
転職回数が多い人の職務経歴書はどう書く? 書き方のポイントや注意点を紹介
「転職回数が多くて、職務経歴書をどうまとめたらよいのか悩んでいる」
「転職回数の多さがネガティブに受け取られてしまわないか心配」
転職回数が多い場合が、このように職務経歴書の書き方に困っている方や、ネガティブな印象を与えないか悩む方も多いのではないでしょうか。
しかし書き方のポイントをつかめば、転職回数の多さを強みとしてアピールすることもできるのです。
そこで、本記事では転職回数が多い方のための職務履歴書の書き方について詳しく解説していきます。
本記事でわかること
●転職回数が多い場合の職務経歴書は、求められるスキルのアピールや職歴を正確に記載することが重要
●転職回数が多いと、「また辞めてしまうのではないか」などと採用担当者に悪いイメージを与えるケースもあるが、企業に貢献できる人材であれば回数は関係ないと考える会社も多い
●転職回数が多い場合の職務経歴書では、情報を詰め込みすぎないことが重要なので、シンプルにわかりやすく、職務内容と実績を分けて書く
●経歴に合わせて、職務経歴書は「キャリア式」「編年体式・逆編年体式」と書き方を使い分けるとよい
職務経歴書の書き方に悩んでいる方はぜひ本記事を参考にして、転職回数の多さをポジティブに伝えられる経歴書作成に役立ててくださいね。
【転職回数が多い人向け】職務経歴書のポイント
転職回数の多い人の職務経歴書は書き方のコツを抑えて上手にアピールすれば、回数の多さをメリットにして相手に伝えることができます。
【転職回数が多い人向け】職務経歴書のポイント
・基本的には「キャリア形式」で職務経歴書を書く
・求められるスキルをアピールする
・高い専門スキルがあればアピールする
・業務に対する姿勢を伝える
・職歴は省略しないで記載する
・短期間の転職理由や空白期間の活動は前向きな姿勢を示す
・過去の仕事に一貫性を持たせる
・転職理由はポジティブに伝える
・経験から得られた学びを伝える
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
基本的には「キャリア形式」で職務経歴書を書く
職務経歴書の書き方は大きく分けて「編年体式(逆編年体式)」と「キャリア形式」の2つがあります。
転職回数が多い場合は、基本的に「キャリア形式」で記載していくのがおすすめです。
キャリア形式はこれまでの職歴を業務内容ごとに分けて経験を記載していきますので、転職回数の多さが目立ちにくく、豊富な経験やスキルにより注目してもらいやすいというメリットがあります。
編年体式とは時系列に沿って会社ごとに記載する方法で、古い順に書くのが編年体式、新しい順に描くのが逆編年体式となります。
自分のスキルやアピールしたい経歴によって、より効果的に伝えられる方法を選ぶのがよいでしょう。
求められるスキルをアピールする
職務経歴書は、その会社が求めているスキルをアピールできる内容にまとめるようにしましょう。
募集要項をしっかりと読み込み、応募する企業が求めるスキルや経験を一貫して強調することで、自分と企業がいかにマッチしているかを感じてもらうことが大切です。
志望する業種に関係のないスキルのアピールが強調されているとマイナスイメージを持たれる可能性もありますので、関連の薄い経歴は軽い記載にとどめるなど情報にメリハリをつけるように注意します。
転職回数が多い場合、すべての経歴を事細かに記載するとボリュームが大きくなってしまい、読みづらく伝わりにくい書類になってしまいます。
全体の情報量が多くなりすぎないよう注意し、本当に伝えたい経歴をしっかりと書き込むなど、情報に強弱をつけてわかりやすくまとめましょう。
高い専門スキルがあればアピールする
専門職への応募の場合、特定のスキルの高さが採用の決め手になることもあります。
