれば見積もるほど、スケジュール通りに仕事が進むでしょう。
また、自分の時間の使い方を客観的に評価して改善点を見つけるのも重要な作業です。各業務における作業の流れを具体的にイメージすることで、無駄に気付ける可能性があります。緊急度や重要度に応じて適宜タスクの順番を調整し、無駄な時間を削減していきましょう。
スケジュール通りに進めた結果、時間が余れば休息や別の仕事に充てて有効活用することも可能です。

業務効率化を図る

仕事を効率化する実務的な方法として、テンプレートや辞書登録機能を使うのもおすすめです。ツールを使えば人的リソースの節約にもつながり、仕事量を減らせます。
例えば資料作成やメールなどで使用する定型的な文章や決まり文句、署名などをテンプレート化すれば毎回同じ文字を打たなくて済みます。簡単なメール返信などは一瞬で送信完了するでしょう。反復的な業務はツールの力を借りることで、不要な作業を省けます。
無料で使用できるPCソフトやサイトもたくさんあるため、積極的に活用してルーティン作業を自動化していきましょう。

整理整頓を心がける

目の前の作業に集中するには、机の上に余計な物を置かないことが重要です。物が多いと必要な物が見つからなかったり、いちいちどかせては戻したりと無駄な動きが生じます。
PCではデスクトップの整理整頓をすることが業務効率化につながります。不要なデータは削除し、分類してフォルダにまとめるなど整理しましょう。必要なデータをすぐに検索できる環境を整えておけば、情報処理がスムーズに行えます。
ほかにも特におすすめなのはショートカットキーの活用です。マウス操作よりはるかに操作が早くなるため、ぜひ使ってみてください。

一時的にリフレッシュできる環境を作る

どうしても集中できないときはいったん席を離れて、気分転換を図るのも一つの方法です。
集中できない状態のまま仕事に向かっていても効率的ではありません。軽くストレッチをしたり、外の空気を吸ったりすることで、仕事のプレッシャーを和らげることができるでしょう。ただし、周囲に「サボっている」と勘違いされないように、頻繁に席を離れるのは避けた方が無難です。
なかなか席を離れられないときは、自席で目を休める方法もあります。目薬をさしたりアイマスクでブルーライトを一時的に遮断したりして負担の大きい目を労わってあげましょう。

仕事の優先順位を付ける

仕事を早く終わらせたいなら、タスクを緊急度と重要度で分け、優先順位を明確にしましょう。重要かつ緊急性の高い業務が重なった場合は、より成果が大きくて早く終わる方から先に取り組みます。そうすることでよりよい成果が得られて評価されやすくなるほか、自身のモチベーションアップにもつながります。他の業務への相乗効果も期待できるでしょう。タスクをこなす際には完璧を求めず、完了することを優先し、スピード感を持って業務に取り組みます。
なお、急に依頼される業務に備え、余裕を持ったスケジュールを立てて柔軟に対応することも重要です。

人とコミュニケーションを取る

チームで仕事する場合、個人で解決できない問題は必ずメンバーと共有しましょう。自分では解決できない問題をずっと抱えていては、いつまでもチームのミッションは完了しません。人にはそれぞれ得手不得手があります。その問題を得意とするメンバーもいるかもしれません。またコミュニケーションを取ることで、自分にはない発想や着想を得られる可能性もあります。業務の質やモチベーションのアップにつながることもあるでしょう。
さらに、自身の抱えている問題や状況がチームに共有されることで、各自の分担を超えて全体の業務が効率化する場合もあります。

異動や転職を検討する

あまりにも自分に合わない仕事が多い場合は、そもそも配属にミスマッチが生じている可能性があります。この場合は、部署変更や転職を検討するのも一つの手段になるでしょう。
まずは上司に部署変更を相談し、それでもなお適切な援助が得られない場合には、転職を考えてみてもよいかもしれません。
転職エージェントに相談すると、第三者の客観的な視点から転職に関するさまざまなアドバイスが受けられます。まだ転職するかどうか迷っている段階でも利用できるため、自身の適性やキャリアプランを見つけるために活用してみてもよいでしょう。

