転職活動で面接に受からないのはなぜ? 受からない人から受かる人になる方法

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転職活動で面接に受からないのはなぜ? 受からない人から受かる人になる方法

「転職活動で面接になかなか受からないけど、なぜだろう?」
この記事にたどり着いたあなたは、こんなお悩みを抱えているのではないでしょうか?

面接に受からない原因は数多く考えられますが、特徴としては、コミュニケーション、性格、準備などの面で改善が必要なことがほとんどです。
受からない原因を自分視点だけで考えていてもあまり改善できません。第三者に身だしなみや面接の受け答えなどをチェックしてもらうことで、客観的に改善点を見つけることが面接を成功させるための最短ルートです。
面接は事前にいかに準備しておくかが鍵になります。成功のポイントは、企業研究・自己分析・身だしなみ・面接練習など事前準備をしっかり行うことです。
そのほかうまくいかない原因としては、企業とのミスマッチが挙げられ、この場合はたとえ準備をしっかりしていても、面接に受からない場合もあります。
もし、準備をしっかりしているのにうまくいかない場合は、その状況を打破するために、転職先の選択肢を増やしたり、信頼できる人や転職エージェントに相談したりするのが有効的でしょう。

この記事では転職活動の面接をパスするために、上記について詳しく解説していきます。
最初から順に読んだ方が理解しやすいのですが、気になるところだけ拾い読みしても大丈夫です。

面接に受からない人の特徴って?

面接に受からない人には特徴があります。
ここでは、その特徴をコミュニケーションに問題がある、性格などに改善すべき点がある、準備不足・認識不足がある、という三つに分けて説明していきます。
早速一つずつ見ていきましょう。

コミュニケーションに問題がある

そもそも採用担当者と円滑にコミュニケーションが取れなければ、面接はうまくいかず受からないでしょう。コミュニケーションに課題を感じている人に向けて、4項目に分けてポイントを紹介します。
・アピールなどをうまく伝えられていない
・聞かれたことの答えになっていない
・場慣れしておらずやりとりが不自然
・声の大きさ・速さ・表情などに難点がある

アピールなどをうまく伝えられていない

自分の強みや得意なこと、熱意があったとしても、それを相手にも理解できるように説明できていないパターンです。
また、伝えていたとしても簡潔に話せずその魅力が理解されにくくなっているケースも考えられます。
そのせいで、本来であれば評価してもらえることを評価されないこともあります。

聞かれたことの答えになっていない

相手に質問されたことへの答えがズレてしまっているパターンです。
分かりやすい例を挙げると、「自己紹介をお願いします」と言われたのに自己PRをしてしまう、などがあります。
聞かれたことに答えることを意識できていないと、コミュニケーション力に欠ける、人の話を聞いていない、と思われてしまうことにつながります。

場慣れしておらずやりとりが不自然

日常的に友人や知人とは会話ができても、面接になると会話がうまくできないパターンです。
緊張して会話を続けることができずに、自分のアピールを最大限発揮するチャンスを失ってしまいます。
緊張によって焦ってしまうことや場に不慣れなことが原因でやりとりが不自然になってしまうのです。

声の大きさ・速さ・表情などに難点がある

話し方や表情、態度などに改善すべき点があるパターンです。
面接において、話す内容はもちろん大切ですが、視覚や聴覚から受け取る情報も相手の第一印象を決める上で非常に重要です。
具体的な例を挙げると、早口になる、話していると段々と声が小さくなる、無表情、目を合わせられない、などがあります。

性格などに改善すべき点がある

上記ではコミュニケーションによる改善点を挙げましたが、そもそも性格などその人自身に何らかの改善点が受からない要因である場合もあります。
ここでは、自己評価が低すぎる、清潔感がない、社会人としての常識が足りていない、という三つに分けて分析していきます。
一つずつ見ていきましょう。

自己評価が低すぎる

あなたの自己評価が低すぎると採用担当者にとっては自信がないように見えることもあります。
あまりに自信がない人だと判断されてしまうと、採用される確率を下げてしまいます。
それは、業務上の行動に不安定さが表れるため、採用しても活躍できるイメージが湧かないからです。

清潔感がない

清潔感は社会人としてのマナーでもあります。
髪型や服装、男性の場合はひげなどが清潔感の有無を変えるポイントです。
服装は、しわが寄っていたり汚れがあったりするものは避けましょう。新しいものを用意する必要はないですが、クリーニングに出したり、アイロンをかけたりして、備えましょう。
髪型は、長く伸びていて不ぞろいだとすっきりして見えないので面接の場においてはふさわしくありません。女性の場合は髪をまとめて、お辞儀をしたときに髪が顔にかかってしまうことがないように気を付けましょう。
また、男性はひげをしっかりとそりましょう。 