その一方で、スキルだけでなく本人が自社の企業文化とどれだけ合っているかどうかを重視する企業も少なくありません。
「スキルを身に付けたらすぐに辞めてしまうのではないか?」という懸念を持たれてしまう可能性もありますので、その会社へ入社した後のイメージを持ってもらえるように伝えることも大切です。
志望動機や応募先企業への転職の熱意を伝え、転職後にどんなキャリアを積んでどう貢献していきたいのかといった将来像を合わせて示すことで、長く働いてくれるという印象を与えられるようにアピールしましょう。
業務に対する姿勢を伝える
採用担当者は長く会社で貢献してくれる人材を求めていますので、必ずしも実績や高いスキルだけを重視しているわけではありません。
職務経歴書ではこれまでの経験を伝えるだけでなく、自分の仕事への姿勢をアピールして、その会社で働いている姿をイメージしてもらうことが大切です。
仕事への価値観や姿勢が伝わるような具体的なエピソードを添え、先を読んだ行動力や協調性など、自分のポータブルスキルが伝わる文章を作成しましょう。
企業の価値観と仕事への価値観が合致していると、より高く評価される可能性があります。
職歴は省略しないで記載する
これまでの職歴を記載するにあたって、短期間の職歴を書いてもよいか迷うことがあるかもしれません、基本的にどんなに短い職歴でも省略せずにすべて記載するようにしてください。
自己判断で経歴を省略すると、後から発覚すると経歴詐称と見なされる可能性があります。
職歴が多くなることを避けたいと感じるかもしれませんが、書き方を工夫することで転職の回数を目立たせないようにすることが可能ですので、職歴は正しく記載するようにしましょう。
短期間の転職理由や空白期間の活動は前向きな姿勢を示す

空白期間や短期間で転職をした経歴がある場合、ネガティブに受け取られてしまわないかと感じてしまいますが、だからこそ前向きな理由でしっかりと説明することが重要です。
空白期間の活動内容は具体的に記載し、次につなげるために行っていた行動や考えを伝えるようにしましょう。
短期間の転職の場合は転職理由を正直に述べ、ネガティブな理由が本音であっても前向きな理由に言い換えて話せば、転職回数の多さも評価につなげることができます。
過去の仕事に一貫性を持たせる
これまでの経歴を記載するときは、過去の仕事に一貫性を持たせて書くことが大切です。
たとえ異業種での経験であっても、それぞれの業務内容に共通する点を掘り下げて記載し、積み重ねてきたキャリアの軸を明確に示しましょう。
会社ごとの転職理由や目的を分析し、明確でポジティブな理由を伝えることで、転職回数の多さをカバーし、企業が求めている定着性を示すことができます。
転職理由はポジティブに伝える
転職回数の多さが目立つと、企業側としては「またすぐに辞めてしまうのでは」という懸念を与えてしまうこともありますが、転職理由をしっかりと明記することでそうした不安感を払拭できます。
転職理由を伝えるときは、それぞれの転職における目的や理由を掘り下げ、明確に伝えることが大切です。
一見バラバラな職歴であっても、キャリアの軸を持ちつつ前向きに転職してきたことを伝えると、良い評価を得やすくなります。
経験から得られた学びを伝える
転職回数の多さは、裏を返せば多様な経験をしてきたということができます。
さまざまな経験を通じて得たことを、さらにその後で生かしてきたことをアピールできれば積極性や意欲を感じさせることができ、企業側に安心感を与えられるでしょう。
異業種や異職種の経験も、転職先でどのように役立ててきたのかが伝わるエピソードを具体的に掘り下げられると効果的です。
経験談を踏まえて話すことで、自分の人柄や価値観をよりわかりやすく伝えることができ、むやみに転職をしてきたわけではないことを印象づけられます。
転職回数が多いと選考で不利になる?