仕事が終わらないときのNG行動

仕事が終わらないときに絶対にやってはならない行動があります。
それは以下の3つです。

● マルチタスクで業務をこなす
● 重要度の高い業務を後回しにする
● 必要以上にスマホをチェックする

業務に十分余裕があるときならば行ってもよい行為もありますが、仕事が回っていない状態ではどれも手を出すべきではありません。

一つずつ見ていきます。

マルチタスクで業務をこなす

マルチタスクとは、同時に二つ以上の異なる作業を行うことをいいます。例えば、電話をしながら別件のメールを打つ行為や会議に出ながら研修レポートを作成するような行為が当てはまります。
しかし、人間の脳は残念ながらマルチタスクに対応できるようには作られていません。マルチタスクをこなしているように見えるときは、瞬時に切り替えて対応しているだけであり、同時に行っているわけではないのです。
このように頻繁に注意や集中の切り替えが必要になるマルチタスクは脳を酷使し、やがて脳疲労と生産性の低下を引き起こします。

一見効率的に見えるマルチタスクですが、実際には生産性が低下し、非効率であることは覚えておいた方がよいでしょう。

重要度の高い業務を後回しにする

重要度が高いタスクには思考力が必要で、簡単には終わらない仕事が多い傾向があります。つい楽な仕事から先に手を付けると、優先順位が高く取り組む必要のあるタスクを後回しにしてしまい、結果的に仕事が終わらなくなります。面倒くさい仕事=重要度の高い業務は、面倒だからこそ早めに片付けることが重要です。
そのためには仕事を始める前に、タスクの優先順位を確認する必要があります。また、優先順位を考える際には緊急度も合わせてチェックしておきましょう。

必要以上にスマホをチェックする

ネットニュースやスマホ通知が気になりすぎると、業務の妨げになることもあります。終わらない仕事に疲れて嫌になっているところに仕事とは無関係な通知がくれば、大して興味がなくても反応したくなるものです。しかし、そんなことを繰り返していてはいつまでも仕事は終わりません。
スマホに邪魔されないための対策としては、ニュースなど自分の生活に関係ない通知が来るアプリを削除するか通知機能をオフにするのが有効でしょう。また、ついスマホを触ってしまう癖が付いている人は、ロッカーにしまって鍵をかけるなど物理的に距離を置くのも効果的です。

仕事が終わらないストレスを解消させるコツ

締め切りがあるのにいつまでも仕事が終わらないと、精神的にも追い込まれていきます。
ストレス過多の状態を放置すれば心身ともにさまざまな不調が出る可能性があるため、しっかりと解消していくことはとても大切です。

ストレス解消にはさまざまな方法がありますが、ここでは以下の3つの方法を紹介します。

● ストレスの原因を書き出してみる
● 気分転換を図る
● 状況を楽しんでみる

一つずつ見ていきます。ぜひ自分に合う解消法を試してみてください。

ストレスの原因を書き出してみる

不安に思う原因を具体的に書き出すことで、仕事が進まない理由が明確になるでしょう。
「助けを求めたら昇進に響くかもしれない」「能力がないと思われるのが嫌だ」など、可視化することで感情の整理ができ、冷静に対処できるようになります。不安な気持ちを不安なままにしておくのは精神的にもよくありません。
自分の気持ちを可視化する行為はエクスプレッシブライティング、または筆記開示法と呼ばれる有名なストレス対処法です。話を聞いてもらう相手がいないときにでも、一人で手軽にできるためおすすめです。

また、ぼんやりとした気持ちを論理的に言語化することは思考の解像度を高めることにつながり、ビジネスにも役立つという副次的効果もあります。

気分転換を図る

ただでさえ仕事にはストレスがかかります。ましてやその仕事が終わらずに毎日残業が続くとなると、心身への負担も想像以上でしょう。この状態を放置すれば、いつか体を壊しかねません。早めの対処が肝心です。

勤務後は趣味に没頭したり、好きな音楽や映画に浸ったりしてリフレッシュの時間を設けるのがおすすめです。仕事場から離れてリラックスすることで、業務のストレス負担を軽減できます。また、軽い運動や散歩もリフレッシュに効果的です。旅行や温泉に行くほどの時間はなくても、一日の終わりにゆっくり湯船に浸かるだけでかなり疲れが取れるものです。
忙しい中でも空いた時間をしっかり確保して、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。