社会人としての常識が足りていない

敬語の使い方やあいさつなど社会人としての常識が足りていない状態で面接に臨むのは相手にも失礼にあたります。
たとえ第二新卒やフリーターからの転職だとしても、必要最低限のビジネスマナーは体得しておきましょう。

準備不足・認識不足がある

面接が思うように進められず受からない原因として、コミュニケーションの問題やその人自身の問題のほかにも、準備不足や認識不足があります。
ここでは、自己分析が足りていない、企業研究が足りていない、志望動機の説得力がない、企業とマッチしていない、の4つの項目に分けて紹介します。
一つずつ見ていきましょう。

自己分析が足りていない

自己分析ができていないと、採用担当者に自分の強みや長所が分かっていないと思われてしまいます。
そのせいで本来アピールできるあなたの魅力もアピールできなくなっているかもしれません。
また、アピールしていても、そのポイントがズレてしまっている可能性もあります。
自分なりに自己分析ができているつもりでも、もっと深掘りすることで、あなたの強みが適切に相手に伝わるように改善されます。

企業研究が足りていない

企業分析が浅ければ、企業の特徴や社風などを理解していないと思われてしまいます。
企業の特徴や社風は理解していても、企業が求める人物像を分かっていないという場合もあるでしょう。
そうなると、アピールすべきポイントがズレてしまう可能性があります。

志望動機の説得力がない

志望動機は、自己分析・企業研究の結果をつなげて考えるものです。
どちらかが不十分だと説得力が弱くなってしまいます。
自己分析と企業分析がしっかりできていても、うまく説明できず、論理的につながっていない場合も同様に説得力に欠けてしまいます。

企業とマッチしていない

そもそもの話になりますが、自分と企業がマッチしていない場合もあります。
自分の強みを企業で生かせない、企業が求めている人物像が自分とかけ離れている、などがそれに当てはまるでしょう。
基本的には、自分の持っているスキルや強みの中から、企業で生かせるものを探してアピール材料にしますが、企業側が求めているものとのズレが大きい場合や相手を納得させるに足りない場合もあります。
そのときはほかの応募先を探した方が賢明でしょう。

身だしなみや受け答えをほかの人に見てもらうのが最短ルート

ここまで改善できるポイントを挙げてきましたが、それを実践するためにはやはり、ほかの人にチェックしてもらうのが有効的です。
面接の受け答えに限っていえば、スマートフォンで録画してセルフチェックをするのも役立つでしょう。自分がイメージしているものとズレていることはよくあります。
また、ほかの人に協力してもらうときは、誰に見てもらうかということも大切です。信頼できる知人や家族などに力を借りることもあると思いますが、より客観的な意見をもらうために、できればキャリアアドバイザーなどプロに見てもらった方が確実です。

面接で受かるためのポイント

次に、面接で受かるためのポイントを紹介します。
企業分析をしっかり行う、退職理由・志望動機は前向きにまとめる、逆質問・自己PRをよく練っておく、身だしなみを整える、面接の練習をする、ネガティブな気持ちを引きずらない、の6つの項目ごとに説明していきます。
一つずつ見ていきましょう。

企業分析をしっかり行う

企業分析をしっかりと行うことで、企業の求めるスキルや人物像が理解できるほか、そもそも、その企業が求めている人物像と自分がズレていないかを判断できます。
また、自分の何をアピールしたらいいのかも理解できます。

退職理由・志望動機は前向きにまとめる

前職を辞めた原因に数多くの不満があったとしても、単に「嫌だったから」というネガティブな理由を出すのではなく、それを前向きに捉えてまとめるように心掛けましょう。
例えば、何をしてもすぐに怒る上司が原因で退職した場合は「自分で理解、納得しながら業務にあたりスキルを生かしたいと考えるに至り退職しました」などと答えるとよいでしょう。

逆質問・自己PRをよく練っておく

逆質問はアピールの場と考えましょう。
逆質問をしないと応募先の企業に興味がないと思われたり、企業研究をしていないと受け取られ、受からない要因となることがあります。
また、自己PRはその企業が求める人物像を踏まえて、的外れにならないように注意しましょう。自己分析の結果と業界研究、企業研究の結果をつなげて説得力を持たせて話しましょう。