転職回数が多いほど、選考で不利になるのではと心配に感じている方は多いかもしれません。
一般的に、20代で3回、30代なら5回以上の転職をしていると多いと見なされる可能性があり、長続きしない印象や何か本人に問題があるのではと疑われる場合もあるでしょう。
その一方で、転職回数を採用の基準としていない企業も多くあり、特に近年では転職回数よりもスキルを重視する企業が増えてきています。
選考の際に大切なのは、転職理由が納得できるものであることを説明し、理解してもらえるものであれば問題にならないといえるでしょう。
職務経歴書では転職回数を目立ちにくくしつつ、それぞれの環境で培ってきたスキルや人物像、将来への意欲を注目してもらえるよう工夫をすることが大切です。
転職回数が多い人が気をつけたい職務経歴書の注意点
職務経歴書を工夫することで、転職回数の多さをカバーしながら伝えたいことをアピールできます。
ここからは転職回数が多い人が特に気をつけておきたい注意点について解説していきますので、採用担当者が読みやすく、自分が伝えたい要点が伝わる職務経歴書を作成していきましょう。
転職回数が多い人が気をつけたい職務経歴書の注意点5つ
・職務経歴書の枚数は3枚以下にする
・これまでの実績・経験はシンプルに書く
・職務内容と実績を分ける
・項目ごとの箇条書きでわかりやすく記載する
・情報は詰め込みすぎないようにする
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
職務経歴書の枚数は3枚以下にする
転職回数が多く、すべてを事細かに羅列してしまうと職務経歴書の枚数が膨大になってしまいます。
採用担当者は多くの職務経歴書に目を通していますので、A4用紙2~3枚以内にまとめるのが理想です。
要点をわかりやすくまとめ、アピールしたい経歴を詳細に書くなど情報にメリハリをつけます。採用担当者の負担を減らせるだけでなく要約スキルをアピールするメリットがあります。
記載内容以外の補足は面接時に口頭で行うように準備しておくと、職務経歴書をすっきりとまとめることができます。
これまでの実績・経験はシンプルに書く
これまでの経験や実績は簡潔に整理しつつ、重要なポイントを明確に伝えるように文章を構成しましょう。
このとき、具体的な数値や成果を記載することで採用担当者に伝わりやすくなります。
応募企業にとって重要な要素を見極め、取捨選択して会社と自分がいかに合っているかが伝わる内容にまとめることが大切です。
職務内容と実績を分ける

職務経歴書を作成する際に陥りやすいのが、一つの項目に情報が複数盛り込まれていることでわかりづらい文章になってしまうことです。
職務経歴書をまとめるときは、職務内容と実績は項目を分けて記載すると、どんな仕事でどのような実績を上げてきたのかがわかりやすくなります。
職務内容には自分が行ってきたことを中心に、具体的な業務内容を記載しましょう。
実績には、その業務で達成してきた実績を数値で示して成果をアピールすることで、採用担当者が応募者の経験や実力を理解しやすくなります。
項目ごとの箇条書きでわかりやすく記載する
職務経歴書は読みやすく簡潔な記載を心掛け、要点を絞ってまとめることが大切です。
アピールしたい内容を項目ごとに分けて箇条書きで記載すると、本文の内容が雑多にならずに伝わりやすい文章にすることができるでしょう。
また自己PRなどで詳しいエピソードが必要な場合は、項目を分けて文章で記載するとしっかりと掘り下げて書き出すことが可能です。
わかりやすくするために、必要であれば図表を活用すると視覚的に伝えることができるだけでなく、資料作成や要点をまとめる能力の高さのアピールにもなります。
情報は詰め込みすぎないようにする
転職回数が多い方の職務経歴書はどうしても情報量が増える傾向があります。
しかし、記載できる情報量が多いことは必ずしも選考で有利とは限らず、大事な情報が埋もれてしまい全体的に伝えたいことが伝わらない職務経歴書になってしまうこともあります。
応募先企業にとって評価されるような要素と、あまり関係のない要素を踏まえ、情報を取捨選択して記載しましょう。
【ケース別・見本】転職回数が多い人向け職務経歴書の書き方
既述の通り、転職回数が多い方の職務経歴書は基本的にはキャリア式がおすすめです。転職回数の多さを目立ちにくくしながら経験や実績、スキルを詳しくアピールできるメリットがあります。
ただし、これまでの転職の経歴によっては編年体式のほうが適する場合もありますので、自分の経歴のアピールに適した方法を選択することが大切です。
転職回数が多い人向け職務経歴書の書き方
・同業種で転職を繰り返した場合は「編年体式・逆編年体式」
・異業種で転職を繰り返した場合は「キャリア式」
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
同業種で転職を繰り返した場合は「編年体式・逆編年体式」
