転職エージェントを利用する流れを解説|面談・内定後のプロセスや成功のポイント

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転職エージェントを利用する流れを解説|面談・内定後のプロセスや成功のポイント

「転職エージェントを利用するときの流れがよくわからない」
「うまく活用できるのか不安で一歩踏み出せない……」

転職エージェントへの登録を検討する方の中には、こういった不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

転職エージェントを利用してスムーズに転職を成功させるには、サービスの流れを知っておくことが大切です。

この記事では転職エージェントを利用するときの流れについて詳しく解説していきます。

転職エージェントの流れと利用のポイント
●基本的な流れは、登録、面談の準備、面談(情報の共有、求人紹介)、横暴・選考対策、書類選考・面接、入社手続き、アフターフォロー
●利用のポイントは、複数のエージェントに登録、条件は詳しく伝える、キャリアの棚卸しをしておく、転職希望時期を早めに伝える
●面談でやってはいけないことは、はっきり意思表示しない、うそをつく、職場の不満ばかり話す、ルールを守らない

自分にあった仕事をしっかり検討して納得のいく転職活動にしたい方は、不安を解決してエージェントのサポートを最大限生かせるよう参考にしてくださいね。

転職エージェントを利用する流れ

転職エージェントに登録し、選考や入社するまでの流れは大まかに以下のステップで考えることができます。

ここからはステップごとに詳しく解説していきますので、一つずつ見ていきましょう。

  1. 転職エージェントに登録する
  2. 面談の事前準備を行う
  3. キャリアアドバイザーと面談する
  4. 求人を紹介してもらう
  5. 応募・選考対策を行う
  6. 書類選考・面接を行う
  7. 内定後の入社手続きを行う
  8. 入社後のアフターフォローを受ける

1. 転職エージェントに登録する

まずは転職エージェントに登録するために、申し込みフォームに必要事項を入力し登録を行いましょう。

最近では転職エージェントにはさまざまな種類があり、自分のスキルや希望する業界に強いキャリアアドバイザーがいるサービスを選ぶことが重要になります。

登録後は自分の基本的なプロフィールをはじめ、最終学歴・職務経歴・希望勤務地・希望業種といった事項を入力しておきましょう。

2. 面談の事前準備を行う

登録が完了したら、順次エージェントより連絡が来ますので待ちましょう。

エージェントとの面談を実施するまでに行っておきたい事前準備がありますので、以下を参考にしてあらかじめ回答できるようにしておきましょう。

事前準備しておきたいポイント
・転職の希望条件と希望転職時期
・質問・相談したいこと
・履歴書・職務経歴書の準備
・スキルシート・ポートフォリオの準備
・キャリアプランの整理

履歴書や職務経歴書の内容は、面談前の時点で書ける範囲でOKです。
これまでの経歴を棚卸ししておき、アドバイザーへ経験・スキルを伝えられるようにしておきましょう。

また自分が今後進んでいきたいキャリアプランも、大まかでも答えられるよう準備しましょう。

3. キャリアアドバイザーと面談する

会員登録後は、スケジュールを調整して転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談を行います。

面談は1対1の形式で行い、これまでの経歴や希望の業界、職種、転職に期待することなどを伝えましょう。

遠方に住んでいるなどの理由でオフィスまで足を運ぶのが難しい場合は、電話やオンラインでもOKです。
面談方法は相談に乗ってくれますので、事前にエージェントへ要望を伝えてみましょう。

面接の詳しい流れは以下の通りになりますので、一つずつ詳しく確認していきましょう。
・自己紹介・現状を共有する
・経歴や職歴を伝える
・転職の希望条件を伝える
・転職市場の現状や今後の動向を共有してもらう

自己紹介・現状を共有する

まずはお互いの自己紹介や略歴の紹介を行います。

自分の現在の転職活動状況や求人エントリー状況、選考状況をアドバイザーと共有します。

また、アドバイザーの経歴から自分の希望する業界に強いか、実績があるかどうかを知ることができますのでしっかり聞いておくとよいでしょう。

転職エージェントは、これから「転職の成功」という目標に向かって一緒に進んでいくパートナーとなりますので、隠さず正直に話すことが大切です。

経歴や職歴を伝える

自己紹介の後は、履歴書や職務経歴書をもとに経歴や職歴、現職での仕事内容を詳しく伝えていきます。

得意な仕事や苦手な仕事、長所、短所を伝えるだけではなく、仕事への価値観も伝えて共有するようにしましょう。

客観的な第三者に話を聞いてもらうことで、求職者が自分だけでは気づくことができなかった強みやアピールポイントが浮かび上がるきっかけにもなります。

転職の希望条件を伝える

転職を希望する業界や業種などが明確な場合は、この段階でしっかりと伝えましょう。
まだ明確なビジョンがないという場合は、転職先に求める条件を伝えておくとよいでしょう。