身だしなみを整える

清潔感の大切さについては先述の通りです。
髪型や服装などは第一印象を決める上で重要なポイントです。
爪や靴など、隅々まで気を配るように心掛けましょう。
服装は新しいものや高価なものである必要はなく、手入れが行き届いているか、清潔感があるかが大切です。
身だしなみを整え、ほかの外見の要素として表情・笑顔の練習もして第一印象を良くしていきましょう。

面接の練習をする

面接の練習をたくさんして、本番までに自信を付けましょう。
チェックするポイントとしては、用意した内容をスムーズに話せるか、声の大きさやトーン、スピードは心地良いか、表情が明るいか、などがあるでしょう。これらのポイントはスマートフォンで録画してチェックするのがよいでしょう。
一方で、話す内容について、丸暗記をするのは危険です。一言でも詰まってしまうと、その後の話が崩れてしまう可能性があります。
作った文の暗記だけでなく、あなたが一番伝えたいこと、話す内容の構成や大まかな流れも覚えて、詰まってしまったとしてもすぐにリカバーできるように備えておきましょう。

ネガティブな気持ちを引きずらない

転職活動で受からない回数が増えてしまうと、どうしても気持ちがネガティブになってしまいます。
しかし、転職活動は縁やタイミングなど水物の要素もあります。
できるだけ、毎回気持ちを切り替えて、ネガティブな気持ちを引きずらないようにしましょう。

面接対策をしていても面接に通らない原因って?

面接対策、準備を十分しているのになかなか通らない場合もあるでしょう。
そこで、面接対策をしていても受からない要因を下記の3つの項目に分けて分析していきます。
・応募先企業の求めるスキルや経験と違った
・仕事のスタイルや考え方が合わなかった
・条件にマッチする求職者が先にいた
一つずつ見ていきましょう。

応募先企業の求めるスキルや経験と違った

自分の保有スキルが企業の求めるものと違う場合があります。
あなたのスキルが高い場合でも、応募先の企業でそのスキルを生かせなければ、転職活動において有利になりません。
その場合は、企業研究などをより詳細に深掘りした方がプラスになる可能性があります。

仕事のスタイルや考え方が合わなかった

あなたが持っているスキルや経験が、応募先の企業と合っていたとしても、仕事の進め方や考え方が違う場合があります。例えば、おとなしく控えめなタイプなのに、積極的な人が多い会社を受ける、などがあります。
そのような場合は、スキルが高く、そのスキルがマッチしていたとしても、長く続けられないと判断されて面接に受からない可能性があります。
社風や仕事のスタイルは見えにくい部分ではありますが、調べられる範囲で口コミやSNSの投稿、社員インタビューなどをチェックしておきましょう。

条件にマッチする求職者が先にいた

書類選考の時点では決まっていなかったのに、先に応募していた人の選考が進んだという場合があります。
このような状況であなたが面接に受かるためには、ライバルにあたるほかの求職者より、あなたを採用した方が企業側としてのメリットが大きいと思ってもらう必要があります。
しかし、実際はほかの候補者の選考状況や能力などは分かりません。
だからこそ、書類においても面接においても、応募先の企業に最適なアピールができるような準備をすることが大切です。

面接で受からなくても人格を否定されているわけではない

面接は事前準備次第で、受かる可能性が上がるものですが、その一方で、縁やタイミングによる面も大きいものです。
自分のスキルや人物像だけでなく、企業の都合やほかの応募者の状況などで決まってしまうこともあります。
それは「会社と合わなかった」ということであり「自分がダメだった」というわけではありません。
面接に受からないから人格を否定されたと落ち込むのではなく、それを自己分析や企業研究をする時間に充てたり、自己アピールの内容を磨いたりして、成長の機会と捉えるようにしましょう。

面接に受かるときの面接官の反応例

面接を受けたら、合否が気になりますよね。
そこで、ここでは、面接に合格する場合の面接官の反応例を四つの項目ごとに紹介していきます。
・次の日程の確認があった
・入社後の仕事内容が話題に出た
・面接の雰囲気が穏やかだった
・面接時間がほかの人より長かった
ただし、いずれの例もあくまで目安であり、同じ反応がなくても受かることはあるし、逆に反応があったからといって必ず受かるわけでもありません。
その点に注意して、一つずつ見ていきましょう。

次の日程の確認があった

「〇日の都合はいかがですか?」など、次の日程の確認をされた場合は、その面接は受かった可能性が高いです。 
実際はその場で結果が出ていても、言わないこともあります。そんな中、日程を確認されたり、はっきり「次は〇日に来てください」と言われたりした場合は、合格の可能性が高いといえるでしょう。