転職回数は多いが、同業種で転職をしてきたという場合は、「編年体式」または「逆編年体式」のほうが適している場合があります。
編年体式や逆編年体式は時系列で整理していきますので、職歴を把握しやすくキャリアの積み重ね、成長をアピールすることができます。
会社ごとの職歴に触れていきますので転職回数がはっきりとわかりやすくなりますが、大事なのは同業種で転職をした理由を明示することです。
同業種での転職は業界歴の長さをアピールできますが、内容が似たものになってしまいがちです。
実績や業務内容について、それぞれ数値を示したり企業への貢献度を具体的に示す工夫をしたりするなどしてまとめていきましょう。
異業種で転職を繰り返した場合は「キャリア式」
異なる職種で経験を積んできた場合の職務経歴書では、キャリア式を用いることで経験、スキルに注目させながら整理することができます。
見出しは経験職種ごとにつけてまとめ、表や箇条書きを使って簡潔にまとめることを意識しましょう。
それぞれの職場で獲得してきたスキルや強みを押し出しつつ、応募先企業で活用できるポイントをアピールするとよいでしょう。
転職回数が多い人向け・職務経歴書の自己PR見本

転職回数が多い場合でも、職務経歴書の書き方を自分の職歴に合った方法でまとめることで、転職回数の多さをカバーしてアピールすることができるでしょう。
一つひとつの職場で得てきたスキルや実績を深掘りして、転職先で生かすことができる共通点を押し出した自己PRになるよう工夫することが大切です。
ここからは転職回数の多い人に向けて、職務経歴書の自己PRの例文を解説していきますので、職歴を生かした自己PRをまとめる際の参考にしてみてくださいね。
転職回数が多い人向け・職務経歴書の自己PR
・職務内容に一貫性がある場合
・職務内容に一貫性がない場合
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
職務内容に一貫性がある場合
これまでの職務内容に一貫性がある場合は、応募先企業で貢献できるポイントを強みや実績、志望動機にちりばめて書いてみましょう。
一貫性のあるキャリアは大きな強みですので、評価されるポイントになります。
転職回数の多さを豊富な実務経験として押し出し、これまでの経験を踏まえて今後は腰を据えて働き貢献したい意思を明確に伝えると、前向きにまとめることができるでしょう。
【例文】職務内容に一貫性がある場合の自己PR
私の強みは、異業種で培った柔軟な提案力と目標達成力です。
これまで製造業やサービス業で、業界ごとに異なる顧客ニーズを分析し、最適な提案を行ってきました。
前職の製造業では効率化のための新しい業務フローを構築して提案し、年間売り上げを15%増加させ、サービス業ではリピート率向上策により再利用率を30%改善しました。
こうした経験から得た適応力を生かし、今後はIT分野の知識を深めて長期的な視点で専門知識を深めつつ、御社のサービスを多方面に展開することで貢献したいと考えております。
職務内容に一貫性がない場合
これまでの職務内容に一貫性がない場合も、これまでの経験で得てきた強みや実績を深掘りして、応募先企業で貢献できる共通点を盛り込むことが大切です。
志望動機では、異業種への転職理由を前向きに明示して記載するとよいでしょう。
転職回数が多く職歴に一貫性がないことは、言い換えればさまざまな業界経験を通してスキルを習得してきたこととしてアピールできます。
これまでの経験を踏まえて、今後は長期的に働き貢献していく姿勢が伝えられるとさらによいでしょう。
【例文】職務内容に一貫性がない場合の自己PR
私の強みは「コミュニケーション能力」と「柔軟なチームワーク力」です。
これまで販売、事務、マーケティングといったさまざまな職種に携わりましたが、どの現場でも同僚や顧客との信頼関係を築くことで成果を上げてきました。
前職のマーケティング業務では、プロジェクトチームの中で積極的に意見を交換できるシステム構築で、PV数を20%向上させる改善提案が採用されました。
このような経験から、職場での連携やコミュニケーションを通じ、プロジェクトの成功に貢献する力を培いました。
異なる業界への転職は、新しい知見やスキルを得たいという思いからで、異なる状況や環境でさまざまな挑戦をしてきました。
今後はこれまで得たコミュニケーションスキルや適応力を生かし、貴社の成長に長期的に貢献する所存です。
職務経歴書の「職務要約」とは
職務要約とは、自分のキャリアを総括して簡潔にまとめた文章で、職務経歴書の冒頭に記載するのが一般的です。
採用担当者へ対して自分の経験や強み、スキルをアピールし、人材としての魅力を端的に伝えることが大切です。
企業で生かせる経歴やスキルや、欲しい人物像にマッチする印象を与えられると、書類選考の突破可能性も高くなります。
転職回数が多い人は職務要約をどう書くとよい?