キャリアアドバイザーは転職後にどんなキャリアを歩んでいきたいのか、どんなライフプランを思い描いているのかを一緒に探っていくために協力してくれます。

年収や休日などの条件をストレートに伝え、そこから優先順位を洗い出していきましょう。

転職市場の現状や今後の動向を共有してもらう

求職者のスキルや経歴、希望条件を伝えたら、狙える年収や転職市場での価値をアドバイザーに教えてもらいます。

アドバイザーは豊富な知識と経験を持っていますので、転職市場の現状や今後の動向、転職活動に必要な情報も教えてもらえます。

また随時質問に答えてもらえるので、転職について知りたいことがあればここでしっかりと質問しておき、情報収集をしましょう。

面談の中で今後の進め方や連絡方法の確認もしておくと、次回にスムーズにつなげることができます。

4. 求人を紹介してもらう

面談によって転職目的や希望の職種・業種が明確になったら、転職エージェントが持つ公開・非公開の求人情報の中から条件に合った求人が紹介されます。

エージェントからの紹介以外に、求職者自身で会員専用ページからログインすれば、勤務地・年収・職種など希望条件で求人検索をすることも可能です。

Webで閲覧できる求人はすべての求職者に開示されている情報ですが、転職エージェントでしか知り得ない志望業界の最新動向や求人企業の風土、職場環境などの情報も提供してもらえます。

両方をうまく活用しながら求人を絞り込んだり、気になっている求人があればエージェントに意見を聞いたりするのもよいでしょう。

エージェントから紹介される求人が自分の希望している求人と異なる場合は、どこが違うのかをしっかりフィードバックすると求人紹介の精度が高まります。

5. 応募・選考対策を行う

紹介やWebから興味のある求人が見つかった際は、キャリアアドバイザーに応募したい旨を伝えてから応募に進みます。

求人への応募や選考の前には、応募書類の添削や面接対策などのサービスも無料で受けられますので、積極的に依頼して対策を行いましょう。

6. 書類選考・面接を行う

応募書類は自分で作成する必要がありますが、応募手続きはキャリアアドバイザーが代行してくれます。

また、日程調整や面接後のフォローアップといったところも任せられるので、スケジュール管理がシンプルになるメリットがあります。

面接後に質問し忘れてしまったことの確認や伝えられなかったことを伝言してもらうことも可能ですので、気になることがあればアドバイザーに相談してみましょう。

選考時は、キャリアアドバイザーとこまめに連絡を取ることが大切です。

7. 内定後の入社手続きを行う

書類選考・面接が終了したら、合否の連絡を待ちましょう。
内定通知は転職エージェント経由で届きます。

ここからは希望する企業から内定をもらった後の流れを紹介していきますので、一つずつ詳しく見ていきましょう。

内定通知書と労働条件通知書を確認する

内定通知書と労働条件通知書は転職エージェント経由で届きます。

もういちど雇用条件をしっかりと確認し、問題があればエージェントに問い合わせましょう。
このときの企業への確認や条件の交渉はキャリアアドバイザーが行ってくれますので、結果の報告を待ちます。

内定を承諾・辞退する

転職エージェントを通じて、内定の承諾や辞退を行いましょう。
複数の内定先で迷う場合なども、エージェントへ意見を聞いてみると客観的な意見をもらうことができます。

企業への返事は、特に辞退の際は勝手に連絡せず、転職エージェントに相談することが大切です。

入社手続きを行う

内定承諾をした場合は、転職エージェントから雇用契約の書類が送付されてきます。

再度内容を最終確認し、問題がなければ契約書を締結する運びとなります。

入社日の調整もキャリアアドバイザーが代行してくれるので、在職中であれば現在の状況を合わせて伝えて調整をしてもらいましょう。

退社手続きを行う

入社が正式に決定したら現職の退職手続きを行います。

転職エージェントは入社手続きを代行してくれますが、退職手続きは代行できない点は注意しましょう。

ただし、引き止めなどの困りごとに対するフォローは受けられるため、トラブルがあったら相談してみるとよいでしょう。

8. 入社後のアフターフォローを受ける

転職エージェントによっては、入社した後もアフターフォローとして長期的なキャリアアップ支援を受けられる場合があります。

入社後の雇用条件への不満や、キャリアに関する不安がある場合は継続して相談してみるとよいでしょう。

転職エージェントの利用を成功させるためのポイント

ここからは転職エージェントの利用を成功させるためのポイントを解説していきます。

利用の流れと合わせて、活用のポイントも知っておくと転職を成功させやすくなりますので確認しておきましょう。

・複数の転職エージェントに登録しておく
・条件はできるだけ詳しく伝える
・キャリアの棚卸しをしておく
・転職希望時期を早めに伝える

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

複数の転職エージェントに登録しておく

転職エージェントは総合型と専門特化型の2種類に大きく分けられます。

総合型の特徴は、さまざまな業界の求人情報がそろっていて豊富な求人数があることです。
また未経験歓迎の求人も多く、希望する業界を検討中の場合やキャリアチェンジを考えている場合に向いています。