入社後の仕事内容が話題に出た

採用担当者があなたを採用した後の様子をイメージしている可能性があります。
具体的な部署名や業務内容が出たり、「入社した場合は」など入社した後の予定の話が出たりする場合があります。
さらに、面接官から自社で働く魅力などをアピールされる場合もあります。その場合は、あなたを採用したい、と思っている可能性が高いでしょう。

面接の雰囲気が穏やかだった

面接官がじっくり話を聞いてくれたり、「うちの社風に合う」と言われたりする場合です。
仕事以外の話題で盛り上がったり、自然な会話が続いたりすると面接官との相性が良かったと思われます。
上記のような場合は、面接官があなたに興味を持っていて、自社に合うと考えている証拠といえるでしょう。

面接時間がほかの人より長かった

面接官があなたに興味を持っている場合や、採用した後のことをイメージして、確認しておきたいことを聞くためにじっくり話をすることになります。
特に、ほかの応募者もいるときは、その人より面接時間が長ければ、よりしっかりと面接の時間を取ってもらえたことになります。

面接に受からなくてしんどいときの対処法

面接でなかなか受からないときはどうしてもしんどいですよね。
そんなときの対処法を、意識して食事・睡眠をしっかり取る、趣味などで気分転換する、転職活動を少し休んでみるの3つに分けて紹介します。
もし、しんどい状況にいるときには参考にしてみてくださいね。
では一つずつ見ていきましょう。

意識して食事・睡眠をしっかり取る

転職活動では体力もたくさん使います。
心がしんどいときに、体力まで失ってはいけません。
栄養・睡眠が足りないと、判断力が鈍ったりして悪循環に陥ってしまいます。
意識して食事と睡眠をしっかり取ることで、メンタルや判断力を良い状態にキープしましょう。

趣味などで気分転換する

転職活動のことで、頭がいっぱいになっているときこそ息抜きも必要です。
リフレッシュして気分を変えましょう。
趣味はもちろん、普段しないことや時間がないとできないことをやってみるなど、自分の心が向くことをやるとよいでしょう。
行ったことのない気になっていたお店に行ってみたり、降りたことのない駅で降りてみたりするのもおすすめですよ。
先述のように、ネガティブな気分を引きずらないことが転職活動をする上では大切です。

転職活動を少し休んでみる

思い切って、転職活動をいったん休んでみるのもよいでしょう。
それが、しんどいと思う気持ちを休ませるきっかけになるかもしれません。
面接になかなか受からないのは、求人数が少ないなど転職活動しにくいタイミングの可能性もあります。
特に、もし在職しながら転職活動をしている場合は、少し休んでみるのも有効的かもしれません。

対策をしても通らないときはやり方を変えてみる

上記を踏まえ、対策をしても受からないときはやり方を変えてみるのも手です。
その具体策として、三つの項目に分けて紹介します。
・応募先企業の選択肢を広げる
・話せる人に相談する
・転職エージェントを活用する
一つずつ見ていきましょう。

応募先企業の選択肢を広げる

自分が希望していた企業とは違う企業も選択肢に入れ、応募の幅を広げてみましょう。
例えば、食品関連の営業職を希望していたけれど、食品関連以外の営業職も探してみるなど、ができます。
業種や職種をベースに応募先を決めるのではなく、自分の強みを生かせることをベースに探すと、予想外の自分に合う仕事が見つかることもあります。

話せる人に相談する

あなたの悩みを話せる人に相談して、客観的な意見をもらいましょう。
面接の練習だけでなく、その手前の企業選びの方針や条件などを相談するのもよいでしょう。
友人や家族など信頼できる人に聞いてみるのもよいですし、キャリアアドバイザーなど専門家を頼るのもおすすめです。

転職エージェントを活用する

転職エージェントは、転職活動全般のサポートを受けられます。
一般的にあなた専属のキャリアアドバイザーが担当者となり、さまざまなアドバイスをしてくれます。
面接が通らない悩みがある場合は、さまざまな面接対策を受けられるので、転職エージェントの活用は現状打破につながるでしょう。

面接対策ならジョバディにお任せ!

ここまで、面接で受からないときの対処法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
中途採用支援のジョバディにはキャリアアドバイザーも複数在籍しています。
一からサポートすることも、あなたが必要とするポイントだけサポートすることも可能です。
言わば、転職サイトと転職エージェントのいいところ取りです。
面接に受からないときの原因を見つけたり、面接の対策、練習などもできたりします。
もちろん、そのほかの面でもサポート・アドバイスが受けられます。
転職活動を考えるあなたには、ジョバディの登録をおすすめします。
ぜひジョバディと一緒に転職成功を目指しましょう!

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