状況を楽しんでみる

仕事が終わらない現状を問題解決や生産性向上を実現するための挑戦と捉えるなど、自分の置かれた状況をあえて楽しんでみるのも一つの方法です。
他の人に頼るのが苦手な場合も、「チームで協力し合うことを楽しんでみる」という気持ちで行動するとよいかもしれません。どうしたら快く引き受けてもらえるか、いかにうまく依頼できるかとゲームのように捉え、軽い気持ちで挑戦してみましょう。
実際、困難な状況が人を大きく成長させるのは事実です。将来的に転職するとしても、問題解決のために努力をしたことはプラスに評価されます。さらに努力の結果、状況の改善がなされた場合には、実績とともに自身の問題解決能力をアピールできるようになります。

仕事が終わらない悩みでよくある質問

最後に仕事が終わらない悩みについてよくある質問にQ&A方式でお答えします。

● 仕事が終わらないのに残業できないときはどうしたらよいですか?
● 仕事が終わらないけれど諦めて定時に帰るのはアリですか?
● 徹夜しないと仕事が終わりません。対策を教えてください。

どれだけ仕事が終わらなくても、必ず解決法はあります。
一つずつ見ていきましょう。

仕事が終わらないのに残業できないときはどうしたらよいですか?

働き方改革の一環で残業規制が厳しくなったことから、ノー残業デーを設けたり、時間外労働の許可を厳しくしたりと、残業時間削減に取り組んでいる企業は少なくありません。
残業ができない環境は従業員の業務効率を上げ、ワークライフバランスを向上させる一方で、仕事が終わらない人にとっては弊害にもなり得るでしょう。
仕事が終わらないのに残業ができないときは、まず上司に仕事の状況を相談し、改善を求めることが重要です。
また、同僚に一時的に手伝ってもらうのも一つの方法ですが、不満感を抱かせないよう頼む頻度には注意しましょう。同僚に助けを求めるのは、自身のスケジュール管理を徹底した上で、必要な場合にのみ留めておくのがポイントです。

仕事が終わらないけれど諦めて定時に帰るのはアリですか?

法律上は、たとえ仕事が終わらないとしても、定時で帰ることに問題はありません。とはいえ、自分の仕事を投げ出して帰ることに気まずさを感じる人が多いのは事実でしょう。特に職場メンバーが誰も帰らず残業しているような状況で、自分だけ定時に上がるのはかなり厳しいかもしれません。
仕事が終わらないけれども定時に帰りたい場合は、業務を効率化したり上司へ状況を相談したりして、定時退社のための有効な策を講じた上で帰るのがもっとも望ましい方法です。あらかじめ定時退社することを周囲へ宣言しておくのもよいでしょう。
また、もし業務量が過剰でいくら上司に相談しても一向に改善されない場合は、現職を諦めて転職を検討するのも一つの方法です。

徹夜しないと仕事が終わりません。対策を教えてください。

徹夜が続くと仕事の効率が落ちるだけでなく、生活習慣病や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクも高めてしまいます。睡眠をないがしろにせず、寝ることを最優先に考えてスケジュールを考えましょう。
どうしても徹夜せざるを得ない場合は、15分から20分程度の仮眠を入れると集中力を切らさずにいられます。ただし、徹夜はできる限り避けるのが大前提です。「徹夜すればいい」などと安易に考えず、仕事が終わらないときはチームを頼りましょう。会社の仕事を自分一人で抱え込む必要はありません。
チームの協力が得られない、もしくは上司に相談しても改善の見込みがないなら、転職などで徹夜しなくても済む環境に変えることを視野に入れてもよいでしょう。

仕事が終わらない不安を抱えているならジョバディへご相談を!

仕事が終わらないことでお悩みの方は決して少なくありませんが、その原因は実にさまざまです。不安を解消するにはそれぞれの原因に応じた対処法が必要となるでしょう。

仕事が終わらないことで転職を検討しているのなら、ジョバディに相談してみてはいかがでしょうか。

ジョバディは転職サイトと転職エージェントのいいとこどりで、利用者目線の「ちょうどいい」サービスを提供しています。必要なときに必要な分だけ、経験豊富なキャリアサポーターが、あなたのスキルや経験を踏まえた最適な求人情報を提供してくれます。もちろん仕事量が多すぎない企業を優先的に紹介してもらうことも可能です。いつまでも仕事が終わらないようなハードな状況の中でも、キャリアサポーターが企業とのやりとりを代行してくれるため、少しの労力で転職活動ができます。

まずはお気軽にご相談だけでもOK。たった30秒で無料会員登録が完了するジョバディをぜひお試しください。

あなたの悩みを
キャリアアドバイザーが解決!