専門特化型の特徴は、特定の業界・業種に特化していることです。
総合型と比べると全体の求人数は少ない傾向にありますが、希望する業界・業種が絞り込まれている場合は、より専門的なアドバイスや対策を受けられるのがメリットとなります。

このように、エージェントが取り扱う求人はサービスによって大きく異なりますので、複数社を掛け持ちするとチャンスを広げられます。

転職エージェントは登録だけでもOKですので、種類の異なるサービス2~3社に登録しておくとよいでしょう。

条件はできるだけ詳しく伝える

より希望に合った転職先を紹介してもらうには、転職先に求める仕事内容や条件などを最初の面談時に詳しく伝えることが大切です。

転職はその後の生き方にも関わる部分ですので、将来のキャリアプランだけでなく人生全体を含めたライフプランにまで踏み込んで相談できるとよいでしょう。

そのためにも、エージェントとの面談では恥ずかしいことや言いづらいことも、隠さずに正直に話すようにしましょう。

面談前にはあらかじめ希望条件に優先順位をつけておくをスムーズに絞り込むことができます。

キャリアの棚卸しをしておく

経験やスキルを明確に伝えれば伝えるほど、キャリアアドバイザーは求職者の人物像を理解することができ、適職を紹介してくれる可能性が高まります。

キャリアの棚卸しをするときは、「出してきた成果・結果」だけを見るのではなく「業務の過程」で気をつけてきたことや配慮してきたことなどに注目して整理しましょう。

自分では取るに足らないと考えていることが、エージェントをはじめとして第三者にとって強みに映ることもあります。

転職希望時期を早めに伝える

転職希望時期が早いほど、転職への本気度が伝わり優先的に求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。

求人は3カ月を目安に入れ替わるので、それくらいをめどに転職したい旨を伝えるとよいでしょう。

転職エージェントとの面談でやってはいけないこと

ここからは転職エージェントとの面接でやってはいけないことを紹介していきます。

面談で準備しておくべきことと併せて確認しておき、面談を気持ちよく進められるように心がけましょう。

面談でやってはいけないことは以下のようなものがあります。
・はっきりと意思表示しない
・うそをつく
・職場の不満ばかりを話す
・ルールを守らない

一つずつ詳しく見ていきましょう。

はっきりと意思表示しない

せっかく紹介してもらったからと、「条件に合わない」「志望しない」などの意思表示をしないことはNGです。

エージェントに遠慮をして自分の希望する転職先を選べないのでは、転職エージェントを利用する意味がありません。

自分の希望に合った求人であるかをじっくりと検討し、魅力を感じられないようであればはっきりと断ることが重要です。

なぜ志望しないのかの理由をはっきり伝えれば、エージェントも条件を修正してくれますので、より自分と相性のよい求人を紹介してもらいやすくなります。

うそをつく

キャリアアドバイザーは、ヒアリング内容から求職者の人物像を見極めた上で求人を紹介するため、取り繕った内容を伝えるとミスマッチが起こりやすくなってしまいます。

苦手なことやこれまでの経験上うまくいかなかったことなどは、話しづらさや恥ずかしさを感じるかもしれませんが、エージェントに対しては包み隠さず共有しましょう。

特に経歴についてのうそは大問題になりますので厳禁です。

職場の不満ばかりを話す

不平不満ばかりを話す人は、他責思考と判断されることにもなりますので注意しましょう。

キャリアアドバイザーは、前向きな姿勢で転職に取り組んでいる人に求人を紹介したいと考えています。
転職を考えるきっかけに職場の不満があるケースは多いのですが、成り行きを話すうちに愚痴ばかりになってしまったということは避けるようにしましょう。