職務要約は自分の長所や人材としての魅力を簡潔に伝えるもので、最初に目を通す部分です。
職務要約で好印象や企業にマッチする印象を与えられると、ほかの求職者の職務経歴書と見比べる際に有利になります。
ここからは、職務経歴書の書き方のポイントについて、以下の4つを解説していきます。
転職回数が多い人の職務要約のポイント
・自分の強みを表すキーワードを入れる
・数値で実績を表す
・300文字以内でまとめる
・記載する企業数は2〜3社に絞る
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
自分の強みを表すキーワードを入れる
職務経歴の要約は、強みを一目で伝える重要な部分です。
転職回数が多い場合はいろいろなことを詰め込みたくなるかもしれませんが、各職場で得てきたスキルや経験を簡潔にまとめる作業が必要です。
業界特有の強みを持っていることを表すキーワードを活用し、過去の経験が応募先でどのように生かせるかを示す文章にまとめましょう。
数値で実績を表す
実績は具体的な数値を示すことで信頼度が高まるため、可能な限り数値化して結果を記述することが重要です。
一方数字を過大申告してしまうと信憑性を損ない、評価を下げてしまうことになりますので、あくまで事実を記載するように注意しましょう。
内定後に過大申告が発覚すると、最悪の場合解雇のリスクもあります。
もし実績を数字で示しにくいという場合は、業務内容や工夫してきたことに関して数字を盛り込むとよいでしょう。
300文字以内でまとめる
職務要約の文字数は200文字~300文字程度で、簡潔にまとめると読みやすいでしょう。
採用担当者は膨大な応募者の職務経歴書に目を通していますので、短時間で読める文章量で、目立つ実績を中心に記載して印象に残る内容にします。
適切なボリュームでまとめる能力は、企画書作成やプレゼンにも役立つスキルですので、要約力をアピールすることにもつながります。
記載する企業数は2〜3社に絞る
転職回数が多い場合でも、職務要約で記載する企業数は2~3社に絞って記載するのが望ましいでしょう。
応募先企業にとって関連性の高い職務経歴を中心に、冗長にならないようわかりやすくまとめることが重要です。
応募先企業へアピールできる経験や実績がある会社を数社選んで、要約に盛り込むようにしましょう。
転職回数が多い場合の職務経歴書でよくある質問
転職回数の多い場合の職務経歴書を作成するにあたって、ここからはよくある質問について解説していきます。
よくある不安や不明な点を解消して、職務経歴書の作成に役立ててくださいね。
転職回数が多い場合の職務経歴書でよくある質問2つ
・パートは職務経歴書に書くべきですか?
・転職・退職理由は書いた方がいいですか?
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
パートは職務経歴書に書くべきですか?
職歴を書き出すにあたって、短期のパートやアルバイトは省略してよいでしょう。
ただし、応募する仕事に生かせる経験があれば、パートやアルバイトでの経験を記載することで、強いアピールにつなげることができます。
長期のパートやアルバイトの場合は記載を省略すると空白期間ができてしまい、ブランクに対する疑問を持たれる可能性がありますので、記載するのがおすすめです。
転職・退職理由は書いた方がいいですか?
履歴書では、「一身上の都合」「会社都合」「契約期間満了」などの定型文で退職理由を記載するため、詳しく記載する必要はありません。
一方で、職務経歴書は原則として退職理由を書く必要はありませんが、理由が会社による解雇の場合は事実を記載しましょう。
ただし、退職理由の記載は必須ではないものの、退職理由を前向きな形で明示することでネガティブな印象を回避できる可能性もあります。
退職理由を説明した上でこれまでの経歴を補足することで、採用担当者の懸念を払拭できる内容にまとめられるとよいでしょう。
転職回数でお悩みのときもジョバディにご相談ください

転職回数が多い方の職務経歴書は、自分の経歴に合った形式で記載すれば、回数の多さをカバーしながら豊富な経験を十分にアピールすることができます。
重要なのは、これまでの職歴で得てきたスキルや実績を整理して、業界・業種が違っていても活躍できる共通点を押し出して、好印象を持ってもらえる書類にまとめることです。
本記事でまとめたポイントを押さえて、自分の良さが伝わる職務経歴書の作成に役立ててみてください。
転職回数の多さから、書類選考や面接への不安をどうしても感じてしまうという方には、信頼できる人からのアドバイスをもらうと心強いでしょう。
「内容をまとめるのが苦手で伝えたいことがうまく書けない」
「転職回数が多くて書類選考や面接が不安」
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