不満だった点は客観的に伝えることを意識して、愚痴にならないように注意してください。

マイナスな言葉をポジティブに言い換えると前向きな転職理由にすることができますので、以下の言い換え方も参考にしてみてください。

マイナス:「人間関係が嫌だった」
言い換え:「チームで協力して仕事を進めたい」「意思疎通を取って連携して働きたい」など

マイナス:「残業が多すぎてつらい」
言い換え:「効率的に働いてより成果を上げていきたい」「メリハリを持って業務に取り組み成長したい」など

マイナス:「給与が安すぎた」
言い換え:「成果や実力を正当に評価してくれる環境で働きたい」「自分の成果を実感しながらもっと力を発揮したい」など

ルールを守らない

エージェントとの面談時間に遅刻する、サポート外のサービスを要求するなどはやめましょう。

面談時間に遅れることは、社会人としての基本的なマナーを疑われるのはもちろん、エージェントの心証もよくありません。

やむを得ない事情で遅れるときは必ず連絡をして、繰り返さないことが大事です。

エージェントに対して、他エージェントと進めている内容を相談する、プライベートな関わりを求めるといったことも避けましょう。

仕事面でも基本的なルールを守れないと判断されてしまえば、エージェントも求人を紹介することに不安を感じ、よい求人を紹介しづらくなります。

転職エージェントのよくある質問

ここからは、転職エージェント利用の流れと一緒に押さえておきたいよくある質問について解説していきます。

よくある質問は以下の4点が挙げられます
・料金はかかる?
・絶対に転職しなければいけない?
・地方在住でも利用できる?
・夜間や休日でも相談できる?

一つずつ詳しく見ていきましょう。

料金はかかる?

多くの転職エージェントのサービスは基本的に無料で利用できます。

転職エージェントは顧客企業に人材を紹介し、成功報酬として利益を得るビジネススタイルとなっているので、求職者側は無料で利用できるのです。

転職エージェントは書類の添削や面接対策、キャリアに関する相談、入社時の交渉などもすべて無料ですので、転職に関わる一通りを専任の担当者にサポートしてもらえます。

サービスによっては、転職後のキャリア相談も対応してくれるエージェントもありますので、自分が求めるサポートが受けられるかどうかも参考にしましょう。

絶対に転職しなければいけない?

転職エージェントで求人情報を紹介してもらったからといって、必ずどれかに決めなくてはいけないわけではありません。

また、すぐに転職する予定がない方やキャリア相談だけをしたい方が利用することも可能です。

ただし提供サービスとのミスマッチを防ぐために、面談の際は「よい転職先が見つかればすぐにでも動きたいと考えている」など、明確な転職時期を決めていないことをあらかじめ伝えておきましょう。

転職するかしないかは完全に利用者の自由になりますので、安心してまずは面談を受けてみるのもおすすめです。

地方在住でも利用できる?

転職エージェントによって異なりますが、全国各地に求人を持っているエージェントであれば、地方在住でも利用は可能です。

面談はオンラインや電話で対応することも可能なので、オフィスに足を運ぶことができない方でも問題ありません。

ただし、中には地域を限定してサービスを提供しているエージェントもあるため、転職エージェントごとの特色や地域はしっかりと確認しましょう。

人材大手のキャムコムグループが提供するジョバディは、日本全国47都道府県に求人があるので、各地方の求人をご紹介することが可能です!

夜間や休日でも相談できる?

在職中に転職活動をする方が多いため、夜間や休日でも相談を受け付けている転職エージェントは多くあります。

休日や夜間の対応を希望する場合は、登録後にキャリアアドバイザーから連絡を受けた時点でしっかりと伝えておくと対応してもらえるケースがほとんどです。

流れを理解して転職エージェントを存分に活用しよう!

転職エージェントを利用するときの流れを理解していれば、しっかりと準備をしてから面談や手続きに臨めます。

本記事の内容を踏まえて、エージェントとの面談をスムーズに進めるためのヒントにしてみてくださいね。

また、すでに解説したように転職エージェントサービスは複数登録しておくことが重要です!

どのエージェントにしようか考えている方や、すでにエージェントに登録をしているという方も、ジョバディの転職エージェントへの登録をしてみてはいかがでしょうか。

ジョバディの転職エージェントは、自分に必要なサポートだけを選べるので、複数エージェントからの情報収集に役立てるだけでなく、足りないところのアドバイスをもらうといった利用ができるのがうれしいポイントです。

ジョバディのメリットには以下のようなものがあります。
・便利な検索機能とキャリアアドバイザーからの専門的なサポートが両方利用できる
・客観的な視点から自分の強みやスキルを見つけてくれる
・転職した後のキャリアビジョンまで踏まえて方向性を探してくれる
・すべてのサービスが無料で受けられる
・自分に必要なサポートだけを利用してOK!

ほかにも、複数の内定から選ぶときに意見を聞けたり、退職手続きのアドバイスをもらえたりと幅広くサポートしてもらえるので、転職活動全体をしっかりとサポートしてくれます。

転職活動の不安を解消して納得できる転職活動を、ジョバディのキャリアアドバイザーと一緒に考えてみてはいかがでしょうか?

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